水芭蕉の季節に尾瀬を訪ねる～尾瀬は、山の中です。侮ることなかれ～

2015/06/06 - 2015/06/07

初めて尾瀬に行って来ました。実は、昨秋とあるツアーを申し込んでいたのですが、送迎だけだったので、何となく不安を覚え、水芭蕉の季節に添乗員、観光ガイド込みのクラブツーリズムの「ハイキング初級　尾瀬ヶ原内に宿泊　尾瀬ヶ原から尾瀬沼へ　～尾瀬花街道をあるく～」に参加してきました。

天気予報が晴れっぽかったので、ジーンズにポロシャツといういでたちでバスに乗り込みましたが、これは、自殺行為だと尾瀬に着くとすぐわかりました。初日は、小雨だったので、予備として持って行ったパーカー、ウインドブレーカー、レインスーツ上下全て使いましたが、それでも薄着で寒かったです。手袋は、忘れてしまったので、ガイドさんに貸していただき事なきを得ました。

水芭蕉のピークで人も多かったですが、まだ残雪のある時期なので、冬に準じた装備が必要です。ジーンズなどの綿素材は不適です。主催者からの告知を守らなかった私が悪かったです。

(新宿→尾瀬戸倉→)鳩待峠→山ノ鼻→尾瀬ヶ原→見晴・ひのえまた小屋宿泊→尾瀬沼→大江湿原→沼山峠(→御池→桧枝岐温泉→新宿)という行程ですが、１日目９キロ、２日目１５キロ程度歩きましたが、雪道も多く往生しました。

１日目は、鳩待峠に着くなり小雨が降りだし、５０メートル先のパーティーに、負傷者が出て、救援ヘリに救出されるというアクシデントを目の当たりにして「国内旅行総合保険」に加入せずに参加したのも後悔しました。

また、生まれて初めて山小屋に泊まりましたが、生存競争の世界で、カルチャーショックを受けました。

幸い２日目は、好天に恵まれ、雪道には、苦労しましたが、とても思い出深い旅となりました。

尾瀬は、観光地ではなく山の中だということを重ねて肝に銘じたいと思っています。

なお、山小屋なんで、電波は通じないし、コンセントもありませんので、ご注意ください。予備のバッテリー必須です。

今度は、ニッコウキスゲの時期にでももう一度行きたいです。

カメラは、山に慣れていない人は、デジタル一眼レフは、お勧めできません。今回コンデジにして正解でした。

エリア 武尊・尾瀬・片品(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

総勢40名参加でジーンズ姿は、私１人だけ。失敗したと思いました。

赤城高原SAにて、オープンカーのグループを見かけました。この時点で晴れを確信していました。

鳩待峠に着くなり、霧雨が降りだし嫌な予感しました。

このヘリが５０メートル先の負傷者を救出に来ました。保険に入っておらず、失敗したと思いました。

事故現場から救援部隊の人たちが戻って来ました。

山ノ鼻前にて、やや盛りを過ぎた水芭蕉が咲いてました。

山ノ鼻にてトイレに並ぶ人たち。

尾瀬内は、チップ１００円でトイレが利用できます。１００円硬貨は、必須です。

山ノ鼻からは、ひたすら木道が続きます。

水芭蕉とリュウキンカ

この日は、至仏山は、霧で見えなかった。

後に至仏山が見えればいいのですが…

尾瀬ヶ原の水芭蕉は、もう１週間前の方が良かったようです。

リュウキンカ

竜宮小屋に到着

切実なアルバイト募集ポスター

見晴のひのえまた小屋に５時前に到着。この時、6〜7度。

山小屋の夕食です。出るだけマシかも。

暖炉です。

雑魚寝です。こんなん生まれて初めて！

至仏山が見えました。

至仏山と月と朝もや

朝もやいい感じです。この時零度です。

食堂内大混雑。朝食は、５時半から！

朝食です。納豆ありました。

山小屋の主　通称ひげくまさん。

出発は、６時半！

山わさびです。

白砂峠に向けて残雪の中そろそろ進みます。

雪で登れなくて往生しました。

恐々進みましたが、どうにか事なきを得ました。

池塘に映る雲

沼尻まで来ました。尾瀬沼到着です。

いい天気です。

燧ケ岳です。

根が上がっています

燧ケ岳

ビジターセンターに到着。

昼飯です。

タテヤマリンドウです。

大江湿原にて

またまた雪道を進みます。

沼山峠を通過中

着きました。

２日間で２５キロ近く歩きました。お疲れ様です。

タンポポ

野すみれ

色とりどりのザックが…

桧枝岐温泉のアルザ尾瀬の郷にて温泉に浸かりました。

羽生PAにて

この旅行記へのコメント （2）

• ジェームズ・ボンドさん 2015/06/09 22:31:24

  こんばんは

  同じ時期、尾瀬に居たようですね。
  6月3日辺りから急に寒くなったそうですよ。
  寒さで大変だった様子ですが、他のツアーメンバーに迷惑を掛けなくて良かったですね。
  
  （当方に関しては、尾瀬は山岳地帯なのにも関わらず、気軽なハイキングコースなどと宣伝する側にも問題が有ると思います）
  
  尾瀬は、まるでアウトドアウェア・グッズのファッションショーの様で、アウトドア雑誌から抜け出てきたようなハイカーで溢れていて圧倒されました。
  それに年齢層も高く、女性が多いのにも驚きます。
  
  恰好ばかり先行して・・・などという意見も有るでしょうが、形からから入るのも重要かもしれません、但し、荷物は最小限に。
  
  夏・秋の尾瀬もいいそうです。

  あべちゃんさん からの返信 2015/06/09 23:10:06

  RE: こんばんは

  ジェームズ・ボンドさん、こんばんは。
  
  大変だったようですね。こちらは、クラツーから尾瀬は、観光地ではなく山だという告知がありましたので、大抵の人は、最低限の装備をしていました。もっともスニーカーの人もいましたが･･･。
  
  私は、夏のスイスに行ったことはあったもののまさかあそこまで、冷え込むとは思っておらず、油断をしていました。
  
  恰好を見ただけで、今回は、とにかく他の参加者に迷惑だけはかけないようにと誓って入山した感じです。
  
  ガイドと添乗員にも恵まれ一人の落伍者も出さずにツアーは、終わりましたが、反省をさせられた旅行でした。
  
  それにしても> 尾瀬は、まるでアウトドアウェア・グッズのファッションショーの様で、アウトドア雑誌から抜け出てきたようなハイカーで溢れていて圧倒されました。には、同感です。
  
  今回は、いい加減な格好で参加したので、逆に次回は、しっかり形を整えて夏にまた行きたいなぁと思っている次第です。
  
  因みに、私の参加ツアーは、36800円でした。
  
  あべちゃん