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ふと気付くと、2年ほど両親の顔を見ていないことに気付いた。たまたま、時間と懐に多少の余裕ができたので、週末にちょっとだけ顔を見に行くことにした。その途中、吉野ヶ里遺跡で途中下車。<br /><br />吉野ヶ里遺跡は、最初に話題になった1989年3月に訪れて以降、何年かおきに訪ねている。そのたびに規模は大きくなり、内容も充実し、飽きることがない。

今を息づく弥生時代

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2015/04/04 - 2015/04/04

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エスペラ

エスペラさん

ふと気付くと、2年ほど両親の顔を見ていないことに気付いた。たまたま、時間と懐に多少の余裕ができたので、週末にちょっとだけ顔を見に行くことにした。その途中、吉野ヶ里遺跡で途中下車。

吉野ヶ里遺跡は、最初に話題になった1989年3月に訪れて以降、何年かおきに訪ねている。そのたびに規模は大きくなり、内容も充実し、飽きることがない。

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配

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  • 帰省のときはだいたい自転車を抱え、福岡空港から1日かけて帰っている。いくつかルートがある中で、坂本峠を越えるルートを使うと、途中に吉野ヶ里遺跡がある。<br />今回は雨ということが分かっていたので、久しぶりにJRで帰省。時間もあるので鈍行で帰ることにし、まずは鳥栖駅でかしわそばを食べて腹ごしらえ。

    帰省のときはだいたい自転車を抱え、福岡空港から1日かけて帰っている。いくつかルートがある中で、坂本峠を越えるルートを使うと、途中に吉野ヶ里遺跡がある。
    今回は雨ということが分かっていたので、久しぶりにJRで帰省。時間もあるので鈍行で帰ることにし、まずは鳥栖駅でかしわそばを食べて腹ごしらえ。

    鳥栖駅

  • 吉野ヶ里公園駅からはアプローチの歩道も整備されていた。その途中にあった建物。

    吉野ヶ里公園駅からはアプローチの歩道も整備されていた。その途中にあった建物。

  • 入り口は遺跡とは思えない感じの近代的な感じ。ここにある食堂は地元の名産神埼そうめんや佐賀牛などかなりいい素材を使っていておすすめ。

    入り口は遺跡とは思えない感じの近代的な感じ。ここにある食堂は地元の名産神埼そうめんや佐賀牛などかなりいい素材を使っていておすすめ。

    吉野ヶ里歴史公園 (吉野ヶ里遺跡) 名所・史跡

  • 入り口から入るとすぐに環濠とそれを守る木の塀、さらに逆茂木(さかもぎ)と呼ばれる、敵の侵入を防ぐ設備があり、牧歌的な弥生時代のイメージがいきなり壊される。

    入り口から入るとすぐに環濠とそれを守る木の塀、さらに逆茂木(さかもぎ)と呼ばれる、敵の侵入を防ぐ設備があり、牧歌的な弥生時代のイメージがいきなり壊される。

  • 吉野ヶ里遺跡の面白いところは、「体験」を重視しているところだろう。

    吉野ヶ里遺跡の面白いところは、「体験」を重視しているところだろう。

  • 入り口近くにある「弥生くらし館」

    入り口近くにある「弥生くらし館」

  • ここでは土器などの復元風景を見ることができる。

    ここでは土器などの復元風景を見ることができる。

  • さらに体験工房が多数あり、好みの体験ができる。

    さらに体験工房が多数あり、好みの体験ができる。

  • これも他の遺跡にはないと思うが、復元された竪穴式住居の中で食事をすることができる。某ねずみの国のように持ち込みは許さないというようなことはない。

    これも他の遺跡にはないと思うが、復元された竪穴式住居の中で食事をすることができる。某ねずみの国のように持ち込みは許さないというようなことはない。

  • 公園内には畑も作られている。

    公園内には畑も作られている。

  • 復元は過剰なほど。

    復元は過剰なほど。

  • これは賛否両論あるようだが、それぞれの建物に「物語」が記されている。

    これは賛否両論あるようだが、それぞれの建物に「物語」が記されている。

  • その物語に沿って、内部も再現されている。

    その物語に沿って、内部も再現されている。

  • これなども根拠はほとんどないといっていいだろうが、むしろ想像は大きく膨らむ。

    これなども根拠はほとんどないといっていいだろうが、むしろ想像は大きく膨らむ。

  • そうした空想を許すのは、膨大な広さもあるのだろう。

    そうした空想を許すのは、膨大な広さもあるのだろう。

  • この太鼓などは、弥生時代にあるはずもないが、あってもおかしくないと思わせる。

    この太鼓などは、弥生時代にあるはずもないが、あってもおかしくないと思わせる。

  • 土地の広さだけではなく、建物の巨大さもロマンを感じさせる。<br />青森の三内丸山遺跡は吉野ヶ里よりはるかに大きいが、吉野ヶ里は高さが魅力的だ。

    土地の広さだけではなく、建物の巨大さもロマンを感じさせる。
    青森の三内丸山遺跡は吉野ヶ里よりはるかに大きいが、吉野ヶ里は高さが魅力的だ。

  • 北墳丘墓は入り口には撮影可能のマークがでかでかと掲げてあった。この辺りの下世話さもむしろ心地よい。

    北墳丘墓は入り口には撮影可能のマークがでかでかと掲げてあった。この辺りの下世話さもむしろ心地よい。

  • 今回はじめて甕棺墓列を見学した。

    今回はじめて甕棺墓列を見学した。

  • 遺跡は広大なので巡回バスが走っている。片道バスを使ってみたが、かなり効率よく見学できた。

    遺跡は広大なので巡回バスが走っている。片道バスを使ってみたが、かなり効率よく見学できた。

  • 織物の再現もどんどん充実している。<br />職員の人やボランティアとおぼしき人は弥生風の服と笠をかぶっている。

    織物の再現もどんどん充実している。
    職員の人やボランティアとおぼしき人は弥生風の服と笠をかぶっている。

  • ここは以前から全変わらない。<br />中の解説のおじさんも、何度か見たことがある人だった。

    ここは以前から全変わらない。
    中の解説のおじさんも、何度か見たことがある人だった。

  • 遊び心もある。

    遊び心もある。

  • 吉野ヶ里歴史公園の入り口では、月に一度「軽トラ市」が開催されていて、ちょうどその前日。<br />始まったときはどうしたものかと思ったが、しっかり定着した。<br /><br />吉野ヶ里遺跡は、江戸時代からそこに遺跡があることは分かっていたが、それほど重要なものとは考えられていなかった。86年頃、この地に工業団地を造成することになり、そのための発掘が行われたとき、当地の高校教師が、弥生時代研究の重鎮であった佐原真にいわば直訴したことをきっかけに89年から大々的な報道が始まる。歴史好きの高校生だった私は、毎日のように新発見が新聞一面を飾る様に胸を躍らせた。<br />そして、香月知事の大英断で、造成計画は中止された。当時は、「遺跡で飯が食えるか」といった批判もかなり多かったと記憶している。<br />それ以降、遺跡は地域経済の中心として活躍している。その一つの形が軽トラ市であろう。

    吉野ヶ里歴史公園の入り口では、月に一度「軽トラ市」が開催されていて、ちょうどその前日。
    始まったときはどうしたものかと思ったが、しっかり定着した。

    吉野ヶ里遺跡は、江戸時代からそこに遺跡があることは分かっていたが、それほど重要なものとは考えられていなかった。86年頃、この地に工業団地を造成することになり、そのための発掘が行われたとき、当地の高校教師が、弥生時代研究の重鎮であった佐原真にいわば直訴したことをきっかけに89年から大々的な報道が始まる。歴史好きの高校生だった私は、毎日のように新発見が新聞一面を飾る様に胸を躍らせた。
    そして、香月知事の大英断で、造成計画は中止された。当時は、「遺跡で飯が食えるか」といった批判もかなり多かったと記憶している。
    それ以降、遺跡は地域経済の中心として活躍している。その一つの形が軽トラ市であろう。

  • 吉野ヶ里から北西の方の山手の小渕という地区は水車の里として有名である。

    吉野ヶ里から北西の方の山手の小渕という地区は水車の里として有名である。

    水車の里 遊学館 美術館・博物館

  • 現在も多数の水車が現存し、利用されている。

    現在も多数の水車が現存し、利用されている。

  • 「水車の里 遊学館」という施設もある。

    「水車の里 遊学館」という施設もある。

  • 近くにある宝珠寺というお寺はヒメシダレザクラで有名で行ってみたが、もう盛りは終わっていた。

    近くにある宝珠寺というお寺はヒメシダレザクラで有名で行ってみたが、もう盛りは終わっていた。

  • 田舎らしいといえば田舎らしいお寺であった。

    田舎らしいといえば田舎らしいお寺であった。

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