2015/06/23 - 2015/06/25
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ノーーウォリーズさん
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ベルゲンからヘルシンキを経由して、後半のハイライトであるロシア・サンクトペテルスブルグへ向かいます。通常ロシアに入国するにはビザが必要で、個人旅行の場合ホテルの予約をしてバウチャーを送付してもらうなど面倒です。ところが、サンクトペテルスブルグにフェリーで入国すれば3日間だけビザなしで入国できるのです。ただ、調べてみてもはっきりと説明されておらず、本当にビザなしで入国できるのか不安はありました。ビザなし入国の条件は3つあります。
1. 特定のフェリー会社の滞在72時間以内で往復のフェリーのチケットを購入する -> www.stpeterline.com で購入。Eチケットにはロシア語で大量の注意書きが、そのままで大丈夫?
2. 市内観光はツアーに参加する -> www.stpeterline.comで25ユーロのツアーを購入しましたが、これは市内までの往復送迎だけ、大丈夫?
3. ホテルの予約証明を用意する -> booking.comで予約しましたが、この予約完了メールをプリントアウトするだけでよい?ビザ取得の様にホテル発行のバウチャーは要らない?
と、不安も多かったのですが2015年5月時点でそれは杞憂に終わり、上記で問題なく入国できました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヘルシンキの中心地からトラムで約15分、西港 Lansiterminnali に到着。St Petersの船が泊まっているのが見えて、間違った港に来ていないことで一安心(ヘルシンキには複数の国際港があります)。
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チェックインカウンターです。思ったより混んでいません。ここで、パスポート、Eチケット、ホテルの予約完了のプリントアウトを見せます。特に何も聞かれる事なく、手続きは完了。Boarding Pass(部屋のキー), Departure, Arrival と書かれた3枚のカードを貰えます。
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フィンランドの出国手続きもスムーズに完了。Princess Maria号に乗り込みます。
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こんな感じで、英語でフレンドリーに迎えてくれます。ロシアのサービスも良くなっています。
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船は時間どおりに出港します。ヘルシンキの街ともしばらくお別れです。周りの乗客は、この日は中国人のツアー客が多く100人以上が乗り込んでいます。こんな所で中国人に囲まれるとは思ってもいなかったです。
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船室の中。グレードは下から2つ目で窓はないですが、2人部屋で清潔にベッドメークされています。これで普通のホテルより安いのは非常にお得です。
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クルーズ船と同じようにエンターテイメントは沢山あります。
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カジノもあります。他にも免税店やディスコ(誰も踊っていませんが)もあり退屈しないでしょう。
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夜の12時過ぎでも完全には暗くならずにうっすらと周りが見えます。ピンク色の夕日が何時間も続く感じで高緯度にいることを感じます。今は夏の始まりですが、海上は風が強く陸にいる時より寒いんで、寒さ対策はいります。
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翌朝、サンクトペテルスブルグに到着。ロシアは10年以上前にトランジットで1泊した時以来、その時は真四角で箱形の車ばかりでロシアにいる実感がしたのですが、今は日本車や韓国車も多いです。フェリーの到着30分前には出口で並ぶとイミグレに早く並べるという話でしたが、中国人ツアー客はそれ以前に来ておりました。まあ時間がかかったけど、ロシアのイミグレも何も言われずに簡単に通過して、入国を果たしました。
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外に出ると④と印のあるバスが停まっています。ツアーの地図には④はセントアイザック寺院だったので、そこに行くものだと思い乗りこみました。バスが出発し、ガイドが英語でない言葉で何やら説明しています。ああロシア語だなと思いましたが、他の乗客は理解しており、ここで間違ったバスに乗ったことがわかりました。ドイツ人のツアーに紛れ込んでいました。幸い最初の目的地がエルミタージュ美術館の対岸だったんで、セントアイザック寺院まで歩いて着けました。無事入国をすることで気がゆるんでいた様です。
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セントアイザック寺院の中です。最初はあまり期待していなかったのですが、中は素晴らしかったです。でもものすごい数の観光客で上に登ることは諦めました。
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天気も良くなってきており、ネヴァ川 Bolshaya Neva を歩くのは気持ちが良いです。
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あてもなくぶらぶらと歩きまわります。中心街の町並みは綺麗に保存されています。
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運河を観光船で巡るのも良し、絵を描くのも良し、思い思いに過ごせます。血の上の教会 Church of the Saviour on Spilled Blood が見えてきました。この教会名はちょっと怖いですが、普通の教会です。アレクサンドル2世が暗殺された場所に建てたのでこの名前となりました。
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この独特な屋根の形、ロシアの象徴ですね。教会の周りにはここも沢山の人が。以前は服装や髪形などでロシア人と外国人を外見で見分けることは自分にとっても簡単で、ロシアにいることを強く感じたのですが、今では分からないです。普通のヨーロッパの都市の感じでロシアに来たという実感はこの教会を見るまであまり感じませんでした。
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内部もきらびやかで見事です。ノルウェーやフィンランドの教会の中は地味なんで、ロシアの教会との違いは一目瞭然です。
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一番の中心街となるNevsky pr 沿いのKazan Cathedralです。
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ここは観光客より地元の人が祈りをささげるために来る場所です。バロック建築で前の2つとはかなり雰囲気が違います。
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1日中歩き廻り疲れました。最後は日が暮れた後に川向うからエルミタージュ美術館を眺めました。日が暮れたと言っても薄らと明るく、完全に暗くなりません。これがホワイトナイトです。
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エルミタージュ美術館入口のDvortsovaya Ploshchad広場です。
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翌日はGodtiny Dvor駅前のデパートから出発するツアーでペテルホフ Peterhofへ行きます。英語ツアーは出た後だったんでロシア語ツアーです。英語ツアーは3000、ロシア語ツアーの外国人料金2000、ロシア人料金1600ルーブルです。まず庭園に入ると有名な噴水が見えます。
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これがロシア人ツアー団体。ガイドは100%ロシア語を話し、英語は一言も話しません。なので説明は全く分からない上、置いていかれないように注意する必要があります。しかし庭園の端の方で突然ガイドはどこかへ行ってしまい、ツアー客もバラバラに。途方に暮れて見回すと、バスで隣になったおばちゃんがいたので、聞いてみましたが英語は一言も話せず。ついておいで、と言っているのが分かったので、しばらく一緒に庭園巡り。おばちゃんはトルコ人でロシア語は話せても英語は全く話せません。あちこち旅していますが、英語が全く通じない状況は久しぶりの経験でした。
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グランドパレス前に戻ると見覚えのある顔がちらほら、どうも指定した時間にここに集まるようガイドは言い残して去った様です。天気も回復して、念願かなって、この風景を目に焼き付けることができました。
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グランドパレスにはツアー客専用の時間帯があり、その時間ならツアー参加者はスムーズに入場できます。個人では不便なので、これがツアーに参加した最大の理由です。残念ながら、内部は撮影禁止でこの先写真はありません。また音声ガイドもロシア語しかなく、説明は全く分かりませんでした。
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中の雰囲気は良かったのですが、翌日のエルミタージュの規模には圧巻されたので、それに比べたらこじんまりとしています。30分ほどでひと廻りして、外に出た所です。
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今晩もホワイトナイトを楽しみます。ホテルの窓の向こうに見えるのはエルミタージュ美術館、いよいよ明日向かいます。
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最終日、朝早く起きて、まずはSts Peter & Paul Cathedralへ向かうため、メトロに乗ります。これがすごく深いところでエスカレータの終点が見えないほどです。残念ながら、モスクワと違ってサンクトペテルスブルグのメトロのホームは美術館の様に飾られてはおりません。
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教会のそば、この等は街中から見えて、サンクトペテルスブルグ中心地で最も高い建物です。川向うから見るとバンコクの寺の塔にも見えます。
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今でもここで軍事演習をしています。写真撮影可能です。時代は変わりました。
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エルミタージュ美術館の中庭。事前にネットでチケットを購入している場合、中庭に入る前にボックスオフィスがあり、そこでチケットを貰えば、行列に並ばず入口まで進めます。そうでなければ、チケットを買うために左側の行列に並ぶ必要があります。
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エルミタージュ美術館の入口、荷物はペットボトルの飲み物を含めて入場前にクロークに預けます。荷物を受け取るには退場しないといけないので、広大な美術館を巡る間、水分補給はできません。唯一の解決策は、出口前にいくつかカフェが幾つかあるので、ここなら退場する事なく、休憩することができます。
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6月は、最も観光客が多い時期で、その中で最も人気な場所であるエルミタージュ美術館の混雑具合は、想像するのは簡単です。ここはダビンチの絵の前です。正面左の金の額がそれです。絵を数秒見るために多くの人が行列しています。
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これがその数秒で撮った写真。早すぎてじっくり鑑賞する時間もありませんでした。
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そのほかにも沢山写真を撮ったのですが、ここに載せると膨大な量になってしまうので、興味ある人はエルミタージュ美術館のウェブサイト等を見てください。3階建てで大きな建物を2つつなげており広大ですので、最低でも6時間、絵が好きな人には2日間はいるでしょう。
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ここはエルミタージュ美術館の広場の反対側にある別館旧参謀本部 General Staff Building入口です。雰囲気は本館と大きく異なり、モダンな感じです。
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2015年6月時点で、印象派の絵はこちらに移されています。あまり知られていないのかツアーに組まれていないのか、こちらに来る人は驚く程少ないです。マティス、ピカソ、セザンヌ、ゴーギャンなど著名な画家の絵を誰にも邪魔されずじっくり鑑賞できます。
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外に出てみると、軍事パレードの練習中?で大勢の軍人が行進しています。この時期ヨーロッパ各国ではよく行進している所で出くわしましたが、やはりロシアのその規模は大きい。しかしあまり揃っておらず出来はいまいちでした。
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ロシア料理は大変楽しみにしていました。地元向けのレストランは言葉が分からずオーダーに苦労しますので、指差しでオーダーできるカフェテリア形式のレストランに良く行きました。写真はボルシチ、サワークリームが必ず付いてきます。念願の本場のボルシチで、癖もなくおいしかったですが逆に新鮮な驚きはなくこんなものかなとの印象も。
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セントアイザック寺院から、帰りはツアーのミニバスに無事に乗り港へ着くとサンクトペテルスブルグとはお別れです。言葉の問題が大きく、出会いもなく、ツアーの説明も分からずと特別な思い出はありませんが、長年の念願かなってロシアに足を踏み入れることは達成できました。前回から10年以上も経っているため、その後ロシアは良くも悪くも普通の国になったと感じました。
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