2016年秋「第18回 愛岐トンネル群 秋の特別公開」ライド！

2016/11/29 - 2016/11/29

旧国鉄中央西線の高蔵寺～多治見間廃線跡に点在する「愛岐トンネル群」、毎年春秋2回「NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会」により特別公開が実施されています。
2016年秋の特別公開は11月26日～12月4日となっていて、ぜひ一度出かけてみたいと機会を窺っていたところ、朝起きてみると昨日の風も収まり天気予報からも好天の予感が！
慌ただしくロードバイクの準備を整え、辿り着けなかったら引き返せば良いやと名古屋市名東区の自宅を出発！
会場内は平日にも関わらず多くのお年寄りで賑わっていましたが、素晴らしい紅葉と鉄道トンネル文化財を堪能することができました。
唯一残念だったのは、ヘタレロード初心者の分際も弁えず、欲をかいて帰路激坂区間(当人比)を含む定光寺公園経由などとしたおかげで息も絶え絶えの帰還からの筋肉痛発生と言う秋の特別大後悔になったことでしょうか…(｡-_-｡)

走行距離 34.50km　走行時間 1:54:45　平均速度 18.02km/h　獲得標高 411m


NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会公式サイト
http://aigi-tunnel.org

エリア 春日井(愛知)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

鹿乗橋…
古びた道路標識が何とも言えない味を醸し出しています。
9:40に名古屋市名東区の自宅を出発し走ること12km、所要約40分とまずまず順調。
ここまで来れば目的地まであと3kmほど…

10:30、目的地JR定光寺駅に到着。
適当なところにバイクを停め、愛岐トンネル群特別公開入口まで玉野川に沿って歩きます。
入口最寄りにもバイク置場があったのでもう少し乗ってこられたかな…
急な階段を少し登ったところに受付のようなところがあり、入場料(保険料、会場整備費等)100円を払ってリーフレットを頂きます。
やや大きめな石が敷き詰められた写真のような歩道を歩きます。
色づいた木々もちらほらと…

愛岐トンネル群 名所・史跡

竹林と紅葉のコントラストが見事！
愛岐トンネル群の公開レイアウトは、入口最寄りの3号トンネルから愛岐県境最奥6号トンネルまでの4本のトンネルを含む廃線路片道約1.7kmの往復路となっていて、所要約2時間と言ったところでしょうか…

愛岐トンネル群 名所・史跡

竹林では尺八、篠笛、オカリナのミニコンサートも行われていました。
土日にはこのほかレンガ広場でもミニコンサートが行われるようです。

愛岐トンネル群 名所・史跡

公開されているトンネルは全部で4本、いずれもレンガの組み方が異なっていたりと興味深いものがあります。

愛岐トンネル群 名所・史跡

トンネル内部の様子。
最長の6号トンネルは333mあり、懐中電灯等を用意したほうが無難です。
また、路面はゴツゴツした大きめの石が敷き詰められているような状況なので底の硬い靴で訪れることをお勧めします。
現に、底の薄いスニーカで出かけた自分自身、家に帰ってみると何となく左足首が軽い捻挫のような症状になっていました…orz

愛岐トンネル群 名所・史跡

4号トンネルを抜けたところにある通称"三四五(みよい)の大モミジ"は実にお見事！
これを見ただけでも来た価値があると言うものです。

愛岐トンネル群 名所・史跡

平日にもかかわらずかなりの人出で賑わっています。
ザッと見たところ平均年齢70歳を少し切るくらいでしょうか…
そして、最近観光地ではスマホでの撮影が主流となって来ているような気がしていましたが、ここでは一眼レフ所有率が6割強…
iPhoneで撮影している自分は少々肩身の狭い思いを…(;^_^A

愛岐トンネル群 名所・史跡

廃線路に沿って玉野川(土岐川、庄内川とも…)が眺められます。
川の左岸を走る通称愛岐道路は数え切れないほど走ったことがありますが、まったりと川の流れなど眺めた記憶はほとんどなく…orz

玉野川渓谷 自然・景勝地

5号トンネル手前にはマルシェが！
グッズの他、軽食なども販売しているようです。
ベンチもあるのでここでランチも良いですね。

愛岐トンネル群 名所・史跡

要所には駅標に見立てた案内表示が設置されています。
最奥「県境駅」には、(オーイ！岐阜県さん、お願いします！早く通してくださーい！)と7号、8号トンネルを経て岐阜県古虎渓駅側への早期通り抜け開通を呼びかける表示も…
定光寺駅～古虎渓駅間全3.5kmのフットパスが"全線開通"すると楽しいだろうなぁ…

愛岐トンネル群 名所・史跡

帰路は、往路をそのまま戻っても良いのですが、少し趣向を変え川沿いの玉野古道を歩きます。
玉野古道は、陶磁器の集散地多治見から名古屋への平坦路として1895年に川沿いに開通した歴史遺産だそうです。

愛岐トンネル群 名所・史跡

玉野堰堤を越えるとゴール間近！
2時間弱の散策、十分に楽しめました！

玉野川渓谷 自然・景勝地

定光寺駅と言えば切っては切り離せない「千歳楼」…
今ではすっかり廃墟と化してしまって心霊スポットにもなっているようですが、昔は何かしらちょっとした宴会と言えばここでと言うイメージだったのでその凋落ぶりは寂しい限りです…orz

定光寺駅 駅

川沿いの崖にへばりつくように作られているJR定光寺駅をバックに…

定光寺駅 駅

おそらく千歳楼の心霊パワーの影響でしょう。
ここで魔が差しました。
素直に自宅まで来た道を戻れば良いものを、この城嶺橋から定光寺公園を目指して登ることを思いついてしまいました…(｡-_-｡)

城嶺橋 名所・史跡

県道205号線、愛知のカペルミュールとも呼ばれ、標識にあるように最大勾配15%などと言うとんでもない激坂です。
定光寺公園までの距離は1km程度ですがその間に90mも登ります！
ロードバイクを買ったのが今年4月、以来さして本格的に乗っているワケではないヘタレが易々と登り切れるシロモノではありませんでした。
最大勾配区間ではインナーローでもフラフラッと道路真ん中へ蛇行し始め通りかかる車にクラクションを鳴らされる始末…
ご迷惑をおかけしました！orz
無理だ！完全にギブアップ！
観念して一部区間はバイクを押して歩き、這々の体で何とか定光寺公園までたどり着きました…(；´Д｀)

定光寺公園 紅葉

ヘロヘロだしお腹も空いたし、と言うことでランチタイム！
他に食事処があまり見当たらず、こちら「山ろく庵」へ。
自然薯が有名なお店のようです。

山ろく庵 定光寺公園店 グルメ・レストラン

1,950円の自然薯セットにも惹かれましたが、お隣のテーブルのカップルが摩り下ろしたり何やらあれこれ手間取っていたのを見てオーダーしたのは無難に1,300円のお昼膳。^^;
ギンナンむかご入りご飯、よもぎそば、五平団子串、でんがく串など、素朴な味わいで美味しかったです！

山ろく庵 定光寺公園店 グルメ・レストラン

さて、ここからまだ名古屋まで帰らなければなりません。
登って来た県道207号線をそのまま進んでも良いのですが、この先がずっと上り坂なのは車でも何度か通ったことがあるので知っています。
ならば、車でも走ったことはないけれど県道15号線のほうがまだマシかなとそちらを選択…
一度も足はつかなかったものの、いやぁ、こちらもなかなかなものでしたわ…(｡-_-｡)
登り着いた中小企業大学校分岐には猫ちゃんにお疲れさんと言ってもらってほんの少し癒されました…
この辺りから若干持病の右膝の痛みが出始めたので、この後はヘロヘロな身体に鞭打ちつつのんびりと走り、14:20過ぎに無事帰宅しました。
それにしても、10kmのランニング後のようなこの筋肉痛はいったいいつ以来だろう…


今回の教訓：避けられるなら避けて走ろう坂だけは…(｡-_-｡)

定光寺公園 紅葉