2009/02/15 - 2009/02/15
16位(同エリア71件中)
kumさん
「私が廃墟により喚起される想念は壮大である。すべてが無に帰り、すべてが滅び、すべてが過ぎ去る。そして、世界だけが残り、時間だけが続く。この世界はなんと古いことか!私はふたつの永遠の間を歩む。」
(The ideas ruins evoke in me are grand. Everything comes to nothing, everything perishes, everything passes, only the world remains, only times endures. How old is this world! I walk between two eternities -Denis Diderot)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エア・リンガス
PR
-
アラン諸島最大の島、イニシュモア
フェリーとセスナ機で行く方法がある。
私はセスナ機で行った。
コネマラ空港(ゴールウェイから1時間弱、クリフデンからも1時間くらい)からAer Arann (http://www.aerarannislands.ie/)という航空会社がアラン諸島へ毎日飛行機を飛ばしている。
ウェブサイト上は朝晩1便ずつ。帰りの便については、ウェブ上には4時45分の便しか載っていなかったが、3時半の便もあった。
コングに早めに着きたかったので3時半の便に予約を変更してもらった。
10人までしか乗れないミニバンのような小さな飛行機 -
Take off!
-
見えてきました、イニシュモア
飛行時間10分
石灰岩でできた島で土が少ないので、そのわずかな土が流されないように石垣を作り、海草を敷き詰めて農耕をした。
それ以外に石垣には土地の境界として、あるいは家畜を囲うための役割もあったという。 -
珍しく青空
人気のない静かな海 -
道路標識もゲール語
-
イニシュモアの空港から貸し自転車屋などがある港までは2kmくらいある。
ミニバンで送迎してくれるが往復5ユーロ -
フェリーはまだ着いていないので、港はまだ静か
貸し自転車屋に行く。自転車は10ユーロ
おじさん「好きな自転車に乗って行っていいよ」
私「鍵は?」
おじさん「この島で物を盗むヤツなんていないさ」
笑いながら言われた。 -
サイクリング開始
自転車屋のおじさんが地図をくれ、オススメ・ルートを教えてくれた。 -
町の外れにある教会の廃墟
-
バレン高原のような石灰岩の大地
こんな不毛な大地なのに3000年も前から人が住んでいる。 -
草原と十字架と
-
白壁に藁葺き屋根の民家
-
そして廃墟となった民家
-
この国の廃墟の多さには驚かされる
-
ペスト、クロムウェルによる征服、大飢饉によって人口が急激に減少したからとも言われる
-
道路脇に建つ鍛冶屋の廃墟
所有者を失った今も建ち続け -
植物の寝床となる
-
草原を囲む石垣
耕す人も、放牧される家畜もいなくなり
それでも土地を守り続ける -
過去に存在した人たちの生きた証
-
過去と現在と未来をつなぐ
-
イニシュモア最大のハイライト、ドゥン・エンガスに向かう
近くにあるおみやげ屋さん -
モハーの断崖とちょっと似てる
-
ただし、ここには柵がない
-
ドゥン・エンガスは絶壁に面して半円形に造られた遺跡
-
青銅器時代の末期、紀元前1100年頃、最初に建てられたらしい。
その後2000年ほどの間に壁を三重に増やすなど、規模を少しずつ拡大していった。 -
内壁の中に入る
それほど広くない
崖際に石舞台がある
宗教的な儀式を行う場だったのでは、とか
要塞だったのでは、と議論されている。
2000年間も使われていたのなら、
利用目的が変遷していったとしても
おかしくないと思うけど。 -
生け贄の祭壇みたい
-
ブロックのような岩
崩れそうでかなり危険だと思う。
昔から崖際には壁はなかったのか。
それともあったけど崩れてしまったのだろうか。 -
高さ87mの崖
-
-
時を越え、変わらぬ風景
-
天国への門
-
…みたいだけど、道は地上へと続く
-
ドゥン・エンガスのビジターセンター
ちなみに、ここのトイレはトイレットペーパーを流しちゃいけないのかなぁ?
何も書いてなかったけど、南米で見なれた大きなゴミ箱がトイレ脇にあり、中にトイレットペーパーが捨ててあったので…
でもキレイでした。 -
ドゥン・エンガスを見終わったところで、お昼ご飯にスコーンを食べる。
-
次にSeven Churchesに向かう
途中、ポニー?が…
手前にいる子は私が自転車を止めると近づいてきたッッ(*´∇`*)
後ろにいる子はデブすぎじゃないか?? -
新しめの民家もあれば
-
ボロボロの民家もある
-
そして、7つの教会(Seven Churches)
その名前に関わらず、教会は2つだけで
残りの建物は修道僧の住居など -
-
ここも教会は廃墟となっているが
墓地としては現役
何人か地元の人がお参りに来ていた。 -
壁が半ば埋まっているのか
窓の位置が低くなっている -
辛うじて残る入り口
どれだけの人がここをくぐり抜けていったのか -
ここにも幾つものハイクロスが建つ
-
-
-
中心に建つTeampall Bhreacainという教会
-
7つの教会を出る時に時計を見ると2時半
飛行機出発の30分前にミニバンのお迎えがくる予定だったのに、これじゃ、間に合わないΣ( ̄ロ ̄lll)
競輪選手も真っ青な猛ダッシュ開始 -
それでも思わず止まってしまったりヾ( ̄o ̄;)オイオイ
7つの教会から港まで35分くらいで着きました。
ちなみに行きはドゥン・エンガスまで1時間以上。
幸い、お迎えが遅れていたお陰で間に合いました。
同じ飛行機だったスペイン人とスウェーデン人のカップルも徒歩で間に合わなそうだったのでヒッチハイクしたそうです。
のんびりした島で、みんな驚くくらいい人でした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
kumさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
アイルランドで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
アイルランド最安
467円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
49