2017/08/23 - 2017/08/24
16位(同エリア256件中)
玄白さん
山中湖ロッジ滞在4日目。朝から雲一つない快晴となった。早朝花の都公園で富士山とひまわりの撮影を楽しんだ後、急遽予定変更してロッジをチェックアウト、伊豆西海岸を南下し、南伊豆までドライブすることにした。かねてより西伊豆の夕陽、南伊豆で天の川の撮影をしてみたいと思っていたのである。8月に入ってからずっと晴天に恵まれなかったので、ようやくチャンス到来! 果たして念願がかなうだろうか・・・
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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山中湖ロッジで朝食を済ませ、いつもより入念な掃除をしてから、11時にチェックアウト。タダ同然で友人から自由に使わせてもらっているので、来たときよりキレイに!がモットーだ。一路、西伊豆へ向かう。
途中、伊豆の国市(旧大仁町)の「魚がし寿司」でランチ。この寿司屋、沼津を拠点に静岡県東部、中部をメインにチェーン展開している寿司屋だが、新鮮で大きなネタがウリ。ランチメニューも豊富で、このネタで、みそ汁までついて¥999はコスパ抜群。我が家のお気に入り外食店の一つである。 -
夕陽の撮影が目的なので、夕方まで時間つぶし。そこで、堂ヶ島クルーズで、海から富士山を眺めたり、「天窓洞」という日本版青の洞窟を見たりしようと思っていたのだが、なぜか、この日は欠航! 穏やかな海、天候なのになぜ??
やむなく、次の時間つぶしとして松崎町の山間部にある秘湯「大沢温泉 山の家」へ。ちょっとでも時間があると、日帰り温泉に立ち寄るというのが我が家の旅スタイル。 -
古びたトタン屋根の小屋が、木造橋を渡った対岸に立っている。野趣あふれる秘湯の雰囲気である。温泉フリークにはたまらない魅力の温泉である。
我が夫婦以外に入浴客はおらず、貸し切り状態だった。大沢温泉 温泉
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内風呂はなく、露天風呂のみ。石鹸、シャンプーなどアメニティは一切なし。体を洗いたかったら持参せねばならない。自然の石を腰掛代わりに利用したそっけない洗い場があるだけ。水道代わりに源泉が流れ出ているホースがある。今でこそ、男女別になっているが、以前は湯船を仕切る衝立はなく、混浴だった。
お世辞にも快適とはいえない施設だが、一番の魅力は温泉の鮮度。衝立の真下の湯船の底(写真で白トビしているあたり)から源泉がボコボコ湧き出ているのである。難点は、源泉の温度が高く46.7℃もある。湧き出し口から離れたところでも43℃ほどあり、長湯はできない。 -
場所は、松崎町から下田に向かう県道15号を進み、途中案内標識にしたがって県道とは思えないような道幅が狭い県道115号を進んだところにある。民家が途切れ清流沿いをしばらく進んでいくのだが、大丈夫かなと思わせるような雰囲気になってくる。
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山の家に渡る橋のそばにはバナナの木があった。伊豆半島南端は、暖かいところなのだとあらためて思う。
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バナナの木の根元にはピンクの花が一輪。名前は??
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バッタとヤマユリ(かな?)
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イチオシ
今宵は星空撮影なので車中泊。そこで、夕食と明日の朝食を途中のコンビニで買い込み、まずは夕陽の撮影ポイント、雲見の千貫門を見下ろす「夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場」へ
この日はキャンプを楽しむ家族連れで、大賑わい。夕陽を眺めるために入場するだけでも\200/人の入場料を徴収される。
残念なことに午前中は快晴だったが、夕方になって雲がでてしまった。富士山がかろうじて、うっすらと見えている。雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場 キャンプ場
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水平線には雲が出ているので、沈む夕日は望めそうにない。
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だが、日の入りの時刻が近づくにしたがって、水平線上の雲が薄くなり、日の光が射してきた。
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海上に光の道ができた。
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が、すぐに厚い雲の中に太陽が隠れてしまった。
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わずかな雲の切れ目から日の入り直前の太陽の一部が見えた。
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日の入り直後、上空の雲が鮮やかに焼けた。
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イチオシ
夕焼け。船が浮かんでいると絵になるのだが、あいにく、この時間に船が通ることはなかった。
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夕焼雲が海をうっすらと朱に染めた。
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千貫門と夕焼けと。
ネットで天気予報を調べると9時ごろには晴れるという予報なので、外れないことを願って、星空撮影ポイントの南伊豆町大瀬の蓑掛岩へ向かう。 -
一時間ちょっとのドライブで、南伊豆町大瀬の漁港へ。漁港の堤防の海側の岩場が天の川撮影の絶好のポイントなのだが、なんと漁港の駐車場に入る道が閉鎖されている。なぜ??
後でネットで調べたところ、最近、漁具の盗難事件があり、防犯のために漁協関係者以外の夜間立ち入りが禁止になったらしい。不届きな人物の犯罪のせいで、絶好の星空撮影ポイントを失ってしまった。ここは星景写真愛好家にはよく知られた素晴らしい撮影ポイントだったのだが・・・
やむを得ず、近くのあいあい岬駐車場へ。奥石廊崎(あいあい岬) ビーチ
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ここも星空撮影ポイントなのだが、西側の岩礁が散在する風光明媚な海と星空の組み合わせでは、駿河湾対岸の静岡、焼津、藤枝の街灯りが光害になってしまう。空気が乾燥した晴天ならば、それほどひどくはないのかもしれないが、雲があると街灯りで雲が明るくてらされてしまうのである。
10時過ぎまで粘ったが、予報通り雲が取れることはなかった。夜半過ぎには雲が取れることを願って仮眠することにしよう。 -
イチオシ
12時過ぎに目覚ましをセットして寝たのだが、なんとスマホの電池切れで目覚ましが働かず、寝過ごしてしまった! 目が覚めたのは3時。すでに天の川は光害がない南天から西の空に移動してしまった。
それでも、雲はとれたので、とりあえず天の川撮影はできた。ただ、天の川が一番明るい射手座は水平線の下に沈んでしまい、写っているのは白鳥座~カシオペア座付近の北天の天の川である。 -
この駐車場にある南伊豆ジオパークビジターセンターの自動販売機が、結構明るくて方角によっては星空撮影にはじゃまになる。(写真は翌朝撮影)
そこで、ここから200mほど離れたユウスゲ公園に移動して撮影続行。もちろん、連れ合いは車中で夢の中。 -
ユウスゲ公園の高台で、もう一度、西の空にレンズを向け、何枚か天の川を撮影。いつまでたっても光害をもたらす水平線近くの雲が消えない。
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南の空。この時間は、地味な秋の星座が主役となっている。
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ユウスゲ公園の高台にあるモニュメントを入れて。
最近、どこに行っても「恋人の聖地」とやらで、こんな鐘付きのモニュメントが設置されている。セルフタイマーでカップルの写真がとれるようなカメラを置く台まである。 -
東の空には、冬の星座の代表格、オリオン座が昇って来た。あいにく薄雲がかかってしまったが・・・
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もう一度西の空。時刻は4時頃。見た目は暗いが、すでに空が少し明るくなり始めてきた。
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イチオシ
オリオン座の雲が取れたので、もう一度パチリ。水平線の灯りは石廊崎灯台かな。
クロスフィルターを付けて光芒を出してみた。 -
全天で一番明るい星シリウス。別格の明るさだ。
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4時半。日の出一時間前。東の空が明るさを増してきたが、シリウスはまだ見えている。
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あいあい岬のモニュメント。ブルーアワーの時間帯
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東の空が朝焼けになってきた。8月上旬までにくれば、ユウスゲの花が見られたのだが、すでに花期は終わっている。
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北東側の山裾に数機の風力発電の風車が設置されている。
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どんどん明るくなってきた。日の出日の入り前後の空は、変化が激しい。
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雲の朝焼けがどんどん広がっていくが、消えるのも早い。
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西の空もうっすらと朝焼け。
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イチオシ
日の出!
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午前6時。 すっかり明るくなり、あいあい岬駐車場に戻る。連れ合いはまだ寝ている。
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南側の大根島との間のあいあい岬直下の小さな海峡はヒリゾ浜といい、抜群の透明度を誇り磯遊びやシュノーケリングのメッカになっている。しかし、断崖絶壁なので、ここから降りてゆくことはできず、800mほど離れた中木集落から船で渡るしか方法はない。最近人気がでてきて、夏場は大混雑するそうだ。
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駐車場展望台の地面に設置された方位指標。
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真南の方向の海。伊豆半島最南端で、はるか赤道直下のパプアニューギニアまで陸地はない。
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8時ごろになると、また雲が出てきた。
あいあい岬をあとにして、伊浜という集落の断崖の上にある夕日丘休憩所という、やはり見晴らしの良いところで、きれいな海を見ながらの朝食。 -
こんな風景である。崖の直下が、伊浜という集落でマーガレットの栽培が盛んらしい。
昨日、行きそびれた堂ヶ島クルーズを楽しんでいこうかと思ったが、連れ合いが翌日の大事なイベントの準備を今日中にしなければいけないというので、このまま自宅に戻ることにした。
今回の星景撮影行は、雲が多く、必ずしも良い条件での撮影はできなかった。また、いつかリベンジせねばなるまい。
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