宙づりの家だけではないクエンカ（街歩き①）

2014/12/28 - 2014/12/28

毎回、海外旅行に行く時は、なんとなくテーマを決めます。
（例えば「トルコでローマを見る」「フィレンツェ＆ピサ、塔に登る」とかですね。）

今回は「崖の上の街を巡る」です。
と、言っても「なんとなく」で「ゆる～い」テーマで、クエンカ、アルコス・デ・ラ・フロンテーラとロンダに滞在します。

クエンカでは旧市街の対岸、元修道院のパラドールに宿泊しますが、ウエカル川とフカール川に挟まれた崖の上の旧市街に興味津々です。

世界遺産に登録され、ユネスコにもその価値が認められた町ですが、少なくない人たちが、北海道ローカルのバラエティ番組「水曜どうでしょう」を見て、この町を知ったというのがびっくりです。
（個人的にはチーム・ナックスのファンなので、彼らの全国進出については、嬉しく思っているのですが。）

エリア クエンカ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

パラドールに到着しましたが、まだ、お部屋には入れなかったので、早速、街歩きに出発します。

パラドール（サン・パブロ修道院）が左側。
右側、崖の上が旧市街の街並みです。

ウエカル川の渓谷を跨ぐ、サン・パブロ橋。

立派な鉄橋（1902年建設）です。でも、橋の建設は意外と早くて16世紀。
修道院（現パラドール）と町を繋ぐために、石の橋として建設されたそうです。

世俗から離れた所に修道院を建てたんじゃないのかな？
それなのに、市街地と橋でつないじゃったのね。

それはともかく、この橋からの眺めは素敵です。
橋を渡って、旧市街へ！

パラドール（修道院）も深いウエカル川の渓谷の崖の上にあります。

橋の上から撮影。

この街のシンボル「宙づりの家」。
１４世紀に王の別荘として建てられたと言われています。

橋の上から撮影。

橋の真正面の岩とその上の建物も大迫力！

橋の上から撮影。

宙づりの家。
崖の際ギリギリに建てられ、バルコニーが飛び出しています。

中は抽象美術館になっていて、入館すれば、ベランダからの眺めも楽しめるとの事ですが、割愛します。

レストランもあるとガイドブックに書いてあった・・・。
失敗だぁ。ここで何か食べれば良かったな〜。

宙づりの家は、道の向こうの建物とつながっています。

崖の上の町では、こんな風に建物と建物がつながっているのを、よく目にしました。

アーチの先、ロンダ広場から、新市街方面を。

この広場は公共駐車場になっているようで、皆さん、素晴らしいテクニックで駐車されていました。

１１７７年に、クエンカの町をイスラムの支配から取戻したアルフォンソ８世（カスティージャ王）の騎馬像です。　

ロンダ広場から、階段またはスロープで到着します。

とにかく上へ、上へ。

こんな扉を持つ、パラシオ・エピスコパル（１６世紀）を右手に見たら・・・

扉の装飾。

すぐ、旧市街の中心、マジョール広場に到着しました。

素敵！　正面の建物の３つのアーチ。
中央はこの町のメインロードです。
新市街側から登ってくると、あの下をくぐって。マジョール広場に到着するのね。

カテドラル（聖母マリアと聖フリアン大聖堂）

さっき登場したアルフォンソ８世が、イスラムの支配からこの町を取り戻したあとに建設されたもの。つまり鎌倉時代の建築です。

大きなファサードのカテドラル。
マジョール広場に面して「どっしり構えている」印象です。

内部の見学は有料。（ちょと高かった印象があります。）
ベレンも飾ってあるようでしたが、あまり興味がないので、これも割愛です。

マジョール広場を背に更に上へ。

パラドールを望むことのできる場所がありました。

建物の下を通る路地。降りてみよう。
クエンカの街の背骨のようなメインロードから右にそれることになります。

先は階段になっています。
ウエカル川渓谷が見えました。

私はメインロードと並行して（いるだろう）路を上に進みます。

しばらく建物とに挟まれた狭い道を行くと、展望が開けました。

渓谷を挟んでパラドールと旧市街。

崖ぎりぎりに立つ旧市街の建物群。

この先はこんな崖の際を行くようです。

崖の下を通ってサン・パブロ橋の際まで行く道も見えます。

岩の上に立ってパラドールを撮影。
眼前に遮るものが何もないっていうのが良いですね。

岩の造形がとても面白い、
良い季節なら最高のハイキングコース。

街からは外れちゃうけど、もう少し先まで行ってみます。

崖、とにかく崖なんです。クエンカを構成しているのは。

自然の作った岩の彫刻とパラドール。
その奥に新市街の街並みが広がっています。

きのこ岩。
う〜ん、クエンカってこんなに自然が面白い所だったのかぁ。

まだまだ先に行けそうですが、そろそろ戻ってみます。

広大な景色を楽しみました。

ミラドールまで戻ってきました。

Barrio del Castillo エリア。
クエンカの一番高い場所にある街並みです。
明るいカフェ・レストランが並んでいます。

Barrio del Castillo は、この城塞の上にあるエリア。

フカール川の反対側の丘。

ハイキングコースがいろいろ整備されているのね。
シンプルなマークでわかりやすい。

日の長い時期なら、絶対、どこかのコースを歩いているな。

豊かな自然に囲まれているクエンカ。
来る前の印象と違っていました。

この城壁の上には、裏から登れるらしいので、行ってみましょう。

Barrio del Castillo エリア。
後ろの鉄塔のある岩の丘に登れば良かったかな。
右はウエカル渓谷、左はフカール渓谷に沿って、自動車道が続いているようですね。

右側の自動車道の外は、先ほど歩いたハイキングコース。
なかなか崖っぷちでしょ？

では、街並みを見ながらゆっくりマジョール広場へ降りて行きましょう。

この旅行記へのコメント （2）

• ジョ-ジ・ジョン・ポ-ルさん 2015/02/10 08:21:58

  旅行記、読みましたよ〜

  れいろんさん
  
  こんにちは〜。
  
  最近、ウチの更新が遅くて＆遅くて・・・本当に情けないです(>_<)
  コレには、深い訳があって・・・また違う所で話させて下さいね。
  
  クエンカ・・実はウチも最近、違う旅番組で紹介されて初めて知ったんですよ(笑)
  それまでは、穴場的な存在だったの・・・かな。
  パラド−ルや宙づりの家・・・歴史は古いけど、地震とかが少ないせいか、
  保存状態が素晴らしいですよね。世界史好きには、たまらない風景かも・・・。
  
  時折見える外人さんが着てるダウン・・・むちゃ暖かそうに見えるけど、
  かなり寒いんだろうなぁ。
  ヒ−トテックが必須ですね^^;)
  
  ジョ−ジ・ジョン・ポ−ル
  
  
  

  れいろんさん からの返信 2015/02/11 22:07:43

  返信、見られているかな？

  ジョ−ジ・ジョン・ポ−ルさん
  
  スマートホンで、この返信、見られているかな？
  
  この日は、とても寒い日でした。
  毛糸の帽子や手袋が欲しかったくらい。
  ・・・だって雹が降ったりしたんですよ。風も強かったし。
  
  そうは言っても、積雪があるわけじゃないし。
  北ヨーロッパとは比較になりません。
  
  真夏より観光には良い時期かもしれませんね。
  
  　　　　　　　　　　　　　　れいろん