2015/02/21 - 2015/02/21
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jilllucaさん
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今日は、遠く札幌からレッサーパンダファンで”レッサーパンダとKOOL(→ http://shinlachi.exblog.jp/ )”と言うブログをされているshinさんが来阪されるという事で一日お付き合いさせて頂くことになりました。
shinさんは札幌市円山動物園のココちゃん&セイタ君のファミリーの大ファンで、当初はココちゃんの兄のトロ君とセイタ君の妹のキララちゃんがペアを組んでいる姫路セントラルパークへの訪問を所望されていたのですが・・・、
「せっかく姫路まで行くんですから姫路市立動物園にもいきましょう、ひなた君にお嫁さんが来るって噂もありますし」と僕から提案して2園ハシゴへ、
その後に、福知山市動物園で暮らすココちゃんのお孫さんのキャラ君にお嫁さんが来て、前日の2月20日から公開されることが判明し、「いっそ、福知山も行きますか?無理したら行けない事もないですが・・・」
ってな訳で、姫路と福知山の3園1日早回りになりました。
これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280
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”レッサーパンダとKOOL(→ http://shinlachi.exblog.jp/ )”のshinさんを僕の地元駅で7時半にピックアップ、中国自動車道、山陽自動車道を経由して本日最初の訪問地姫路市立動物園には8時40分頃に到着しました。
9時の開園まであと20分・・・まずは「北海道にはほとんどお城がないので、道民はお城を見るとテンションが上がるのです」と言うshinさんに外側からだけど兵庫県が世界に誇る国宝&世界遺産「姫路城」をご覧頂きました。 -
こちら姫路市立動物園の正門です。
姫路市立動物園は姫路城の敷地内に所在する小さな動物園、入園料は大人200円とリーゾナブルです。 -
今日はなんだかんだで3園を巡ると言うハードスケジュールになってしまいましたので姫路市立動物園の滞在許容時間は僅か40分弱・・・9時の開園と共に何はともあれレッサーパンダ舎へ向かいます。
姫路市立動物園には半屋内の展示場があるだけで屋外放飼場はありません。 -
現在、姫路市立動物園で暮らしているレッサーパンダはひなた君1匹だけ。
市原ぞうの国からお嫁に来てくれたバナナちゃんは残念ながら昨秋に天国に旅立ってしまいました。 -
ひなた君は2009年7月8日岡山の池田動物園生まれ、お母さんはルナちゃん(現、秋吉台サファリランド)、お父さんはツバサ君(すでにお星さま)、双子の兄妹にひよりちゃん(すでに星さま)がいます。
屋外放飼場なしのプレハブ半屋内展示場での暮らしではありますが、ひなた君は元気いっぱい、目力も強いし、毛並もとても良く、健康であることが見た目からも伝わってきます。 -
姉さん女房のバナナちゃんが天国に旅立ち、1匹暮らしをしていたひなた君にこの3月に新しいお嫁さんが来ることになりました!!
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ひなた君の許にお嫁入りしてくるのは静岡市日本平動物園生まれのミホちゃん、現在1歳半の可愛らしい女の子です。
ミホちゃんは3月9日来園予定で、馴致やひなた君とのお見合いを考えると今年の恋のシーズンに間に合うかは微妙なタイミングではありますが、
これまで動物園からの情報やファンの方のブログ等から伝えられるひなた君、そしてミホちゃんの行動、性格、そして、僕が実際に会った時の印象を総合すると、このペア、なんだか上手く行きそうな気がします・・・少なくとも今のところ心配材料はないと思います。
前妻のバナナちゃんは年上だったこともあり落ち着いていて、動のひなたくん、静のバナナちゃんと言う感じでしたが、
ミホちゃんはやんちゃな不思議ちゃんですから・・・自分より更に動の年下の女の子に戸惑いながらも嬉しいひなた君の姿が目に浮かびます。 -
心配な事項はやはり設備面・・・。
展示場にはキーパーさんの愛情と心使いが感じられ悲壮な感じは一切受けないのですが、他園と比べるとどうしても見劣りするのは否めません。
なんせ、国宝&世界遺産の敷地内ですので放飼場の改修などには文化庁の許可が必要とのことで・・・ならば、許可を取る努力をする必要がある、それだけです。
今後、ここで動物園を続けて行くなら、許可を取り改修して行くしか手はないと思います・・・姫路城本体を改修できるのですから、動物園の改修が出来ない理由がないと思います。
レッサーパンダ舎で言うと、大きく言えば舎の前の大きな木を取り込んだ形の屋外放飼場の設置が理想ですが、現在の半屋内展示場の側壁上部から透明アクリルの通路を外に出し、レッサーパンダと姫路城のコラボ撮影が可能になれば楽しいなと思いました、パンダにとってもいいお昼寝場所になりそうですし・・・。 -
滞在時間は40分しかないので早回りで他の子たちもご案内。
アジアゾウの姫子ちゃんは左後ろ足を薬液に漬けながらトレーニングを受けていました。 -
ひなた君は可愛いなぁ〜。
じゃあね、ミホちゃんとの同居が始まったらまた来るね!! -
姫路市立動物園の次は姫路セントラルパークです。
車で約20分の距離で、開園時刻の10時には間に合いませんでしたが10時05分頃には到着しました。
姫路セントラルパークの入園料は大人3、100円、その他に駐車場料金が1、000円掛かります。
姫路セントラルパークと言えば車で回るサファリで有名ですが、今日はウォーキングサファリだけの訪問となりますので、サファリ用のラジオ受信機はお断りしました。 -
入園ゲートの方がウォーキングサファリは「10時30分からのオープンだと思います」と言っていたので心配だったのですが、ちゃんとウォーキングサファリも10時からオープンしていました。
全国的に大流行りのカピ湯がここでもオープンしていました。
温泉の外に1匹だけポツンと居るように見えますが、湯船には仔カピを含むたくさんのカピが浸かっていました。 -
長らく工事中だったレッサーパンダ舎の隣になんとカフェが出来ていました!!
名前はエレファントカフェ!!
レッサーの隣でもありますがサファリにいるゾウのすぐお隣と言う立地からそう名付けられたようです。 -
エレファントカフェから眺めたレッサーパンダ舎です。
今までないアングルから写真が撮れるのと、現実的にお腹が空いていたこともあって、暫し、山盛りのポテトフライとホットコーヒーを飲みながら優雅に撮影をしました。 -
東屋で孟宗竹を食べるキララちゃん。
このアングルは今まで撮影出来なかったので新鮮です。 -
トロ君はまどろんでいました。
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ポテトを食べつつ待つこと10分・・・トロ君も起きだし、キララちゃんと隊列を組んで歩き出しました。
前を行くのがキララちゃん、追うのがトロ君です。 -
トロ君は2004年6月29日埼玉県こども動物自然公園生まれ、お母さんはポリンちゃん(現、南紀白浜アドベンチャーワールド)、お父さんはマグロ君(すでにお星さま)、双子の兄妹に昨年横浜ズーラシアの人気投票で1位になったララちゃんがいます。
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ポリンちゃんんとマグロ君の間には、
このトロ君、ララちゃんの2004年生まれの双子の他に、
2005年にタケ君(アメリカに移動)&ノコ君(すでにお星さま)、
2006年にココちゃん(現、札幌市円山動物園)&ナツちゃん(埼玉県こども動物自然公園)、
2007年にテッカ君(現、福岡市動物園)&マキちゃん(現、カナダ・ナイアガラサファリ)の8匹の子供がいますが、総じてみんな可愛くて、しかも、似ています。 -
キララちゃんは2005年6月23日長野市茶臼山動物園生まれ、お母さんは流星ちゃん(すでにお星さま)、お父さんはキキ君、3つ子の兄妹にセイタ君(現、札幌市円山動物園)、ロン君(長野市茶臼山動物園)がいます。
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こちらの3つ子兄妹はトロ君の家系と違いそれぞれ似ていませんね。
3つ子の中で男の子のセイタ君が一番可愛らしい顔立ちで、ロン君はご存知日本を代表するハッピーパンダですので、キララちゃんが「女の子なにに一番・・・」などと言われちゃったりしますが、実物はとても味のある可愛らしさの子なのです。
キララちゃんとトロ君の間には2度の出産で3匹の子供がいたのですが、2011年生まれの双子のトロリ君とキラリちゃんは既にそれぞれ広島市安佐動物公園と鯖江市西山動物園へお婿入り、お嫁入りし、一昨年生まれの男の子はケガのために人工哺育となったのですが残念ながら天国に旅立ってしまいました。
今年は4年ぶりにキララちゃんのお母さん姿を見てみたいです。 -
コッツー大欠伸。
12時頃までの2時間を姫センですごし、次は一路、福知山市動物園に向かいます。 -
セントラルパークを出て、まずは北上、福崎ICから中国自動車道に乗り、舞鶴自動車経由で福知山ICへ、途中、春日SAでお昼休憩を取りましたが、何とか14時には福知山市動物園に到着しました。
福知山市動物園の入園料は大人210円です。 -
福知山市動物園の園内はこんな感じで、まるで1980年代の地方動物園そのままの雰囲気・・・正直、現代の動物園の標準から見ると大きく遅れを取っています。
しかし、その差を埋める努力もなされており、昨年、5月にオープンしたレッサーパンダ舎に加え、レッサーパンダ舎の南側で園の拡張工事が行われています。
後にお話しを聞いた園長さんによると、レッサーパンダ舎を含めた拡張中の敷地をまずは絶滅危惧種ゾーンにしたいそうで、何よりもテナガザル舎の新設が急務とのことでした。
具体的な金額はお聞きしませんでしたが、レッサーパンダ舎も含めてここ3年ほどで1億円以上のリニューアル予算が付いていると思われ、福知山市の本気度が見えてきます。
でも、いままでの緩い感じの福知山市動物園の魅力も捨てがたく・・・理想としては、家畜種を中心としたふれあいゾーンと絶滅危惧種を中心とした展示ゾーンの2つをしっかり分けれればいいなと思うのですが。 -
そのリニューアルの1番手となったのが昨年5月にオープンしたレッサーパンダ舎、他の獣舎とは圧倒的に次元の違うクオリティにお客さんからは「さすがにレッサーパンダは特別待遇やな」との声も上がる、なかなか素晴らしい獣舎です。
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その、通称”キャラ御殿”の当主・・・キャラ君です。
ご当主と言っても2013年7月10日生まれの弱冠1歳半の男の子、昨年4月のまだ0歳児の時に福知山へやってきました。
福知山市動物園史上最初のレッサーパンダです。 -
キャラ君は2013年7月10日埼玉県こども動物自然公園生まれ、お母さんはリリィちゃん、お父さんはコウタ君、双子兄弟にメル君がいます。
お母さんのリリィちゃん、コウタ君が昨年11月にペアで南米チリの国立動物園に移動したので、日本国内でこの両親の血統を引き継ぐのはキャラ君と今も埼玉で暮らすメル君のみとなりました。 -
キャラ君が福知山に来てから4度目の来園でやっと屋外展示を見ることができました。
初めてレッサーパンダを飼育する動物園に0歳で移動してきたキャラ君、いろいろ心配はされましたが、担当キーパーさん(園長さんと女性キーパーさんの2人でご担当されています)の愛情を受け、ひとかどの大人パンダに成長してくれました。 -
そんなキャラ君に嬉しいお話!!
この度、待望のお嫁さんがやって来ました!! -
2月16日に移動してきたお嫁ちゃんは屋内展示室にいました!!
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しらたまちゃんです!!
しらたまちゃんはキャラ君と同い年で2013年6月25日徳島市立とくしま動物園生まれ、お母さんはミンミンちゃん、お父さんはソラ君、双子姉妹にみたらしちゃんがいます。
しらたまちゃんは2月15日に徳島で送る会をしてもらい、16日に福知山に移動、現段階ではまだ寝室や展示室への慣らしの状態ですが昨20日から公開が始まりました。 -
こちら家系図・・・と言っても福知山市動物園メインではなく鯖江市西山動物園をメインにした家系図ですね。
実は、福知山市動物園のレッサーパンダ飼育には西山動物園の協力のバックアップがあり、キャラ君もしらたまちゃんも西山動物園所属でブリーディングローン(繁殖のための貸し出し契約)で福知山市動物園に来ています。 -
お母さんのミンミンちゃんが西山動物園所属でブリーディングローンで徳島にお嫁入りしている関係でしらたまちゃんはもともと西山動物園の所属でしたが、もともと埼玉県こども動物自然公園所属のキャラ君はソウソウ君との交換で西山動物園が所有権を持つに至ったそうです。
ちなみに、この家系図で初めてソウソウ君が埼玉所属であることを知り、shinさんと「これって、いずれソウソウ君が埼玉に移動して、ハナビちゃん(埼玉の女の子)のお婿さんになるってことですかね?」等と話していたのですが、どうやらその勘は当たっていたようで、2月25日に西山動物園より「ソウソウ君の3月2日の埼玉移動」が発表されました。 -
さて、福知山移動後のしらたまちゃんの様子ですが、
同居していた姉妹のみたらしちゃんとの急な別れや、初めての移動、新しい環境への戸惑いなどで来園当初はさすがに緊張が見て取れたそうで、当初からキーパーさんから手渡しでリンゴを受け取りはしたそうですが、必ず自分の領域であるアスレチックの上でリンゴをもらい、必要以上に近づくと威嚇を見せることもあったそうです。
園長さん曰く、それが変わったのが18日の報道関係者へのお披露目会だったそうで、最初はおどおどしていたしらたまちゃんですが、途中で自分の状況を理解したのか急に堂々とした態度を取り始めたそうです。
こう言った野生由来の動物の素晴らしいところに、いつまでもくよくよしないという事が挙げられると思います、あるポイントをすぎるとスッと気持ちを入れ替えて、その状況でのベストを探りだすのです、しらたまちゃんにとってそのターニングポイントが18日だったようです。 -
一般公開初日の昨日は少しだけですが屋外放飼場にも出たそうで、2日目の今日は午前中こそ寝室に籠っていたそうですが、午後の今はとても落ち着いた様子で屋内展示室を探索しています。
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その表情に怯えや焦りはなく、行動にもセカセカしたところや逆に妙にスローという事もなく、とても落ち着いて、時には竹の葉を食べ、時には水を飲み、時にはアスレチックの上でお昼寝をする・・・素人の見立てではありますが、とてもいい感じだと思いました。
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徳島ではよく東屋の上にみたらしちゃんと一緒に登って人間観察をしていたしらたまちゃん、どうやら人好きなようで、よくガラス面まで来てくれて愛想を振ってくれます。
この可愛らしさと愛想の良さですから福知山でもあっと言う間に人気者に慣れると思います。 -
キーパーさんの持つリンゴの袋が気になって仕方ないしらたまちゃん。
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それにしても驚いたのはしらたまちゃんの美少女っぷりです!!
徳島にいた頃から可愛いのはもちろん知っていましたが、同じくらい可愛いみたらしちゃんとの2匹暮らしだったのでしらたまちゃん個人の図抜けた可愛らしさに気付けなかったのかもしれませんね。 -
お母さんのミンミンちゃんはもちろん美パンダさんですがキリッとしたきつめの顔立ち、そこにお目目ぱっちりで優しい顔立ちお父さんのソラ君の遺伝子が混ざり、このしらたまちゃんの顔立ちになったのでしょうね。
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しらたまちゃんのひいおばあちゃんは伝説の美パンダ・シーンファちゃん(すでにお星さま)、そして、おばあちゃんは現役の超美パンダ兼脱走王(苦笑)のミンファちゃん(現、神戸市王子動物園)・・・血筋ってすごいです。
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そんなしらたまちゃんをお嫁さんにもらったキャラ君・・・幸せもんだよ〜。
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キャラ君としらたまちゃんは現在寝室もお互いが見えない位置にいるそうですが、匂いや音でもちろんお互いの存在は分かっているとのことで、早ければ2月23日か24日もお見合いを実施したいとの事でした。
福知山市動物園では感染症予防の観点からレッサーパンダの担当を園長さんを含むお2人に限定されており(お2人とも今回のレッサーパンダの飼育のために飼い犬を親戚に預けるなど感染症の予防に手を尽くされています)、また、園長さんはテレビでもお馴染みのシロテテナガザルの赤ちゃんの親代わりでもあることから、今回のキャラ君としらたまちゃんのお見合いなどの不測の事態も考えられ2人体制で臨む場合は、テナガザルの赤ちゃんがお昼寝に入る時間に行うそうで、はっきりとした日時は決めづらいとの事でした。
福知山の地元紙である両丹日日新聞は2月27日付でキャラ君としらたまちゃんのお見合いの様子を報じています。
なかなかいい感じの2匹のようですね→http://www.ryoutan.co.jp/news/2015/02/27/008879.html
ちなみに、園長さんのお話によると、キャラ君もしらたまちゃんも西山動物園の所属なので、2匹の間に子供が産まれた場合は最初の2匹は西山の所属になるとのこと、そして、3匹目が福知山の所属になり、それ以降は未定との事でした。 -
福知山市動物園でのレッサーパンダの飼育での最大の懸念はお客さんからの餌の投げ入れの禁止を徹底できるか・・・でした。
福知山市動物園では園内で動物の餌を販売しており、それを動物にあげれるのが魅力の一つになっていますし、それ自体は特に子供達にとってはとても楽しいことで全然問題になる事柄ではないのですが、感染症に弱いレッサーパンダが相手となると話は変わってきます。
他の動物へ触れた手でのレッサーパンダへの餌の投げ入れは、レッサーパンダが食べる食べないに係らず厳に禁じる必要があり、今回のしらたまちゃんのお嫁入りに際しても「レッサーパンダへのお客さんの餌の投げ入れの禁止の徹底」が大きな障壁になったと噂では聞いています。
今日は2時間半の間レッサーパンダ舎に張り付いていましたが、レッサーパンダ放飼場への餌の投げ入れを目撃したのは1件だけ、それも、子供がキャベツの欠片を投げ入れたのを見た親御さんがすぐ止めましたので、他園に比べて問題があるレベルとは思えませんでした。
餌を販売する時の声掛けや、貼り紙の効果が出ていると思いました。
餌の投げ入れではないですが、小学生低学年くらいの子供さんがレッサーパンダのヌイグルミを放飼場に落としてしまいました。
その子は妹らしき子に「レッサーパンダに餌をあげては駄目なんだよ」と教えていた子で、そう言っていた自分がヌイグルミを落としてしまいったのでかなり動揺していたようでしたが、周りに助けを求めずに自分でスタッフさんを呼びに行きました・・・感心しました。
キャラ君はヌイグルミに一瞬だけ興味を持ってやって来ましたが、鼻先でちょっとつついただけで興味をなくし、その後、このヌイグルミは園長さんの手で無事に回収されました。 -
現状ではレッサーパンダの収容は16時30分。
まずはしらたまちゃんからです。
キーパーさんはバックヤードに入っている時は明らかに期待の眼差しでバックヤード方向も覗うしらたまちゃんですが、この様に直接姿を見るとまだ多少緊張するようです。
でも、これも時間の問題だと思います、それくらい順調に新しい環境に慣れてきていると思いました。 -
しらたまちゃんはバックヤードへの扉が開くと慌てることなくゆっくりと帰って行きました。
この所作からもしらたまちゃんの落ち着き感を感じました。 -
続いてキャラ君の収容です。
先ほどまでしらたまちゃんがいた向って右側の展示室を通り抜け、左側の展示室からバックヤードに入ります。 -
展示室でしらたまちゃんの匂いを気にするかと思ったのですが、割とスッと寝室に入っていったキャラ君でした。
次は是非キャラ君としらたまちゃんの同居シーンを見てみたいですね。
今日は1日3園の早回りでしたが、飼育されている全員と会えてよかったです。
特に、福知山ではとても落ち着いた様子のしらたまちゃんに会えたのが嬉しかったです。
わざわざ札幌から来られたshinさんに良いおもてなしが出来たのではないかと思います。
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この旅行記へのコメント (4)
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- まみさん 2015/02/22 17:28:28
- さすがjilllucaさん3園はしご!
- jilllucaさん、こんにちは。
福知山のしらたまちゃんの様子がわかって嬉しいです。
姫路での公開はまだでしたね。
ソウソウくんがキャラくんとの交換で埼玉SCZとはびっくりです。
ハナビちゃんのお婿さんにくるといいのになー。ハナビちゃんの方が年上だったと思ったけれど。
しかし所属園と所在園が同じとは限らないから、分からないですね。
この旅行記もまたコメントが入る頃に見に来ますね!
まみ
- jilllucaさん からの返信 2015/02/23 20:43:24
- RE: さすがjilllucaさん3園はしご!
- まみさん
こんばんは。
> 福知山のしらたまちゃんの様子がわかって嬉しいです。
> 姫路での公開はまだでしたね。
ひょっとしたらしらたまちゃんとキャラ君の同居が見られたりして・・・なんて思ってたのですがさすがに無理でした(笑)
でも、しらたまちゃんの落ち着いた様子を見れて安心しました。
姫路はミホちゃんが3月9日の移動なのでまだですね。
> ソウソウくんがキャラくんとの交換で埼玉SCZとはびっくりです。
> ハナビちゃんのお婿さんにくるといいのになー。ハナビちゃんの方が年上だったと思ったけれど。
> しかし所属園と所在園が同じとは限らないから、分からないですね。
> この旅行記もまたコメントが入る頃に見に来ますね!
そうですね、僕も今回はじめて知りました。
ハナビちゃんと年齢も近いのでお婿さんになる可能性は十分ありそうですね。
ただ、途中から人工哺育で育ったからか大人しいイメージのあるソウソウ君と、元気っ娘ハナビちゃんとの相性は・・・まあ、なるようになるでしょうけど・・・。
頑張って今週末にはコメント入れたいと思っています。
jillluca
-
- のんき茂野さん 2015/02/22 11:36:04
- おはようございます
- わが故郷へお越しくださり
ありがとうございます。
入園料をお支払い賜り動物園の
存在価値があがります・・・
それにしても、他所やCPと比べても
レッサー君の御家の貧弱さ・・・
(まぁ〜のんき茂野の宮殿より広そうですが・・・)
園の関係者じゃなく行政のトップの他所への研修が
不足しているような・・・
そのくせに、研修費はちゃ〜んと請求しているのは何故だ?
某所を見るだけでも、運営方法で大きな観光収入が
見込めるというのに・・・
そうなれば、動物たちへの待遇もあがり、
動物たちも頑張ってお愛想してくれると言うのに・・・・
なにやら・・・巷では・・・選挙活動が活発化しております。
打ち首覚悟で直訴してみますか!
これからも宜しくお願いします。
のんき茂野
- jilllucaさん からの返信 2015/02/23 20:32:44
- RE: おはようございます
- のんき茂野さん
こんばんは。
まあ、実際のところは屋内展示室としてはそこそこの広さではあるのですが、屋外放飼場がないのがなんとも・・・。
ただ、施設は貧弱ですが、他の部分ではキーパーさんの心意気を感じれるのでけして悲観的なレッサー舎でもないのが実感ですね。
悲観すべきは、国宝で世界遺産の中にあるので自由な改築ができないことですね。
これは動物園サイドから見てもエンリッチメントの向上を図れない不幸となり、国宝&世界遺産サイドから見ても多くの外国の方が来られる世界遺産に前近代的な施設の動物園が附属している姿は一歩間違えば国宝&世界遺産としての評価にマイナスが付く不幸につながるかもしれません。
このままこの場所で続けるならば、文化庁としっかり摺合せを行って世界基準の飼育環境を整えなくてはならなし、それが出来ないなら別の場所に移すしか手はないと思います。
先ほども書きましたが、キーパーさんの頑張りが感じれる園だけに残念でなりません。
jillluca
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