2012/12/22 - 2012/12/22
2位(同エリア229件中)
montsaintmichelさん
- montsaintmichelさんTOP
- 旅行記374冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 3,067,413アクセス
- フォロワー141人
ケーキ屋さんなのにメルヘンチックなテーマパークがあるショップをご存知でしょうか?
兵庫県三田市ゆりのき台にある「パティシエ・エス・コヤマ」へ予約していたクリスマスケーキを受け取りに行ってきました。
小山ロールで全国的にも超有名なショップですが、スイーツと並んで人気なのが「Children's playground」と命名された夢いっぱいの庭園。特に、銅製のクラフトはレトロ感に溢れ、ぬくもりを感じさせる癒しの空間を演出しています。ここでは、大人も童心に帰ってワクワク・ドキドキ体験を満喫できます。
訪れた人をメルヘンの世界に誘うことが、他とは一味違うケーキの味わいを演出するのだそうです。なるほど、味覚と視覚をコラボさせたエンターテインメントを目指されているのでしょうね。まさしく『気宇壮大』の一言に尽きます。
ショップのHPです。
http://www.es-koyama.com/
PR
-
パティシエ・エス・コヤマ パン工房 エス・ブーランジェ
クリスマスシーズンの土曜日の昼下がりとあって、品薄なのは否めません。2つ残っていたキャラメル味のチュロを買い求めました。キャラメルのほろ苦さと甘さが見事にマッチ。しっとりとした食感も抜群でした。価格も良心的で感激!
ウッドデッキで予約したクリスマスケーキを受け取ります。受け渡し時間は、混雑を回避するためになんと15分刻みとなっています。できたてのホヤホヤをゲット! -
パティシエ・エス・コヤマ アトリエ・デ・バウム
外からパティシエがデコレーションケーキを作っているところが見学できました。
「エス(Es)」とは、無意識下の感情・欲求・衝動という心理学用語。平たく言えば、自分では抑えられない、食べたくて食べたくて仕方がないという欲求が湧くようなイメージ。
「エス(Es)」は視床下部の働きと関係があるとされ、フリードリヒ・ニーチェが使用し、ゲオルグ・グロデック『エスとの対話』などで使われた用語です。フロイトは、1923年に発表した『自我とエス』という論文でこの用語を使用しています。 -
パティシエ・エス・コヤマ コヤマ・ワンダーランドの絵地図?
宝島の地図を見ているようで、ワクワク・ドキドキ、ハイテンションになること間違いなし。
サイトマップはこちらを参照下さい。
http://www.es-koyama.com/guidemap/guidemap.pdf -
パティシエ・エス・コヤマ
このお店は地元三田市のみならず関西では有名で、スイーツ愛好家では知らない人がいないくらいの超人気店です。しかし超人気店とあって、関西在住でもなかなか食べられないのがまことに残念です。生菓子は基本的にショップまで行かないと手にする事が出来ないので、かなりレアですが、わざわざ行く価値のある絶品揃いです。 -
パティシエ・エス・コヤマ
エス・コヤマの開店までに3年の歳月を要した理由こそが、今やショップの代名詞の小山ロール。「川が流れ、鳥が鳴く、自然味溢れる環境で店を開きたい」という願望を叶えるには、この店にしかない魅力あるケーキの開発が絶対条件でした。思案に暮れる中、思いついたのがロールケーキの巻き方。こんがり茶色の「焼きっつら」を外側にして巻くと包装用パラフィンに皮がくっついてしまうため、黄色い生地を外側にして巻くのが普通でした。しかし、薄い上質の「皮」を思わせるリッチな質感につい触れたくなるような優美な姿にできないかと思いを巡らせます。云わば、概念をいい方に覆す発想の転換。結局、通常の2倍の焼き時間をかけることになりました。「手間をかけて丁寧に心を込めて作らなきゃいけない」。こうして、ロールケーキ開発に着手して数ヶ月が経った頃、「TVチャンピオン」グランドチャンピオン大会の話が舞い込みます。戦いの場は、お菓子の殿堂 パリ。1ラウンド目から斬新で華々しいケーキが登場し、パティシエ達の熱戦が繰り広げられました。決勝ともなれば、強剛パティシエが競って奇想天外なケーキを作るに違いない。どんなケーキを作ろうか・・・。悩んだ末、浮かんだアイデアは「SIMPLE IS BEST」。「そうだ!3年間温めてきたあのロールケーキを世界の味覚の審査にかける絶好のチャンスだ!」。たっぷりのハチミツと卵黄を泡立て、丁寧に空気を抱き込ませると、しっとりときめ細やかなケーキが誕生しました。こうして、味覚部門のチャンピオンの座を射止めることができたのです。 -
パティシエ・エス・コヤマ
妖精が見入るようにショップ内を覗きこんでいます。子供たちの気持ちを妖精が代弁しているようで微笑ましいオブジェです。これもシェフのアイデアなのでしょうね。 -
パティシエ・エス・コヤマ
さて、妖精の目線の先にあるのが、こんなショーケースです。
下段に鎮座するのがモンブラン。常時40種ほどが並ぶエス・コヤマのプチガトーの中でも1、2位を争う人気者です。
素材の味がシンプルに出るケーキだけに、夏の終わりから小山シェフは栗の産地、愛媛の天候を気にされているそうです。台風がないだろうか、栗は無事だろうか…と。1年間ずっとこのケーキを待ち続けているファンも多いそうです。 -
パティシエ・エス・コヤマ
黙々とショップを覗きこむ妖精の傍らにも愛嬌たっぷりの妖精が佇んでいました。 -
パティシエ・エス・コヤマ
塀の上には屈託のない、のほほんとした愛くるしい少年が腰かけています。
銅製のオブジェは、札幌市の工房「CRAFT ANCHOR」の菅原義則 氏(1955年北海道夕張市生まれ)の作品群です。
これらのオブジェには、菅原氏独特の世界観が漂っています。レトロ感に満ち溢れ、柔らかい曲面にはぬくもりが感じられ、心が癒されます。また、どの人形も細部までよく考え尽くされていて、思わず笑みがこぼれてしまうから不思議です。居心地のよい風景とは、こうしたものを指すのでしょうね。 -
パティシエ・エス・コヤマ キャトリエンムショコラ・シン
奥の院にあるショコラトリーは、直射日光を遮ったシックな空間の佇まいでした。一歩足を踏み入れると、そこには異空間が広がっていました。明るさを控えめにしたシックな照明にチョコレートの光沢が映え、まるでアートのようです。
2011年に世界最大のショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に初出展。パリで開催された「Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ)」品評会にて、最高位となる「5タブレット」を受賞。 さらに外国人部門最優秀賞の受賞も成し遂げました。2012年には、2年連続W受賞という日本人初の快挙を成し遂げました。
“チョコレート版ミシュラン”とも呼ばれる「C.C.C.」は、フランスの最も権威あるショコラ愛好会で、ショコラティエを1〜5枚のタブレットマークで評価。指名されたショコラティエしか出られない栄誉ある大会で、11カ国、170のチョコブランドしか出られないそうです。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
専任庭師が手がける庭には銅製のオブジェがあちこちに置かれ、『非日常の空間』を演出することで訪れた客をエス・コヤマのワンダーランドへと誘うアミューズメント性の高さは、まるで「スイーツのテーマパーク」のようです。ここを訪れたお客さんのテンションを上げさせる仕掛けがあちこちに施されています。
これも、シェフからの「おもてなし」の心なのでしょう。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
「Children's playground」へのエントランスです。吊鐘の上に佇むリスの表情が和ませてくれます。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
“子どもが遊べるように”との思いを込めて作られたガーデン=「Children's playground」。 こうして、来店した子供たちの思い出にと拘って作った庭を眺めていると、ノスタルジーと共にメルヘンを感じます。
中央の白い樹海の中では、兄妹が星の果実を収穫しています。この情景は、とっても絵になります。
左には芝山があり、うねった小道を小高い山上へと進むとお山の大将を気取った笑顔の魅力的な少年が思い切り手を広げて深呼吸をしています。どことなく、昆虫採集に夢中だったシェフの少年時代を彷彿とさせるオブジェです。
そして小山を下った小池では、カメとガマガエルが仲良く寄り添っています。
こには、子供たちの冒険心を膨らませられる愉快な仕掛けが沢山隠れています。しかし、子供だけでなく大人にも大好評のようです。季節毎に変化を見せる庭園が冒険心を刺激し、子どもの頃のワクワク・ドキドキした興奮を甦らせてくれます。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
小山シェフは、ある日、北海道で偶然銅製の人形に出会って惚れ込み、作家の菅原義則 氏をすぐに訪ねました。イメージしたイラストを描いて頼み込んだものの、菅原氏は「あ〜。気が向いたらまた考えとくよ〜」と、のんびりムード。オープンを急ピッチで進めていた小山シェフでしたが、“まるで仙人のようだ。もし、こののんびりとしたペースを乱したら、この方は人形を創ってくれないだろう”と、急かすのをぐっと堪え忍びました。そして、辛抱強く待つこと約3ヵ月。菅原氏からやっと電話がかかってきて「あのう、人形作ろうと思うんやけど…」。エス・コヤマがオープンしたのは、4体の人形が届いてスグのことだったそうです。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
小さな池では、カメとガマガエルが仲睦まじく寄り添っています。思わず頬が緩みます。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
シェフの小山進 氏は大の昆虫好きだそうです。その原点は、少年の頃、ドイツ語で書かれた、見るからに高そうな昆虫図鑑をお母さんが買ってくれたことだったそうです。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
カマキリをユーモラスに伯爵風に擬人化したオブジェ。ステッキを手に風格と味わいが漂います。植栽とオブジェが一体化してメルヘンの世界が繰り広げられています。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
赤い煉瓦の上にはひょうきんなカタツムリ。その目線の先には、のどかに小鳥が水を飲んでいます。 -
パティシエ・エス・コヤマ 「Children's playground」
小山ロールを求めて長い行列ができています。通常、1時間を要するそうです。それで、少しでも並んでいる人に薪の燃える暖かさと気持ちの温かさを…と、昨年の冬に野外暖炉が備えられました。 -
パティシエ・エス・コヤマ 野外暖炉
アンティックな暖炉です。身も心も温めてくれます。 -
パティシエ・エス・コヤマ 野外暖炉
燃え盛る暖炉の紅蓮の炎とコウモリ。意匠も凝っています。 -
パティシエ・エス・コヤマ 巨大リース
庭園の落ち葉やドライフラワーなどで飾られた巨大なリース(?)が目を惹きつけます。 -
パティシエ・エス・コヤマ マンリョウ
万両の実が鮮やかに色づいていました。光沢のある赤い果実と緑色の葉のコントラストが優美です。
ヤブコウジ科の常緑小低木。冬に熟す果実が美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでセンリョウ(千両)などとともにお正月の縁起物とされます。赤実が基本種ですが、白実のシロミノマンリョウ、黄実のキミノマンリョウなどなどが知られています。
お金(両)を彷彿とさせる名前の植物は、一の位から万の位までのラインナップがそろっています。いずれの植物も秋〜冬にかけて赤い実を付けます。
赤く美しい実を価値のあるものとして命名され、センリョウ科の『千両』より実が赤く大きいことから、さらに価値のある『万両』の名が付けられたそうです。 -
パティシエ・エス・コヤマ
大きなリースが、目を惹きつけます。 -
パティシエ・エス・コヤマ 『DNA京都』クリスマスバージョン
買い求めたクリスマスケーキです。油断したせいで、自宅に帰って箱を開けたらケーキがずれていて、小惑星探査機の『はやぶさ』同様に無残にも満身創痍の帰還となってしまいました。ショックと言うよりも、パティシエさんに申し訳ない気持ちで一杯です。
和ケーキ『DNA京都』をクリスマス用にアレンジしたもの。スイーツに遊び心とサプライズを融合し、深い味わいの大人向け極上スイーツに仕上がっています。
日本の伝統的な素材「番茶」をモチーフにしたアントルメで、小山シェフが幼い頃から親しんできた「番茶」の味にショコラを組み合わせた、未知なるコラボレーション。芳醇な風味の基軸は、食感の異なる2種類の京番茶クリームとスイートチョコレート「サンビラーノ」を使った滑らかなムース。「サンビラーノ」は、京番茶特有のスモーキーでふくよかな香りを一層際立たせるために厳選された、ベリーのような鮮やかな酸味を持ったチョコレート。さらに、餅入り小豆クリーム、ショコラ・クロッカンや抹茶のダックワーズを丁寧に重ね合わせて重層的な味わい深いハーモニーを醸成させています。丹念に手間と時間を惜しまずに何層にも積み重ね、パティシエの情熱や矜持が直に伝わり、感動ものです。通常のクリスマスケーキと比べると値が張りますが、値段以上の価値があります。 -
パティシエ・エス・コヤマ 『DNA京都』クリスマスバージョン
パティシエさんの名誉のために、HPにあった写真を掲載させていただきます。 -
パティシエ・エス・コヤマ 『DNA京都』クリスマスバージョン
HPに掲載されていたケーキの断面図です。ご参考になさってください。 -
パティシエ・エス・コヤマ 『DNA京都』クリスマスバージョン
厚さ1mmに満たない板チョコですが、表面に施された繊細かつ彩色豊かな細工には絶句です。「和の心」ここにありと存在感を顕にしています。パティシエの心意気に感謝感激です! -
パティシエ・エス・コヤマ 「C.C.C.デギュスタシオンNo.5」
5タブレット受賞。左から、
es-ガナッシュ・ノワール: マダガスカル産クリオロ種カカオを使用。赤い果実やシナモンを思わせる個性的な酸味と上質なアロマが特徴的。渋み・酸味ともに穏やかで、フルーティーな風味が楽しめます。
es-ガナッシュ・オレ: マダガスカル産クリオロ種カカオにまろやかで濃厚なミルクを加えることで、酸味が心地よく中和されています。気品さえ感じさせるその味わいは、同種のカカオでもノワールとは全く違った印象です。
es-プラリネ・ノワゼット: ピエモンテ産ヘーゼルナッツの自家製プラリネとマダガスカル産クリオロ種カカオで出来たショコラ・オレを使ったプラリネ・ノワゼット。キャラメリゼしたナッツの“カリカリ”とした食感が残るよう工夫が凝らされています。
一休: キャラメルを彷彿とさせるミルクの風味たっぷりのコスタリカ産トリニタリオ種のカカオと強い塩味を効かせた大徳寺納豆のマリアージュによって生まれた、日本風キャラメル・ブール・サレ。
スモーキー: 下層は少し酸味の効いたマダガスカル産クリオロ種のカカオとフランボワーズのガナッシュ。上層はフローラルな香りを持つ、エクアドル産アリバナシオナル種のショコラ・オレ・ガナッシュ。2層のショコラの芳醇な風味と、スモーキーで個性的な香りのラフロイグ10年のマリアージュです。 -
おまけ
楽天ショップで買い物し、キャンペーンに応募した所、電子ブックリーダー「KOBOタッチ」が当たりました。
早速、無料の青空文庫(ボランティアの方々が電子媒体化された書籍)をダウンロードしてみました。<現在、1万冊程あります。小説は1000冊程。>
片手ではもてあますサイズですが、「Kindle」よりも軽量な設計となっています。文字の大きさも自由に変更できます。一充電当たりの使用時間を長くする省エネ設計のため、モノカラーなのが残念です。旅行ガイドブックなどはカラーでないと使えないと思います。この値段では止むを得ないのでしょうね。
PCなどで問題になっている、目が疲れやすくなったり、眠れなくなったりするというブルーライトがないのは、長時間使うブックリーダーとしてはありがたいです。モノクロとカラーの切り替えがあれば便利かもしれません。
今後、「KOBO」や「Kindle」などの電子ブックリーダー専用機とiPadのようなタブレット汎用機の熾烈な戦いが展開されるのでしょう。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。恥も外聞もなく、備忘録も兼ねて徒然に旅行記を認めてしまいました。当方の経験や情報が皆さんの旅行の参考になれば幸甚です。どこか見知らぬ旅先で、見知らぬ貴方とすれ違えることに心ときめかせております。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
30