モロッコ vol.4/海辺の青い街エッサウィラ（Sep.2010）

2010/09/22 - 2010/09/23

旅行7日目、マラケシュからエッサウィラへ移動です。

「白い壁に青い扉」というシチュェーションに憧れていた私。
チュニジア旅行と迷っていた矢先、この街のことを知り、モロッコ行きの決定打となった思い入れのある街です。

実はサハラ砂漠から帰った夜、12時間に及ぶ激走からの解放感からなのか、はたまた光溢れるフナ広場に都会を感じたからなのか、夜ゴハンにトマトモッツァレラサラダなるものを食べてしまいました。

「生野菜注意」のフレーズもすっかり飛んでおりまして・・

しっかり当りました！
でもピークを迎える前にバス降車という、なんともラッキー(？)な結果に。
ピークで3時間は、耐えられなかったでしょう。。


【宿泊】
　
　Villa De L'O (ｳﾞｨﾗ･ﾄﾞ･ﾙｵｰ)　　http://www.villadelo.fr/

【旅程】
　Day１　成田→パリ　　　　　
　Day２　パリ→マラケシュ
　Day３　マラケシュ散策
　Day４　サハラ砂漠ツアー
　Day５　サハラ砂漠ツアー
　Day６　サハラ砂漠ツアー
■Day７　マラケシュ→エッサウィラ
■Day８　エッサウィラ→パリ
　Day９　パリ散策　　　　
　Day１０フランス発　　　　　　　
　Day１１成田到着

エリア エッサウィラ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

2010年9月22日（水）

マラケシュ発、エッサウィラ行きの国営バスCTMは1日2便。
8：30と12：30ということなので、早い方をチョイス。

料金は予約時に、70Dh前払いしてあります。
その時もらったチケットに座席No.が載っていました。
しか〜し、なぜか早い者勝ち。

しかもバスは満員御礼！
危うく2人ばらばらの席になるところでした。フゥ〜〜〜

1度だけ途中休憩がありました。


10時頃、バスはおもむろに止まり、運転手はさっさと車外へ。

あ〜休憩なんだ、とみんな肌で感じる。笑



もちろん、出発も同じく告知なし。

こんな所に置いていからたら、たまったものではありません。

みんなエンジン音が聞こえたら一斉集合です。笑

11時半、エッサウィラ到着！

意外にも(？)予定時刻通り3時間のバスの旅でした。



バスを待ってましたとばかりに群がる客引き。

私たちは、バスの停留所からリヤドまで、荷物を運んでもらいました。

道のりもあやふやだったので、道案内を兼ねて。

しかし、この背中で語る彼は、本当に背中でしか語りません。

No English でした。。

英語が堪能な人は客引きだけして、あとは個々のホテル名を伝えて終了です。

無言のままひたすら歩く、私たち3人。

炎天下の下、ただただ歩く。。。歩くこと15分でした。

エッサウィラでもリヤドを予約しました。

Villa De L'O (ｳﾞｨﾗ･ﾄﾞ･ﾙｵｰ)




ここは当初見ていた旅行サイトやリヤドHPでは最低宿泊日数が決まっていたため、
一度はあきらめたのですが、偶然1泊のみで予約できるサイトを発見。
↓
http://www.riadsmorocco.com/

Receptionから大人の雰囲気満載です☆

予定通り、12時過ぎにはチェックイン。


う〜ん、落ち着いてるなぁ。

私たちも精一杯、大人の振舞い。。

大人の振舞いと思いましたが、パブリックスペースもオシャレなんです！！

大人しくなんてしてられません。笑


リヤドの至る所に（室内にも）この白黒の写真パネルが飾ってあります。

かなり昔のエッサウィラの日常生活を切り取ったもので、どれも素敵でした。

ここが私たちの予約した部屋。



このリヤドは部屋の1つ1つのコンセプトがことなり、
その部屋に合わせた家具が選ばれています。



他の部屋も覗かせてもらいましたが、どれもシックな作りでいい雰囲気です。

室内も、機能性だけをではなく、小物にまで気を配っています。

これはアンティークの本。素敵です☆

読めないけど。。我が家にも洋書をディスプレイしようか。。


本の手前に置かれているのが、ウェルカムスイーツです。
露天のスイーツ類を食べる勇気がなかったので、ここで味見できてよかったです。

洗面はこんな感じ。



決して広くはありませんが、いい雰囲気です。

アメニティもしっかりディスプレイされています♪



このアメニティはスパで使用しているものみたいです。

アルガンオイル石鹸などもあり、もちろんお持ち帰りです！

部屋の窓から外の様子をパチリ。


ここでも、パティオ（中庭）を囲むように部屋が配置されていて、私たちの部屋からも吹き抜けの様子が見えます。



海の見える部屋もありました。

リヤド内を探索した後は、早速エッサウィラの街へGo!です。





エッサウィラはアラビア語で「設計図」。



フランス人によって設計されたそうです。


まっすぐに伸びた道。

白い壁に青い扉。

広がる空。

迷路のマラケシュに比べると開放的！

いきなり、素敵な扉を発見☆




日本人的感覚で、扉を青くは塗れません。

さらに年季の入った扉を発見。


この街では、青い扉や白い壁の塗り直しが頻繁に行われていないようです。


一部のホテルで塗っている光景を目にしましたが、街中はこんな感じ。



でもこの朽ち果てた感じ、一朝一夕には作り出せません。

青い扉に目を奪われていましたが、ちょっと路地裏を覗いてみるとご覧の通り。


しっかりお土産屋さん。


ん〜、ここは日陰になってていいなぁ。。

旧市街地（スーク）の周りは、城壁で囲まれています。

なんとも、はっきりとした境目。

壁のすぐ内側には、こんな細い路地がまっすぐに伸びていました。


この通り沿いも、宿泊所やお土産物屋さんが並んでいます。

またまた発見、青い扉。


連続バージョン！！

こちらは、ちょっぴり個性的な縞模様バージョン！！

扉だけでなく、窓枠だって青で統一です！


ここムーレイ・エル・ハッサン広場は、カフェが軒を連ねています。

観光客御用達なので、建物もきれいにペインティング。

ちょっぴり地中海リゾート気分が味わえます☆

この辺りには、魚の炭火焼屋台も並んでいます。

エッサウィラは、街角の何でもない風景が絵になります。


この色合いや生活感、古びた感じが何ともいえません。

スカラから見たエッサラウィラのメディナ（旧市街地）


このメディナ全体が世界遺産。

海辺の街らしく、海鳥をそこかしこで目にします。



青い空は彼らのものなのでしょうか。。

城塞の外側には、かつて貿易で栄えた港が見えてきます。

港には小舟がたくさん。


舟まで全て青色で統一です！




今日の漁から戻ってきたのかな？

今日の仕事は終わったみたい。




二輪のリヤカーが押されて行きます。

わぉ！　

船が柵から飛び出しています。

それとも、柵を後から作ったのかな？（モロッコならあり得る！）

この中で、船の修理をしていると言っていました。（本当かな？？）

港の端にあるこのレストラン。


店の前では地元の人がお喋りに夢中のようです。

再びムーレイ・ハッサン広場まで戻ってきました。


なんかコーヒー飲みたくなってきたし、今日はこの辺りのカフェに入りましょう。

海辺の街らしく、魚とイカのから揚げ。


オープンテラスで食べました。

食べている間にも、陽射しがだんだん柔らかくなってきたのが分かります。


この木漏れ日の先にあるのは、モスクの入り口のようです。

建物の下の部分は影になってきました。


太陽の日が届かない場所は、一気に涼しく感じます。

海辺の街、エッサウィラは日陰も似合います。



この朽ちた感じが素敵。

並んだ籠の先には、丸くなった猫ちゃんでした。


ちょっと寒くなってきたのかな〜。

わぉ、もうすぐ日沈むんじゃない！？



スカラに人がポツポツ集まってきています。

エッサウィラの空が広がっています。


スカラの上は遮るものが何もなく、風がビュービュー吹きつけます。

日の没する国（マグレブ)で、何を思ふ。。

空が青とオレンジに分かれて、


今日1日が暮れていきます。。。

リヤドに戻ってみると、すっかりライトアップされてました。


今日はスークにあるピザ屋で、ピザとパニーニをテイクアウト。

2010年9月23日(木)

今日も朝からいい天気♪


リヤドのテラスで朝ごはんを食べます。

海辺の街らしく潮風が吹いていて、マラケシュに比べると肌寒く感じます。

テラスにある、このカウンターの中で朝食の用意をしてくれます。



素敵な帽子は誰のかな〜、と思っていたら

朝食を運んでくれたスタッフの方が被っていました♪

朝ごはん。

定番・オレンジジュースとヨーグルト＆フルーツ☆


まだパンがきてないけど写真撮影･･･ま、いっか。

朝食が終わったら、朝のエッサウィラをお散歩です。




日向ぼっこがしたいのか、それとも日陰に入りたいのか。。

ここにも猫ちゃん発見☆



大きな扉のすみっこに陣取るのが主流のようです。

ほら、ここの猫ちゃんも定番の場所で。

どこにいるか分かりますか？？



1Door 1Cat の法則。



ここでは、扉が縄張りなのでしょうか？

1つの扉に2匹以上の猫がいるのを見ることはありませんでした。

朝のスークは、ひっそりとしています。


ここエッサウィラのスークは、マラケシュに比べると大人しかったです。

砲台まで来てみました。

大分、日が射してきました。



ここも、お土産屋さんが軒を連ねているのですが、まだOPENしていません。


エッサウィラの朝はゆっくりのようです。

一軒だけ扉の開いているお店を発見。


開店準備を始めたようです。

店番してるのかと思ったら･･･日向ぼっこ中なのね〜


それにしても気持ち良さそう。


一番いい場所を知ってます☆



今日の午前中は、マッサージに行って、昨日目を付けていたショップで買い物をする予定でした。

でも、ロイヤルモロッコエアーのお陰で全てキャンセル！

宿敵・ロイヤルモロッコエアー

AT0658 エッサウィラ発 15:30 の飛行機を予約していました。


しか〜し、メール1通で3時間早まる！
Delateなら分かるが、早まるって。。。
ただでは済まないと思ってはいたが、ここへきての予定外！
メールに気付かなかったらどうするんだ。。


急遽、午前中の予定をキャンセルして空港へ向かいましたが、今度はDelate!!

結局、当初の予定と変わらない離陸･･･なんじゃそりゃ？！


最後の最後までモロッコの洗礼を受けた、私たち夫婦でした。

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最後に、異国の地で異文化に触れるという意味で、モロッコは素晴らしい国でした。

少ない情報の中で充実した旅行にすることができたのは、4travelで旅行記をアップしてくださった方々のお陰です。

加速度的に変化しているモロッコ。

数年後にまた訪れてみたいです。

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（最後までご覧頂き、ありがとうございました。）

よろしければ、トランジットのついでに観光したパリの様子をご覧ください。
　
http://4travel.jp/traveler/noixxx/album/10517465/

この旅行記へのコメント （4）

• mauibananaさん 2011/01/28 19:29:02

  こちらにも書いちゃいました

  モロッコ、、拝見していたら止まらなくなり
  興奮状態です。
  やっぱりいいですねえ。
  モロッコ。
  特に、このvol.4が大のお気に入りです。
  好きなものが全て詰まっている感じです！
  
  機会があったら、
  モロッコへの旅の奥義を
  是非是非教えてください！

  Noiさん からの返信 2011/01/31 13:25:58

  RE: こちらにも書いちゃいました

  mauibananaさん
  
  こんにちはー。
  コメントありがとうございます☆
  
  > 特に、このvol.4が大のお気に入りです。
  > 好きなものが全て詰まっている感じです！
  
  エッサウィラは私としても、とても好きになった街の一つで、
  mauibananaさんにも気に入っていただけて嬉しいです！！
  
  > 機会があったら、
  > モロッコへの旅の奥義を
  > 是非是非教えてください！
  
  モロッコ旅の奥義・・・私も教えてほしいです。笑
  でも、よく分からないからこそ、自分の足で訪れてみた価値のある国だなぁ、
  と思っております。（答えになっておりませんが。。）
  
  mauibananaさんがモロッコを訪れたら、素敵な写真を撮られるんでしょうねぇ。。
  見てみたいです♪
  
  Noi

• Yattokame!さん 2010/11/27 01:00:12

  いいですねえ

  Noiさん
  
  はじめまして。
  
  モロッコ旅行記拝見しました。モロッコ、絵になる風景が目白押しですね。マラケシュで絨毯の買い物をされたお店のおじいさん、座っている姿自体が素敵ですし、カスバの木の扉やエッサウィラの青い扉も印象的ですねえ。
  
  今まで行く機会を何度か逃してきましたが、モロッコいつか行ってみたいです。
  
  Yattokame!

  Noiさん からの返信 2010/11/27 15:17:17

  RE: いいですねえ

  Yattokame! さん
  
  こんにちは。
  
  旅行記ご覧下さって、ありがとうございます！
  Yattokame!さんの旅行記にもお邪魔していたのに、先にコメントいただいて恐縮しています。
  
  実は、以前オアハカまでの飛行機のチケットを押さえていたのですが、
  豚インフルの発生でキャンセルしたという悔しい想い出があるのです。。
  Yattokame!さんのオアハカ旅行記を拝見させてもらって、オアハカへの思いが復活してきました。笑
  
  三越百貨店のモダンな写真や、東京大学の赤門と銀杏の風景など、身近にも素敵な風景が広がっているんだなぁ、と改めて実感しました。
  
  
  > モロッコ旅行記拝見しました。モロッコ、絵になる風景が目白押しですね。マラケシュで絨毯の買い物をされたお店のおじいさん、座っている姿自体が素敵ですし、カスバの木の扉やエッサウィラの青い扉も印象的ですねえ。
  
  そうなんです！
  モロッコは、どこを見ても心奪われる風景ばかりでした。
  何をカメラに収めていいやら、分からなくなってしまったくらいです。笑
  
  > 今まで行く機会を何度か逃してきましたが、モロッコいつか行ってみたいです。
  
  
  私も、モロッコ旅行は計画した後、なかなか日程が合わず3年もかかってしまいましたが、とても想い出深い旅になりました。
  Yattokame!さんが写す、モロッコの写真も是非見てみたいです☆
  
  また旅行記にお邪魔させてもらいます！