2015/09/27 - 2015/09/27
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stray sheepさん
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ムーミンといえば小さい頃にアニメで見て以来、
スナフキンのファンになり、絵本や翻訳本を読み、
英訳の本まで買い揃えています。
日本では子ども向けとして販売されていますが、
教訓めいた話は一切なく、
どちらかというと冒険や自由を大事にした内容。
大人になった今でも、
たまに手にとってお話の世界に入り込んでしまいます。
そのムーミン谷をイメージする公園が埼玉にあります。
ムーミンのキャラクターが歩いているようなテーマパークではありません。
あくまでもムーミン谷のような童話の世界を再現した公園です。
原作童話が好きなムーミンファンにとっては、
アニメのキャラクターとしてのスナフキンやミィの
着ぐるみを着た人間が歩いているような子供だましでは興ざめです。
あくまでも『ムーミンをイメージとする童話の世界』を再現している。
↑ここが大事です。
完全コラボにする際の版権代が馬鹿にならないとか、
そういう大人の事情もありますでしょうが、それはそれ。
ムーミンが好きな人はもちろん、知らない人でも楽しめるので、
私はこのコンセプトの曖昧さが、その曖昧さゆえに気に入っています。
【あけぼの子どもの森公園】入場無料 9:00~17:00
【アクセス】電車……西武池袋線元加治駅から徒歩20分
車……圏央道狭山日高インターから約20分
http://www.city.hanno.saitama.jp/0000002658.html
そういえば、2017年に同じく飯能市の宮沢湖畔に、
フィンランドと正式に組んだムーミンのテーマパークができるそうです。
こちらはこちらで、ムーミンファンには楽しみですね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
あけぼの子どもの森公園へのアクセスは、車が便利ですが、
この日はウォーキングがてら電車で行くことに。
西武池袋線の元加治駅で下車し、徒歩約20分です。
駅から歩いてやっと着くと、案内図があります。
建物は全部で3つ。
★キノコ屋敷(正式名称は不明?)……中心に建っている3階建ての建物。
★子ども劇場……管理棟やトイレを兼ねたホールがある建物。
★森の家……童話や絵本などの図書館。
すべて建築家の村山雄一(むらやまたけかず)氏の手による設計という話。トーベ ヤンソンあけぼの子どもの森公園 公園・植物園
-
森を抜けて公園内に入ると、そこはまるで北欧のおとぎの世界。
直線がまったくないキノコのようなお屋敷が目に入ります。
ムーミンをよく知ってる人は、
あの青い筒型の3階建てのムーミン家を想像することでしょうが、
それとは違います。
しかし、なぜか「あぁ、ムーミン谷の世界に似ている」と
懐かしく思ってしまいます。 -
まるで自分がこびとかコロポックルになったような気持ちで、
さっそくキノコハウスに入ってみます。
正面に玄関がありますが、あまり混んでない裏口から入ります。
正面玄関は1階で、裏口は地下1階になるので、全部で4階建て?
さらに天井裏もあるので5階建てとも言えます。
何とも不思議な間取りの家です。 -
「ムーミンのテーマパークではない」とはいえ、
ところどころに「ムーミンを思わせる」デザインが隠れていて、
それを見つけるのもひとつの楽しみかも。
あとでご紹介するベンチや、そこら中にムーミンの世界のキャラクターが、
いたずらっぽく隠れています。 -
キノコハウスの中は、キッチンやリビングや暖炉などがあり、
まるで北欧のおうちに招かれたよう。 -
小さくて可愛らしいキッチン。
シンクの向こう側にはリビングが見えます。 -
子ども部屋に飾ってあったドールハウスには、
パッチワークのベッドカバーが掛かっています。
テントはスナフキンが住んでいるテントにそっくり。 -
ちょっとお腹が空いたので、キノコハウスが見える丘でランチタイム。
公園の近くにはあまりお店がないので、
池袋の西武百貨店のデパ地下で仕入れてきました。
北欧っぽいランチがなかったので、せめてヨーロッパ風にと、
イタリアンのおつまみセットとキッシュです。
公園内には売店がなく、建物内では飲食禁止。
ボーイスカウトの団体さんが、広場に敷物を広げてお弁当を食べていました。
ゴミ箱もないのでゴミはお持ち帰りです。 -
子ども劇場の屋根にいたずらお化けが居ました。
いちばん左端がヘムレンさんっぽいなと思ったのは私だけでしょうか。 -
子ども劇場はイベントの時に使うホールと、トイレがあります。
トイレに入るのにも靴を脱いで入るのがちょっと大変。
管理棟の窓にフィンランドの国旗が飾ってありました。 -
「テーマパークではない」と再三言いつつも、
ムーミンのぬいぐるみがさりげなく置かれているあたり、
このへんも大人の事情なのでしょうね(笑) -
公園内はさほど広くなく、子どもさん連れでも安心。
お父さんお母さんの目が常に届く程度の広さです。
宮?駿の世界(風)の見晴らし橋。
男の子が好きそうですね。 -
見晴らし橋から水浴び小屋を見てみると、このくらいの距離。
-
ニョロニョロっぽいベンチがありました。
これもあくまでもニョロニョロ風(しつこいですがw)。
分かる人は見てクスリとすれば良いという、さりげない似たもの感。 -
せっかくだからムーミンの本でも読もうと、
英語版のペーパーバックを持ってきました。
薪小屋の前でしばし読書タイム。 -
ちょっと離れた場所にある水浴び小屋。
ある意味ムーミンファンには、これがいちばん「らしい」のではないでしょうか。
ちょうどこれ位の大きさの水浴び小屋が原作にも出てきます。
しかし、アニメの水浴び小屋は赤茶色だったはず。
むしろ、この青い色合いと素材感は、
アニメに出てくるムーミン谷のムーミン家にそっくりです。 -
水浴び小屋から見た全体図。
カメラのジオラマモードで撮ってみたら、
本当に童話の世界のようです。 -
公園内には、注意喚起を目的にしたオブジェがあります。
これは「蛇に気をつけてね」という意味らしいです。
他にも「蜂に気をつけてね」もあります。 -
この公園には、滑り台やぶらんこなどの遊具は一切ありません。
子ども達が自由に想像をふくらませて、
自分で物語の中に入って遊ぶというコンセプトを大事にしているからです。
体育会系の遊びというよりも、
アートや文学系の感性を高める遊び場かもしれません。
お昼から夕方までたっぷり公園を堪能し、
最後にもういちどキノコハウスを振り返ってみました。
北欧のどこかの町を訪れた感覚がまだ余韻として残っていました。 -
駅まで歩く道すがら、入間川の橋を渡っていたら、
とてもドラマティックな雲を見つけたので撮影してみました。
そのときちょうど電車が通りかかり、これはこれで別な童話の世界みたいでした。 -
まだ少し時間があったので、元加治駅のすぐ近くにある、円照寺を訪れました。
先ほどとは打って変わって、風光明媚な和の世界。
広々とした池にはたくさんの鯉と鴨が居ました。
この池は、いろいろな言い伝えがあり、七不思議の池と言われているそうです。
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2420004.shtml圓照寺 寺・神社・教会
-
この日は満月。
西武池袋線の元加治駅に向かいながら、
いつかは北欧を旅してみたいと思ったのでした。
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