2017/08/25 - 2017/08/31
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みけねこさん
僕(みけねこ)と,妻と,クンクン(娘)三名の隊員による夏休み冒険旅行の記録です。今回は,遙か彼方への旅へ!
1日目 [8/25金] 16:25 ガンダム成田を発つ!ところが何故か午前中にカルガリー到着。
2日目 [8/26土] カナディアンロッキー終日観光+グレイシャースカイウォーク付
3日目 [8/27日] モレインレイクとヨーホー国立公園観光
4日目 [8/28月] カルガリー空港からトロント空港へ。一日がかりの大移動なのだ。
5日目 [8/29火] ナイアガラの滝とナイアガラオンザレイク終日観光
6日目 [8/30水] 14:00 トロント空港発。14時間のフライトのはずが・・・
7日目 [8/31木] 翌日夕刻になってやっとこ帰国。タイムスリップ再び?
本文は,昨年の初ブログ「ケアンズ家族旅行2016年夏!みけねコアラ隊」(http://4travel.jp/travelogue/11165335)に続く第二弾です。
一昨年までは,自分のホームページで,みけねこパルテノン隊,みけねこChina隊,みけねこパラオ隊,みけねこモルディブ隊と,歴史・文化・政治など事細かに調べ,数ヶ月がかりで旅行記を書き綴っていましたが,数年間で100アクセスが精一杯。自分自身の記録だからと強がっていても,やっぱ意欲なくなりますよね~。ところが,でっかい写真と文章少々の(お手軽)ケアンズ旅行記が,1年間でホイホイ1万アクセス超ですぞ(これだって,他の人のブログと比べて全然多い方じゃない)。
と,いうワケで,またまた失礼・・・ここにお邪魔いたしますね。
第2章では,8/26。オプショナルツアー(カナディアンロッキー終日観光+グレイシャースカイウォーク付)前編の冒険です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 近畿日本ツーリスト
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6:30 起床。本日の予定では,8:20にロビーで待っていると,勝手にロッキー(エイドリアァ~ン)まで連れて行ってくれるとか。そうだ。空は・・・晴天だ。良かった。遙かカナダまでやって来て,タイフーンやらハリケーンやら雨やらでは,大ショックですからね。とは言え,雨にけぶるロッキーもなかなか風情があるのかも知れない。
7:00 ロビー隣にある一階レストラン(Wildfire Grill)へ。今回も外回りで坂を下りて向かったが,「山ねずみロッキーチャック(ホントはリス)だっ!」坂に大きな薄茶色のリスが。カメラを向けたが,逃げ足が早すぎ断念。話によると,カナダのリスは人慣れしていて,指に噛みつくほど人間が大好きらしいのだがおかしいなぁ?ただし,リスは狂犬病を持っているので,ご注意。インズ オブ バンフ ホテル
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レストランは,7時チョイにもかかわらず,ぐはっ!メチャ混み。入口でしばらく待って(でも,我々以外待っている人がいないのは不思議),従業員さんをつかまえようとしたが,皆,リスみたいにスルスル逃げちゃって難しい。やっとこ捕獲した結果は,(1)満席である(そんなの分かっている)。(2)空くのに30分はかかるであろう。(3)ポリエチレンの使い捨てトレーがある。でも部屋で食べちゃダメ(じゃ,どこで食べればいいのでしょうか?)。・・・という結果であった。結局,バイキングなので,パンやベーコンを適当にトレーに載せた。
インズ オブ バンフ ホテル
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ナイフとフォークは(従業員さんが捕まらないので)借りられず。仕方なく,部屋にトレーを持って帰って,リスみたいに手づかみでムサムサ食べた。まあ,こんなのも海外での醍醐味というやつなのである。
なお,みけねこはネコ語(得意)と日本語(カタコト)しか解さないため,折衝担当は駅前留学中の妻とクンクンなのだ。インズ オブ バンフ ホテル
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8:20 ロビーには,バンフガイドサービスの三人目のオネーサンが待っており,そして,おなじみトラック風バスに乗って出発!
ホテル回りは,「インズオブバンフ」ホテルが始発らしく,あちこちの高級ホテルに寄て乗客を集めながら,国道1号線「トランスカナダハイウェイ」へと向かう。ここアルバータ州のバンフ市は,そもそもバンフ国立公園内であり,カスケード山をはじめ,山が足りなくて困ちゃうということはまったくない。
「右手をご覧ください。標高◯万メートル。おさびし山(忘れた)でございます。左手をご覧ください。高いテンガン山(違ったかな)でございます・・・」富士山ごときなど,布団をかぶって押し入れに隠れちゃうような山々が次から次へとバスの窓を通り過ぎる。 -
8:50 「キャッスルマウンテン」。標高2,766メートル,高速を走るバスの車内からの車窓観光であるが,本オプショナルツアー最初の有名スポットだ。
キャッスルマウンテンの名前の由来は,もちろんヨーロッパの古城(ジェームズ・ヘクターが故郷のエジンバラ城にクリソツだっぺと言って名付けた)の佇まいに似ていることから。歴史の浅いカナダにある唯一の城だ。一時期,アメリカ大統領アイゼンハワーがカナダを訪問した時,ご機嫌取りのため「マウント・アイゼンハワー」と改名されていた時期があったが,後にいくらなんでもそりゃないぜという反対で元のキャッスルマウンテンの名に戻された。キャッスル山 山・渓谷
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この橋はアニマル・オーバー・パス。野生動物の生活圏を高速道路が分断してしまったことから,動物の交通事故を防ぐために作られた動物専用の橋。以前は,アニマル・アンダー・パス(地下道)を作ったが,動物たちがイヤがって反対運動を行ったため,仕方なく橋にしたそうである。
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9:10 高速道路(トランスカナダハイウェイ)を左に折れ,レイク・ルイーズ・ドライブへと入る。レイク・ルイーズは一大有名観光地であるため,結構車がいますね。
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9:16 レイク・ルイーズの第三駐車場にバスを止め,森の道を歩いて行く。このドキドキ感がなんとも言えぬ。
ルイーズ湖 滝・河川・湖
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すぐに,景色はぱっと広がる。右手の大きな(ここからの角度ではそう見えませんが)お城のような建物が,フェアモント シャトー レイク ルイーズ。御貴族御用達ホテルとして有名だ。そして,左手が・・・
ルイーズ湖 滝・河川・湖
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なんだろ?ほのぼのした感じだ。そう・・・ほのぼのとしたレイク。ほのぼのローンほのぼのレイク・・・とは関係なし。
ルイーズ湖 滝・河川・湖
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「レイク・ルイーズ」。カナディアンロッキーの宝石とも呼ばれる。測量技師のトーマス・ウィルソンが,雷のような音を聞き,先住民のストーニー族のガイドに聞いたところ,「小さな魚の湖からでしょう」とここに案内してくれたと云う。それは氷河が崩れ落ちる音だった。ウィルソンは,湖面の色が美しいグリーンだったので,エメラルドレイクと名付けた。本人としては,とっておき。大満足の命名だったのだが,当局は,ビクトリア女王の第4王女であるルイーズ王女(ルイーズ・キャロライン・アルバータ。カナダ総督アーガイル公爵ジョン・キャンベルに嫁ぐ。アルバータ州の由来ともなった)の名前に改名してしまったのである。
下調べでは,ここは悪魔のように大混雑。出来るだけ朝早く訪れるようにとのこと(朝焼けの湖面がまた美しいそうだ)で,みけねこは,山手線のラッシュアワーくらいギューギューしながら湖畔を歩くのかな~と想像していたが・・・そうでもない。
確かに回りに観光客はいるのだが・・・凜とした。清浄で静寂な佇まいに息を飲む。
トーマス・ウィルソンは言った。「神よ。私はこれを超える美しい景色を見たことはない」たぶん,この場所だったのだろうかと思う。ルイーズ湖 滝・河川・湖
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ついでに,カメラでズームイン朝!せっかく,このカナダ旅行のために光学30倍のカメラを買ったのじゃ。よしっ!一個前の写真ド真ん中,水平線のあたり。
手持ちだし,さすがに手ブレだが・・・なんて楽しそう。
9:50 バスに戻り,レイクルイーズを後にする。国道1号線「トランス・カナダ・ハイウェイ」に戻って,すぐに93号線「アイスフィールド・ハイウェイ」に分かれ,バスは北上す。ルイーズ湖 滝・河川・湖
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そろそろ集合の時間だ。バスに戻りながら,もう一度振り返る。
9:50 レイクルイーズを後にする。国道1号線「トランス・カナダ・ハイウェイ」に戻って,すぐに93号線「アイスフィールド・ハイウェイ」に分かれ,バスは北上す。ルイーズ湖 滝・河川・湖
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10:20 道路左側の駐車スペースにバスは止まり,5分程の時間(写真タイム)をいただいた。画面左上がクロウフッド氷河。その名のとおり,カラスの足の形をしていることから,そう名付けられた。「嘘やねん。三本やないし,カラスの足は白くないねん」と思われたでしょうが,地球温暖化の影響で,一番下の足は溶けちゃったのである。
ちなみに,三本足が健在であった当時の写真を貼り付けておいたので,確認されたい。でも,貼り付けた下のクロウフッド山が隠れてしまった。 -
望遠してみた。そもそも氷河というものは青っぽいというのは世界の常識だが,この氷河は特に青っぽいことで有名だ。氷河の厚さはここからだと2センチくらいに(皆さんには)見えるかもしれないが,50メートルあるそうだ。
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10:28 再びアイスフィールド・パークウェイを走り出してすぐの場所。バスの車窓よりパチリだ。本日は晴天かつ風がないという最高の条件なので,この写真が撮れた。
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10:30 すぐ左折。あっという間にどこかの駐車場へ...ここどこ?
突き当たりに赤い屋根の建物が見えるが,ホテル「ナム・タイ・ジャ ロッジ」である。公園内で唯一の私有地として知られる。
1898年。初めてボウレイクを見たガイドのジミー・シンプソンは,余りの美しさに「いつかここに住みたい」と決意した。その望みは25年後に実現し,最初に建てた山小屋は,雪の季節は閉鎖される季節限定のロッジ(ホテル)となって,今に至るのである。ボウ湖 滝・河川・湖
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バスを降りて,小道をトコトコあるく。この先がボウレイクだ。
実は,クロウフッド氷河が流れ出していたのもボウレイク。ずっとボウレイクの湖畔をバスは走っていたのである。
氷河から溶け出した水が集まったボウレイクから発するボウ川はバンフの市内を通り,遙か遠くハドソン湾まで流れていくのである。ボウ湖 滝・河川・湖
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湖面(南方向)は鏡のようだ。ジミー・シンプソンが見て,生涯の地と決意したのは,この場所に違いない。
ボウ湖 滝・河川・湖
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湖畔を右に向かって少し歩いて行ったところ。小さな橋があった。
ボウ湖 滝・河川・湖
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この橋の下はどうなっていのじゃと気になる方多数だと思われる(こちら側を撮る人はあまりいないでしょう)ので,橋の上から来た方向を振り返って。
小川が流れている。ボウ湖 滝・河川・湖
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今度はクルリと回って,本来撮るべき方向(西方向)を撮る。ため息しか出ませんな。
10:50 ボウレイクを後にし,アイスフィールド・パークウェイをさらに北上す。ボウ湖 滝・河川・湖
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11:00 アイスフィールド・パークウェイから左に折れ,やがて大きな駐車場へ。
ペイトー湖 滝・河川・湖
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ここは,バスや障害者の駐車場らしい。一般車用は少し歩く駐車場が下にあるみたい。この案内版の右の小道を進む。
ペイトー湖 滝・河川・湖
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5分ほどでベイトーレイクを望む木の展望台へ。あんまり大きい展望台ではないので,混雑してるなぁ。
ペイトー湖 滝・河川・湖
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これがベイトーレイク。上から全景を見渡せることで人気のスポットだ
。湖の色は,季節や時間帯によって変化するらしい。この季節,この時間帯はコバルトブルーとでも表現すべきだろうか。
湖の色があるのは,氷河が岩を削り,その岩の欠片が光を反射するためである。ベイトーレイクを作ったベイトー氷河は,たっぷり岩を削ったのであろう。
さて。次はお昼である。みけねこのカンだと,アイスフィールドセンター2階のレストランで中華ビッフェだと思う。ペイトー湖 滝・河川・湖
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11:44 ・・・と,カンは大外れ。ジャスパー国立公園に入る少し手前。アイスフィールド・パークウェイの右側のドライブインの駐車場みたいなところにバスは止まった。
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こちらの建物。Mt Wilson Restaurantへ。となると,その後ろにそびえ立つ山がウィルソン山なのだろう。みけねこの推理によれば,たぶん。
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嗚呼。ノドが乾いた。カナダでは汗をかかない。それはみけねこが女優だから・・・じゃなくて,メチャクチャ乾燥しているからである。汗をかく間もなく蒸発しちゃうのだ。ジュースだ!ジュースが飲みたい。それもジュワジュワ炭酸のやつ。7up(ソフトドリンク無料)があったので,コップ三杯(ついでに珈琲一杯も)もグビグビ飲んじゃったのである。なお,どこに行ってもソフトドリンクにカナダ・ドライががあった。やっぱ,カナダだからなのかな。
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ビッフェだったので,こんな感じにて軽くね。普通に美味しかった。カナダってその国独特の料理というものが(メイプルシロップを除いて)ないが,それがかえってなじみやすい。
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只今の位置はこちら。ちなみに時計っぽいが,時計じゃありませんぞ。
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早めに食べ終わって,外に出る。集合時間は12:45なので,それまで駐車場でのんびりすっか。
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13:05 日本に帰って,写真を見ていくと,何の変哲もないこの岩壁を4枚も撮っていた。ウーム,何か理由があるに違いないとしばらく記憶を探ってみると,認知症気味の脳味噌から,お味噌か何かがジワジワと染み出してきた。
「ここがすすり泣く壁です」とガイドさん。そして,みけねこはすすり泣きながら夢中でシャッターを切っていたんでしたっけ。
まあね。雪解け水とか,雨の降った後とか,この岩肌を水がジワジワと染み出して流れ落ちるらしいのですが,なにせ,この時。夏も終わりのピーカンでしたため,涙も涸れ果ててしまっていたのであった。すすり泣く壁 山・渓谷
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13:10 「順調に進んでいますので,写真を撮る時間だけバスを駐めまーす」とガイドさん。
この景色は,氷河が作ったU字谷。地質大好きの方には垂涎の景色であろう。ついでに言えば,あの下のまっすぐ伸びる道路がさっき通ってきたアイスフィールド・パークウェイなのである。
ちょっと駐車スペースがあるだけで,何の標識もない場所だが,この場所はサンワプタ峠と云う。サンワプタ峠 山・渓谷
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こちら,カナダ地質学友の会の方々・・・かな?近年のカメラの傾向を如実に表している。超重量一眼レフかスマホかという。みけねこのようなコンデジ派は,絶滅危惧種のレッドリストなのである。
続けたいところだが,長くなってきたので,そろそろ改ページといこう。次は,いよいよ氷河へ!初めての氷河・・・いや,キグナス氷河なら知ってる。
次回,「みけねこ遙かカナダ隊」第三章 ダイヤモンドダスト編へと続く。君は小宇宙(コスモ)を感じたことはあるか?サンワプタ峠 山・渓谷
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