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さざえ荘のクチコミ
2件-
弓ヶ浜海水浴場から徒歩30秒!!とても立地が良い。
部屋も一般的な民宿のイメージ通りで、居心地は良かった。
お風呂だけが、もう少し使用中や利用可などのボード等があると誰もが気を揉まずに使用できると感じた。
宿としてはとてもよく、来年以降も機会があれば利用したい。 -
高校生の娘と二人で2009年の秋(10月)に伊豆半島を旅し、弓ヶ浜に行きました。
龍宮窟に行きたかったのですが、伊豆の南端にたどり着くまでに観光の寄り道をしたために龍宮窟に着いたのが夕暮れになってしまいました。
また、雨も降り始めたので泊まることにして「宿泊案内」と書かれた小さな看板のあった酒屋に入ると奥からご主人が出てきて
「あー?」
というので
「外の張り紙を見たんですが、宿泊案内っていう・・・」
と告げたところ、ジロリと見るや電話を取り、無言のままダイヤルを回し、しばしの沈黙。
「ああ。○○商店だけど、おとな二人・・・家族だね、女ふたりだよ、うん、はい、あ、よろしく・・・」
と用件だけ告げて電話を切り、こちらを向くと初めてわたしに言葉をかけてくれました。
「ここね、サザエソウっていうから、これ、電話番号・・・」
と、そこらへんにあった紙に電話番号と簡単な地図を書いてくれて、
「行けばわかるから」
と言われました。
まだそこに泊まるとも何とも言ってないのに、店に入り
「外の宿の案内という張り紙を見て寄ったのですが」
と言っただけで予約完了。
このザックリさ加減に驚いて宿に向かうと夕方5時ごろに到着しました。
「ああ、待ってました、いらっしゃいませ。駐車場はね、となりの空き地に・・・
お風呂どうします?、まだ用意してないので・・・○時には入れるようにしますけど・・・
(7時、と言われたような記憶が・・・)
ああ、銭湯? 渚の湯に行くの? そうですか、じゃあ・・・内風呂にも入れますから。
ゴハンは6時ですから、いまちょっと忙しいので・・・」
と、言うような調子でチェックインらしいチェックインもなく部屋に通され、荷物を置いて近所の銭湯に出かけ、戻ってきたら夕食でした。
ホームページを見たら、素泊まりだと一人4000円~なんですね。
道中の張り紙を見て入った商店のオヤジさんが、オートマチックで予約してくれたプランは一泊二食付だったようで豪華な夕食が出てきました。
衝撃のトントン拍子!
こういう経験をしてみたいものだと願ってもできるものではないので、未だに話のタネになる良い思い出です。
夕食が豪華だと言ってもシティーホテルや一流観光ホテルの豪華さとは別物で、
「こういう夕食が自宅で出てきたら、相当豪華だ」
という意味の豪華です。
そして、その味が素晴らしい。
盛り付けは庶民的で、家庭的で、しゃれてもいないのですが、味に関しては料理屋に引けをとらない料理で、割烹料理と比べたら庶民的な味付けかな、という味でした。
こういう味付けが好きな方にはご馳走だと思います。
なにより刺身が素晴らしかった!
このボリュームで、この品数で、この値段なら申し分ないな、と思いました。
熟年のご夫妻(60代後半か70代前半ぐらい)が泊まっており、他に泊り客が無いのか、他の泊り客は素泊まりだったのか、このご夫妻と歓談しながら夕食を戴きました。
ご夫妻の話だと、
「今夜のメニューに出てきた伊勢海老のネーズ焼きよりも、塩焼きや刺身の方が美味しい」
とのことでした。
伊勢海老が一匹、ひとり分のお膳に出てきます。
だからネーズ焼きも半身二個付きます。
どうやらこの伊勢海老が、日によってネーズ焼きになったり刺身になったり塩焼きになったりするみたいです。
それから、宿の名前が「さざえ荘」というタイトルの通り、サザエのつぼ焼きがデフォルトで2個付いてきました。
伊勢海老とサザエが付いていることも嬉しかったのですが、とにかく刺身のうまさに感激しました。
あとで知ったことですが、宿の隣にあるレストラン(食堂)は、伊勢海老ラーメンという名物料理を出す名物店で、その食堂のメニューも豊富で味が良いことで評判の店らしいです。
その食堂で出てくる料理と大体同じ料理が、別料金で夕食につけてもらうことができるみたいです。
そのオプション料理の数は、そこらへんの居酒屋よりも豊富でした。
刺身の盛り合わせや、朝食に出てくる鰺のヒラキなど、写真で見ると平凡なのですが、通が唸る味です。
同席の熟年ご夫妻は船釣りの定宿にご利用されている様子でした。
次回の予約は直接電話をしてお願いすれば良いとのことでした。
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