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ホテル ライカム (Hotel Rycom)のクチコミ
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個人的には沖縄で最も魅力的なホテル。
明らかに米国人対象に作られた宿泊施設だが、現在は主に連れ込み宿用途や長期滞在に利用されているようだ。各部屋にエロ本、それもヘアヌード解禁以前の合法ビニ本や実話という名の創作で固められたカストリ雑誌が置かれている。
枕元にはティッシュの箱と、盗難防止のロックのかかった録音可能なモノラルラジカセ装備。しかしながらラブホテルにしては壁が薄く、隣室のさして大きくない話し声も漏れ聞こえてくる。
個別空調。ただし古い建物なのでタバコ臭が染み付いており、匂いに敏感な人にはかなり厳しいだろう。
冷蔵庫あり。ウエルカムドリンクと思われる缶飲料2本と水の入ったペットボトルが入っていた。水のボトルは開封されていたので、中身はおそらく水道水だろう。確認はしなかったが缶飲料の賞味期限も切れているかもしれない。
シャンプーその他はなく固形せっけんのみ。8フィート×5フィートの広大なバスルームは典型的な復帰前様式のタイル張り浴槽。お約束の黄色いタオルが沖縄らしさを感じさせる。
ダブルベッドの二人部屋だが、アメリカ式のルームチャージ制で、一人でも二人でも一室35ドル。月貸しもやっており、確認した限りでは2~3名は滞在者がいるようだった。
TVだけはデジタル化にあわせて新調されているが、それ以外は完全に30年以上前で時間が止まっている。
一階の左側は経営者の住居となっているようで、オーナーと思しき高齢の老婦人がフロント奥の自室でほぼ常時仮眠している。電話による予約は可能かと思うが、あまりあてにならないというかそもそもそういう種類の宿ではないのだろう。徒歩圏内にはほとんど店もなく交通の面でも不便な場所だが、好事家にとっては堪らないタイムカプセルのような空間である。
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