2017/05/09 - 2017/05/09
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ペコちゃんさん
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両神山のアカヤシオを見たくて、2回目の両神山に登りました。
前回(2年前)は、クサリ場が30本を超えるスリリングでハードな「八丁尾根ルート」のコースで、5月中旬だったので、一部でアカヤシオを見かけました。 http://4travel.jp/travelogue/11011529
しかし、アカヤシオを見るのなら「日向大谷口ルート」・・・八丁峠から西岳・東岳と歩き両神山頂を目指す八丁尾根ルートのような展望はありませんが、春の花を楽しめるのが日向大谷口ルートです。
「日本百名山」の著者・深田久弥は、日向大谷口に前泊して山頂に登り、東岳・西岳から八丁峠へと下山していますが、日帰りの我々は日向大谷口 ⇔ 山頂のピストンルート。
両神山荘に車を止めて、清滝小屋から山頂を目指すこのルートは、コースタイムが約7時間、標高差が1,053mの健脚コースですが、アカヤシオをはじめ春の草花を楽しみながらの山行でした。
写真は両神山頂に咲くアカヤシオ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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両神登山の一般的なコースで危険個所の少ない表登山道の「日向大谷口ルート」・・・しかし、八丁峠ルートほどではありませんが、山頂の近くには、いくつかのクサリ場があります。
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7名の仲間と車2台に分乗し、7時20分に両神山荘の駐車場に到着。
ここで登山届を提出し、山荘脇の細い道から森の中へと入ります。 -
7時40分に両神山荘をスタート・・・山頂までは、ここから5km。
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両神神社がある両神山は、古くから信仰の山で、江戸時代には関東の霊山として山岳修験の行場でもありました。
登り始めると、すぐに鳥居と祠があります。 -
「奉登山五十五度」や「奉登山三拾三度」の石碑が奉納されています。
スゴイ!・・・私はまだ2回目なのに。
今日も事故なく登山を楽しめますように・・・ -
歩き始めて20分ほどで、沢に出会います。
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その先は、チョッとしたクサリ場。
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ヤマツツジの花が新緑を彩ります。
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大きな岩の下にも石碑や石像が祀られています。
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ここが信仰の山であることを強く感じさせてくれますね。
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鳥居を過ぎて30分ほど歩いたところで、分岐の標識がある「会所」へ。
ここまでは緩やかなアップダウンでした。
右手の七滝沢コースは難路のようなので、左手の清滝小屋へと進みます。 -
橋を渡り・・・
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ゆっくりと登って行きます。
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アチコチに祀られた仏像に出会うと、信仰深い山である事が窺えます。
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新緑が美しい自然林を楽しみながら・・・
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薄川を何度か渡り返します。
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ミヤマキケマン。
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八海山を9時18分に通過。
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仏像を見ながら登ります。
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これは、ヤマエンゴサク(?)
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ミヤマハコベ。
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バイケイソウかコバイケソウか、花が咲いていないとどちらか分かりません。
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弘法大師が見守る「弘法之井戸」・・・冷たい水で喉を潤します。
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ミヤマエンレイソウ。
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ツルキンバイ。
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ハシリドコロ。
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ニリンソウ。
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コガネネコノメソウ。
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エイザンスミレ。
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オドリコソウ(踊り子草)・・・花のつき方が、笠をかぶった踊り子達が並んだ姿に似ています。
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10時10分に清滝小屋に到着。
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ログハウス風の立派な建物で、以前は管理人がいましたが、現在は小鹿野町が管理している無人の避難小屋です。
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小屋の周りには、美しいシャクナゲの花が咲いています。
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「カキドオシ(垣通し)」・・・花が咲き終わった後に直立していた茎が倒れ、ツタのように長く伸びて地面を這いながら垣根を通る姿から「垣根を通す」が「垣通し」に変化したことが名前の由来とか。
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ここから始まる急登に備え、しばし休憩。
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清滝小屋の裏にある石像。
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大きな岩を見ながら進みます。
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「鈴が坂」に到着。
急な坂で、結構疲れます・・・ -
木々の間から山桜とアカヤシオが見えてきました。
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両神山荘の案内板は「産泰尾根」でしたが、標識は「産体尾根」・・・ここから両神山頂まで1.4Km!
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そしてクサリ場が始まり、両神山らしくなってきました。
八丁尾根ルートの岩場に比べると、それほど難しさのある岩場ではないので、慎重に足を運べば問題はありません。 -
クサリ場やロープ道が続きます。
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油断しないよう、気を付けて!
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登山道の周りがアカヤシオに囲まれてきました。
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ピンクの本当に美しい花です。
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以前、クサリ場だった所が階段に変わっています。
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今日は曇天ですが、アカヤシオを見ていると気分も明るくなります。
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横岩。
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11時半に「両神神社」へ到着・・・両神山に鎮座する両神神社は、日本武尊が東征した際に神犬の導きで両神山に登り、当社を建立してイザナギ・イザナミの二神を祀ったことが開創とされています。
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鳥居の手前には、狛犬ならぬ狛狼・・・両神山の御眷属(ごけんぞく:神の使い)は、古くから山犬とされ、それはニホンオオカミだといわれています。
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両神神社にあった「當山古歌 讀人不知」の歌碑。
” 東路(あづまじ)に 八日見山(=両神山)の露こゑて 麓ハ久良き(暗き) 谷川の音 ”
両神山は、日本武尊がイザナギ・イザナミの二柱の神を祀ったことから「両神」と呼ぶ説のほか、日本武尊が小鹿野から八日間眺めたから「八日見」という伝承もあります。 -
両神神社・本社の奥にあるのは、1812年頃の創建と言われる「御嶽神社」。
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再び安全祈願をし、山頂を目指します。
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ここまで来たら、あと800mほど。
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アカヤシオを楽しみがら、ひと踏ん張り。
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ロープを頼りに頑張って登ります!
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ここまで来れば山頂はもうすぐそこ。
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12時20分、両神山の山頂です!
山頂の岩場は広くありませんが、ここで昼食をとりました。 -
山頂は360度のパノラマビューで、天気が良ければ奥秩父の山々や八ヶ岳連峰、浅間山、富士山、そして遠く谷川連峰、北アルプスまで見えるのですが、今日は曇天のため雪山などが幽かに見える程度。
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それでも頂上付近はアカヤシオに囲まれ、これだけで満足です。
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今回はピストンルートなので、来た道をそのまま戻って16時半前に両神山荘に到着し、管理人の山中さんと山荘で飼っている登山案内犬のこと等、しばし談笑。
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これが秩父の街から見える両神山・・・登っている時には、こんな山姿は想像できません。
今日は8時間半余りのハードな山行でしたが、両神山の魅力を再び感じた一日でした。
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