晋山式・・・です

2008/04/28 - 2008/04/29

曹洞宗の晋山式が行われました。５０年に一度あるかないか・・・という大きな行事で、僧侶にとっては、一生に一度・・・という大事な儀式でもありました。今回は、我が家のかかわりのある尼寺の和尚様が、住職になられるということで、私も早速カメラマンとしてお手伝い、その一部を披露いたします。
お天気までも味方してくれた、二日間にわたる素晴らしい式典でした。
庵主様が、とても神々しく見えました、合掌。

エリア 豊田(愛知)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満

晋山式が行われた尼寺。
初日は午後から開始、主にお寺さん関係の儀式であった。

「本則配役行茶」という名のもとに、明日のお寺さんのお役に就かれる方の発表と、行茶をいただく儀式。

御役をお勤めになられる方々の紹介。

私もお茶が頂きたかったのだが・・・、なんせ、カメラマン・・・ついに　頂きそびれてしまった。

歴代のご住職様方に感謝「法語」を述べられた。

庵主さまは何に微笑まれたのでしょう？

これは翌日行われる「法戦式」のリハーサル

新命和尚様に代わって、問答をするお役目の方を「首座（しゅそ）」という。

首座は、方丈様より「しっぺい」という杖を預かる。

問答のお役目を終えて、首座様が、方丈様にしっぺいをお返しに・・・。
方丈様は「よくやったね」とねぎらいとおほめの言葉をかける。

初日の日程が終わると「祝麺」という祝いの膳がもうけられる。

祝麺

今回の主役の庵主様のご友人方。

どなたも久しぶりの再会のようでして・・・賑やかでした。

二日目の行事で、この日が「晋山式」の本番

愛知専門尼僧堂堂長をお迎えする、お寺の総代さんのみなさん。

式典中に、ご詠歌をされる尼さまお二人。

お寺様がたにお茶をお出しするお手伝いをされた方々も、稚児行列と新命方丈様を待ち受ける。

新命方丈さまを先頭に、多くの稚児さんと親御さんがそれに続く。このような大きな行事がお寺で行われることは珍しく、従って愛知県では「三回稚児行列」に参加すると幸運がある・・・と祈念し、どこの親御さんも競って参加する。

新命方丈さまは、近くの親元様からでられ、そしてお寺の近くの公園からこの行列を率いて御寺まで歩かれた。

檀・信徒のみなさんから「祝福」をうけられる新命方丈さま。

なんとも・・・きれいでした！！
Isn't she beautiful ?

梅雲山・庚申禅寺・堂頭・晴禅・・・

お寺に入られる前の、ごあいさつ

いよいよ「晋山式」の始まり

御本尊様ほか一切の仏具を払いのけ、その壇上「須弥壇（しゅみだん）」にお上りになった新命方丈さまが、五侍者問訊およびお礼の言葉を披露される。

大本山からのご専使さまがたからの、祝辞をいただく。

祝辞を頂いている方丈様

祝辞をいただきながら、先代の住職様方のことを思い出し・・・

友人代表からの祝辞をきき、思わず脳裏に走った数々の思い出で、目から涙がこぼれ出てしまった方丈様。

いよいよ、リハーサルでなく、本番の「法戦式」のはじまりです。

首座が「私のようなものが、そのような大役をいただき・・・」と方丈様に伺う。

「法戦式」最大の山場・・・方丈様が、首座にしっぺいを渡す場面。
この写真を宗務所へ提出して、「すべて式典が滞りなく終了し、新住職に晴れて就任」した証となる。

すべて、滞りなく終了いたしました。
「おめでとうございました」

これより、檀・信徒の皆様への総回向

二日間にわたる儀式が滞りなく終わりました。
お寺様、総代様…記念撮影

丸二日間、一人の人に焦点をあわせ見つめ続けたことはなく、さすがに疲労困憊！　そこで私も多少の功労者として、ここに参加させていただきました。

お手伝いをされた方々

このアルバムの主ですが、この度の式典のカメラ係を務めました。
Did you enjoy all these photos I took ?

ご詠歌をしてくださった皆さん

ご詠歌をされたもうひとグループの方々