2015/10/03 - 2015/10/03
31位(同エリア812件中)
かっちんさん
武蔵野市立吉祥寺美術館では、2015-10-18まで「生誕200年記念 伊豆の長八−幕末・明治の空前絶後の鏝絵師」を企画展示しています。
そして、「光る泥団子づくり」のワークショップ(今回で終了)では、漆喰壁の磨き仕上げの技法を学ぶことができます。かっちんはこれから貴重な体験をします。
作り方は砂漆喰で下地が塗られた球の表面に、色漆喰を塗り、ガラスなどで磨きます。
塗りを重ね、丁寧に磨いていくと、不思議なことにマーブル模様の水晶玉のようになり、光る泥団子が完成します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
京王井の頭線
渋谷から井の頭線に乗り、吉祥寺で降ります。 -
吉祥寺駅
JR中央線の駅もあります。 -
中央線ホーム
井の頭線側から見えます。 -
駅前のサンロード
土曜日なので賑わっています。 -
ハモニカ横丁
昔からある路地です。
吉祥寺は学生時代に通っていたので、懐かしいところです。 -
吉祥寺美術館までの地図
吉祥寺美術館は、駅から歩いて3分のところにあります。 -
昔からの魚屋さん
ハモニカ横丁に入ると魚屋さんがあります。 -
伊豆の長八展の案内
吉祥寺美術館はショッピングセンター「コピス吉祥寺」の7階にあります。
コピスのビルは、2010年(平成22)まで伊勢丹だったところです。 -
吉祥寺美術館に到着
-
「伊豆の長八」企画展
長八の鏝絵のほか、絵画、塑像などの作品が、2015-10-18(日)まで展示されています。
伊豆の長八(入江 長八)は、幕末明治前期の江戸/東京で活躍した伊豆松崎出身の左官です。
漆喰壁に鏝(こて)を使った浮彫と彩色を施した装飾は「鏝絵」と呼ばれ、長八はその随一の技をもって建築・調度・塗額などの上に傑作をつくり上げていきました。
長八の鏝絵は「前代未聞」といわれ、浅草における見世物や、明治10年の第1回内国勧業博覧会でも衆目を集めます。
(吉祥寺美術館HPより) -
ワークショップ −光る泥団子づくり−
事前に申し込み、10/3 12:30〜14:00に参加します。
参加費は、1,500円です。 -
ワークショップ会場
各時間帯の募集定員は15名で、この時間帯は8名が参加しています。 -
元になる泥団子
はじめに、泥団子の製作工程の説明を受けます。
泥とワラを混ぜて握り、丸い球体を作ります。
この工程は時間がかかるので、事前に用意されています。 -
丸くする道具
-
今回実施する体験
右側に、元になる球に砂漆喰で下地が塗られたものがあります。
この球に色漆喰を塗り、磨き上げます。
色漆喰は、消石灰クリームに糊、アクリル絵の具を配合しています。 -
泥団子の完成品
色を塗っただけではまだ光沢がなく、ガラスなどで丹念に磨き上げると、こんなにピカピカになります。 -
泥団子の構造
中身は泥の塊りで、表面の漆喰が光っています。 -
漆喰の作り方
消石灰に糊、つなぎとなる繊維質の材料を練り合わせて作ります。
かっちんが小さい頃、木造の家の新築現場に左官屋さんがいて、漆喰をこねていたことを思い出します。 -
いよいよ泥団子づくり開始
元になる球、ヨーグルトの瓶?、フィルムケース?が用意されています。
指導してくださる講師は、伊豆の長八美術館のベテランの方です。
瓶は磨くときの鏝、フィルムケースは色を塗る鏝になると聞き、ビックリ! -
色漆喰を準備
かっちんは、青を選びました。 -
色漆喰を鏝で塗り延ばしていきます
この写真は塗り方の指導風景です。 -
上半分の塗り
かっちんが上半分を塗った球を乾燥しています。
色漆喰を塗ると表面に凹凸ができるので、鏝で滑らかにしています。 -
下半分の塗り
乾いた上半分を持ち、下半分に色漆喰を塗ります。
この後、乾燥させます。 -
2度塗り
全面が塗り終わったので、次は90度向きを変えて2度目の色漆喰を塗ります。
2度塗りすると、少し濃い青色になってきました。 -
2度塗りの乾燥
乾燥すると色が白っぽくなります。 -
下半分の2度塗り
これで全面が2度塗りできました。
乾燥後、講師に確認してもらったところ、塗り方が不足しているので手直しをしてもらいます。 -
手直し後の乾燥
いい感じになって来ました! -
イチオシ
地球は青かった〜!
宇宙から地球を見ているようです。 -
しばらく置いておくと白っぽくなります
青い地球はどこへ行ったのやら・・・ -
磨き作業
瓶の口を球にあて、小さな円を描きながら優しく磨いていきます。
隣の人が磨いているところです。 -
これは別の人で、磨きが進むとこんなに光ります
かっちんも磨き作業に入ります。 -
イチオシ
かっちんの磨いた球
20分ほど磨いたところです。
ピカピカに輝いています。 -
イチオシ
見事な出来栄え、家宝にします
光の当て方により、青い地球のように見えます。
色漆喰塗りから磨きまで、1時間15分ほどでできました。
この後、長八の鏝絵作品の展示を見学します。 -
さとうのメンチカツ
帰りに吉祥寺名物のメンチカツをお土産にします。 -
元祖丸メンチカツ
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行列ができるほどの人気!
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メンチカツ購入用のカード
平日は1人20個まで、土日祝日は1人10個まで買えます。 -
メンチカツの値段
6コ買うので、1コ180円になります。 -
丸いメンチカツ
肉汁と揚げたての匂いが食欲をかきたてます。
丸いメンチカツは、先ほど作った泥団子を思い出します。 -
乾物屋さん
吉祥寺にはこんなお店も昔からあります。 -
たい焼き「くりこ庵」
小腹が空いたので、たい焼きをおやつにします。 -
人気NO.1 くりこあん
どれにしようかな? -
まるごと北海道えびすかぼちゃ
季節限定のたい焼きにします。
かぼちゃの風味と甘みのある餡がたっぷり入っていて、ほくほくした食感は最高です。 -
イチオシ
鎮座する家宝
3日目の泥団子が我が家で光っています。
毎日触ったり、眺めたり・・・
終わりに
漆喰を鏝を使って磨くと美しく光る体験ができました。
光る泥団子づくりは、伊豆松崎の長八美術館で定期的にワークショップが行われています。
皆さんも、自分の家宝を作ってみませんか。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ごまさん 2015/10/08 16:21:16
- 地球みたいな綺麗な青ですね。
- かっちんさんへ
こんにちは、凄い体験をしたのですね。
泥だんごが見事に変身しましたね。磨くだけであんなに輝くのにはびっくりしました。
先人は凄い事を考えつくのですね〜家宝ですか、お茶目ですね(´∀`*)
でも確かにわかる気がします。
「伊豆の長八」企画展良いですね。
伊豆の松崎に有る長八美術館には、家族旅行で行って漆喰壁に鏝を使った浮彫と彩色を施した「鏝絵」を見て感動したのを覚えています。
人間技じゃない作品ばかりでしたね。塑像のスズメを見て猫が飛びついたという逸話があるほどですからね。
都内に住んでらっしゃると、色々な美術館や企画展みられて羨ましいです。
こらからも旅行記を楽しみにしております。
ごま
- かっちんさん からの返信 2015/10/08 19:18:40
- RE: 地球みたいな綺麗な青ですね。
- ごまさん
こんばんは
泥だんごは一生懸命磨くと思いが伝わるのか変身してくれます。
地球の青さにそっくりです。
この体験で漆喰の美しい輝きを知ることができました。
ごまさんは伊豆の長八美術館に行かれたのですね。
鏝絵など素晴らしい作品を作った長八に私も感動しました。
かっちん
-
- PHOPHOCHANGさん 2015/10/06 21:33:48
- 楽しい体験♪
- 光る泥団子作りは「男のロマン」だ!って台詞がPHOの大好きだったアニメの中で出て来ます。
それを思い出したので、職人技って言うのは本当だったのだとこちらで実感しました。
自分もやってみたくなりました。
- かっちんさん からの返信 2015/10/07 11:13:58
- RE: 楽しい体験♪
- PHOPHOCHANGさん
こんにちは
光る泥団子づくりは、たしかに職人技でした。
ガラス瓶の縁を使って磨きを何回も何回もかけていくと、次第に光りだしていきました。
まさに、神秘、男のロマンですね!
かっちん
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