山中温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
山中温泉を楽しんだ後は、まず狙っては来ないであろう加賀東谷に寄せてもらいました。本当は加賀東谷でも奥地に当たる、大土ないし杉水を狙っていたが、さすがに遠くて途中で断念して、山間から山中温泉方面に戻っていった形でドライブしていきました。この地味なドライブに付き合ってくれる妻に、毎度の事ながら感謝です。あとお利口に待ってくれた?我が子にも、帰りに滑り台のプレゼント♪<br /><br />今までのむかし町をあるくシリーズで最も地味に映り、かつ渋すぎるであろう加賀東谷編をどうぞ。

子どもと一緒に寄る、赤瓦と煙出しの残る炭焼きの里・加賀東谷~加賀のむかし町をあるく~

44いいね!

2013/04/29 - 2013/04/29

53位(同エリア326件中)

4

15

ぺでぃまる

ぺでぃまるさん

山中温泉を楽しんだ後は、まず狙っては来ないであろう加賀東谷に寄せてもらいました。本当は加賀東谷でも奥地に当たる、大土ないし杉水を狙っていたが、さすがに遠くて途中で断念して、山間から山中温泉方面に戻っていった形でドライブしていきました。この地味なドライブに付き合ってくれる妻に、毎度の事ながら感謝です。あとお利口に待ってくれた?我が子にも、帰りに滑り台のプレゼント♪

今までのむかし町をあるくシリーズで最も地味に映り、かつ渋すぎるであろう加賀東谷編をどうぞ。

同行者
乳幼児連れ家族旅行
交通手段
自家用車 徒歩

PR

  • 加賀東谷?って方が多いと思うので説明します。<br /><br />この地域を治めていたのは、加賀百万石の金沢藩の分家・大聖寺藩(加賀市中心部)ですが、山間部の東谷・西谷を奥山方と称して、藩の炭役として炭を生産させました。明治になって炭焼きは産業化し、林業も加わって二つの谷は繁栄しましたが、大聖寺川沿いの西谷はダムの底に沈みましたが、動橋(いぶりばし)川沿いの東谷は今に残っています。<br /><br />いぶりばし、読めないよね〜

    加賀東谷?って方が多いと思うので説明します。

    この地域を治めていたのは、加賀百万石の金沢藩の分家・大聖寺藩(加賀市中心部)ですが、山間部の東谷・西谷を奥山方と称して、藩の炭役として炭を生産させました。明治になって炭焼きは産業化し、林業も加わって二つの谷は繁栄しましたが、大聖寺川沿いの西谷はダムの底に沈みましたが、動橋(いぶりばし)川沿いの東谷は今に残っています。

    いぶりばし、読めないよね〜

  • 2011年11月29日に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、赤瓦と煙出しの民家が特徴的とされています。加賀東谷は山間部の荒谷・今立・大土・杉水の4集落から成り立っています。<br /><br />煙出しとは、炭焼きの煙を屋外に出すためのもの(屋根にひょこって出ているやつね)。冬は日本海側で山間なので、外気が入ってくるのを想像するだけでも寒そうですよね。赤瓦はこの地域には明治期に使われるようになったとの事です。

    2011年11月29日に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、赤瓦と煙出しの民家が特徴的とされています。加賀東谷は山間部の荒谷・今立・大土・杉水の4集落から成り立っています。

    煙出しとは、炭焼きの煙を屋外に出すためのもの(屋根にひょこって出ているやつね)。冬は日本海側で山間なので、外気が入ってくるのを想像するだけでも寒そうですよね。赤瓦はこの地域には明治期に使われるようになったとの事です。

  • 寒冷気候に強い石州瓦は、橋立という寄港地のある加賀に北前船により入ってきました。同様の日本海側の厳しい冬に合うことで、当地域で広まりました。ちなみに1300℃以上の高温で焼成されるため、釉薬に用いられる来待石の鉄分が溶けて独特の赤褐色になるらしいです。

    寒冷気候に強い石州瓦は、橋立という寄港地のある加賀に北前船により入ってきました。同様の日本海側の厳しい冬に合うことで、当地域で広まりました。ちなみに1300℃以上の高温で焼成されるため、釉薬に用いられる来待石の鉄分が溶けて独特の赤褐色になるらしいです。

  • あるのは日本から失われつつある、昔ながらの農村風景。だからといって白川郷のようにしっかり保存されているわけではなかった地区です。いわゆる限界集落なのですが、重伝建指定で新しい動きが出てくればいいなと切に願います。

    あるのは日本から失われつつある、昔ながらの農村風景。だからといって白川郷のようにしっかり保存されているわけではなかった地区です。いわゆる限界集落なのですが、重伝建指定で新しい動きが出てくればいいなと切に願います。

  • 逆光ですが、菜の花と一緒でなにか温かい(*^▽^*)

    逆光ですが、菜の花と一緒でなにか温かい(*^▽^*)

  • 以上が加賀東谷・今立集落でした。

    以上が加賀東谷・今立集落でした。

  • ここからが加賀東谷・荒谷集落です。コメントも厳しくなってまいりましたので、以降写真のみですがスイマセン。

    ここからが加賀東谷・荒谷集落です。コメントも厳しくなってまいりましたので、以降写真のみですがスイマセン。

  • 表紙写真はコチラ。

    表紙写真はコチラ。

  • ちなみにこれも含めたむかし町シリーズは、<br /><br />信濃・加賀・若狭・飛騨・美濃・三河・尾張・伊勢・近江・丹波・丹後・大和・紀伊・備中・安芸・長門・日向<br /><br />とありますが、最も地味で渋くもある。

    ちなみにこれも含めたむかし町シリーズは、

    信濃・加賀・若狭・飛騨・美濃・三河・尾張・伊勢・近江・丹波・丹後・大和・紀伊・備中・安芸・長門・日向

    とありますが、最も地味で渋くもある。

  • 観光地とは決して言いにくいが、残しておきたい風景・加賀東谷でした。早めに我が子に滑り台のプレゼントだぁ〜

    観光地とは決して言いにくいが、残しておきたい風景・加賀東谷でした。早めに我が子に滑り台のプレゼントだぁ〜

この旅行記のタグ

関連タグ

44いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (4)

開く

閉じる

  • たらよろさん 2013/05/23 10:31:41
    ほんと、渋いわ(笑)
    こんにちは〜〜ぺでぃまるさん。

    確かに地味。
    何度もコメントで地味、地味、とおっしゃているだけあって、
    そこら中にありそうな風景ですね。
    でも、今はこんな風景、そこら中に無いのかな?

    私は亀岡で生まれて中学生までは亀岡だったので、
    普通にこんな感じでした。
    でも、今帰ると、確かにこんな風景にはもっと奥に行かないと出会えないかも。

    渋い散策にお付き合いくださる、奥様に感謝ですね♪

      たらよろ

    ぺでぃまる

    ぺでぃまるさん からの返信 2013/05/24 01:46:10
    でしょ(^^)
    たらよろさん、こんばんは〜

    > 確かに地味。
    > 何度もコメントで地味、地味、とおっしゃているだけあって、
    > そこら中にありそうな風景ですね。
    > でも、今はこんな風景、そこら中に無いのかな?

    本当に旅行記作っていて、これ山中温泉編にくっつけようかなって何度も思うくらい地味。
    あるようでない風景というか、家の造りが特徴的なのです。

    > 私は亀岡で生まれて中学生までは亀岡だったので、
    > 普通にこんな感じでした。
    > でも、今帰ると、確かにこんな風景にはもっと奥に行かないと出会えないかも。

    私の実家も昔の風景と様変わりで、帰るたびにカルチャーショック(@@)
    亀岡ってゆーてもここまでのローカル感さすがにないでしょ。

    > 渋い散策にお付き合いくださる、奥様に感謝ですね♪

    いっぱい感謝しときますね。我が妻は都会をどう歩いていいか分からないみたいです(^m^)

     ぺでぃまる
  • ころっつさん 2013/05/19 21:27:22
    もう…さすがです。
    ぺでぃまるさん、こんばんは。

    ついに登場しましたね、加賀東谷の重伝建地区の旅記。
    かなり渋めの観光地とはいえないまちなみの訪問ですが…さすがです。
    私もこうした隠れたB級(C級かも…)の悠久のまちなみを訪ねて歩くのが大好きです。

    赤い石州瓦は、中国・山陰地方に多い印象でしたが、加賀地方にも多くあるのですね。ここも限界集落ということですが、定住者以外の外部の人の力を借りながらも、素晴らしいまちなみと文化を後世にぜひ伝えていってほしいものです。

    私もどこか素敵なまちなみ歩きをしてみたくなりました。


    ころっつ

    ぺでぃまる

    ぺでぃまるさん からの返信 2013/05/20 22:14:20
    これは渋すぎた
    ころっつさん、こんばんは。

    > ついに登場しましたね、加賀東谷の重伝建地区の旅記。
    > かなり渋めの観光地とはいえないまちなみの訪問ですが…さすがです。
    > 私もこうした隠れたB級(C級かも…)の悠久のまちなみを訪ねて歩くのが大好きです。

    これは渋すぎたと思いましたね。家族連れが行くような場所でないと自信が確信に変わったので、奥地まではいきませんでした(^^ゞ
    正直一人なら、も少しぶらっとしたんですけどね〜

    > 赤い石州瓦は、中国・山陰地方に多い印象でしたが、加賀地方にも多くあるのですね。ここも限界集落ということですが、定住者以外の外部の人の力を借りながらも、素晴らしいまちなみと文化を後世にぜひ伝えていってほしいものです。
    > 私もどこか素敵なまちなみ歩きをしてみたくなりました。

    大森銀山・温泉津なんかに行きたいなと思いつつも、距離がなにせ遠い…
    そして家族と行こうって場所じゃないですしね〜
    不思議なことに加賀や小松にあるくらいで、両脇の金沢や福井にはないんです。
    北前船の航路を考えたりすると、面白いですね。
    私も高岡・富田林・鞆の浦・日田・川越なんかに行ける機会はないかなーと虎視眈々と狙っています。

     ぺでぃまる

ぺでぃまるさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP