2013/10/27 - 2013/10/27
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montsaintmichelさん
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この時節に「コスモス???」と訝しがる方も多いと思いますが、武庫川「髭の渡し」コスモス園は遅咲きで有名です。10月下旬で8分咲きといったところでしょうか。この分なら、11月中旬まで「遅咲きのコスモス」を愛でられると思います。
尼崎市の武庫川に架かる甲武橋の上流300mの河川敷に見事なコスモス畑があります。2003年に新たな名所として誕生しました。阪神間最大級だそうで、河川敷13、000平方mの7ブロックに550万本ものコスモスが咲き乱れる姿は圧巻です。敷地一面に咲き誇り、川風に揺れるコスモスは秋の風物詩です。
かつてこの地域は武庫川を渡る旧西国街道の拠点で、「髭の渡し」と呼ばれる風情豊かな所でした。しかし、1995年の阪神・淡路大震災以降、ゴミの不法投棄などで一時は荒れ果ててしまったそうです。そんな河川敷を、地元ボランティア団体「髭の渡し花咲き会」をはじめとする大勢のボランティアの方々の努力でこのような見事なコスモス畑に再生されたそうです。
マップです。
http://www.ama-kan.jp/map/img/131017_muko_cosmos_02.pdf
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
-
武庫川「髭の渡し」コスモス園
駐車場の入口から俯瞰したコスモス園の全景です。河川敷に沿って延々とコスモスが咲き乱れる様には息を呑みます。
入場は無料、駐車場(協力金)は300円。ただ、開園時間が午後4時までですので、午後3時半以降は駐車場には入れてくれませんのでご注意を! -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
早く間近でコスモスを拝みたいという気持ちを抑え、河川敷の堤防沿いに上流へ歩いて向かいます。コスモス園と言えば休耕田を利用したものが多いのですが、ここは河川敷。地形を有効利用して堤防の上からコスモスの絨毯を俯瞰できるという趣向が楽しめるのが魅力です。ただし、道幅が狭く、ドライバーさんもコスモスに気を取られていることが多いので、油断は禁物です。
六甲山系の山々の手前にはお椀を伏せたような形の甲山がどっしりと腰を下ろし、山・川・花という三役揃い踏みの素晴らしいロケーションです。六甲山の山並みは、コスモスに主役の座を譲って見事な借景を担ってくれています。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
手前には「センセーション・ミックス」の色とりどりのコスモスが映え、奥にあるのは目にも鮮やかな「キバナコスモス」。抜けるような青空とのコントラストが絶妙です。こうして見ると桜の葉も色付いてきたようで、だんだん秋が深まってきているのが分かります。
実は、台風18号の影響で武庫川の水位がかなり増していましたので、河川敷のコスモスの安否が気がかりでなりませんでした。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
県の財政悪化により、管轄する市への移譲となった公園は数多あります。しかし、移譲後の用途については不透明で、公園として残すのか、はたまた宅地として民間に譲渡されるのか…。そんな中、地元ボランティアの方々の努力で荒れ地が花畑として蘇ったのが、この「髭の渡し」コスモス園です。感謝の気持ちを込めて拝観させていただきます。
自然を破壊するのは人の意思ですが、自然を守る事が出来るのも人の力だと思います。豊かな自然を子供たちの為に残してあげたいと思うのは当方だけではないように思います。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
通常ならコスモスの見頃は10月中旬までというイメージですが、こちらの見頃は10月下旬〜11月中旬と遅めです。というのも、例年9月初旬にコスモスの種を蒔くためです。それ故、背丈も数10cmと低いながらも大輪の花を咲かせて楽しませてくれます。種類は、センセーション・ミックスとキバナコスモスです。
コスモス園の運営は、ボランティアが主体ですので県や市からの助成金と寄付金、協力金(駐車料)で賄っているそうです。それ故、資金不足で変わり種コスモスには食指が伸ばせないようです。募金箱への寄付金をはずみたいと思います。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
右側にあるのは、文政元年(1818年)と刻まれた文字が側面に読める常夜燈。阪神淡路大震災では倒壊の憂き目に見舞われましたが、再建されています。ここが髭の渡しから続く場所であったことが判ります。
中央にあるのは、行者堂の祠。祠は最近出来たもので、以前は祠に祀られている石像が吹き晒しだったそうです。石像は役の行者像ですが、「髭の渡し」と呼ばれることから行者像を茶店の髭じいさんの像と勘違いされる方が多いそうです。
左側には、質素な木製の鳥居らしきものが佇んでいます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
祠の脇にも崩壊寸前の小さな祠があります。右端にある黒い石像は、なんとなくオリエンタル風の雰囲気を醸しています。昔からここに安置されていたとは考え難い石像です。
髭の渡しは、平安時代の延長年間(923〜931)に始まったと言われています。中世以降、大阪の発展につれ尼崎を経由する新道が出来上がってきました。織田信長に反旗を翻した有岡城主 荒木村重の説得に参じて逆に幽門された秀吉お抱えの名軍師 黒田官兵衛や、主君の仇 明智光秀を討つために陣頭指揮した中国大返しの秀吉もこの道を経由したと考えられています。1909年(明治42年)に甲武橋が架けられ、西国街道の新道(現国道171号線)ができるまでは参勤交代の大名や往来の旅人など数多くの人々に利用されてきました。 江戸時代、西昆陽村に住まう安兵衛さんと徳右衛門さんの2人が旅人のために茶屋を経営しておりました。安兵衛さんは髭をたくわえ、渡しにも関係していたそうで、「髭の渡し」の名の由来となっています。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
川辺の手前にも役の行者を祀る祠があります。コンクリート製なので、近年のものと思われます。渡し場はこの付近だったということでしょう。対岸には高校野球の名門校 報徳学園の建屋が聳えます。そこから西国街道は住宅街を抜けて西宮宿へと続きます。この河原では、かつて武士たちも裾をからげ、蓮台などに乗った西国大名がここを渡り、旅人も着物を干しながら髭の茶屋で一服して賑わいを見せていたことでしょう。古を偲びながら、青空の下で深まる秋を満喫します。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
武庫川の浅瀬では、白鷺の群れが戯れています。ここは、ゆったりした時間が流れています。
江戸時代の参勤交代や旅人の往来には必ずこの渡しを通ったそうです。当時の逸話があります。
1838年(天保9年)、江戸勘定奉行の目付、旗本らが多勢を召し連れて西宮から伊丹へ行くのにここを渡ったそうです。当時掲示された先触れには、「行列に対して無礼の無いように奉行と同名の百姓は改名せよ、田で働いている百姓は下座せよ、葬式は延ばせ」等々、事細かいお触れが書かれていたのだそうです。
西国街道の船着き場跡が現在「コスモス園」として蘇生し、昔日に見せた活気に満ちた賑わいを取り戻しているのも不思議な縁を感じさせます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
前口上が長くなりましたが、これからがコスモス園の佳境です。
手始めに北の端から南端までぐるりと一周します。まずは甲山を背景に遠目にコスモス畑を撮影。
甲山は標高309m。その昔、神功皇后が兜を埋めたとの言い伝えに由来し、その形状はまさに兜そのものです。その他、神が降り立った「神の山」や大阪湾から見て「向こう山」(武庫山)が転じて「甲山」になったなど諸説あります。
藤本浩一著「磐座紀行」では磐座のひとつとして紹介されています。かつては神山と称された神奈備山(神の座する山)であり、その麓にある神呪寺の南には磐座で有名な目神山(女神山)があります。数多の民話がありますが、それらの共通点は「山頂には宝物が埋まっている」ことです。実際、山頂から石鍬、銅矛、弥生式土器等が出土しています。
古代イスラエルの末裔たちが日本にやって来て作ったと言われるのが太陽のレイライン(夏至の日の出と冬至の日の入りを結んだ直線など)。その中のひとつは、信濃の諏訪大社と九州の高千穂神社を結んだラインとも完璧に一致するそうです。また、この甲山はその直線上に存在します。レイラインとは、古代の遺跡が建造された点を結ぶと奇しくも直線状に並ぶという学説です。神秘性に包まれ、何となく惹かれる思いがする山です。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
コスモス園の広さが判っていただけるでしょうか?これでも一部なのですよ! -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
中央のブロックは、一際コスモスの開花密度が濃くなっています。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
少し近づいて写してみます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
漸く、南端にたどり着きました。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
ピンク系主体の「センセーション・ミックス」の中で寄り添う二本の「キバナコスモス」に目が惹きつけられます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
白、淡いピンク、ショッキング・ピンクのコスモスが、自己主張しながらも周りと調和し合い、目を楽しませてくれます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
ヒマワリと同じように、みんな太陽の方に顔を向けているのがご愛嬌。
折しも一陣の風が吹き抜けると、ウェブのように皆タイムラグをもって大きくお辞儀をします。スローシャッターで撮るとこんな感じです。吸密中の蝶も吹き飛ばされないように翅を閉じ、風が治まるのを辛抱強くひたすら待ちます。
風が強い日は被写体自体ががブレるので、ISO感度を上げてシャッタースピードを1/500以下に設定するとくっきりした写真が撮れます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
ショッキング・ピンク系の密集地帯。鮮紅色のコスモスはベルベット風の質感を漂わせ、高貴な気品すら感じさせます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
青空に映える「センセーション・ミックス」。
さわやかな秋風になびく姿をみていると爽やかな気分にしてくれます。まさしく元気を提供してくれる花のひとつです。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
ここからは、変わり種コスモスを探して彷徨ってみましょう。昨年、京都府立植物園で変わり種コスモスを知ってから、とても意識するようになりました。「センセーション・ミックス」が99%以上ですが、残りは変わり種や突然変異したものが咲いています。宝探しのようですが、結構夢中になれるから不思議です。
こちらは、淡いピンク色に桃紅色のはけ目がある「フラッシング・ピンク」。もう少し、はけ目が大ぶりなものは「日の丸」と呼ばれます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
三つの花が寄り添って「おしくらまんじゅう」を楽しんでいるようでかわいらしい。左端の蕾が膨らんできているので、もう一つ花が増えそうな雰囲気です。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
「アカツキ」の変種?
「アカツキ」は白色に鮮紅色の縦縞絞りが特徴ですが、こちらは淡いピンクの花がベースになっています。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
淡いピンクに白の絞りが入っています。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
よく見ると「サイケ」が咲いているではありませんか。宝くじを引き当てたような感激です。
花びらの付け根にもう一枚小さな花びらが付くコラレット咲きを「サイケ」と呼びます。コラレットとは婦人用襟巻きのことで、サイケはサイケデリック(=幻覚をもたらす)。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
淡いピンクに白い絞りが入った可憐なコスモス。一見地味で見逃してしまいそうですが、縦縞模様が緻密で、自然界の妙に目が点になります。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
鮮紅地に白の絞り模様が優雅で、凛とした気品が溢れる「ピコティ」。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
花弁が退化し、花芯が異様に盛り上がっているコスモス。果たして、丁子咲きミックスの一種なのか、突然変異なのか? -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
花弁の縁が赤く染まる「ピコティ」風。花弁も細く、風変わりです。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
か細い茎ながら、風にも負けずに青空に向かって凛と背伸びするコスモスの逞しさには、清々しさを感じずにはいられません。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
ピンク系が多い中、数少ない純白のコスモスは清楚な感じを際立たせています。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
透き通るような花弁の薄さが儚さを物語ります。
背景の玉ボケも効果満点です。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
周りよりも背丈が抜きんでたコスモスには、「よく頑張ったね」とご褒美をあげたい気持ちになります。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
接写で見事な玉ボケ効果を演出してくれた大木です。一般的には、玉ボケは水溜りなどの光の反射を利用するのですが、木の葉の隙間でも構成できることを六甲高山植物園で偶然発見しました。
また、コスモスは太陽に向かって傾いていることが多いので、下から見上げるショットは逆光になりがちです。空が白っぽい場合は、背景に木や山を入れると花の輪郭を浮かびあがらせる効果が期待できます。
手前の青い橋が武庫川に架かる甲武橋。その後ろでは新幹線が通過中です。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
透けるような花弁は、とても繊細でデリケートな感じがします。花弁の質感が伝わってくるようです。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
心地よい秋風が色鮮やかな「キバナコスモス」の中を吹き抜けます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
まだ蕾のものも多いのですが、それでも見方によってはこのように黄一色に染まります。子供の目線で見ると新鮮な感動が味わえます。何事においても、視線を変えてみるのは新しい発見があります。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
「キバナコスモス」にも花の色や形で沢山の種類があるそうです。色的には「サニー・オレンジ」と思われます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
気品に満ちた雄姿です。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園 ミツバチ
これだけコスモスが沢山咲いていれば、当然ミツバチの数も半端ではありません。どのミツバチも花から花へと忙しく動き回る働き者ばかりで、じっとしていてくれません。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園 カナブン
花弁にこのような大きな穴を開けてしまって顰蹙を買っているのは、カナブン。お腹一杯でお昼休み中と言ったところでしょうか? -
武庫川「髭の渡し」コスモス園 ヒメアカタテハ
チョウの仲間の中には、成虫で越冬する種類も少なくありません。このヒメアカタテハも成虫で越冬します。成虫越冬するチョウは、冬でも暖かい日にはこのように飛び出して来るそうです。ヒメアカタテハ(姫赤立翅)の英名は「Painted Lady(おめかしした貴婦人)」。オシャレで粋なフィーリングで何となく頷けるネーミングですね。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
モンキチョウ(紋黄蝶)は、チョウ目アゲハチョウ上科シロチョウ科のチョウの一種です。ヨーロッパ南東部から、トルコ、中央アジア、日本や台湾まで広範囲に分布し、南限はソマリアやエチオピアまで広がっているそうです。前翅外縁は黒く、翅の中央には銀色の斑紋があります。雄の翅の地色は黄色、雌では黄色と白色の2種類があります。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園
アキアカネは、トンボ科アカネ属に分類されるトンボの一種。狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼びます。アカネ御三家の大御所です。
初夏に羽化した個体は避暑地を求め、高い山へ移動します。そのため、夏の高原ではアキアカネが集団で乱舞している光景が見られます。そして10月初旬頃、秋が近づくと一斉に平地へ集団移動してきます。
このアキアカネの雄はコスモスの上で長旅の羽根休みをしているようです。よく見ると右前翅の先端が痛々しくちぎれ、満身創痍の形相です。何者かに襲われ、命からがら逃げ伸びてきたことの証左でしょう。これ以上不安を与えないよう、早々に退散します。無事に子孫が残せるよう祈念したいと思います。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園 イチモンジセセリ
セセリチョウ科に分類されるチョウの一種。特徴として後翅裏の銀紋が一文字状に並んでいるためこの名前があります。本種を含め、これら茶色のセセリチョウのグループは似かよっており、同定する際には後翅裏の模様で見分けます。この角度で見ると、左右の「一文字」が一直線に揃っていて、非常に格好よく見えます。でも、他のセセリチョウと同様、チョウにしては胴体が太く色合いも地味なので、しばしば蛾の仲間と間違われるそうです。
吸蜜をしている花は、フサフジウツギ(房藤空木)というフジウツギ属フジウツギ科の植物。花が美しく園芸用に栽培され、属名からブッドレアと呼ばれることもあります。極端に寒い地域を除いて栽培し易く、このように野生化することも多いそうです。フサフジウツギは中国原産とされますが、秩父で野生状態で発見されたため、チチブフジウツギの別名を持ちます。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園 ツマグロヒョウモン(雌)
褄黒豹紋は、チョウ目タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族に分類されるチョウの一種。雌の前翅先端部が黒紫色で、斜めの白帯を持つのが特徴です。
暖地性のヒョウモン類で輝くような黄褐色に黒紋が入ります。雌雄の斑紋が異なり、雌は前翅の表の先が黒紫色となり、これは体内に毒をもつ熱帯のカバマダラに擬態していると言われています。毒蝶にわが身を似せて、鳥などの外敵から身を守る知恵です。雌だけがカバマダラに擬態したのは、種族保存の為の母性保護という自然界の妙でしょうか? -
武庫川「髭の渡し」コスモス園 ツマグロヒョウモン(雌)
市街地や畑・河原・山地の草地などいろいろな環境で見られるそうですが、当方は初めての観察でした。元々は南方系のチョウですが、幼虫がパンジーなどスミレ類を食べることから園芸植物に紛れ込んで広がったようです。また、地球温暖化もこのチョウの隆盛に一役買っており、分布が北へと広がっているそうです。こうした情報を知るに及んで、このチョウを見かけたことを喜んでいいのかどうか、複雑な気持ちになりました。 -
武庫川「髭の渡し」コスモス園 セイヨウタンポポ
秋にタンポポ???不思議だったので調べてみました。どうやら春に咲くタンポポとは別種のセイヨウタンポポのようです。
セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)は、キク科タンポポ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物で、環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているそうです。日本の在来種とは外側の総苞の反る点が異なるのだそうです。
北海道では、わずか100年足らずで従来種のタンポポが消えてしまった町もあるそうです。明治初期、鎖国が解かれて海外から色々なものが輸入されましたが、札幌農学校で野菜としてヨーロッパ原産の「セイヨウタンポポ」を栽培したのが始まりだそうです。そこを起点に瞬く間に全国を制覇したと言う説が有力のようです。その他、緩衝材の「ツメクサ」や「輸入牧草」に混入し、繁殖したと言う説もあります。 -
おまけ1 紫式部の実
近所で見かけた紫式部の実です。まだ低い丈ですが、立派に数珠なりの実を付けています。
クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木。葉が全体的に鋸葉になっているのがコムラサキとの区別の仕方です。 -
おまけ2 紫式部の実
深みのある紫色の実は日本的な典雅さを秘め、なんともいえない優美さです。昔は、鑑賞だけでなく実を染料に用いたそうです。
花言葉は、愛され上手・上品・聡明 。 -
おまけ3 ヒメアカタテハ
我が家のベランダに昨日コスモス園で見かけたヒメアカタテハが迷い込んでいました。夏の間はクマゼミの訪問が多かったのですが、蝶は初めてのことです。今朝はかなり冷え込んでいましたので、マクロレンズを近づけても翅を閉じたまま微動だにしません。 -
おまけ4 ヒメアカタテハ
日が高くなり、少し暖かくなってきたので羽ばたきを始めました。この後、専属モデルにも飽きて大空へ悠々と飛び立っていきました。 -
おまけ5
ある日、ベランダから生駒山方面を見ると、竜のように細長く黒い雲が低空にかかっていました。 -
おまけ6
台風が去った後の夕景のひとコマです。胡乱な雲行と夕陽のコラボです。
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