三保の松原から久能山東照宮へ

2016/09/06 - 2016/09/06

日帰りのバスツアーに参加。題して”世界遺産「三保の松原」と清水港ミニクルーズ・
日本平ロープウエイで国宝「久能山東照宮」
当初考えていた８月下旬は台風の影響で一旦諦めた。９月に再度チャンスがあり。
当日は雨も降らず暑いほどの天気。

エリア 清水(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

真夏が過ぎ久しぶりの小旅行。
朝７時過ぎ歩いてＪＲ新浦安駅へ。

８時過ぎには新宿西口に。
今朝は青空が。

新宿を発ってほぼ１時間。東名高速の海老名でストップ。

昼間の日帰りバスツアーで二人のドライバーが搭乗。
安心なツアーであった。
バスが新宿出発草々お土産の車内販売が始まったのは
いささか興醒めではある。
しかしこのツアーのコスパは並みではなかった！

今日最初の目的地清水港。
１１時半ここから三保までのミニクルーズ。

空が美しい。８月中は異例の台風ラッシュで
この天気は素晴らしい。船はすぐに出港。

ここは３階の船室。今日はウイークデーだが若者達が多い。

早速甲板に上がってみる。
日はきついが駿河湾を一望。

遥かに富士山の姿が。

折角なので近くの高校生にシャッターを頼む。
すると「私は日本語が出来ません」と言うと連れの日本人に声をかけて。
５,６人の仲間にはヒジャブを纏ったムスリムの若い女高生もいた。
彼等はマレーシア系だろうか。

３０分とかからず三保港に着いて我々ツアーの３３人は下船。

バスに乗り継ぎ５分も走るともう三保の松原。
５００メートルに及ぶ松並木”神の道”を歩く。

天女伝説で知られる”羽衣の松”とある。

駿河湾の海

小さな子供は海に遊ぶ、それほど陽はきつい。

平成２５年には三保の松原も富士山世界文化遺産の構成遺産に。

あまりの暑さにＴシャツになって歩く。

冠雪のない冨士。

海に向き合って小さな白い社。羽車神社なり。

”神の道”を折り返して帰り道に御穂神社。

急いで参詣。

バスで清水港に戻るともう１時になる。
昼はエスパルス・ドリームプラザに案内される。

ツアーの皆さん思い思いの店へ。
私は清水なら魚ー＞寿司という単純な発想でお寿司屋に入る。
しばらくすると私のカウンターの横に同じツアーの年配者が
一人。たまたま先ほど船の甲板では首からニコンの３５ミリを
下げて写真を撮っていた彼には声をかけていた。。

清水エスパルス・ドリームプラザの３階よりヨット・ハーバーの見える風景。

午後はバスで日本平へ走る。
ロープウエイで久能山東照宮へ向かう。

ロープウエーより９０メートル眼下森。

もう５分ほどで東照宮駅だ。
標高２００メートル余のその駅の手前にはかつての
久能城の石垣の一部が残る。そして樹齢５００年と
いう巨木（神木）。

ロープウエイを降りるとここから１１００段余
の石段を登って東照宮への道。

一方には博物館も。今回は入館するだけの時間はなかったが。

階段の下には自由に使える杖も用意されている。
ここから一番奥の家康公の墓所”神廟"まで１１００余段という。
一段がとても高い。４０センチはあろうか。
最初の楼門を見上げる。

次に唐灯篭を見上げる。

晩年静岡の駿府城で過ごしていた家康は没後
久能山東照宮に葬るよう遺言を残した。
ほぼ同じ時期の造営された日光東照宮と比べると
かつての久能城という自然の要塞は久能山頂だけに
境内は極めて狭い。

唐灯篭を潜ると唐門へ。
もう８０歳だと言う寿司屋に合流したツアーの一人。

３８歳の家康の手形。小ぶりでふくよかな右手。この時期は安土城を
築いた信長の時代。１７世紀初期の日本人からすると健康お宅の彼は
長命だった。
家康が亡くなった同じ１６１６年には英国ではシェークスピアが５３歳で
亡くなった。家康は２２歳も年上だった。
私自身家康の母於大(オダイ）の方の三河国刈谷城下で刈谷藩士の末裔と
して上京するまでの１８年を過ごした。
その小生もはや彼以上に長命なのを感謝!

昨秋にはコロナ明けもあり何十年ぶりかで"望郷の旅"に出て。
失われた時を求めて・・・・・郷里刈谷を訪ねた。
https://4travel.jp/travelogue/11862766
　　2024年2月11日　　　Yoshito Maki

いよいよ拝殿か。

国宝久能山東照宮拝観料＠５００
先のロープウエー往復料金＠９９０
また最初の清水港ミニクルーズ３５分コース＠９００
締めて２，３９０也。一方当日帰りバスツアー＠３，９９０
３ツの規定料金のみで￥２，３９０かかる。ツアー代の
６割を占める。残額は￥１，６００のみ。
これで３３名のツアーを支えるのは容易ではない。
まさに破格の料金。事実日程によっては同じ内容で￥９，０００余

ここで私もお参りする。

一部工事中の御社殿（権現造）。工事を終えた襖絵（？）が色鮮
やかで見事。

最後に廟門を潜って頂上の家康公の墓所へ向かう。

もう１０００段は登ってきたか。
最後の石段を上がると右手に墓所。

やっとゴール。家康の墓所”神廟”である。
ここには御社殿で見られた色彩は一切ない。

東照宮を下って眼下には駿河湾の光景。下から吹き上げる
風が気持ちよい。

サーロープウエイに乗ってこれから日本平へ戻る。

日本平駅に到着。

ここからバスで帰路新宿に向かう。
もう４時を回っている。

６時には海老名に到着。
この後１時間余で新宿。
私をはじめ多くの人は新宿で下車だがその後はスタート地点上野駅まで走る。
この年2016年秋から冬にかけての記録は次のホームページに。
http://travelingmaki.kilo.jp/home1c/newage4.html