頂上が牧場のような陣ケ森へ

2012/03/27 - 2012/03/28

先日の雪光山登山後、高知市内で宿泊して、今日はいざ“陣ケ森”へ向かいました。昨日登った雪光山を左手に眺めながら県道6号線を再び北へ進み、標高：650ｍぐらいの樫ケ峰の山ひとつ越えて延々と山道ばかり3時間ほどかかってヤット辿り着き、着いていざ登山だ！という気持ちが少し薄れてしまいました。

しかし、まだ寒い頃、丸くなった頂上に雪が積もっていて、高知市内から北に見えていた山はとても美しく、是非行ってみたいと思っていたので、気を取り直して陣ケ森を楽しんで来ました。

と、言えたら良かったのですが・・・、
陣ケ森〜隣に位置する戸矢ケ森へ行こうとすると、風が強くなり、急に雨雲が発生して、まさか雨なんか降ると思っていなかったのでカッパは車に置いて来てしまい、どうしよう(-_-;)と思った結果、後20分程で戸矢ケ森という所で、引返すことにしました、

あぁ〜無念！

ココの山でも、他の登山者の方は居なくて私達二人だけ。
まして知らない土地、初めての山、心細くなりました。
でも、これで良かったと思っています。

急いで走るようにして下山して、途中の陣ケ森頂上の東屋まで帰って来てココなら安心(^.^)と思い、気を楽にしてお昼の弁当を食べていると、
カラリと晴れるじゃないですか(>_<)　

コノ無念さは勇気ある決断ではなく、勇気のない私達の行動の結果だったんだと思いましたねェ〜。

エリア いの町・土佐町(高知)

高知市内で朝を迎え、桜祭りのボンボリ賑やかな高知城まで散歩してみました。桜はまだまだ満開にはほど遠い感じです。

高知市内から、県道6号線を北上してほんわりと山桜の美しい山の風景です。
桜並木も美しいけど、私はこんな見え方をする桜が好きです(*^_^*)

菜の花がなかったら、なんて事無い景色。
でも、春ヽ(^o^)丿

山の中にも民家が一軒・二軒あり、突然“厳島神社”と書かれた赤い鳥居が現れました。
厳島神社と言えば、平家。
そう言えば、雪光山（国見山）近くに平家の滝があったから、ここには平家の末えいの方が居らっしゃるのかな？って思いました。

そして、それからもドンドン山道をクネクネと上がって行くと、吉原公園の看板ある所へ到着。
ココでちょっと休憩。
ヤット山道から解放された感じ(~_~;)

見晴らしの良い所に人の手を入れて公園を造るの、大変だったと思います。

きれいに石積みされた所には、山水でしょうか？小さな噴水がチョロチョロと出ています。
トイレもあります。
きれいです。

ココは高知。
高知にはトサミズキが良く似合う〜!(^^)!

公園から見える景色。こんな感じです。

公園から10分ほど行くと、雪光山（国見山）が見えました。
やっぱ、どこから見ても綺麗な姿です。

山の頂上からは いの町になり、うっそうとした杉林の山の北側の道を下っていくと、あッ！陣ケ森が見えました。
【高知県の山】:（山と渓谷社さん）の陣ケ森の紹介のページに映っていると同じ角度から陣ケ森を見る事ができました。

あぁ〜この一瞬の景色を見るために、長い長い山道を通って来たようなもんだと思いました。

県道6号線の山道から広い国道439号線に抜け出て、ヤットヤット陣ケ森の入口に到着。分かりやすい案内板をじっくり見ました。
【高知県の山】（山と渓谷社さん）の登山道への説明文の中に、「黒丸」の標識・・・というのが今ひとつ理解できなかったのですが、黒丸とは地名の事なんだとココでやっと分かりました。

　●ではないんですネ！

今抜けて来た郷ノ峰トンネル。

ココから次の黒丸を目指して山道を上がります。

細い道をゆっくり進むと、急に広くなった所に、待ちかねた「黒丸」の標識。

黒丸の指す矢印方向に進みました。
※実は・・・
　この広い道が村道とは思わず、手前の左側に坂道があったので、それが村　道だと思って上がって行くと、そこは民家の庭でした(*_*;

黒丸〜林道を抜けて長い長いドライブもヤット終わり。
陣ケ森登山口に着きました。
疲れました。

私たちの他には誰も居ません。
寂しい〜〜〜^_^;

さぁ！行きま〜す!!

歩きやすく、整備された登山道です。

東方面の山々、美しいですねェ〜。

アセビの木がもの凄く多く、日の当たる所は満開でした。
山野草が目に付かなかったので、アセビの花のピンク色を見て
ほッ(*^。^*)

主にアセビが目立つトンネルの道。
ず〜〜っと遠くまで続いています。

20分も歩かない間に　頂上に到着です。
東屋があります。

チョット早すぎる〜〜(~_~;)

陣ケ森
標高：1013.3ｍ　二等三角点

頂上からは、周囲をスズタケその後ろにアセビや灌木に挟まれた山道を進みます。スズタケがあるので、周りが何も見えません。
見えないので、チョット息苦しい〜(-.-)

ズズタケがないので気持ちイイ〜！

雑木はアセビが断然多いけど、コノ木肌を持つ“リョウブ”は好きだなぁ。

丸山広場まで行く途中、眺めのいい所。
ずっとスズタケと灌木のトンネルで周囲の視界がゼロだったので、ことさら美しく見えました。
雪光山（国見山）が見えました。

登山口から40分ほど歩いて、丸山広場に到着です。
陣ケ森を遠くから見た時に丸くなって見えていた場所なんですね！

トイレやベンチなどがあり、言うなれば芝生公園のような感じです。

広〜〜〜い。
長〜〜〜い。

でも、誰も居ない。

広場にはアセビの巨木があります。
これがアセビ？
すごいです。

丸山広場から更に西へ向かいます。
次は広い岩を目指します。

あぁ〜また、アセビのトンネル。
スゴイわぁ・・・。

光を求めてこんなに曲がっているのかもしれないけど、かなりクネクネと曲がりすぎていて、コレを自然の美というのか？
それとも気持ち悪いというのか？

私的には・・・気持ち悪い。

少しトンネルを歩くと、所々に眺めのイイところが現れます。

広い岩に到着。
西の方向に戸矢ケ森が見えます。

大きな岩。

今歩いて来た東の方の眺め。
陣ケ森が見えてます。

高知市内〜太平洋の　南の方の眺め。

今から行くはずだった、戸矢ケ森の頂上が見えています。

岩の上に立ってみました。
雪光山が目の前に美しい姿を見せてくれています。

(~_~;)もうすぐ雨が降りそう・・・。
暗くなってきました。

広い岩の所にある案内板。
・・・・・・・・・・・・・・・
　　　・・・・・・・・・・・・・・・
雨が降り出して
　　　ここで下山しました。
勇気のない決断です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

気をとりなおして、
春です。ほんと。

林道を通っていると、ものすごい数のふきのとうを見つけたので、少しイヤたくさん貰って帰り、ふきのとうの天ぷら、ふきのとうの酢味噌和えをして食べたんですが、もの凄く美味しかった！！(*^。^*)！！　です。

麓まで降りて来て、かわいく小さな黄色い花を付けた
ダンコウバイ？かな？

国道沿いに咲く黄色いラッパ水仙。

どこにでもあるけど、
無念が残る登山で終わったので、爽やかな黄色が気持ちを爽やかにしてくれました。

帰り道はずっと国道439号を東に進み、大豊から高速に乗って帰りましたが、四国の水がめ“早明浦ダム”に寄り道してみました。
チョット寄っただけなので、写真はほんの数枚だけです。

こんな鳥居がありました。

もう見あきたはずのアセビ。

でも、また花が咲いていると写真を撮ってしまう・・・・。

山深い所にある早明浦ダム。
水不足の香川県に住んでいて、いつもイエ毎日お世話になっている水が此処にあります。
ありがとうございます！<m(__)m>

次回は、今見えている何処かの山に登りに来たい！と思い早明浦ダムを後にしました。また来ますねェ〜(^。^)y-.。o○