佐久島の黒壁集落とおひるねハウスを訪ねて（愛知）

2016/03/22 - 2016/03/22

愛知県三河湾にある三島のひとつ、佐久島（さくしま）はその中でも1番大きな島です。

島内には信号機もなく、海岸の周囲は11kmほど。歩いてまわるにはちょうどいい大きさの島です。

島の集落は西と東に分かれて暮らしており、漁業と観光業を中心に、地域活性化を目指したアートの島としても人気になっています。

今日は佐久島西港から歩きはじめ、黒壁集落とアートのおひるねハウスを訪ねます。

エリア 篠島・日間賀島・佐久島(愛知)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

名鉄蒲郡線

JR東海道本線蒲郡から名鉄に乗り換え、吉良吉田へ向かいます。

お洒落な名鉄電車

単線のローカル線

蒲郡線は蒲郡〜吉良吉田間を走る路線で、ICカードが使えないローカル線です。

吉良吉田駅に到着

駅を出るには、西尾線への乗換改札機と通常の改札機を2回通ります。

廃線跡

かつて、吉良吉田から碧南まで名鉄三河線が走っていましたが、平成16年（2004）に廃止されました。

代替交通として、名鉄バス東部が運行している「ふれんどバス」が走っています。

佐久島への交通

佐久島の渡船は一色（いっしき）港から出ています。

一色港へ行くには、西尾から名鉄東部交通バス、または吉良吉田から「ふれんどバス」で大宝橋で降り徒歩30分など、２つのルートがあります。

かっちん夫婦はまだ元気なので、バスと徒歩ルートを選びます。

ふれんどバス

吉良吉田駅前から乗ります。

バス料金は200円です。

大宝橋バス停

吉良吉田から11分で到着します。

ここは西尾市一色町です。

提灯形の街灯

毎年8月末に三河一色大提灯まつりが行われます。

一色悪水路

名前の由来はよくわからないのですが、水路沿いに一色港へ歩いています。

オオバン

前野排水機場を過ぎ、海が近くなると鳥が増えてきます。

アサリ採りの舟でしょうか

怪しげな潜望鏡･･･

水路の防波堤から潜望鏡が顔を出し、向き合っています。

何かの通気口なのでしょうか？

カワウとホシハジロがお休み中

図鑑で調べました。

一色港の船乗り場

左側の船で佐久島へ渡ります。

乗船運賃は佐久島西港・東港ともに片道820円、乗船時間は約25分です。

一色港付近の海苔養殖場

佐久島お散歩案内図

佐久島西港で船を降ります。

今日は島の西側を中心にまわり、東港にある民宿に泊まります。

明日は東側をまわる予定です。

島の市

西港渡船場にある無人販売所です。

名産の佐久島あさりは、明日漁があるので空っぽです。

佐久島アート

佐久島には常設展示21点＋期間限定展示のアートな島巡りができます。
2015年4月〜2016年3月まで、アートを探しながら設置された記念スタンプを押すことができます。

この作品は、西港渡船場にある「佐久島歓迎 地福開円満」で、顔を出したり閉じたりできます。

かっちんは真ん中から顔を出し鯛を持った写真を密かに撮っています。

島のおばあちゃん

岸壁にタコ壺がありますが、タコ漁は夏から秋にかけて水揚げされます。

佐久島の黒壁集落

建物を潮風から守るため、真っ黒なコールタールが塗られています。

黒壁集落の独特の景観

崇運寺（そううんじ）の石垣

港に近いお寺に行きます。

真っ黒な小屋

崇運寺の鐘楼

ガリバーの目（アート作品）

崇運寺境内にあります。

「もし巨人になったら、どんな風景が見えるのか？」が体験でき、目の前の鏡に大きな海岸が見えます。

ガリバーの目の仕掛け

湾曲した鏡に映った風景を小さな鏡に反射させると、何とガリバーになれます。

おばあちゃんがひと休み

手押し車は椅子にもなります。

アサリ口開き

明日の3/23集合の案内です。

当番２組と書かれており、島民が作業を分担しているのですね。

佐久島地蔵

黒壁の家並み

迷路のような路地

大葉邸

築100年、空き家になって50年経った民家です。

アーティストの平田五郎氏によって庭と室内が作品化されています。

今日は管理している弁天サロンの休館日で、室内見学ができません。

瓦の生垣（大葉邸）

味わいのある黒壁の道

黒壁建物の二階

瓦の塀と花咲くお庭

里山の道

黒壁集落を抜けるとこんな風景になります。

おもちゃのようなショベルカー

遊び心のある塗装です。

石垣（しがけ）古墳

7世紀頃（古墳時代後期）の円墳で、横穴式石室があります。

石垣はこのあたりの地名です。

石垣海岸

縦横に割れ目の入った美しい岩の海岸です。

青い海は大浦と呼ばれ、大きな入江になっています。

あれっ、人がぶら下がってる〜

謎の物体があるので、近寄ってみます。

おひるねハウス

なーんだ、黒壁をモチーフにしたアート作品でした。

海の眺めは最高

梯子を登り、３階のワンルームで眺めています。

こんな格好もできます

ハマダイコンが満開

石垣海岸は一面にハマダイコンの花が咲いています。

畑仕事に行く女性

アートのような土塀

黒壁集落

集落の中心にある商店

西の集落にある商店はこの1軒です。

長いベンチは地元の人たちの社交の場になっています。

黒壁の蔵

レンガ造りの第八十四番札所

佐久島では弘法八十八ヶ所めぐりができます。

キブシ

黄金に輝く観音さま

アートの「大和屋観音」です。

大和屋観音

雑貨屋だった大和屋さんの店先で子どもたちを見守っている観音さまです。

この後、島めぐりは続きます。