はばたけ！”夢の翼・ボーイング７８７”　NH7871便　搭乗記　２

2011/10/26 - 2011/10/26

時刻は、１２時２０分。
定刻に、全てのエントランスドアが閉じられた。


２４０余名の乗客を乗せたボーイング７８７（ドリームライナー）は、静かにプッシュバックを始めた。
トーイングカーにより、真新しい機体は厳かに、そして厳粛に滑走路へと導かれた。
その先には、２台の消防車が待ち構えている。
空の新時代を築く「７８７」を祝福するウォーターキャノン（歓迎放水）だ。
キャビンからは、どよめきと拍手がわく。


徐々にエンジンが噴かされる。
やがて７８７をデザインされた機体は、フワリと宙に浮いた。
『世界初』への航行の瞬間だ。





☆「７８７-８００」基本データ☆
全長：５７.７ｍ
全高：１６.５ｍ
全幅：６０.２ｍ
装備エンジン：ロールスロイス社製、トレント１０００型
巡航速度：マッハ０.８５
航行距離：約１１,０００ｋｍ（最大積載量で就航可能な距離）
運用最大高度：約１３,０００ｍ

エリア 香港(香港)

• 航空会社: ANA

初号機のキャビンはビジネスクラス１２席に、エコノミー席が２５２席。


ＪＡ８０１Ａは国際線仕様で、国内就航時にはビジネス席はプレミアム席となる。

ビジネス席

ＣＡさんが、タッチパネルでキャビンの説明をしてくれます。

こちらはエコノミークラス

エコノミー席

２−４−２の８列です。

全席に１０.６インチのモニターがあります。

「シェル」スタイルのエコノミー席。
後ろの人を気にせず背もたれを倒せる（正確には座席が前に出る）ので、食事の時も平気です♪

しかし、シートに厚みが無い。
次世代の旅客機にしては、ちょっと寂しいかも…(^^;

モニターには、座席番号も表示されている。

個人モニター


いろいろ楽しめそう(^^)

飛行している方向、目的地までの距離など示してくれます。

キーボードで離れた席の友人にメッセージを送れます。

下にはＵＳＢ端子とカップホルダーも。

モニターの左には、コントローラー。

従来より１.３倍大きくなったキャビンウインドウ

窓の下にあるボタンを押すと暗くなります。


電気的に光の透過率を変えることで、シェードする。

青空に、まっ白い翼がまぶしいです。

そろそろ、お食事の時間です。

本日のメニューです♪

和食をチョイス　(*^_^*)

お箸と箸袋にも「ＡＮＡ」と「７８７」の文字が。

お見合い席の収納ボックス


テーブルと個人モニターが入っているのだが、ちょっと使い辛い・・・

オーバーヘッドビンも大きいでしょ！

頭上の読書灯と送風口

ユニバーサルデザイン化された「非常口サイン」

途中、機内の照明が『レインボー』になりました！

４色のＬＥＤを組み合わせて、幻想的な雰囲気を醸し出します。

乗客から「わぉ〜！」と驚きと歓声が　(゜o゜)


※この『レインボーカラー』は、ＪＡ８０１Ａの機材のみのプログラムだそうです。

次は、トイレの探索に出かけましょう。

上部にはランプがあり、青色だと「空」です。

今は赤色が灯っているので「使用中」です。

コンパクトにまとまっています。

座り心地は・・・？

（トーゼン、空の上でも地上でも一緒ですよね）

おウワサの”ウォッシュレット”もあります^^

シンプルで清潔な洗面台。

中央部の左側のトイレには、なんと窓があります。

このボタンを押すか手をかざせば、自動的にフタが閉まり流れます。


なかなか良いアイデアですね　(^ム^)

約４時間３０分のフライトを終え、定刻の１５時５０分香港・チェクラップコク国際空港に到着した。

香港でもウォーターキャノン（放水シャワー）の歓迎がありました^^

駐機したのは、やはり沖止めでタラップで降ります。

しかし、ココは特別で「国賓級の扱い」の場所だそうです。

横顔のアップ

報道陣の人たち！

ここでも『熱烈歓迎』(^^)

まさに、ＶＩＰ扱い？

地元の新聞にも載りました！

香港国際空港到着時の歓迎放水の様子