北東北 - SEP06

2006/09/15 - 2006/09/18

期間限定発売の「ふたりの北東北フリーきっぷ」（2006年9月30日まで）を使って寝台列車に乗って旅行しました。

【1日目】北斗星　上野〜車中泊。
【2日目】函館着。午前中市内観光。午後青函トンネルと通過し
　　　　 青森へ。弘前泊。
【3日目】リゾートしらかみに乗車。十二湖下車。ブナ林散策。
　　　　 不老ふ死温泉入浴。リゾートしらかみにて秋田へ。
　　　　 秋田市内泊。
【4日目】角館散策後、こまち、はやてと乗り継ぎ上野着。

エリア 白神山地(青森)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JR特急

連休を利用して東北へ列車の旅に出かけました。19:03上野発の北斗星に乗るために金曜日、残業にならないよう祈りながら仕事終わりと同時に会社を出て、滑り込みセーフです。

何とか上野駅には間に合い、いざ乗車。食堂車の予約ができず、お弁当を車内で食べましたが、食後にラウンジでくつろぎました。

翌朝早朝に函館に到着。朝市でご飯を食べます。朝からウニ丼なんて贅沢を。朝ごはんを食べながら、この後の予定を計画します。

午前中に市内観光バスに乗りました。効率よく函館の主要観光スポットを巡ります。朝、ふとホテルのロビーで目にしたパンフレットを見て、その場でバス会社に連絡。その２０分後には運よく乗れることができました。行き当たりばったりでも結果オーライ。

最初に向かったのは五稜郭。希望者にはタワーにも上る時間をとってくれたのでせっかくなので上ってきました。

次に向かったのはトラピスチヌ修道院。静かな女子修道院です。ちなみに、クッキーで有名なのはトラピスト修道院で、そちらは男性です。

東京を出るときにはまだまだ暑さが残っていましたが、こちらでは早くも秋の気配が。

最後に函館山にロープウェーで登ります。夜景で有名な函館山ですが、こうして昼間に見ても海が近い独特の地形がよくわかります。

最後は名所を車窓から見て駅に向かいます。午前中にコンパクトに回ることができてお手ごろでオススメです。渋滞もなくほぼ予定通りに駅に到着しました。

駅に戻って青森方面の特急の時間を確認、予約しましたが、少し時間があったので駅のすぐそばの摩周丸を見学。

ドラえもん電車が止まっていたので思わずパチリ。
これから青森へ向かいます。

行きは夜行列車で寝ている最中でしたので、青函トンネルを通る瞬間が待ち遠しくて車内でキョロキョロしてしまいました。

青森に到着。ちょっとだけ下車して駅から近い八甲田丸を眺めてきました。

本日の宿は弘前のホテル。明日に備えて早めに寝ます。

今回の旅の目的のひとつが「リゾートしらかみ」に乗車すること。この列車は「青池」号です。

車内では津軽三味線の演奏もパフォーマンスでやってくれます。弘前を出て直後の車窓にはりんご畑が続きます。

五能線は美しい海岸に沿って走ります。この写真は車中から撮影しました。すぐ近くまで海が迫っています。

赤みを帯びた岩が独特の形をして並んだ様子がずっと続きます。

「十二湖」駅に到着です。ここで下車して十二湖散策へ出かけます。ちなみに、大きな荷物は駅のコインロッカーか、駅前の売店で預かってくれますが、私たちはこの駅に戻ってこないのでここでは預けませんでした。

リゾートしらかみの列車の名前にもなっている「青池」。インクをこぼしたような神秘的な深い青色が特徴の、十二湖の中でも最も有名な湖です。実際にはとても小さな湖でした。いつまでもこの美しい色が失われないでいて欲しいです。

こちらは緑が美しい「沸壺の池」。透明度が高く、湖に沈んでいる木がくっきりと見えます。青池とはほとんど同じ場所にあるのに、どうしてこんなに色が違うのか不思議ですがどちらも美しいです。

世界遺産に登録されている白神山地では入山規制が行われていますので、気軽に登山・ハイキングなどはできないのですが、エリアから少し外れているこの十二湖付近では、ブナ原生林の中を散策することができ、世界遺産を体験できるオススメの場所です。

十二湖のバス停から不老ふ死温泉行きのバスに乗りました。１日に数本しかないので、あらかじめバスの時刻表をチェックして行きましょう。

五能線沿いの観光スポットでも人気ランキング上位に入る「不老ふ死温泉」。人気の理由はやはり雄大な海を見ながらの露天風呂です。男湯・女湯に別れていますが、ちゃんとした更衣室はないです。

他の人もいるので変な角度からの写真ですが、女湯の露天風呂風景です。十二湖散策の後の露天風呂なので気持ちいい〜♪

不老ふ死温泉から「ウェスパ椿山駅」までの無料の送迎バスが出ています。今回はドライブは一切しなかったので、こういうサービスがありがたかったです。秋田方面に向かいます。列車は「ぶな」号。

リゾートしらかみの大きな特徴は、椅子を引き出してソファにできる点です。向かい合わせの椅子をめいっぱい引き出すとコンパートメントがベッドに早変わり！
本当は１コンパートメントで４席分の料金が必要なのですが、たまたま向かいに座った女性の方（１名）が、お連れの方と予約が離れてしまったらしく、途中でお連れの方の隣席が空いたらしく移られたため、２人でコンパートメントを独占できました。

秋田での宿泊はオープンしたてのビジネスホテル。設備がしっかりとしていて、清潔で、コストパフォーマンス抜群のホテルです。女性客用にアメニティがあったり、朝食も格安の和食バイキングで、サービス面でも満足。繁華街にあり立地もよいです。
さて、夕食は秋田の郷土料理店に入りました。ハタハタを食べました。ちょっと塩気が強い気がしましたが、身が柔らかくおいしかったです。

さて、最終日です。午前中は秋田の千秋公園を散策。高台から秋田市内を見下ろし眺めがよかったです。

秋田を出て角館に寄ります。武家屋敷跡が残る風情ある街並みを歩きます。それにしても、連休中、ずっと天気がよくてよかった〜。
角館より秋田新幹線「こまち」にのり、盛岡で「はやて」に乗り換えて東京へ戻ります。ただ、最終日角館でハプニングがありました。こまちが遅れて乗る予定だった新幹線が到着しないのです！
だいぶ遅れてしまい、予約していた「はやて」には乗り継げないため、急遽別の新幹線に振り替えてもらいました。最後にヒヤっとしましたが、北東北の列車の旅を満喫できました。