2015/05/03 - 2015/05/03
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risarusaさん
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旅は3日目、日曜日。
そして、日曜日は、電車の本数が少ないのです。
インバネスより北に行ったことがないので、以前から興味のあるスコットランド最北駅サーソーに行くのはどうだろうと思ったものの、事前調査によれば、日曜日はインバネス発サーソー着は夕方発の一便のみ・・・。行っても帰れない。
鉄道を使うなら、西のカイルオブロハルシュ行きに乗って気ままに途中下車、東に行ってアバディーンに行く、南に下ってダルウィニーで降りる辺りも選択肢と思いつつ悶々。
そういえば、インバネスまで行きながらネス湖に行ったことがないから、一応候補にしてみよう。と思って調べたところ、ネス湖の周辺にはハイキングルートもたくさんあるらしい(高揚)!しかし、行ってみたいルートには日曜日のバスがないらしい(落胆)。
確か湖畔の城もあったはずと、アーカート城行きのバスの発着時刻を旅程表にメモ書きしたのが旅行出発前夜の話。
最終的に、インバネスを9:15に出るバスに乗ってアーカート城に行き、昼ごろに帰ってきて、午後は電車で南に行くというざっくりの予定を前日に立てました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
6時起床。
母は5時台に起きて、シャワーや朝食作りをしていたようで、早々に朝ごはんとあいなりました。
COOPのスコティッシュビーフのパテがおいしい。4個入りで5ポンドくらいだったかと。肉食べてる!って気持ちにさせてくれる一品です。キッチン付きのアパートメントタイプのホテルに宿泊しないと食べられないので、今回の旅でまた食べるのが本当に楽しみでした。 -
早起きのおかげで2時間ほどの余裕あり。一旦、食材買い出し&王女様誕生記念の新聞チェックのため、COOPに出かけます。
昨夜からの雨で、空気はひんやり。 -
新聞の一面は、どれも王女様誕生の記事でした。
歴代王族の幼少期の写真とか、王女様の星占いとか、庶民の興味をそそるネタが満載だったので、サン紙を購入。 -
食材などをしまって、再出発。
まだ時間に余裕があるので、ちょっと遠回りしてホテル横のネス川沿いをぶらっと歩いて、駅の裏手のバスセンターまで行きます。
ネス川にゴミなど全然浮いていないことに毎度驚きます。逆に自分の日頃の生活環境がよろしくないってことなのかもしれないのですが。 -
メインストリートから続く橋を渡り、西側を川沿いに進んで北方面のお隣の橋。
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吊り橋型で、歩くとゆさゆさ揺れるのが楽しい気持ちにさせてくれます。
向こう側の教会の間の路地を抜けて中心街を通って駅を目指します。 -
COOPのある中心街のあたりにはチャリティショップが沢山。
食器が欲しくなる! -
予定通りにバスに乗車。
しかし実際のところ、バスセンターに着いてからは発車掲示には9時15分発のバスなどなく、時刻表を見てもアーカート城行きは日曜日に出ていないように見えるし、インフォメーションセンター前が乗り場だったかしらと行って戻りの右往左往。
最終的には9時に開いたバスセンターで、ままよと、アーカート城行きのチケットくださいと言ったら、すんなり話が通じてホッとしたのでした。 -
街を抜け、湖畔を走り、アーカート城へ。
帰りのバスまで2時間ほど過ごせます。 -
ビジターセンターを抜けて、ネス湖から強風が吹きつける中、芝生の中の小道をくだってお城に行きます。
手前のは投石器。 -
お城に入ります。
銀色レインコート(今回の最強装備らしい)を着用しているのが母です。
恥ずかしいと言っていたけれど、今思えば、そんなに目立っていなかった。 -
アーカート城は、想像していたよりも広かった。あちらこちらに見張りの砦や教会等の諸々の跡が残っています。
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例えば、こんなのとか。
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ハト小屋です。
ラピュタを思い出すわー。 -
これは馬小屋跡。
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強風のせいか、一番高い部分の城跡は、立ち入り禁止になっていました。
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立ち入り禁止の手前から眺めると、こんな感じ。
雄大。
ネス湖すごい!
ネッシーをウリにしているのだからと侮っていた自分を猛烈に反省しました。 -
突端の方にある湖に面した建物。
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1509年にジェームズ4世がアーカート城をジョン・グラントに下賜した後に建てられた塔だそうです。
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中は広々してます。
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窓(というのか?)から外を覗くと、ちょうどクルーズでお城に着いた人々が。
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ひととおり回って、カフェでお茶です。
ベヌーゴが運営していました。(ロンドンのV&Aミュージアムやエジンバラ城等々のカフェもそうだったはず)
お茶とキャロットケーキを注文。キャロットケーキの素朴な感じの風味が大好きです。
しかし、このカフェでのんびりし過ぎて、無料のシアターに入り損ねたのは失敗。 -
10分ほど余裕をもってバス停に。
母が用意してきてくれたハムをはさんだパンをいただきます。
こまどりにパンくずをおすそ分け。 -
11:45頃にアーカート城発のバスに乗って、約30分の旅で12:15頃にインバネス着。
インバネス駅に直行して、12:45発の列車でニュートンモアを目指します。
これはインバネス駅。
駅前のロータリー(駐車場)は小さ目です。写真には入っていないけれど、真ん中に(確かキルトを着用した)ハイランダーの像が立ってます。 -
1等車のおやつサービス。
おやつを1つ選ばせてくれた後、飲みたいものを聞いてくれます。
今日は2人ともカスタードクリームとチョコチップのうずまきパンと紅茶を選択。 -
去年は、カップタイプのミルクだったけれど、スティックタイプになっている!
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インバネスから2つ目のアヴィモアにて。
本日の列車の車掌さん。
車掌さんは、停車するごとに、検札のために(多分)乗降客をチェックしています。 -
13:39にニュートンモア着。
小一時間の旅でした。
ニュートンモアは小さな無人駅。
停まるのも2本の内1本くらいです。
途中で停まった、カーブリッジ、アヴィモア、キンガシーを含めて、駅レベルを大中小分類するならば、
インバネス(大:ターミナル駅・必ず停車)
カーブリッジ(小:半分くらいの列車は停まる)
アヴィモア(中:大体停まる)
キンガシー(中:大体停まる)
ニュートンモア(小:半分くらいは列車は停まる)
列車自体には急行とか各停といった名称はつけていないけれど、実際にはそんな感じで運行しているといえばいいのかな。 -
ニュートンモアの駅周辺には、家は、ほとんどありません。
まっすぐに伸びた道を少し行くと幹線道路があって、それに沿って歩いて行くと、町に出ます。 -
駅前から左回りで線路を超える道へ。
山には雪が残っています。 -
線路を渡って羊牧場へ。
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可愛い可愛いこひつじちゃん達。
ニュートンモアをぐるっと回るウォーキングコースの「ワイルドキャットトレイル」は、羊牧場を通るのです。心の洗濯、目の保養、春は本当に良い季節。
去年、このコースを初めて歩いて、その数日後にこひつじ会いたさにまた行って、今年もまた来たと。
人から見たら、バカみたいなことをしているのかもしれないけれど、楽しい。 -
カメラのズームを最高にして、遠くから。
母ひつじたちの冷たい視線が突き刺さる。 -
かーわいー。
耳とかお尻とか足とか、すべてにキュンキュンする。 -
牧場の真ん中を仕切っていて、そこに細い歩道を設けています。
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これもふたごというのだっけ?
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ほのぼの。
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突き当りがスペイ川になっていて、川沿いに右でも左でも行けます。
今回、最終的には隣駅のキンガシーから列車に乗るつもりなので、去年と同じだけれども左折します。 -
ワイルドキャットトレイルの標識。
かつて、この辺りにはワイルドキャットが生息していたそうです。 -
少しずつ川から遠ざかって、向こう岸にも牧場が。
あの河原で、去年は、おやつのパンを食べたものだった。 -
途中、冠水(水没)していた。ピンチ!
去年は普通に渡ったような気がするけれど、今年は雨が多いのかもしれない。 -
少し脇に倒木で作られた橋があったので、渡れました。
我々、アウトドア活動のど素人と自覚していて、「道を歩く」ことにしているため、これがなかったら、引き返していたでしょう。 -
草原や林を抜けて線路上の橋を渡ります。
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あれは!
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ワイルドキャーット!!
こんな置物が途中途中にあります。(駅の近くにも一つあった)
道は、フォークロアミュージアムの真ん中をつっきって、表の幹線道路につながります。 -
ここはフォークロアミュージアムの真ん中。
トイレに駆け込んで一旦落ち着いてから(トイレに行きたくて2人とも発狂しそうだった)、前回行ってなかった南側半分を回ります。
この松林のところは地面がふっかふかで、こんなに気持ちの良い感触の場所を歩いたことがあったかなと思うくらいに、本当にふっかふか(2回目)でした。 -
昔は製材していたらしいです。
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昔の民家。
日本のものとも似ている気がします。 -
中はこんな感じ。
今の都会は、うそのように明るい中で暮らしているのだなあと。 -
カーリング小屋。
小屋の中にカーリングの発祥についての説明書きがあって、詳細は忘れてしまったけれど、相当昔からあったスポーツだったような。また、スコットランドの人たちが、世界各地に移住したことで広まったとも書いてあったような気がします。 -
ハリネズミの家族。
松林の中には、動物たちの彫刻があちらこちらに置いてあって、見つけるのが楽しいです。 -
動物。種類がわからない・・・。
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これも何かわからない・・・。
知識不足が悲しい。 -
フォークロアミュージアムを出て、幹線道路に沿って北に歩き、キンガシーへと向かいます。
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途中、川のところで渡らずに、ちょっとだけ滝を見に寄り道。
ここも去年歩いたところです。懐かしい。 -
滝!
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去年は、この滝のところで川を渡った気がするのにと不思議に思っていたら、コンクリートの階段の残骸が転がっていた。何かがあったらしい。
家に帰ったら、去年の写真で検証してみよう。 -
検証:これが、去年の同じ場所の写真。
去年は橋があった!ということは、これが流されたのね。恐ろしい。 -
帰り道、よく周囲を見てみると、多くの木が倒れている。(倒されている)
川岸もえぐれているし、多分、大雨か何かで洪水があったのではないかと推測されます。しかし、これ、相当なものですな。 -
表の道路沿いにキンガシーを目指します。
アスファルトが硬いので、足が痛くなってきた。
雲行き怪しく、ところどころ雨に降られ、おやつパンをかじりながら母に遅れる私。 -
牛もいいよね!
子牛可愛い。
しかし、そんなことを言いつつ、肉大好きなんて、本当に申し訳ない。 -
馬もいいよね!
車窓から見かける頻度では、羊>>牛>馬かなあと思う。 -
町のCOOPに寄って、ちょこっと夕飯の買い物をして、駅に到着。
-
列車が来るまで40分ほどあったので、駅の向こうまで行ってみることに。
母は歩き疲れてベンチで俳句作り。 -
去年行ったルースベン・バラックを一目見たいと歩くも、なかなか見えて来ないので焦る焦る。こんなに遠かったっけ・・・?
15分強、歩いたところで、高台に見えた!
当然、行くような時間はないので、眺めておしまい。 -
バラックふもとは牧場。
もしゃもしゃのハイランド・カウです。
写真を撮って小走りに(一部ダッシュで)駅まで戻る。 -
18:18の列車に間に合った。良かった良かった。
このおじさまは、てっきり乗客だと思っていたのですが、大学生か高校生くらいの息子さんを迎えにきた方で、乗車しませんでした。 -
先頭寄りの1等車には誰もいません。
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お茶とショートブレッド。
疲れている時にお茶が飲める幸せをかみしめる。
ショートブレッドは、去年はウォーカー社のだったけど、変更になった模様。
母が配りのお土産用に集めているので、あげました。 -
サーブしてくれた乗務員さん。
もうすぐ終点なので、売り上げを集計しています(多分)。 -
19:05にインバネス着。
一日お疲れ様でした。 -
部屋に直帰。
19時過ぎだから、まだまだ空は明るい。 -
道路を挟んだところのステーキハウス。いつも気になるけれど、それなりにお金がかかるので、入ったことがないのです。いつかは!
店名は、ハリーポッターを思い出させる、「マクゴナガル」。 -
母の希望でパスタ。
スコティッシュビーフのパテを崩していれて、ミートソース風に。
夕飯後、生まれて初めて旅先でハガキを書きました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- pedaruさん 2015/07/03 05:47:09
- スコットランド
- risarusaさん はじめまして
まるで国内旅行をするかのようにサクサクと手慣れた様子のスコットランド旅行ですね。
私は4月30日に帰ってきましたから、入れ違いでイギリス入りしたのですね。
それにしても、立派な旅行記を既にたくさん発表していますね。pedaruの場合、たくさん写真はあるのですが、なかなか集中出来なくて投稿が遅れています。
北の国とはいえ、4月下旬にこんな服装でいいのかな?と気にしながら買った真冬のダウンコートが充分役に立ったのには驚きでした。さすが旅慣れたrisarusaさんの服装は冬支度でしたね。
鉄道の旅もいいものかな?と前からネットで予約していました、予算の関係で全部2等車ですけどね。前もって買うと値段が半分近くになるんですね〜
pedaruの列車の旅は、エディンバラからグラスゴー、オーバン、戻ってグラスゴー、スターリング、インバネス、エルギン、ストーンヘイブン、そしてエディンバラに戻って来ました。
risarusaさんのスコットランド旅行記、興味深く拝見しています。
これからもよろしくお願いします。
pedaru
- risarusaさん からの返信 2015/07/03 23:18:58
- RE: スコットランド
- pedaruさま
はじめまして。
皆様のように洗練された旅行記を書けず迷走しているところに、
とても丁寧なご感想をいただき、恐縮しつつも、嬉しかったです。
ありがとうございました。
pedaruさんの旅行記も拝見いたしております。
ちょうど偶然にも近い時期の旅行ということで、風景の季節感が自分の体験とも重なって、時に懐かしく、時に新たな旅にお供させてもらっているかのように、どこか追体験にも似たような感覚で、pedaruさんの旅を楽しませていただいています。
今回の旅の途中、ウエストハイランド線のフォートウィリアム寄りのコロールのB&Bの宿泊時に、少しだけ会話をしたエジンバラ在住のご夫婦が、列車でクリアンラリックに戻って車を回収してからマル島に向かう(多分オーバンからフェリーですね)とおっしゃっていました。
その経緯もあり、pedaruさんの旅行記で、マル島の風景が見られたのは、何だかご縁を感じてしみじみとした感慨がありましたし、いつか自分も行ってみたいと思いました。
pedaruさんも色々なところへ列車で回っていらっしゃるので、これからの残りの旅程の分の更新も、とても待ち遠しく、楽しみにしております!
なお、当方、2011年に初めての海外旅行(フランス・ベルギー・オランダ)、2012年に初めてのイギリス(ロンドン)旅行、2013年が初めてのスコットランド訪問ですので、実のところ、旅の経験自体は少ないです。国内旅行も全くしていません・・・。
スコットランドについては、風土に魅せられて4回目の旅行、かつ、休暇を取りやすい時期の都合で似たような季節(5月か9月)に訪問しているため、自分なりの旅の仕方や荷物の作り方のノウハウがつかめてきたのかなと思います。
とりとめのないコメントになってしまいましたが、お時間を取って、感想をお伝えくださったこと、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
risarusa拝
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