根津美術館へ尾形光琳の「燕子花図屏風」を見に行く

2014/05/08 - 2014/05/08

ゴールデンウイークの喧騒も過ぎて混雑も一段落
したと思いましたので根津美術館へ行ってきました。
以前から尾形光琳の「燕子花図屏風」を見たかったのです。

エリア 青山(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

千葉から東関道、レインボー・ブリッジと過ぎ、首都高速の
高樹町出口で降ります。（Google Map Street Viewより）

そして南青山の美術館に到着。

美術館へはこんな風情ある入口が作られています。

メインの尾形光琳の燕子花図屏風です。（展示室内は撮影禁止）
毎年、燕子花の咲く時期のみの展示です。

何年か前に来た時には展示時期ではありませんでしたので
今回初めての鑑賞です。

今日は同時に円山応挙の藤花図屏風も見ることができると
いうのでさらに楽しみです。

予想していたよりも薄暗い館内で
やはり一番人気でたくさんの人がすでに
鑑賞しています。

当時のこの花びらを描くための絵の具、藍銅鉱
はたいへん高価だったとのことです。

現在、「燕子花図と藤花図」として展覧会が
開催されています。
チラシの表面。

円山応挙の藤花図。
藤の花もすばらしいですが幹の
描き方も一筆書きで一発で仕上げて
いるように見えます。

ほかにもこの鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」も見事です。
（この画像は秋の部分図）

いくつか展示室がありますが他にも中国青銅器の部屋も
充実しています。
約３０００年も前の殷時代の青銅器も見ごたえ十分！
（これは先日にＢＳ日テレで放送された展覧会案内の番組の
映像です）

この「双羊尊」は美術館の鑑賞券のデザインにもなっています。
お酒を入れる容器だったようです。

館内を一通り見学を終えて庭園へと移ります。
庭木がよく刈り込まれていて美しい。

燕子花が咲いています。
盛りは過ぎてしまいましたね。
後ろに茶室、「弘仁亭」が見えます。
オリジナルは空襲で焼けてしまい再建された
とのことです。

庭園内にはところどころにユニークな石像が置いてあります。

これは茶室入口でしょうか。

散策を終えて元に戻ります。

カフェがありますがとても混雑しています。
またの機会にしましょう。

この美術館は東武鉄道の根津嘉一郎氏が創設者だと
知りました。

次はお昼の休憩をとるために
日比谷公園へ行きます。
途中は外遊から帰ってくる首相のせいでしょうか。
どこも警察官でいっぱいです。

ちょうどお昼時でしたのでビジネスマンの方たちが
ベンチで食事をしている最中でした。
（無表情の人たちが多い。新入社員と思える
２〜３人のグループだけが楽しそうに会話をしていた）

ちょうどバラの季節ですね。

有名な松本楼にはランチの案内が出ています。
コンビニですでに買ってしまっていました、残念！

藤の花は終わってしまっています。これまた残念！

公園内には池もあり、木製の太鼓橋が架かっています。
鉄棒などの遊具もある一角もあってこの近辺のビジネスマンは
恵まれていますね。

池の一部には黄色い燕子花も咲いていてきれいです。

解説板のとおり、確かに冬になると
つららの下がった鶴の像をテレビでよく見ますね。

なるほど。

燕子花のバックに噴水を入れてパチリと一枚。

風も強く吹いてきましたのでこのあたりで退散しましょう。

この旅行記へのコメント （4）

• haruさん 2014/05/14 21:41:54

  根津美術館

  Mollyさん
  
  はじめまして、haruです。
  旅行記へのご訪問＆投票ありがとうございました。
  
  わたしも１０日に光琳「燕子花図屏風」と応挙「藤花図屏風」を見に行ってきました。
  両作品が並んで展示されているなんて夢のようですね。
  また鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」もシャープかつ大胆な構成ですごかった。
  
  古代中国の青銅器も思った以上によかったです。
  
  気持ちのいい季節、美しいお庭の散策、最高ですね！
  燕子花もバッチリ、びっしり咲いているし。
  ここが南青山だなんてことを忘れてしまう空間でした。
  ティールームは平日でも混んでいるんですね。
  
  素敵な旅行記ありがとうございました。
  
  これからも宜しくお願いします。
  
  haru
  

  Mollyさん からの返信 2014/05/15 07:41:59

  RE: 根津美術館

  haruさんへ、
  　おはようございます。
  書き込み、投票をありがとうございました。
  　根津美術館は燕子花の見ごろに訪れたかったのですが
  なにせゴールデンウイークは大混雑だったでしょうから
  この時期にしました。
  　少し満開は過ぎていましたが展示室のほうは
  開館まもない時間でもありましたので
  ゆったりと鑑賞できました。
  
  haruさんも海外はいろいろ出かけていてすばらしいです。
  サントリーニ島でもレンタカーですか。
  こちらはもっぱら言葉がわかる国だけです。
  
  ところでharuさんはレンタカー利用時は
  保険はどのようにしていますか。
  次回に南フランス、コートダジュールを
  考えていますが街中は道が狭くて大変そうです。
  また山岳地区も考えていますがガードレールも
  ないようなところもあり、保険はバッチリかけると
  しますか。
  アメリカではほとんどかけない時もあるのですが...。
  
  これからもいろいろご教唆ください。
  よろしくお願いします。
  
  Molly
  
  
  
  
  
  
  
  

  haruさん からの返信 2014/05/15 23:43:47

  RE: RE: 根津美術館

  Mollyさん、こんばんは。
  
  さっそくの返信ありがとうございます。
  
  レンタカーはいつもフルガードをつけています。
  お守り代わりですね。
  ヨーロッパほとんどマニュアル車なのが厳しいですね。
  割高なオートマ車、今のレートだと辛いです。（泣）
  
  Mollyさん去年はプロヴァンス地方をご旅行なさったのですね。
  いいなぁ〜。
  アイルランド火山の噴火で飛行機が飛ばずプロヴァンスに行きそびれたので、
  いつか旅してみたい所です。
  Mollyさんの旅行記、参考にさせていただきます。
  
  こちらこそ、今後ともよろしくお願い申し上げます m(_ _)m
  
  haru
  
  
  
  
  

  Mollyさん からの返信 2014/05/16 11:02:28

  RE: RE: RE: 根津美術館

  そうですか。
  私も年齢が進んできましたし、ヨーロッパの
  旧市街のような所を走るときは保険を
  しっかりかけようと思います。
  事が起こってからではまずいですしね。
  
  プロバンスへお出かけの際はぜひ
  マルセイユ近郊のカランクとカナイユ岬へどうぞ。
  毎年でも行きたいくらいの風光明媚な
  スポットです。
  
  また何かの折にはよろしくお願いします。
  
  Molly