2017/03/16 - 2017/03/16
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Yukio Misumiさん
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タオルミーナ
エトナ周回鉄道(Ferrovia CircumEtnea)でエトナ火山の裾野を廻ります。好天に恵まれ、朝から晩までエトナ火山を満喫する1日になりました。
この鉄道は、南のカターニアからエトナ火山の裾野を時計回りに、東側の海岸のリポストまで走っています。リポストの手前のジアーレとカターニアの間は国鉄が結んでいるので、両方合わせると鉄道がエトナ火山を周回していることになります。線路の幅が狭く、日本では軽便鉄道と呼ばれていた規格の鉄道です。軽便鉄道は、明治維新後、全国各地に施設されましたが、道路の整備及び自動車の発達で姿を消しました(私は乗ったことがありません)。
蛇足ですが、「関口知宏のヨーロッパ鉄道旅」(NHK)のイタリア編では、始めの地図では乗る予定と説明していたのに、現地ではなぜか?乗れずに代替バスで移動していました。日程が日曜日に重なったのではと推測しています。南イタリアの私鉄は休息日=日曜日は運行しません。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8:55 テアートロ・グレコ通り
ヴィットリオ・エマヌエレ2世広場とギリシャ劇場を結ぶ、タオルミーナの産寧坂といえるこの道も、まだ静まりかえっています。後の崖の上はタオルミーナ城です。 -
テアートロ・グレコ通り(別日午後)
ヴィットリオ・エマヌエレ2世広場からギリシャ劇場方向。通りの両側は土産物屋と食物屋が並び、観光客で溢れています。坂(階段はありませんが)であることも含めて、産寧坂と呼んでみました。 -
8:58:ギリシャ劇場入口
エトナ火山に近づく前に、遠景を楽しむために、開場と同時に入場します。 -
9:03 ギリシャ劇場
シチリア島の写真といえば、この劇場からの景色です。タオルミーナについてほとんど触れていないガイドブックでも写真はここです。 -
劇場とエトナ火山
40年以上前からあこがれていた場所に遂に立ちました。 -
イチオシ
劇場と山と海
好天に恵まれ、想像通りの絶景に出会えました。 -
メッシーナ方面
劇場の観客席の後から反対側、北東、を見ています。肉眼には、うっすらと、イタリア本土が見えています。 -
劇場
ギリシャ人は、斜面を掘って、遠景と声の広がりを考えた観客席と舞台を作り、海と山のスペクタクルとともに演技を楽しんだようです。
その後、ローマ人は、得意の建築技術で、奈落や背面等を付け加え、闘技場としても利用出来るようにし、舞台で繰り広げられるスペクタクルを楽しんだようです。
そして、我々は、劇場背面の割れ目からエトナ火山が見えることを楽しんでいます。景色のために、壁を壊してこの切れ目を作ったという話も、ありそうに聞こえます。 -
9:38 Madonna Delle Grazie通り
ローマ通りの東の端から、左下へこの道が分岐します。 -
下り道1
車道が終わった後に、崖を下る、舗装された歩道が続いています。遙か向こうの、崖の下に、海に沿って線路と目的地の駅が見えています。 -
下り道2
舗装歩道は終わり、山道になり、道が流されかかっている斜面を横切る場所に出ました。このままでは、遠からず通行禁止になりそうです。
この道が通れなくなると、車道を廻ることになり、駅まで30分ぐらい余分にかかりそうです。 -
サン・ドメニコ・パレス
山道から車道に出て、一安心。上を見上げると、サン・ドメニコ・パレス=今年のG7首脳サミットの会場が真上にそびえています。 -
9:57 Taormina-Giardini駅
予定より早く着いたので、10:01に間に合いました。 -
10:18 Giarre-Riposto駅
ここが、FCEのジャッレ駅の接続駅です。ジャッレとリポストの間にあるからGiarre-Riposto駅です。 -
駅を出て、右に進むと駐車場があります。駐車場の左端に通路があります。
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駐車場左端の通路の入口に、FCE stazioneの矢印:
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10:22 FCEのジャッレ駅
資材置き場の横を通ると、廃線のような線路の横に出て、駅のような建物が見えます。 -
FCEのパンフレット
発車時間が近づくと、駅員が現れ切符窓口を開けます。カタニアまで切符を買うと、写真のパンフレットをくれるらしいです。駅員が忘れていたので、指さししたら、列車を待っていた全員=10人程度の観光客、に配ってくれました。 -
11:27 Giarre駅
11:20発の車両が現れました。1両だけでサイズも小さく、レールを走るバスです。エトナ周回鉄道はリポスト港にも駅がありそこが始発です。 -
ディーゼルエンジンと線路で、激しく前後左右に車体を振動させながら、斜面を登っていきます、速度はせいぜい30km/hくらい。右側には、柑橘類の畑の向こうに海が広がります。
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左側は、柑橘類とオリーブの畑の向こうにエトナ火山
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FCE車内
この列車に乗っているのは、ほぼ全員観光客と思います。そのうち多くの人は、この後、タオルミーナで姿を見かけました。 -
ブドウ畑
右側はアルカンタラ川の谷で、火山の北を時計回りにイオニア海に注ぎます。 -
エトナ火山
ややなだらかになり、エトナ火山の広大な高原状のすそ野を走ります。只、エンジン音と振動は相変わらず続いています。この時は、「高原列車はららら行くよ」=高原列車は行く(岡本敦郎、1954年)を思い浮かべました。
後で歌詞を調べると、「高原列車はららら行くよ」を除くと、イメージが違いました。 -
12:28 ランダッツォ駅
ほぼ定刻に到着しました。13:35のカタニア行きまで街を散策します。 -
サンタ・マリア・アッスンタ聖堂
13世紀、フェデリーコ2世時代に建造されたゴシック様式です。石灰岩系の白い石で作られた教会を見慣れた目には、溶岩を整形した石で造られたこの教会は、その黒さが際だちます。 -
サン・ニコラ教会
16世紀末に造られました。ファザードはバロックですが、黒い玄武岩製なので、考えないとバロックと分かりません。 -
サン・ニコラ教会の側
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ムニチピオ広場
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市役所中庭
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ウーゴ・フォスコ通りの旧跨線橋
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アルカンタラ川
街の北側、エトナ火山の反対側はアルカンタラ川の谷になっています。 -
13:29 ランダッツォ駅
教会が閉まっていたのでなんとかこの時間に帰ってこれました。駅舎の後はエトナ火山です。 -
13:41 カタニア行き
3両編成ですが、下校する生徒・学生で車内は満員です、少しうるさい。昼食はサンドイッチ(自家製)で済ませます。 -
エトナ火山
噴煙に加えて、エトナ火山の山体の影響で、風下側に雲が発生しています。 -
最高標高地点(976m)付近
北西側には畑が広がっています。 -
イチオシ
溶岩原とエトナ火山
比較的新しい山腹噴火の溶岩流の跡で、まだ、植生が戻っていません。 -
アドラノ
1万以上は人が住んでいそうな町を幾つか通ります。 -
シメト川の谷
エトナ火山の南西側を反時計回りに、カターニアの南ででイオニア海にそそぎます。 -
柑橘類が戻ってきました。
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南側に廻ってきました、雲がこちらに向かっています。
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住宅地越しのエトナ火山
カターニアに近づいてきました。 -
15:30 カターニャ(ボルゴ)駅
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地下鉄
ボルゴから中央駅まで地下鉄で移動します。 -
15:58 カターニア中央駅
駅の正面(この写真の右側)には市内バス=AMTのターミナル、その北のロータリーの中央がASTのバスターミナルになっています。タオルミーナ行きなどの、Interbus=ETNAbusとSAISの中距離バスのターミナルはリベルタ通り沿いの壁の向こうにあります。 -
16:23 ETNAバス切符売り場
リベルタ通りを北に進み、右に折れたアミーコ通りに、interbus=ETNAbusとSAISのローマ等の長距離バスの営業所と中距離の切符売り場、があります。写真手前の空き地は長距離バスの停車場所です。 -
中距離バス(プルマン)のバスセンター:リベルタ通り=正面壁の裏側に面しているのですが、周りが壁に囲まれて外から見えない上に、中央駅側又はリベルタ通り側には、特段の表示が無かったように思います。入口は、北側のアルキメデ通り199にあります。
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18:04 タオルミーナ行き
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18:35 火映現象(噴火口の熱が反射して噴煙が赤くなる)だと思います。
高速道路を走るバスの窓から写しました。この日、エトナ火山は小規模の噴火を起こし、たまたま河口付近にいたBBCのテレビクルーが巻き込まれたようです。その噴火とこの赤色との関連は不明です。 -
19:17 タオルミーナ・バスターミナル
FCEの車内等で見た顔が多く同じバスで戻ってきました。
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