奥多摩−むかし道−

2007/09/30 - 2007/09/30

上海から３週間の出張で東京にやってきた章さんと周さん、私の３人で奥多摩ウォーキング。

エリア 奥多摩(東京)

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル

小雨の降る中、新宿駅から青梅特快に乗って青梅駅へ、そして乗り継ぎ奥多摩駅に。東京に住んで２０年になるが初めて奥多摩に電車で行く。のどかな山間地をゆっくり電車で走ると故郷の風景を思い出す。
今回は上海からの訪問者２人を連れて観光案内役だ。周さんは日本語が話せるが章さんはほとんど話せない。まあ３人で楽しい旅行になれば嬉しいのだが。

奥多摩駅に到着し電車から降りると少し肌寒い。半袖だった章さんは寒くてふるえていた。駅前に衣料店があったのでセーターを買って早速着てみる。なかなか似合っている。

むかし道を探すと「通行止め」の看板が出ている。これはダメなのかなと思ったが、近くの店に入り「通行止め」の件を聞いてみると夏場の台風で少し崩れたが歩いて通る分には大丈夫だと教えてくれた。ここから歩いて奥多摩湖を目指すことにする。ガイドブックには所要時間３時間と書いてある。
川は昨夜からの雨で水量が増し流れが急になっている。色も茶色っぽくなっている。

出発時間が少し遅かったせいか他の人にはまったく会わない。まだ緑が濃く紅葉には少し早い旧道の狭い道をのんびり歩いていく、途中に歩行者用のつり橋があり、橋の上から下を眺めてみる。すごく緊張する、川の水が轟々と音をたてて流れている。周さんが面白がってつり橋を揺らす、私の身体が硬く強張って立ち止まる。下を見なければそれほど怖くはないのだが、ついつい見てしまう。ホラー映画と共通するものがあるのだろうか？
いつの間にか雨もほとんど止んでいる。しばらく歩くと道幅が細くなり人間１人がやっと通れるくらいの山道になった。道沿いには今は誰も住んでいない家屋あとが残っている。山道を登りきると奥多摩湖が前方に見えてきた。４時間あるいてやっと奥多摩湖に到着した。なんとなく達成感がある。

帰りはバスで帰ることにする。４時間もかけて歩いてきたのにあっという間に奥多摩駅についた。駅前で蒸かしまんじゅうを買って電車の中で食べながら帰る。食事をしなかったので腹がへった。
章さんはあまり楽しくなかったみたいだ。家でのんびりすごす方が良いみたいだ。周さんはそれなりに楽しんでくれたがやはり少し疲れたようだ。