南アルプスと伊那谷が一望できる羽広を訪ねて（長野）

2015/04/30 - 2015/05/01

南アルプスと伊那谷が一望できる伊那市羽広（はびろ）の「みはらしファーム」を訪れます。

羽広山仲仙寺（ちゅうせんじ）では、開創1,200年記念として秘仏のご本尊が2015/4/18〜5/8まで御開帳されています。

八王子から中央本線普通電車に乗り、途中で飯田線に乗り換え、伊那市からバスで羽広へ向かいます。

エリア 伊那(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

田んぼのパッチワーク

中央本線鳥沢を過ぎると、田んぼのパッチワークが見えます。

田植えが始まると綺麗な彩りになります。

新府付近

桃源郷はピンクの花から緑の葉に変わり、後ろには鳳凰三山が見渡せます。

長坂付近

甲斐駒ケ岳が見えてきます。

伊那へ行くと、甲斐駒ヶ岳が裏側から見えるのです。

岡谷で乗り換え

飯田線に直通するJR東海の電車に乗り換えます。

飯田線の車窓

山の景色は新緑と山桜となり、今が一番いい季節です。

伊那市駅に到着

八王子から４時間程かかりましたが、電車から眺める南アルプスの素晴らしい景色で飽きません。

後ろに見える雪山は中央アルプスの木曽駒ヶ岳です。

伊那バスターミナル

伊那市駅の近くにバスターミナルがあり、ここから路線バスで羽広へ向かいます。

では、しばらくバスの車窓風景を紹介します。

伊那市の商店街

バスは出発すると、看板建築風の商店街を通ります。

将棊頭山（しょうぎがしらやま）

中央アルプス木曽駒ヶ岳の北に位置する将棊頭山は、山頂に降った雨が天竜川と木曽川へ流れ、いずれ太平洋に注いでいます。

山の形が将棋の駒の頭に見えるところから名前がついています。

田植えの準備

遠くの山は南アルプスです。

信州大学ユリノキ並木道

あまりにも綺麗な並木道なので、明日歩いてみることにします。

みはらしファーム前バス停

羽広に到着しました。

みはらしファームでは、イチゴやアスパラの収穫体験ができます。

ファームレストラン「トマトの木」

ちょうどお昼時なので、昼食にします。

ランチバイキング

平日は1,360円で、パスタ、ピザ、新鮮野菜、地元料理などが味わえます。

昼間から満腹です。

伊那の位置関係

天竜川が流れ、飯田線が走る伊那谷は、南アルプスと中央アルプスに挟まれたところです。

羽広は伊那市駅から見て中央アルプス側に位置し、なだらかな傾斜地にあります。

素晴らしい景色に、驚いたニャー！

伊那谷と南アルプス仙丈ケ岳が見えます。

ここに展望喫茶「はるか」があります。

羽広荘

今日泊まる公営宿舎の羽広荘です。

チェックインし、仲仙寺の秘仏御開帳の拝観に行きます。

ハナモモ

仲仙寺まで1km程で、花が綺麗な道が続きます。

可愛いハナモモ

紅色のハナモモ

シバザクラと南アルプス

消毒剤散布車

低木の果樹園で活躍する車です。

今日はポカポカ陽気

ぶどう畑の道を歩いています。

花が美しい羽広集落

蔵の扉に「水」

火災にあわないように「水」の文字が書かれています。

青空に映えるハナモモ

小さな祠

スミレ

南アルプスが眺望できる羽広集落

濃いピンクの桜

寄り道して桜の近くまで来ています。

オオヤマザクラのようです

豪快に咲き誇る桜

地元の人の話では、「今年は花の色がいつもより鮮やか」とのこと。

個人宅にある桜が大事に育てられています。

魔除けのお札

仲仙寺の摩札がどこの家の玄関にも貼られています。

庚申塔

伊那谷と南アルプス

絶景ですね。

神願様（じんがさま）

仲仙寺参道両側のサワラ（木）にかけられた神願様は、ワラで作った蛇の神です。

仁王門

仲仙寺の本尊秘仏十一面観世音菩薩は60年に一度の御開帳あるのですが、今年が開創1,200年にあたり特別に御開帳しています。

仁王像

室町時代の木造の仁王像です。

仲仙寺本堂（観音堂）

816年に慈覚大師は夢のお告げで十一面観世音菩薩を彫られました。

今まで朽ちることなく大切に保管されており、落ち着いたお姿の観音様でした。

馬が家族の一員だった時代は、馬の観音様の信仰があり、伊那だけでなく遠く木曽からも農馬を連れて仲仙寺にお参りに来ていました。

関羽の絵馬

本堂に大絵馬が掲げられています。

絵馬は神仏に、祈願とその成就の感謝を表して奉納するものです。

この絵馬は、赤兎馬に乗り青龍刀を振るう関羽の絵馬で、1807年に奉納されています。

千匹馬図

大絵馬

今も続く千匹馬図の奉納

平成13年に伊那小学校児童が描いた絵馬です。

石仏

本堂の裏には西国、坂東、秩父など100観音の石仏があります。

シラネアオイ

仲仙寺周辺には自然が残された植物群落があります。

ミズバショウ

では、宿に戻ります。

この赤いマークの意味は？

今は物置小屋のようですが･･･気になります。

夕暮れだニャー

伊那谷と南アルプスに夕陽があたり、淡いオレンジ色に染まっています。

宿の夕食

前菜、お造り、鰆の包み焼き、鯉旨煮、すき焼き、揚げ物、蒸し物などが勢揃い。
公共の宿なので、9,000円弱の宿泊料金で、このご馳走です。

南アルプスの眺望が素晴らしい伊那の羽広を初めて知りました。

明日も引き続き花の里山を歩きます。