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山乃尾のクチコミ

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  • 全てが本物の料理旅館

    4.5旅行時期:2020/10 (約4年前)

    芦花

    芦花さん(男性)

    金沢のクチコミ:1件

    Gotoトラベルで選んだのは金沢&和倉温泉。そして金沢に泊まるなら浅田屋か山乃尾か金城楼か、と考えましたが、さすがに浅田屋は予算オーバーということで、金城楼と比較した結果、こちら東茶屋町を見下ろす山乃尾さん選択しました。それにしても全てがホンモノ。このケチってない感は完璧で、なかなか出会えない料理旅館でした。

    しかも「外人いない」「あり得ない割引率」ということで、Gotoトラベルさまさまでした。

    ■料理・味
    2名で1泊2食の宿泊料金は63,354円(28,000円の割引)。しかもクーポン券14,000円と国が大盤振る舞いなので、宿で消費したお酒などもずべてカバーして、余った分は街のお土産屋などで「当日中に限り」利用できます。

    夕食は、かなりのボリュームで、高級食材と北陸の旬のものをふんだんに使った豪華な和食。

    ○先:松茸
    最初に登場したのは巨大なカサの松茸をもち米と合わせてあげたもの。こんなに大きな松茸は初めて。

    ○日本酒
    手取川の大吟醸あらばしり(1合1,500円)。しぼりたての大吟醸を一切熱処理しない「本生酒」。ふくよかな香りと上品な味わいに大変気に入り、東茶屋町の地酒専門店でお土産として購入(2,000円、ここはクーポン使えず)。それにしても日本酒はワインと比べると申し訳ないぐらい安い。こちらは生酒なので要冷蔵ですが常温タイムが24時間以内なら品質保持可能とのことでした。

    ○椀:白子焼きと蕪すり流し
    秋から出始めの白子です。ほのかに香る柑橘とともに、うっすらと出汁を感じる超薄味が、白子の濃厚な旨味を犠牲にしていません。ざらっとしたカブラの食感とともにこのねっとり感を味わいます。

    ○造:ブリ・甘海老・バイ貝
    北陸では10月というと、この3品にプラス、アオリイカが旬らしい。次の宿(松乃碧)でも立ち寄った寿司屋(幸兵衛)でも同じネタでした。

    中居さんによると10月から底引網解禁、11月からご存知蟹解禁とのことで、10月から美味しい魚が揚がりやすいそうです。

    ブリは、いわゆるブリトロの部位(お腹)ですが、やはりマグロよりもブリの方が上品と言ったら良いのか、これも程よい脂が癖になりそうです。

    ○揚:蓮根おやき
    粘りのある名物の加賀蓮根のおやきに、たっぷりの海胆とセットで味わいます。両方合わさるとまさに至高の瞬間。

    ○焼:カマス
    こちらも秋を代表する旬の魚、かます。身が相当太いカマスでなかなかみたことありません。

    ○肴:秋の酒肴
    酒の肴として、チーズムース、栗、銀杏、くるみのせ胡麻豆腐、子持ち鮎の甘露煮など、秋の装いで目を楽しませてくれます。

    ○温:きのこと和牛のすき焼き
    料理人の方が直接キノコ満載(松茸、舞茸、ヒラ茸など)の上に牛肉を乗せてそのまま卓に供されます。

    ○飯:しらす
    しらすがたっぷりの土鍋ご飯に無制限のいくら(中居さんは筋子と言ってましたが)をかけて食べるのですが、この時点で満腹状態で、1杯しか食べられず。

    最後に果物で締め。

    ○朝食
    カレイの味噌漬、金沢ならではの治部煮(合鴨と加賀麩など)、湯豆腐をメインに漬物や出汁巻き卵、アジのなめろうなど。どれも上品な味で炊き立ての白いご飯と食べます。甘海老の粉のふりかけがみたことない。ご飯にかけて食べるとちょっとエビの香りが強すぎますので、最後にちょとかけて食べるぐらいでちょうど良いかもしれません。

    ○お抹茶とお菓子
    チェックインでお部屋に通されますと、最初の和菓子とお抹茶登場。和菓子は上生菓子でお茶をやってる妻によると金沢でも超有名な「吉はし」(クーポン券使えず)お菓子で予約でないと食べられないらしいシロモノ。

    確かにこの上品で程よい食感と甘さの和菓子は、お茶で食べる和菓子(少ない経験上あまり美味しくない)としてはピュアに美味しい上生菓子。上生菓子でなければ予約なしで買えるのでこれも東茶屋町にあるお店でお土産に買って帰りました。

    ■サービス
    サービスの方は、あまり熱心ではないイメージですが別に不快なわけではない。でしゃばらずに出来るだけ黒子に徹する感じ。むしろあまりかまって欲しくない人にはちょうど良い接客なのかもしれません。

    ただ、中居さんたちの佇まいはさすが。上品な所作で作法も心得ているのでしょうか。着物もバッチリ決まっていて見ているだけで素敵な感じです。

    ■雰囲気
    離れが宿泊棟(たった4軒のみ)になっていて、本館と呼ばれる大きな建物が食事棟。とにかく宿泊棟の建物が全てホンモノ。


    建具から水回りから、桂離宮やどっかの文化遺産の和風建築みたいでこれでもかとばかりにお金かかってます。

    網代を使った天井に、桜などの遊びを取り入れた柱。お風呂は総檜風呂で檜の香りプンプン。

    なんといっても素晴らしいのは化粧室。この狭い空間に日本の職人の技オンパレード的空間。部屋自体は「水仙」という部屋で安い方で高級宿にしては狭いんですが、まあ、贅を尽くしたこの建築だけで泊まる価値あり、という感じです。

  • お茶街を見下ろす高級料理旅館

    4.5旅行時期:2019/02 (約5年前)

    ぴーぴーぴー

    ぴーぴーぴーさん(男性)

    金沢のクチコミ:41件

    お料理と女将さんや仲居さんのサービス、風情ある茶屋街を見下ろす立地など、満足できたました。やはり高級料理旅館なので夕食、朝食ともお食事はすばらしかったです。またお茶屋街にも歩いてすぐいけ、観光にも便利でした。

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