2013/04/07 - 2013/04/07
5位(同エリア17件中)
ottoさん
ドイツ国境から30kmのパークシテイ・”アーネムの町”は
第2次大戦で壊滅したが 映画 ”遠すぎた橋”に描かれた町、
ライン川に沿った人口14万人の美しい町として知られる。
実業家のクレラー・ミューラーと・ヘレン・ミューラー夫妻の
コレクションを基に87点の油絵絵画を含む全300点の作品を
展示しており、アムスのゴッホ美術館と並びビッグ2と称される。
現在は国に寄贈され、国立公園の緑に囲まれた広大な敷地に
彫刻を配した一帯を ”ゴッホの森”として観光局が管理している。
8:30 テイールを出航しゴッホの森で過ごし、午後はゆったり
クルージング、夕食後オランダ民族舞踊団のダンスを楽しむ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
8:45 霧が深く天気は良くないが港からバスで
クレラー・ミューラー美術館に到着。
早朝の見学は空いていて静かで良い。
右側の絵は「ピンクの桃の花」
切り取って絵はがきに出来る。
-
チケットは入館料の他に国立公園入場料が必要。
アムステルダムから列車で行くとアーネム又は
エーデワーデニンゲンまで行き、バスに乗り換える。 -
館内配置図
約1時間の予定で思い思いに見て廻る。
現代絵画、ピサロ、セザンヌ、シスレー
ルノワール、モネ 新印象派のスーラ、
ポール・シニャック、等の作品が並ぶ。
折角充電した電池を入れ忘れたのに気づき
売店で買い求めた数点の絵葉書で回顧する羽目に。 -
カーク・ダグラス主演の映画「炎の人ゴッホ」。
37歳でなくなったゴッホと同年齢で内面に迫る
熱演ー自我を揺さぶられ「苦しかった」と述懐
している。
1853年 オランダのズンデルト村に生を受けた
ゴッホは、生後まもなく亡くなった兄の身代わり
には成りきれず、両親の愛に飢えた屈折した思い
もあり....学校も長続きしなかった。
叔父の口利きでハーグの美術商で働いた
オランダ時代、20歳でロンドンにも出張、
美術商の仕事に励んだが、
常に一方的な熱情が災いして挫折。
炭鉱町に伝道師として赴任したベルギー時代は
半年で聖職者への夢も閉ざされ色調も暗く地味
であった。
写真は 2013.5.12日付け日経紙 ”美の美”面
「銀幕の画家」より -
「ジャガイモを植える人々」1884年
ミレーの影響を受けた農村の働く人達を見つめた
作品には温かい眼差しが感じられる。
画業を志したのは27歳1880〜85年色調はまだ暗く
濃い緑色が見られる程度。 -
「ジャガイモを食べる人たち」1885年
貧しい農家の食卓を描いた初期の代表作。
画面全体がジャガイモ色の茶色トーン。
ゴッホ32歳。 -
「モンマルトルの丘」1886年
画廊に勤める弟テオを頼って移り住んだ
パリ時代はセザンヌ、ゴーギャン、
ベルナールなど後期印象派の画家達が活躍。
交流を深めた。
ジャポニズムにも大いに関心を示し、広重浮世絵の
模写を試みたりと、僅か10年の短い画家人生の大半
をパリで過ごしている。 -
[草花の畑] 1886年
色彩にも華やかさが加わり、色により対象を
形づくる思いがあったといわれる。 -
「グレーのフェルト帽の自画像」1887年
パリ時代の一枚。
右目は強い意志を示すが左目は弱弱しく
不安を表す絵は荒々しい筆づかいと色彩
表現で凄みを覚える。 -
左の「自画像」は1887年
右は1889年に描かれた「マダムルウラン」
貧しくモデル料が払えず身近な人たちを
肖像画に描いたが、数点の自画像はあくなき自己の
探求でもあった様だ。 -
有名な「アルルの跳ね橋」1888年
しかし、パリの華やかな喧騒にも疲れ、南仏の
アルルに移住。 出来れば行きたかった
日本と似ている土地と思い込んだようだ。
テオとの手紙のやりとりは800通近く、
後にテオの妻が絵とともに展覧会を開き
徐々にゴッホの価値が認められていった。
黄色い家を買い、僅か10か月間の内に此処で
200作あまりを描き意欲的に製作した。 -
「夜のカフェテラス」1888年
12使徒をイメージした「ひまわり」をはじめ、
南仏の陽光を思わせる黄色を好んで用いた。
35歳 現存している。
青、黄色、赤だけで構成している。 -
「糸杉に囲まれた果樹園」1888年
芸術仲間にも呼びかけテーブルや椅子を整え
一緒に活動する共同体を夢見ていた。
ミストラルと言う南仏の突風対策で糸杉が
多く見られる。 -
「プロバンスの小麦畑」1888年
積み藁のモチーフも繰り返しデッサンした。
ゴッホの呼びかけに唯一応じたゴーギャンは
芸術面では良き理解者であったが、 -
混沌の中にいるゴッホと人間的には相容れがたく
次第に対立し彼の家を離れていった。
ゴーギャンの離反に傷つき精神を病み、彼は
かの耳切事件を起してしまう。
アルルでの暮らしは2か月で終わる。
写真は 2013.5.12日付け日経紙 ”美の美”面
「銀幕の画家」より -
「オリーブ畑」1889年
よじれた木は生命力に溢れた荒々しいタッチ。
画家の不安な気持ちを表しているようでもある。 -
「サンレミの精神病院」1889年
弟の勧めもあってアルルから車で一時間の地
で入院することとなった。
治療の一環でもありここでも絵を描いた。
1890年〜色調が淡くなってゆく。 -
「種まく人」1890年
ミレーに対する敬意から繰り返し書いた
モチーフである。
荒削りなタッチが逞しい農夫の魂に寄り添う。
「郵便配達夫」も「ミセスルウラン」の夫と聞き興味深かった。 -
「プロバンスの夜の田舎道」1890年
「糸杉と星の見える道」と言うのもある)
強烈な色使い、荒削りな筆のタッチに圧倒される。
彼と同じ名のビンセントと名づけられた
テオの息子の誕生祝いに贈ったといわれる
「花咲くアーモンドの枝」や「糸杉」
も人気のようで絵葉書は入手できなかった。 -
病院を出た後、
パリ近郊のオーベル・シュル・オワーズに
転地。医師の支えを得て発作に苦しみながらも
旺盛な創作活動に没頭。
写真 2013.5.12日付け日経紙 ”美の美”面より -
「鴉の群れ飛ぶ麦畑」 1890年
テオへの気兼ねも募り、この年の7月27日
拳銃自殺を図り、2日後に弟家族、医師に
見取られてこの世を去った。
キリスト教社会では「借り入れ時」
「死期」を暗示するとされ不吉な黒い鳥が
飛び交う様は「絶筆」とされる。
かくてゴッホは伝人となった。
まもなくテオは後を追うように亡くなった。
写真は 2013.5.12日付け日経紙 ”美の美”面
「銀幕の画家」より転載 -
頭がくらくらするような感覚を冷ますべく
広大な森を散策。 -
日本の「彫刻の森美術館」が参考にした
といわれる展示が程よく配置されている。 -
動きを伴うインスタレーション。
-
斬新な鉄のオブジェ....等など
オーギュスト・ロダン、ヘンリームーア
バーバラへプワースなどの作品を鑑賞。 -
迎えのバスで船に戻る。(約1時間)
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ランチはサラダバイキングに始まり
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レンズマメのスープ
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さわら風バンガシュースの
マテイニ風味ソースかけ
豆のカスレとベジタブルライス添え -
デザートはフルーツゼリー
ホイップクリーム添え
いつものようにコーヒー、紅茶等 -
15:30 自家製ケーキ付き
テイータイム
日増しに ラウンジでの会話も和んできた。 -
大きい水門を通過するとアナウンスがあり
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デッキに出てみる。
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行き交う船と挨拶を交わし
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日本とオランダの旗をおしたてて
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ビッグな水門に向かう。
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重そうな鉄扉がおもむろに上がる
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静かに扉が上がってゆく
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くぐりながら見上げる高さ、迫力がある。
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船尾を見ると入り口は既に仕舞っている。
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行く手の水門は更に巨大だ。
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水位の調節が終わると前方の水門が
ジンワリと開いてゆく。 -
何度見ても飽きないモーシヨンだ
-
もうすぐ全開だ。
-
側壁すれすれに舵を切る勇姿。
-
あと少し....
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遂にプールから脱出成功。
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岸の並木が美しい
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カーテン越しに水車が見えた。
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18:30 ウイークビードウールスデー入港
夕食は春の風物詩 ホワイトアスパラガスの
フルコース
ホワイトアスパラガスの前菜 -
ハーブ入りホワイトアスパラガスのスープ
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バターフィッシュの
ホランデーセソース
アスパラガス添え -
又は鳥胸肉の
グレービーソース
人参、ポテト
ホワイトアスパラガス添え -
デザート
リキュール入りパフェ
アイスケーキ
フォレストフォーム添え
コーヒー、紅茶など -
20:30 民族舞踊の夕べが始まる。
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可愛い娘さんがご挨拶
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鴨居にぶつかりそうな団長さん
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大柄な男女が木靴を鳴らしながら -
大勢がテンポよくステップを踏み
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決定的瞬間あり
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実に楽しそうなダンス
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民族衣装も楽しく
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フロアーを所狭しと跳ね、歌う。
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抱き上げられて天井に頭がぶつかりそう
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一部終了のご挨拶
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スリランカのミュージシャンも熱演
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ユーモラスなシーンもあり
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第2部のストーリーが展開する
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見事なチームワーク
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苦難の歴史の中でしっかりと
受け継がれてきた民族の心 -
オランダ語がわかればな...
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民族の暮らしや慣習を活き活きと
表現。 -
めでたしめでたし。。
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