2006/08/20 - 2006/08/20
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4nobuさん
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このツール(ツアー)の初めの計画では今日の日曜(8/20)は近くを散歩し、明日(月曜日)に地図などいろいろな準備とシャモニー観光案内所で頼んでおいた山小屋の予約の確認と情報集めをし、火曜日にツールのコースを歩き始める予定だった。
ところがシャモニーに到着した土曜日の町中散歩で案内所は日曜日も開館しており担当の日本語の達者なベルナデットさんは17時から出勤することが判った。
そこでシャモニーでの準備は日曜にすませて月曜日にはツールを始めることにする。そのために
土曜日:地図の購入
日曜日:古くなったストックの代換えと非常食などの食料購入。
1日出発が早くなるが最初の山小屋泊にバルム小屋を追加して第1日の行程を短くし第1日の標高差を分割して1200mから500mに出来楽することにする。シャモニーに滞在するよりも楽しいし、宿代も安くなりすべて好都合。
日曜日夕方までの時間を使ってどこかに行こうと考える。当初はまだ行ってない1日コースとしてモンブラン直下のビオナセー氷河を考えたが天候が悪いので購入したストックの使い具合を試しながらの歩きを楽しむほうがいいかと再度ラックブランに行くことにする。
17時には帰るようにと慌しいラックブラン歩きの後に観光案内所に行く。幸い小屋の追加の予約が出来、後半の小屋は泊った小屋から頼むことにする。
またベルナデットさんから歩き始めるノートルダム・ドラ・ゴルジュまでの行き方やツール中の一般的なルールなどを教わる。
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シャモニーの町外れのレプラからキャビン形のリフトでフレジェールに上がるとそこは雲の中で猛烈な雨。そこまで同乗の人達の大半はあきらめて下山の気配。しばらく待っていると雨が止み、写真のアンデックスまでのチェアリフトが動き出す。誰も乗らないが私は上下の雨具を着込んでからリフトに乗る。動き出して数分後にまたもや猛烈な雨が、やがて雹交じりになる。その上に雷が鳴り出しリフトは突然停止してしまった。
チェアリフトの吹きさらしのまま雨に打たれてリフトが動き出すのをひたすら願う。複数乗れるこのチェアには私一人だし、前後の見える範囲のチェアには誰も乗っていない。恐怖の数分間の後に雨と雷が止み、やがて動き出してホット。 -
アンデックスでチアーリフトを下り、ラックブランの方(写真のエーギュ・ルージュの連峰の下のガレ場を右の方向)へ歩き出す。この道は地図ではかなり厳しいルートの表示(赤の破線)になっていて、ラックブランへはリフトの中継点のフレジェールからのぼり道を歩くようになっている。
それは初夏の残雪時までで、残雪がなくなるとこのアンデックスからの道が快適でこちらをすすめる。 -
雲の中のエーギュ・ヴェルト(右)とドリュ峰。幸い雨は去って歩いてるのが楽しくなったが雲は依然として居座り
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ラックブランから有名な氷河メール・ド・グラスの方向を見る。晴れてれば氷河の向こうにグランジョラスの連峰が見えるのだが。左に雲から突き出てドリュ峰が。
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ズームで氷河を拡大
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メール・ド・グラースの手前のシャモニ針峰群のグレポン峰からの尾根の下の方にシャモニーからモンタンベールまでの登山電車の線路が見える。モンタンベールはメール・ド・グラース氷河際の有名な展望台
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ラックブランからのパノラマ。晴れてればバルムのコルからアルジェンティエール、エーギュ・ヴェルト、グランジョラス、エーギュ・ミディ、モンブランなどなどモンブラン山群の大展望が見えるはずの最高の展望台なのだが。
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ラック・ブランと湖畔の避難小屋。後にモンブランが少し覗いている。
湖の左上には山小屋がありそこでスープとパンの昼食をとった。そこは泊れるので天気のいいときにここに泊って有名なパノラマを撮りたい。
ラック・ブランは白い湖の意で夏になってもかなり遅くまで氷が残って浮いていることからだそうだ。
余計なことだがベルニナ線沿線のラーゴ・ビアンコも伊語で白い湖だがこちらは氷河湖の特徴の白色の水のせい。 -
ラックブランの北側背面のコル・ド・ベルベデーレ(峠)
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ラックブランで1.5時間ほど晴れるのを待ったがあきらめて下山。途中でモンブランが少し覗く。
以前にやったようにシェセリー湖群を経てアルジェンティールへ降りかったが5時に観光案内所に行かなきゃならないのでフレジェールに降りることに。 -
フレジェールに近く小さな湖があったので、そこでのんびりと休憩
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そこでもズームしてみる
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フレジェールのリフト駅からシャモニーを望む。このリフト駅横にはフレジェール小屋があり、そのテラスには泊りのハイカーが展望を楽しんでいる。
一方その小屋横をプラン・プラへ歩く一団がある。ツール・ド・モンブランの最終日を、過ぎたトレッキングの日々の思い出を噛み締めながら歩いているのだろう。私も1週後に味わうはずだが。 -
リフトからのシャモニーの市街
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リフト下のレプラのバス停横の教会。ドリュをバックに撮るといい絵葉書写真になるのだが今日は雲だけ。
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シャモニー町中のパントマイム。町のセンターにある銅像のガイドを真似た。
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この旅行記へのコメント (5)
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- hi-roさん 2010/05/22 08:04:59
- たいへん貴重な報告をありがとうございます。
- 4nobuさんと同じく、団体ではなく個人で(夫と)ヨーロッパアルプスを楽しんでいる者です。
今年2010年7月初旬、積雪覚悟でTMBを回る予定です。
各山小屋の様子も知ることが出来、
大変感謝いたしております。
シュラフは不要のようですし、
インナーシュラフも1回しか使われなかったとか。
シーツも不要でしょうか?
お訊ねいたします。
これから、2009年のスイスの旅、読ませて頂きます。
20年前、フランクフルトから、夫と車で入りました。
懐かしく、拝見いたします。
- 4nobuさん からの返信 2010/05/23 11:07:01
- RE: たいへん貴重な報告をありがとうございます。
- ご訪問有難うございます。
TMBに挑戦なさるそうで、楽しんできてください。お天気だといいですね。
残雪:
7月中旬ですと残雪がまだあるとおもいます。
問題の箇所はクロワ・デュ・ボンノムからのバリエーションコースの下りとヴェニ谷からラルプ・ヴィエイユへの登りで、かなりの坂なので軽アイゼンが必要かとおもいます。いずれも素晴らしいところ(前者は花が、後者はモンブランの雄姿が)なのですが・・・。それぞれクロワ・デュ・ボンノム小屋、エリザベッタ小屋で残雪の具合を聞いてバイパスされるかを判断されてはいかがでしょうか。
シーツ:
普段からあまり清潔な生活でないのでよく覚えていないのですが、不潔な思いはしませんでした。
またエリザベッタ小屋では不織布の枕カバーとシーツをくれますのでその後ではそれを使いました。
今年はコッツウォルズのフットパス(ストラトフォードアポンエーボン近くからバースまで)を10日間ほどで 歩く旅程を作成中ですが宿の情報が少なく四苦八苦しています。
- hi-roさん からの返信 2010/05/24 08:07:21
- RE: 深謝!
- 早々のご返信に深謝!
コッツウォルズのフットパス…1ヶ月ほど前でしたか、
BS放送で、私も知りました。
どこからどこまでか、ちゃんと訊いていなかったので、
NHKBSに、問い合わせました。
私も、いつか、巡りたいと存じます。
ご報告、お待ち申し上げております。
まずは、お礼まで
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- tsunetaさん 2006/11/22 23:58:17
- 楽しみです!
- 4nobuさん! こんばんわ。 いつも訪問していただきありがとうございます。
本日、ツールドモンブラン(2)を少し拝見しました。
写真が素晴らしいので惹かれますが、その中でメールドクラス氷河のズームアップ写真が目に留まりました。ラックブランから良く見えるのですね。 素晴らしい光景です。
モンブラン連峰はラックブランから見るのが最も素晴らしいように思います。
tsuneta
- 4nobuさん からの返信 2006/11/23 23:16:29
- RE: 楽しみです!
- 早速見ていただき有難うございます。
しかし未完成ですみません。
このところサボり気味ですね。今日も書き足すつもりが他用で手が付かず失礼いたしました。
明日は写真展の最終日でしかも夜はコンサートのキップがあるのでどうやら約束違反が続きそう。
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