2014/09/22 - 2014/10/01
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cokemomoさん
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イタリア長靴のかかと、プーリア州に出かけました。
旅の前半は目当てのモザイクのために歩き、後半はおいしいものを求めて初めてのファームステイに。チャーミングなモザイクやおいしい物にどっぷり浸り、幸せな旅行となりました。
帰ったその日からもうまた行きたい!
羽田→ローマ(1泊)→ブリンディシ→オトラント(2泊、カサラノ日帰り)
→レッチェ→カロヴィーニョ(ファームステイ4泊)→ローマ(1泊)
→羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イタリア長靴のかかとを旅行しました。
カロヴィーニョはオストゥーニのすぐ隣の町です。 -
眠い・眠い・眠い・・・
朝焼けを見ながらおばちゃんはボケーっとしていた。
前日午後に羽田を出発、フランクフルト経由でローマの空港に着いたのが夜中の0時過ぎ。空港からシャトルバスに乗って近くのホテルにチェックイン。
機内持ち込みの荷物だけにしておいて、本当によかった!
そして朝8:20発の飛行機に乗るために早起き。 -
9:35ブリンディシ空港に到着。飛行機の窓から街がくっきり見えた。
-
今回はおばちゃん一人の旅行、荷物は自分で持つしかないし、義理土産などのスペースも必要ないので、小さいスーツケースにショルダーバッグで行動している。
小さい空港で、飛行機を降りて建物までは徒歩移動。そのまま出口へ向かって
9:45発のブリンディシ駅前行きのバスに乗れた。運転手さんに1.5ユーロ払う。空港内のタバッキで購入すれば1ユーロらしい、ま、いいか。
このバスは30分ごとに出るので、10:15に乗るつもりだったが、一本早いのに乗れてしまった。 -
10分ほどでブリンディシ駅に到着。そして迷う。
このまま早い電車に乗ってレッチェ、オートラントと前に進むか。
ブリンディシを少し観光していくか。
この駅には荷物を預けるところがないんだよなぁ・・・ -
「せっかくだからね」おばちゃんという生き物はこの言葉をよく言うのではあるまいか?せっかくだから観光していこう。
小さいとはいえスーツケースをずりずり引きながら出発。
15分も歩かないで、海辺のアッピア街道終点記念の円柱に到着。
旧市街はこの階段の上に広がっている。 -
ブリンディシの大聖堂(ドゥオーモ)
小さいとはいえスーツケースを(しつこい)持ち上げて、よたよたと階段を上がり、少し行くとこの町のドゥオーモです。 -
手元の資料にこのドゥオーモにも古いモザイクが少し残っているとあったので、おばちゃんはやって来たんですが・・・
「えーーっ、これっぽっちか!?」
1143年に建設されるも1743年の大地震で崩壊、様式を替えて再建されたためにほんの少し残ってるだけなのです。 -
サン・ジョヴァンニ・アル・セポルコロ聖堂
ドゥオーモからさほど遠くない。堂内には古い壁画(11〜13世紀)が残るが、おばちゃんのおすすめは扉口をロマネスクの囲む浮き彫り。かわいい。
入場無料。 -
サン・ベネデット修道院
手元の資料には堂内や回廊などあちらこちらにある動物彫刻がかわいいとある。
ところでこの辺り、狭い範囲に見所が集中しているのだが、季節のせいか時間のせいいか閑散としていて休憩しようにもバールがない。静まり返った中、おばちゃんがスーツケースをひきずるゴーッゴーッという音だけが響き、やるせない・・ -
サン・ベネデット修道院(扉の上にあった浮き彫り)
やってなかった!貼り紙にセレモニーのある時に開けるとある。おばちゃんは脱力だ。ここで一時間近くは「あらかわいい」「これはいい」と楽しむつもりだったのに。
建物前のベンチに座り込むと、ハエがたかってくる。あぁ悲惨・・・
大通りに戻ってバールで休憩し、ブリンディシ駅で切符を買った後、駅のバールでサンドイッチを食べつつ1時間を過ごす。南イタリアは電車の本数が少ないんです。 -
レッチェ駅・スドエスト線の切符売り場
ブリンディシから30分足らずでレッチェに。ここで私鉄スドエスト線に乗り換える。切符はFSの券売機では買えず、一番ホームの端(駅舎を背に右側)にある小さな建物で。
そして電車は6番線か7番線。地下通路は5番線までしかないので、5番ホームに出て線路を越えて行く。このホームには刻印器もないので予めしておきましょう。
(おばちゃんは・・乗車前に駅員をつかまえて手書きで日時を入れてもらった。図々しい!) -
スドエスト線を3回(2回のことも)乗り換えてオートラントに向かう。
電車は古くて駅は小さくてのどかな鉄道。
車掌さんが「オートラントか?ツォリーノでは乗り換えなくていいぞ」「次がマリエだ乗り換えるんだ」「あっちのホームで待て」と細かく面倒をみてくれてありがたかった。
本数が非常に少ない鉄道なので一つ間違えたら致命的なのだ・・ -
電車の窓から見る風景
うーーん、汚い!一度も掃除したことがないのかも・・・
本当なら、オリーブの樹海が広がりはるかその先には海が見えるという美しい車窓が楽しめるはずなんだが。 -
オートラント駅
15:00すぎ、レッチェから1時間半かかって到着。ここがおばちゃんの目的地だ。
遠かった! -
駅から近い(が、目的の旧市街まではちょっと歩く)ホテルにチェックイン。
おばちゃんの友人もミラノ・ブリンディシ経由でこのホテルに泊まることになっている。すでにチェックインして出かけたとのこと。
待ち合わせは夜の8時なので、荷物を置いたら旧市街にでかけよう。 -
ホテルの前の坂道をくだりカーブを曲がると海が見えた。
-
夏は海水浴客で賑わう町。イタリアで一番きれいな海という人も。
が、おばちゃんは中学以来泳いだ事がない。泳ぎ方を忘れてるかもしれないので危険だ。とっとと目的地に向かおう。 -
1068年にこの地を攻略したノルマン人が築いたという城壁の城門をくぐって、
お土産物屋などが並ぶ細い道をすすむ。 -
オートラントの大聖堂
ここ!ここに来たかった。おばちゃんはここのモザイクを見たかったのだ。 -
大聖堂の床一面に広がるモザイク。
現役の(!?)教会なので信者席がおかれている。あぁ残念!
周囲にロープが張られているので見学客は側廊からしか見る事ができない。それがつらい!
椅子も祭壇も全部とっぱらって、強化ガラスの廊下を作ってほしい。
入場料をふっかけてくださってもいいのよ。
不謹慎の極みの発言ーーーおばちゃんにも自覚はある。 -
この床モザイクは1160年代に大司教ジオナータの注文で、パンタレオーネという人が一人で制作したといわれている。
何を表しているかは定説がないのだが、旧約聖書の場面だったり暦だったり。
ま、とにかく愉快でかわいいのです。
これは聖堂の一番手前中央にある象。この象の背から宇宙を表す一本の木がずっと祭壇前まで伸びています。 -
この一角は旧約聖書よりバベルの塔のエピソードを表現しているとか。
あぁ楽しい♪ -
こちらも旧約聖書からカインとアベル。
残虐な場面だけど、なんだか口元が緩んでしまうかわいらしさがあると思う。
その他にも聖書からは、ノアの箱船、ヨナ記、アダムとイブの楽園追放、サムエル記、アブラハムとイサクなど・・ -
こちらはアレキサンダー大王。
なんだか間が抜けてておかしみがあっていい。
その他には世界をかつぐアトラス、十二星座をあらわしたもの、戦うアマゾネスなどなど、どれもこれも魅力的。 -
また、あちらこちらに散りばめられたモザイクの動物や魚が、いちいち可愛いったらない!!これは・・長靴をはいた猫か犬か・・?
魚もかわいいし、牛もとぼけた顔でこちらを見てるし。
何を表しているかを考えたり、おぉこれがかわいいと思ったり、写真を撮ったりでとにかく忙しい。いったんバールで休憩して、また行ってしまった。 -
オートラント 夜の旧市街
-
夕暮れの中、海を見ながら散歩する人々。
夏のトップシーズンは違うかもしれないけれど、適度な賑わいがあって、ゆったりとしていて、とてもいい町だと思った。 -
友人と無事落ち合って食事へ。
これはおばちゃんの前菜:魚介のミックスグリル。
いかに大聖堂のモザイクがかわいいか、どれが好きか、など話が弾む。 -
おばちゃんのパスタは、アサリとトマトとバジル。
それにレモンシャーベットとエスプレッソで満足満足。 -
夜の大聖堂
来て良かった、来ることができて幸せだと、
いろいろなものに素直に感謝するおばちゃんである。
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