2011/09/18 - 2011/09/19
195位(同エリア304件中)
がおちんさん
九州ドライブの2日目です。
雨がしとしと降る中、田舎の風景と鄙びた温泉を堪能しながらドライブ。少し走れば景観が変わり、次から次へと素晴らしい眺めに出会える。日本は自然に恵まれた美しい国であることを再認識しました。
午前中は温泉をはしごしながら別府に向かい、午後からは別府・亀の井ホテルにて鍼灸セミナーに参加するという充実した一日になりました。
2日目のルート:うきは→日田→天ヶ瀬→わいた→筌の口→湯布院→別府
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
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2011年9月18日(日)
昨日は深夜から強い雨と風になり、車を停めていた空き地に水が溜まりはじめたため、1時ごろ山を下りた。
うきはにある藤波ダムの駐車場に移動し、6時まで熟睡。
夜明けと共に出発する。 -
うきはから国道210号で日田へ走る。
道は空き空きだ。 -
日田バイパスから見た筑後川。
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朝もやがたなびく日田の街。
雨の中で鮎釣りをする人がいた。気合が入っているな。
後ろに見えるのは沈下橋。ちょっと行ってみよう。 -
増水時には沈んでしまうから沈下橋。大分県には200ヶ所以上の沈下橋があるそうだ。
欄干の無い橋は開放感があって楽しい。
ちょっとスリルがあるけど。 -
せっかくなので橋を渡ってみた。
ミニカーみたいに見える愛車。 -
鮎釣りは、その楽しさを知ると一生飽きることがないほど奥が深いそうだ。
喧嘩を仕掛けてくる鮎の特性を利用した友釣りというのも面白いけど、道を究めていくと最後は「無心で竿を傾け、大自然と溶けあう」ようになるという。 -
「スカイファームロードひた」という、カッコいいのか悪いのかわからん名前の道を走る。
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説得力のある標識。
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天ヶ瀬にて不思議な集落に出会った。
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雨の中、橋に立って川を眺めているのは、かかし。
傘を差しているので、近寄るまで本物の人かと思った。 -
釣りをしているのも、かかし。
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こちらは、ドジョウすくい。
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遠めに見ると本物の人みたいだ。
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いろんな場所にかかしが立っている。
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石垣を登る子供のかかし。
結局、この集落で本物の人間を見かけることはなかった。 -
のどかな田んぼの道を走る。
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再び、霧がたちこむスカイファームロードで小国方面へ。
対向車は皆無。 -
遠くまで続く山なみ。
九州は自然が豊かだ。 -
天空農道から見た「空庭」、フラワーパーク天ヶ瀬。
絶好のロケーションにあるなー。 -
熊本県に入ると、なぜかスカイファームロードのスカイがとれて「ファームロードわいた」となる。
このルートは起伏が激しいのでライダーに好まれそうだ。 -
雨にたたずむ牛。
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わいた温泉に到着。
涌蓋山の西側山麓にある禿の湯、山川、岳の湯の3ヶ所からなる温泉地だ。
日帰り湯はコインタイマーに金を入れると一定時間お湯が出るという家族風呂スタイル。清潔でプライバシーも保たれるうえ、24時間営業という便利さ。黒川温泉もそうだが、今風のニーズに合わせた戦略でわいた温泉も人気絶大だという。
が、今回は趣旨が違うのでパス。一人旅では大衆浴場に入れればいい。 -
湯煙立ちすぎ。
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こんな看板もあった。
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視界不良。
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住民は平気なのかなあ。
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湯煙に圧倒された岳の湯だったが、共同浴場の「ゆけむり茶屋」が時間前だったので、結局わいた温泉には入らずじまい。
また来よう。 -
はげの湯温泉から涌出山林道に入る。
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舗装はされているが、けっこう悪路。
台風の影響で枝が沢山落ちており、タイヤハウスに跳ね上げてカラカラと音をたてる。 -
再び大分県に入り、林道から県道40号で筌の口温泉へ向う。
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雨で増水した鳴子川。
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9時、筌の口温泉に到着。
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筌の口共同温泉は、まさに私が入りたかった大衆浴場だ。
200円払って中へ。 -
茶褐色で熱々の湯に入る。
気分最高。
源泉を飲んでみたら、ゲッ、錆臭い。
こりゃ薬効がありそうだ。 -
お湯があふれて折出物が堆積している。ちょっと古遠部温泉みたい。
この共同温泉は24時間営業だという。
こんな温泉に200円で入れるなんて、近くだったら、しょっちゅう来るのに。
大分の人は幸せだな。 -
管理のおばさんによると、この共同温泉は350年の歴史があるという。
今日は台風の影響で客が少ないけど、普段は温泉ファンが大勢訪れるそうだ。
最高のお湯でした。また来ます。 -
湯上り後、近くにできた大吊橋を見に行く。
たしかに大きい。というか橋が大きすぎて、風景が負けちゃっているかも。 -
おお、スリルがありそうだ。紅葉の時期はさぞ綺麗だろう。
でも、わざわざ金払って橋を歩くつもりはないのでパス。 -
筌の口から県道621号で九重へ出て、やまなみハイウェイ(県道11号)で由布院へ向う。
緑の中をクネクネ走る。 -
由布院についたとたんに観光渋滞に巻き込まれた。細い道には駐車場を探す乗用車がウロウロしている。
金鱗湖周辺を散策する人も多く、ここだけ別世界のような混雑ぶり。
なんで清里化しちゃったのかなあ、湯布院。 -
昔、由布岳登山や出張の帰りに寄っていた「下ん湯」へ。
ここは相変わらずの佇まい。
200円投入して中へ。 -
脱衣所と浴場の一体化した作りは以前のままだが、露天に目隠しができていた。下ん湯の魅力は開放的な環境にあったのに残念。
金鱗湖を歩く人から見えるのなんて構わない。問題はガラッと戸を開けて見にくるだけの観光客だ。ある女性は勝手に入ってきておいて、裸の男性を見て「キャーッ」。そりゃ風呂場なんだから裸だよ。
お湯はいつもより熱め(それでもぬるい)で満足だけど、風情は来るたびに薄れていくのを感じる。 -
湯上り後は渋滞を避け、裏道から湯布院を脱出する。
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やまなみハイウェイで別府へ向う。
草原の中を快走。
この道は気持ちがいい。 -
狭霧台から見た由布院の町。
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いつもは気にかけない道端の岩が、存在感をアピールしている。
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リンガか、ほとか、ダースベイダーか?
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霧で全く見えない由布岳。
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山道を下り続けると、別府湾が望めた。
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10時50分、鉄輪温泉に到着。
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別府の伝統、ヤングセンター前を抜ける。
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別府に来るといつも立ち寄る「熱の湯」に到着。まさに大衆浴場だ。
名前の通り、ここの熱さはかなりのレベル。源泉が熱いので、水で埋めてもすぐにアツアツになる。 -
この温泉に入ると、体はポッカポカだ。
いつも地元民でにぎわっている。
無料。
さすが別府。 -
12時、別府駅前の宿に荷物をあずける。
ここで気持ちと服装を切り替え、勉強会へ向う。 -
鍼灸セミナーの会場、亀の井ホテル。
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13時、「第26回弦躋塾セミナー」が始まった。開会のあいさつに立つ、塾長の首藤傳明先生。
今回は2名のベテラン経絡治療家を招き、実技を存分に披露していただいた。 -
鍼灸界のダンディズム、金子宗明先生。
問診から刺鍼に至るまでの証の導き方を詳しく解説していただき、柔らかで繊細な手技を見せていただいた。 -
大和田征男先生は笑い話を交えながら、どんどん主訴を取っていく。
金子先生が柔ならば、大和田先生は剛のイメージ。パワフルな鍼だが、手先は軽く素早い。
両先生とも指のしなやかな動きが印象的で、これぞ臨床家という迫力が伝わってきた。 -
夜の懇親会では、久々に師匠の首藤先生と酒を酌み交わせて感激。
人生のアドバイスと焼酎をたっぷりいただいた。 -
今夜の宿は「別府はやし」。
駅前で温泉つきでシングル3200円というコストパフォーマンスを誇る。
古くてボロくてタバコ臭いという評判もあるが、バックパッカーをやってた人なら問題なし。
こういう前世代的な宿は、むしろ貴重だ。 -
最上階にある大浴場。
シャワーが壊れてお湯が1ヵ所しか出ず、体を洗う人が順番待ちをするという日本らしかぬトラブルも見られたが、温泉は掛け流しの本物。
飲んだ後は、この少しぬるめの温泉が気持ちいい。
2011年秋 エブリイで九州ドライブ〜共同温泉をめぐる旅・3(塚野 長湯)へ続く
http://4travel.jp/travelogue/10607020
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