2012年7月 ゆめが丘 Foodで風土

2012/07/15 - 2012/07/15

自他共に認める国際都市横浜にありながら農業の盛んな泉区。
JAも色々考える処があるようで、生産者と消費者をその文言以上に結び付けたいらしい。
今年の夏もJA横浜主催の『Foodで風土』が催された。
地元の農家を知る機会として昨年も相鉄主催の同様の催しに参加したが、今年も家族で参加した。
こういう催しに参加すると、改めて農業の基本は土だと思い知る事ができる。
横浜の農業は規模は小さいかもしれないが、その質は侮れない。

収穫という農業の一番オイシイ処だけを体験する催しだが、それでも自宅近所の農家の苦労は少し解ったような気がする。

■前年秋の野菜収穫体験
http://4travel.jp/traveler/taxnax/album/10622321/

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

相鉄 ゆめが丘駅

ここが今回の収穫体験『Foodで風土』の受付場所。
予め参加登録をしておき、スタート地点で受付を済ませると、農地への地図やゴール地点で戴ける焼きそばの引換券などが渡される。

しかし『Foodで風土』ってのも無理矢理なネーミングだ。

ゆめが丘駅 駅

農地への道沿いには所々にJAの職員さんがお立ちで、道案内をして頂けた。

今日は殊更暑い日で、大変お疲れ様です。

5分も歩くとトマトのビニールハウスが見える

トマトのビニールハウスに向かう小僧と奥様

小僧はトマトが苦手なので、心なしか足取りが重い･･･。

トマト畑

まだ青いものの方が多く、適当に採ると後のグループが採るものがなくなるので、1グループ3個までと言われた。

トマトの花

左側の2つが癒着して1個になっていた。

トマト収穫中

小僧自慢の｢これが一番赤くてデカい｣トマトである。
昨年の収穫体験の時から繰り返し言うが、育てたのは君ではない。

\60/100g でお買い上げ。

トマトを収穫したら次の夏野菜は茄子。

茄子畑に向かう途中にキャベツ畑の前を通り掛かった。
結構立派なキャベツだ。
これも後から収穫する。

さて、茄子畑に到着。

紫に見えるのは花かと思いきや、実はナイロンロープ。
花とそっくりな色目。

茄子の花

農家の方が仰るには、
｢同じ品種でも土が違えば味も違う｣

土に自信有りと感じながら畑に入ったが、控え目な単語を用いながらも豪語する自信が大地から伝わる。
足を踏み入れると靴が沈んでいく。
この柔らかさは一体何なのだろう。
耕すには相当の労力を要した筈だ。

小僧、茄子収穫中

茄子好きを自称する変わった子供である。

大きさに関わらず\50/1個

隣にピーマンの畑があったのでこちらも収穫
\30/1個
値段の問題ではなく、凄く綺麗なピーマンだった。
プロの作る野菜は文字通り光っている。

ピーマンの花に蝶が留まっていたので一枚

まあ長閑な風景だこと。

最後にキャベツの収穫に向かう

葉を広げると直径1m近いものまである。
でかっ！

JAの職員さん曰く
｢同じ畑のキャベツであれば、一概に大きい方が美味しい｣

と言う事で、キャベツ畑にザクザク踏み入り、一番大きなキャベツを物色する小僧。
｢こいつが一番か？｣と見定めたのがこのキャベツ。

小僧、キャベツと格闘中の図

普通は根元をナイフでカットするが、今日は良い機会だから根っこごと抜くように言われた。

なかなか手強い。
頑張れ小僧！

抜けたっ！

激しい格闘の末、キャベツをねじ伏せた小僧。

･･･あまり強くなさそうか？
いや、これで良いのだ。君は良く頑張った！

根に付いた土を振るい落とす。

小僧、キャベツを持ち帰るの図

この後、外側の葉を庖丁で落として貰った。
1個お買い上げ。\150也。

新鮮この上ない。
何てったって、今の今まで地面に生えていたのだから。

キャベツを収穫して体験収穫は終了。

スタート地点のゆめが丘駅方面に戻る。
ゴール地点はゆめが丘駅手前のファーマーズマーケット。

写真はキャベツ畑前の田んぼ。

これ、横浜市の風景ですぜ。

用水路の水量も豊富

すぐ隣の和泉川が水源だろう。

和泉川

繰り返しだが、ここは横浜市である。

川には鯉も居れば亀も居る。
国際都市横浜とは思えぬ長閑な風景だ。

鯉に餌付けする親子が居た。

川面には鯉が群がる。

しつこいようだが、横浜の風景である。

終点のファーマーズマーケット

受付で貰った引換券を焼きそばと交換し、特設の休憩所でそれを戴いて全行程終了。
適度に疲労した事もあり、桜海老の入った焼きそばが存外旨かった。

これにて今年の体験収穫は終了。

これで農業を知った気になる程目出度い脳みそは持っていないが、自宅近所の農家を知る良い機会だった。
今の処、小僧も興味を持って参加している。
まだ興味本位だろうが、こういう感性は大切にして欲しいと願う。

この旅行記へのコメント （2）

• わんぱく大将さん 2012/07/27 02:00:08

  何の料理に？

  TaxNaxさん
  
  長いことご無沙汰いたしました。　ピレネーに行く前の日にインターネットを切られ、帰ってきたら今度は電話線まで。　で、また、繋いでほしかったら前の倍、払えと。　やくざです。　あちらのミスなのに謝罪もなにもない。これがスペインです。　スペインでＮＯ１のところも似たか、よかった。　あほらしいです。で、今は図書館に。２１：００迄ですが、冷房が効き過ぎて。。。
  
  野菜のお写真を拝見しながら、これは何の料理に、あれはなにに、と。
  日本のは畑からでも形も、すべてきれいですね。　ヨ―ロッパのは、きたないのですが、大きくて、味があるんですよ。でも、煮込みに使うなら次の日のほうが美味しいかも。
  
  　大将

  TaxNaXさん からの返信 2012/07/29 01:54:54

  RE: 何の料理に？

  大将さん
  
  TaxNaXです。
  ご無沙汰です。
  
  色々と大変そうですね。
  日本でも最近似たような事がありました。
  先日まで使っていた携帯電話はau(KDDI)の古いもので、7/22で目出度く停波。
  ｢7/22で停波するからとっとと機種変更せよ。優遇してやるから。｣とauから数十回の電話があったのですが、auとしては長期利用者より新規顧客の方が大切らしく、docomoなどからキャリア変更して来る人達より条件が悪い。
  停波すれすれまで機種変更せずに待っていると、特別割引などちょっとずつ条件が良くなってくる。
  条件を小出しにして突然クーポンなどを送りつけて来るのですが、そのクーポンには『行き違いで機種変更をされた方は対象外です』とご丁寧に書いてあります。
  一応条件が良くなったので同じauで機種変更したのですが、もう永く使おうとは思えなくなっています。
  今の携帯電話が古くなったら家族でキャリア変更ですね。
  
  > 日本のは畑からでも形も、すべてきれいですね。
  横浜の農家ですので農地が狭く、手が行き届くんでしょうね。
  昨秋見た小松菜なんかは、観葉植物かと思える程綺麗でした。
  
  農家の方はご自分の農作物に自信を持っておいでで、純粋に作物について説明してくれるのですが、主催する農協(JA)はちょっと思惑が違うみたいでした。
  地図と一緒に渡されたのはTPPのアンケート。
  嗚呼そう言う事かと。
  脅威を感じている事や、自分達を守りたい気持は解るけれど、貴方達が日本の農作物を過小評価してどうするの？って思っちゃいました。
  私は出来るだけ地元で採れた野菜を食べたいですね。