月夜野・上牧温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
大きな水車のある入り口を抜け玄関へ。辰巳館は旅館らしく 入口で靴を脱ぐ。<br />部屋に入ると まず正面の窓から利根川が見える。遠くには谷川岳も見えて、景色はなかなか。川向は大きな建物があるが・・・部屋は10畳ながら広く感じ 天井・壁も竹を使って凝った作りになっている。テーブルには3種類のお茶の葉と数種類のお茶の友。十分すぎるくらいのおもてなし。バスタオルと手ぬぐい・歯ブラシセットは色別になっていて ほかの人の物と間違えないようになっていた。<br />2時半にはもうお風呂に入ることができ、男女入れ替えがあるので 一晩で4種類の湯舟を楽しめる勘定になる。それぞれに趣があって石造りの露天風呂もいいし、ヒノキの風呂、石の風呂、そして山下清の壁画のある風呂もいい。どれもお湯が滾々と湧き出るかのように 流れ続けていて ミストサウナのような蒸し風呂も程よい熱さで のんびり入れる。<br />脱衣所は大きくないが、全体的にゆったりしたつくりでいい。無料の足つぼマッサージも置いてあった。<br />若いお嬢さんが スノーボードの帰りなのか、「いいわ~、やばいやばい・・・」と言いながら湯船に入っていた。<br />夕食は2階の個室 囲炉裏ではなかったがテーブルでイワナの串焼き、伊達鶏、和牛、肉厚のシイタケ、里芋の団子、上州名物焼きまんじゅう等々 焼きながら熱々を食べる。イワナのフワッとした焼き加減、塩も効いて味のいいこと。肉はもちろん 山芋の団子?餅?がこんがりと香ばしくて美味しかった。<br />ほかに鍋料理もあり、とにかく大満足。<br /><br />誕生日を3日後に控えた私に 友人たちが内緒でケーキを注文していてくれて 思いがけずハッピーバースデーとなった。宿からの小さなプレゼントも嬉しかった。<br />ごちそうが多すぎて ケーキは部屋へお持ち帰りだったが・・・ <br /><br />夜中も薄明りの中かけ流しの露天風呂に入り、朝風呂にもまた。朝と夜とは趣も違っていい。岩陰に隠れるように残った雪を見ながら 贅沢なひと時。残念ながら写真にとれなかったが、心に残る風呂だった。<br /><br />朝食は5階のコンベンションホールで 朝定食。地元の食材を使った優しい味付けだった。月夜野豆腐、大粒の納豆、海苔、こんにゃく、具たくさんの味噌汁 どれも素朴で美味しい。せいろ蒸しには小さな茶わん蒸しまで。疲れたおなかにじんわり入っていく。「なんといってもこういう時はお粥がうれしい」と友人はお粥をお代わりしたいようだった。<br /><br />チェックアウトしていったん荷物を預かってもらい、すぐそこの月夜野窯を見に行く。月夜野焼きを始めた 福田祐太郎記念館があり 小さい記念館だけれど迫力のある作品がたくさんあった。単なる焼き物というよりは 芸術作品、彫刻や彫塑に近いと思う。デザインの楽しさが伝わってくる。壁画に力を入れた人らしく、上毛高原駅の駅舎に飾られた壁画の原画もあった。<br />帰りに駅でそれを見つけたが、そのスケールに感動した。一枚一枚焼くのさえ大変だろうにこんな風にぴったりと焼いて色を合わせるのは もっと難しい作業なのだろうと思う。<br /> <br />宿のマイクロバスで月夜野びーどろパークまで送ってもらう。運転手さんが親切な方で、インフォメーションまで案内してくださった。<br />北風で少し寒い。今にも降り出しそうな天気になってきた。雪ならいいのに・・・寒いせいかお客は少ない。<br /><br />まずガラス工房で作業を見る。炎の熱さがこちらまで伝わってくる。みるみるガラスがコップや花瓶に変わっていく。何度も火に入れてゆっくりと溶かしては整えながら 美しい形へと変化していった。<br />小さいながらガラス美術館も 素晴らしい作品が詰まっていた。美しい色や形に見とれながらどのようにして生み出されたのかを想像する。また、博物館的なコーナーもあって 自分の家にあった花瓶や食器と似たものを見つけると皆さん懐かしんでいた。<br />自分たちもオリジナルを一つ作ることにしてサンドブラストというものにチャレンジ。指導してくれる方がいいのだろう、おばさん達でも 簡単にそれなりのものができて旅の記念になった。<br />帰りの新幹線までの時間が余ってしまい、早めのバスに乗りたかったが、バスの本数が少なく、おまけにタクシーも皆出払っていて ガラスショップの中で時間を潰すしかなかった。<br /><br />駅について1時間以上の待ち時間があったが、待合室が暖かくゆったり座れたので長い時間も苦にならなかった。夕方の新幹線だったので 駅弁でも、と思っていたのだがコンビニしかないのが残念。駅そばならあったが・・・<br />新幹線で、東京から約1時間。こんなに近いかと改めて思う。また のんびりしに来たいな・・そんな気がしつつ 旅の終わりを締めくくる。<br />

上牧温泉を楽しむ  

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2017/03/01 - 2017/03/02

21位(同エリア46件中)

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kashi3

kashi3さん

大きな水車のある入り口を抜け玄関へ。辰巳館は旅館らしく 入口で靴を脱ぐ。
部屋に入ると まず正面の窓から利根川が見える。遠くには谷川岳も見えて、景色はなかなか。川向は大きな建物があるが・・・部屋は10畳ながら広く感じ 天井・壁も竹を使って凝った作りになっている。テーブルには3種類のお茶の葉と数種類のお茶の友。十分すぎるくらいのおもてなし。バスタオルと手ぬぐい・歯ブラシセットは色別になっていて ほかの人の物と間違えないようになっていた。
2時半にはもうお風呂に入ることができ、男女入れ替えがあるので 一晩で4種類の湯舟を楽しめる勘定になる。それぞれに趣があって石造りの露天風呂もいいし、ヒノキの風呂、石の風呂、そして山下清の壁画のある風呂もいい。どれもお湯が滾々と湧き出るかのように 流れ続けていて ミストサウナのような蒸し風呂も程よい熱さで のんびり入れる。
脱衣所は大きくないが、全体的にゆったりしたつくりでいい。無料の足つぼマッサージも置いてあった。
若いお嬢さんが スノーボードの帰りなのか、「いいわ~、やばいやばい・・・」と言いながら湯船に入っていた。
夕食は2階の個室 囲炉裏ではなかったがテーブルでイワナの串焼き、伊達鶏、和牛、肉厚のシイタケ、里芋の団子、上州名物焼きまんじゅう等々 焼きながら熱々を食べる。イワナのフワッとした焼き加減、塩も効いて味のいいこと。肉はもちろん 山芋の団子?餅?がこんがりと香ばしくて美味しかった。
ほかに鍋料理もあり、とにかく大満足。

誕生日を3日後に控えた私に 友人たちが内緒でケーキを注文していてくれて 思いがけずハッピーバースデーとなった。宿からの小さなプレゼントも嬉しかった。
ごちそうが多すぎて ケーキは部屋へお持ち帰りだったが・・・ 

夜中も薄明りの中かけ流しの露天風呂に入り、朝風呂にもまた。朝と夜とは趣も違っていい。岩陰に隠れるように残った雪を見ながら 贅沢なひと時。残念ながら写真にとれなかったが、心に残る風呂だった。

朝食は5階のコンベンションホールで 朝定食。地元の食材を使った優しい味付けだった。月夜野豆腐、大粒の納豆、海苔、こんにゃく、具たくさんの味噌汁 どれも素朴で美味しい。せいろ蒸しには小さな茶わん蒸しまで。疲れたおなかにじんわり入っていく。「なんといってもこういう時はお粥がうれしい」と友人はお粥をお代わりしたいようだった。

チェックアウトしていったん荷物を預かってもらい、すぐそこの月夜野窯を見に行く。月夜野焼きを始めた 福田祐太郎記念館があり 小さい記念館だけれど迫力のある作品がたくさんあった。単なる焼き物というよりは 芸術作品、彫刻や彫塑に近いと思う。デザインの楽しさが伝わってくる。壁画に力を入れた人らしく、上毛高原駅の駅舎に飾られた壁画の原画もあった。
帰りに駅でそれを見つけたが、そのスケールに感動した。一枚一枚焼くのさえ大変だろうにこんな風にぴったりと焼いて色を合わせるのは もっと難しい作業なのだろうと思う。
 
宿のマイクロバスで月夜野びーどろパークまで送ってもらう。運転手さんが親切な方で、インフォメーションまで案内してくださった。
北風で少し寒い。今にも降り出しそうな天気になってきた。雪ならいいのに・・・寒いせいかお客は少ない。

まずガラス工房で作業を見る。炎の熱さがこちらまで伝わってくる。みるみるガラスがコップや花瓶に変わっていく。何度も火に入れてゆっくりと溶かしては整えながら 美しい形へと変化していった。
小さいながらガラス美術館も 素晴らしい作品が詰まっていた。美しい色や形に見とれながらどのようにして生み出されたのかを想像する。また、博物館的なコーナーもあって 自分の家にあった花瓶や食器と似たものを見つけると皆さん懐かしんでいた。
自分たちもオリジナルを一つ作ることにしてサンドブラストというものにチャレンジ。指導してくれる方がいいのだろう、おばさん達でも 簡単にそれなりのものができて旅の記念になった。
帰りの新幹線までの時間が余ってしまい、早めのバスに乗りたかったが、バスの本数が少なく、おまけにタクシーも皆出払っていて ガラスショップの中で時間を潰すしかなかった。

駅について1時間以上の待ち時間があったが、待合室が暖かくゆったり座れたので長い時間も苦にならなかった。夕方の新幹線だったので 駅弁でも、と思っていたのだがコンビニしかないのが残念。駅そばならあったが・・・
新幹線で、東京から約1時間。こんなに近いかと改めて思う。また のんびりしに来たいな・・そんな気がしつつ 旅の終わりを締めくくる。

旅行の満足度
4.5
観光
4.0
ホテル
5.0
グルメ
3.0
ショッピング
3.0
交通
3.5
同行者
友人
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
新幹線
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
びゅうトラベルサービス

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