2014年 中欧旅行記２：ブラチスラバ

2014/07/31 - 2014/07/31

スロバキアの首都、ブラチスラバ旧市街の街角に「マンホールおじさん」のオブジェがあるが、観光客には一番人気。

写真を撮るのも順番待ち状態で、5分ほど並んでやっとカミさんと２ショットの画を一枚GETできた。ところで、このおじさん、高さが無いので過去2回車に轢かれたそうだ。

ところで、このおじさんの名前って知ってる？　（答えは一番最後に）

2024/03/03　一部修正

エリア ブラチスラバ(スロバキア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

7/31

今日は移動日のため08:00にホテルを出発。まずはスロバキアの首都ブラチスラバを目指す。写真はブダペスト市内、ドナウ河にかかるペトゥーフィ橋。右手前方の建物の上にコニカミノルタのサインが。

昨晩ナイトクルーズで通ったドナウ河を渡る。自由橋とエリザベート橋が重なり、ゲッレールトの丘の上からは女神？がシュロの葉を振って見送ってくれた。

高速道路M1号線（ハンガリーはAでは無くM表記）をウィーン、ブラチスラヴァ方面へ向かう。ブラチスラヴァまで約200km。

M1号線はパンノニア平原を東西に横断する高速道路で、道路の両側は延々と麦畑が続く。このパンノニアという名前は古代ローマのパンノニア属州から来ている。ちなみにパンノニアの南、現クロアチア地方はダルマチアと呼ばれていた。

オーストリア国境の手前でM1号線からM15号線へ分かれる。

しばらくするとハンガリーの国境検問所（跡）が見えてくる。

ハンガリー国境を過ぎて500mほど走ると、こんどはご丁寧にスロバキアの国境検問所が。

もちろん、ここもフリーパスで通過する。まあ、EU間の国境はすべてこんな感じなのだが、建物自体は取り壊さずに残してある。ということは、いつの日にか突然昔に戻ることもある、と考えている人がいるのかも知れない。

国境を越えてまもなくブラスチラバに入る。人口42万人ほどの街だが、れっきとしたスロバキアの首都である。1536年から1784年までオスマン帝国の侵攻でブダが支配されたため、ハンガリー王国の首都となったこともある街。

第一次世界大戦後オーストリア＝ハンガリー帝国の解体にともない1918年にチェコスロバキアが誕生する。1939年にスロバキア人によるナチス・ドイツ傀儡政権が誕生し、ブラチスラバはスロバキア共和国の首都となったが、戦後ソ連の介入により再びチェコスロバキアに戻った。東欧革命後の1993年1月1日チェコとのビロード離婚にともなって主権国家スロバキア共和国の首都となった。

写真はドナウ河にかかる”新橋”から見たブラスチラバ城、それと橋の上にあるのはUFOの塔と呼ばれる展望台。80mだがブラスチラバで最も高い建物だとか。

橋を渡って右側に見える教会は聖マルティン大聖堂。ブラスチラバで最も古い教会。

質素な造りの大統領官邸の手前を左折。

こんな建物の手前の広場で下車するが、現地ガイドさん（日本語がだめなので、添乗員さんが通訳）の話では、目の前にある建物はなんと国会議事堂だそうだ。思わず昨日入ったハンガリー国会議事堂と比較してしまった。

簡単な城門をくぐってしばらく行くとブラスチラバ城が見えてきた。外壁が真っ白で、あまり古さを感じさせない。後で調べてみると、元々あった城は1811年の火災で焼けてしまい、復旧したのは第2次世界大戦後だそうだ。入場はしなかったが現在は博物館として利用されている模様。

城の方はサッと見て、展望台へ。目の前にはドナウ河が流れているのだが、下流から見ていこう。

さっき通過した”新橋”とUFOタワー。

ドナウ河の向こうは新市街なのだが、いかにも社会主義的な画一的アパート群が見える。

河の向こう側数キロ先はもう、オーストリアだそうだ。

パノラマもどうぞ。

城の敷地内にこんな植物を発見。

セイヨウトチノキ別名マロニエ。セイヨウトチノキはギリシアの山地に自生していた植物で、16世紀にウィーンで植樹されたのち、次々とヨーロッパの並木として、また公園樹木として利用されるという流行を見た。

現在も並木として、また公園やレストランの中庭などで夏の木陰を提供していて、例えばフランス・パリのシャンゼリゼ通りのマロニエ並木がよく知られている。頭に落ちると痛そうな実だ。

ブラスチラバ城からバスで城下へ降り、旧市街を散策する。まず、見えてきたのは聖マルティン大聖堂。（入場せず）そして左側にあったモニュメントは・・・

ガイドさんから、以前このあたりにはユダヤ人街があったとの話を聞いたが、おそらくホロコーストに関係するものだろう。（上の骨組みがダビデの星の形に見える）

旧市街区に入る。

モーツァルトが6歳のときに住んだことがある家にプレートがついていた。

現在はオーストリア大使館になっているそうだ。

次はフランツ・リストのプレート。リストがここで演奏活動をしたときに泊まった家らしい。

現在は・・・・聞き漏らした。

リストがお仕事をした音楽院だそうだ。

旧市街のシンボル、ミハエル門。（入らず）

やがて旧市街の中心にあるフラブネー広場へ。ここで一旦解散。

人だかりの場所には何かあり。ちなみに後ろの建物はフランス大使館。

人だかりにはこんなオブジェや・・・

こんな兵隊さんの像や・・・

訳のわからないものが適当に置かれ、訳のわからない人が座っている。

ちなみに後ろの建物は日本大使館。世界で一番わかりやすい場所にある日本大使館かも。

広場を一区画曲がった先に人だかりが・・・

はい、いらっしゃいました。ブラチスラバで一番人気の「マンホールおじさん」が。

大人気なので写真を撮るのも順番です。

そしてカミさんと２ショットです。頭をなでる方が多いようですが、なでるとなにか御利益でもあるんでしょうか。

フヴイエズドスラヴォヴォ広場（舌かみそ~）にあるスロバキア国立劇場。

おっ！すし屋発見。

旧市街から徒歩でドナウ河畔にあるオソブニー船着場へ。そこにあったレストランで昼食。

とりあえずビールを注文（2.5E）。手前にあるのはトマトとキウリとパプリカの簡単なサラダ。なお、通貨については、ハンガリーはフォリント、チェコはコルナだが、スロバキアはユーロを採用している。

メインは白身魚のフライと炒め野菜の付け合わせ。魚は鱒と思われるが、まあまあのお味。ちなみに中欧の方は年4回程度しか魚は食べないそうだ。

この日ドナウ河は増水中で流れも速く、一部を除いて船は運航を中止していたらしい。

レストランのすぐ隣がバス停でその前にこんな建物が。後で調べるとスロバキア国立自然史博物館らしい。（もちろん入場しない）

ブラチスラバに3時間ほど滞在後、再びバス移動。チェコのブラノという街を目ざす。標識にあるBRNO(CZ)というのがそれで、(CZ)はチェコを表す。ちなみに左側の(H)はハンガリー、(A)はオーストリア。

30分ほどでチェコとの国境へ。今回のツアーは、、まるで国境検問所跡を訪ねるツアーだ。

モラビア平原を州都ブルノへ向かう高速2号線。この辺は良いのだが・・・

舗装がアスファルトからコンクリートになると、とたんに継ぎ目の振動がやってくる。添乗員さん曰く、眠っていてもチェコに入ったとわかるそうだ。

50kmほど走行後、ブルノから高速1号線に入り、プラハを目指す。プラハまで約200kmの道のり。雨が降ってきた。なお、標識に印字されたE50、E65などの数字はヨーロッパ共通の道路番号らしい。

モラビアからボヘミアへ入ってきた。雨は多少小降りに。

プラハまで43km。ただいま工事渋滞中。

ついにプラハに入ってきた。

プラハ本駅の横を通り・・・

バスが停まったのは市の中心部近く。10分ほど歩いて旧市街にある市民会館到着。なんと、ここで夕食タイム。

たかが市民会館と侮るなかれ、内部はこんな感じで・・・

天井からはシャンデリアが。

まずはパンとスープ

ビールは黒ビール（3.5E：ユーロもOK）をチョイス。メインはロールキャベツだったと思うのだが、会話がはずんで撮り忘れてしまった。

夕食後、再びバスに乗り込み今日のお宿へ。バスは市街地をどんどん離れ真っ直ぐチェコ国際空港へ。降りたのは空港玄関の目の前にあるコートヤード・バイ・マリオット・エアポートホテル。市街地へ出るのは難しいが2007年に建てられた新しいアメリカ型ホテルで、昨日までの古いホテルと違い、全て快適だった。ただ唯一Wifiが有料だった点を除いて。（ホテルの写真は翌朝撮影）久しぶりにバスタブに浸かり、風呂上がりにブダペストで購入したトカイワインを飲んで、飛行機はもちろん、エアコンの音もしない快適な部屋で熟睡する。

これで「2014年 中欧旅行記２：ブラチスラバ」は終了です。本日も最後までご覧いただきありがとうございます。

おっと「マンホールおじさん」の名前がまだでしたね。

MAN AT WORK (仕事中の男)というのが名前みたいです。

おしまい

この旅行記へのコメント （3）

• fuzzさん 2014/10/28 18:07:58

  オラだったら・・・

  chiaki-kさん、こんばんは。
  
  すっかり寒くなって、今６時なのですが、真っ暗です。
  
  今日はマンホールおじさんの回に、お邪魔してます。
  
  マンホールおじさんみたいに頭を地べたにはいつくばる・・・ならいいけど
  
  打ち付けてる意味不明な方を台北でよくみかけます。
  
  その形に似ていたので、御写真を見たとき「ドキ」っとしました。
  
  あ〜良かった、マンホールおじさんで。
  
  マンホールおじさんの名前・・・オラだったら・・・
  
  「　Man is Mr.　Holl　」・・・と名付けたいな。
  
  fuzz

  chiaki-kさん からの返信 2014/10/28 20:22:51

  RE: もうすぐハワイですね

  fuzzさん、こんばんは。私の旅行記にたくさんの投票ありがとうございます。
  
  > その形に似ていたので、御写真を見たとき「ドキ」っとしました。
  
  カミさんのことかと「ドキ」っとしました。(^^;;
  
  > マンホールおじさんの名前・・・
  
  他にも「みつめる」くんだとか、○○○（失念）など諸説あるそうですが
  まあ、看板どおりが無難かと・・・
  
  ブラスチラバには、もっと面白いオブジェがたくさんあるそうですが
  時間が無かったので、全部は見れなかったのが残念です。
  
  ところで「海外旅行のついでに成田観光ってどーなのか」拝見しました。
  
  私はいつも成田空港を利用していますので、たまには市内のレストランなど
  に寄ることもありますが、いろいろあるんですね。
  
  ＊長命泉・・・飲んだら長生きできそう。
  
  ＊NEW WORLD COOK ・・・カレー大好きなので行ってみたいです。
  　　それと、インド人の人形を見ると「北野印度会社」を思い出します。
  
  ＊うなぎ屋・・・もう何年も食べていないような気がします。
  
  ＊真言宗・・・勉強になりました。
  
  そういえばfuzzさんは、もうすぐハワイでしたね。エアやホテルは決まった
  でしょうか？再掲ですが、ハワイの休日、楽しんでくださいね。
  
  では、また。
  
  chiaki-k
  
  PS：私は11月20日からカンボジアです。

  fuzzさん からの返信 2014/10/28 21:10:03

  RE: RE: もうすぐハワイですね

  chiaki-kさん、お返事ありがとうござんす。
  
  >
  > PS：私は11月20日からカンボジアです。
  
  お互い、忙しいっすね(^^♪
  
  ハワイは一週間前に日程表が届く時までホテルもエアも不明です(笑)
  
  健康第一で楽しんできましょう(*^▽^*)
  
  fuzz