イタリアをレンタカーで走る！ナポリ・ポンペイ編

2012/08/13 - 2012/08/25

ここ数年、夏になると欧州をレンタカーで旅行するパターンになってきました。今回も２週間ほどに日程でイタリアへ飛びました。イタリアはドイツやフランスと比較すると、みなさん運転が荒く、細い道をビュンビュン飛ばします。かなり怖い場面もありましたが、やっぱりドライブは楽しいです。いつものようにgarmin持参でローマからシチリアまで走ってきました！

この旅行記はナポリと続けて訪れたポンペイ編です！

　ローマ
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※ナポリ
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※ポンペイ
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　モルマンノ（カラブリア州）
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　サンロベルト（シチリア手前シッラに近い町）
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　カルタジローネ
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　アグリジェント
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　パレルモ
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　　↓　一気に飛行機でリターン！
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　ローマ

エリア ナポリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ナポリでは、Domus Gemi B&Bに泊まりました。
とても評価の高いゲストハウスです。
http://www.domusgemi.it/

こんな建物の４階です。階段しか無いので荷物が重いと大変ですが、
スパッカナポリの中心にあって立地は最高でした。そうそう、駐車場は公共の駐車場で、徒歩５分と言われていましたが、実際は10分以上ひたすら歩きました。汗だくでした〜。

スパッカナポリの中心にあり、窓からサン・パオロ・マッジョーレ教会がばっちり見えました。

朝食は、目の前のパン屋さんで食べます。

こんな感じのお店です。

パンの種類が沢山あって、どれだけ食べてもOKです。飲み物も選べます。

店の主人お勧めのパンを毎朝食べました。どれも比較的甘くて柔らかくて、バターたっぷりという感じのパンです。

パン屋さんの前にはキオスクのような出店があって、どこからともなく、ナポリのおじさんたちがやってきて、ずーっと大声でしゃべってます。ナポリでは、女性ではなく、男性がよく井戸端会議をしてました。

スパッカナポリは道が細いのに、車やバイクがビュンビュン走ってます。

レンタカー旅行でしたが、ナポリには２泊して少しゆっくりしました。

B&Bの隣りは、サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会でした。
派手なオレンジ色のファサードです。中は結構広く、回廊を抜けると修道院があり、その地下は

ギリシャ・ローマ時代のスカヴィ（遺跡）を見ることができます。肉屋、パン屋、税務署などが驚くべき状態の良さで残されています。ナポリに行ったら必見だと思います！

スパッカナポリは飲食店が充実してます。

あまりの暑さにビールを飲み（いつも）

ピッツァを食べます。何を食べても美味しいです。

建物に歴史の重みを感じます。

ナポリの国立考古学博物館は、昔からずっと行きたいと思っていました。遺跡好きにはたまらない聖地です。

館内は広々しており、3時間ぐらい、じっくり見学しました。

ギリシャ・ローマ時代の品々がずらりと並んでいます。壁画やフレスコ画、壷などは驚くべきコレクションです。

ポンペイへ行く前に訪れたかった博物館です。

「秘密の部屋」は数十年間、研究者にしか公開されていなかったけれど、2000年から一般公開されました（15才以下は入場できません）。館内で一番人気の展示部屋で、外国人で大混雑してました。ヴェスヴィオ火山噴火時の様子を描いた絵画や古代ポルノ作品などが山積みでした〜
これは、カレンダーにも使われている絵です。

博物館でぐったり疲れ、とりあえずビール。

海の方へ進む途中、クァルチィェーリ・スパニョーリ（スペイン街）を通過したとき、突然フニクリ・フニクラが聞こえてきました。

遠くに卵城も見えてきました。

海はやっぱりいいです。

ちょっとしたところでみんな泳いでいます。

サンタルチアからヴェスヴィオ火山を見て

ヌォーヴォ城を見て

潮風にあたって、帰りはタクシーでスパッカナポリまで戻りました。

庶民が息づいている町の鼓動を感じます。

Via Tribunali（トリブナーリ通り）は、まさしくナポリの中心！

そんな通り沿い、サン・パオロ・マッジョーレ教会脇に、Napoli sotteranea（地下のナポリ）の入り口があります。英語ガイドツアーの時間に間に合って、なんとか入場することができました。

細い階段をひたすら降りて行きます。地下は、さらに細い道が何本も通っています。体を横にしないと歩けないくらいの細さです。

ギリシャ・ローマ時代から残る地下都市。ゴミ捨て場にもなっていたけど、第二次世界大戦中は防空壕として使われており、子どものおもちゃやムッソリーニやヒトラーを描いた落書きなども保存されていました。

古代ローマ人は、井戸として、水をくみ上げており、今でも浪々と水が流れています。

サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会前のサン・ガエタノ広場からサングレゴリオアルメーノ通りは、プレセーピオを売っているお店が延々と続きます。クリスマスの時期じゃなくても、本当に賑わっています。

さあ、明日はいよいよこの旅行の本命、ポンペイです。

憧れのポンペイに到着。

ずっとずっと夢見てきたポンペイ。

想像以上に素敵な姿で現存されていました。

ギリシャ・ローマ時代の遺跡がてんこ盛り。
悠久の彼方に思いをはせます。

一日かけてじっくり見学できます。

浴場も形をとどめています。

ポンペイは一瞬にして火砕流堆積物に埋め尽くされました。その後の発掘で、考古学者たちは、当時の様子をリアルに石膏で再現しました。

逃げまどう市民や、子どもをかばう妊婦など、死んだときの姿がよくわかり、現在でも恐怖を感じます。

中には、苦しさの表情までわかるものもありました。

火山灰が、町全体をすき間無く埋め尽くしたので、壁画や美術品は最小限の劣化ですみ、当時の宗教儀式を描いた壁画は「ポンペイレッド」と呼ばれる非常に鮮やかな赤色で現存されていました。これは、エルコラーノ門を抜けたポンペイ城外の西にある、秘儀荘という邸宅にあります。

夏のポンペイは照りつける太陽の日差しが強く、水分を大量に持参しないと、熱中症になりそうでした。日陰はほとんどありません！

円形競技場は見事な形で残されていました。

再現されたところはありますが、全体像を見ることができるので、圧倒的な迫力です。

競技場の隣には、大体育場もあり、町の重要施設だったことがわかります。

バジリカやフォロは数多く見られます。

浴場や洗濯屋など、面白い遺跡が次々と現れます。

車は、マリーナ門の近くに停めました。民間駐車場はものすごくたくさんあります。中にはレストランが併設されていて、そこで食事をすると、駐車場無料という特典付の駐車場も多いです。

ということで、丁度お昼どきだったので、いただきました。

特に美味しいと言うことはないけど、まずくもない。車なので、お酒を飲めないのが辛い。
このあと、海岸線を通ってひたすら南下、ポリーノ国立公園中心部のモルマンノまで200km以上ドライブするので、食事後早々にポンペイをたちました。

どうしてもソレント、ポジターノ、アマルフィの海岸線を走りたくて、遠回りをして景色を眺めながら走りました。

ソレントではCarthusiaの支店へ行くつもりで、ナビにセットして向かったのですが、あまりにも道が細く、駐車場もいっぱいだったので、泣く泣くあきらめました。ソレントからアマルフィの海岸線は本当に道が狭く曲がりくねっていて、カーレースをしている気分でした。しかもみんなビュンビュン飛ばしてます！

途中、アマルフィで休憩、道沿いに、名物アマルフィのレモンを使ったジューススタンドがあり、ゆっくりしました。

開放的な海の景色を眺めながら

極上のレモンジュース（しぼりたて）を飲みました。いやはや、こんなに美味しいレモンジュースは初めて飲みました。暑くて暑くて疲れていたから、余計そう感じたのです。

続きはモルマンノ（カラブリア州）編です！

この旅行記へのコメント （2）

• チョコレーゼさん 2014/01/19 13:16:43

  質問への回答ありがとうございました！

  旅記拝見させて頂きました〜。
  ナポリの写真が日常を撮ってらっしゃってプロの写真のようです！
  ナポリの観光は町中（ホテルは駅近くを考えてます）を
  ウロウロするぐらいしか考えてなかったのですが
  町歩きも十分楽しめそうですねー
  
  ポンペイは、主人がものすごく楽しみにしているので、
  じっくり時間をかけて行ってみたいと思います！
  
  ちなみに　レンタタカーはやめる事にしました(´･ω･｀;A)
  危険なようなので・・・。

  mauibananaさん からの返信 2014/01/25 16:00:29

  楽しんできてください！

  長い出張をしていて、お返事遅くなりました。
  チョコレーゼさん、こんにちは。
  ナポリとポンペイ、羨ましい限りです。
  何回も行きたくなる、麻薬のような町です。
  遺跡好きでなくても、ポンペイは本当に興味深く
  驚きの連続です。
  そして是非、博物館で本物をご覧になることをお勧めします！
  また、アマルフィの情報など教えていただけたら
  嬉しいです！（通過しただけだったので！）
  それでは、お気をつけて！
  mauibanana