2008/11/10 - 2008/11/10
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hirootaniさん
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午前中にアグリジェントを終え、今回の旅の最終目的地パレルモに向う。距離にして140キロ。
<イタリア人の運転マナー>
パレルモまでは、アップダウンのある丘を走る高規格道路が続いていて快適なドライブ。ただし、時として「神風イタリアン」の追い越しに悩まされる。制限速度70キロの道路を90キロぐらいで走っていると、いつのまにか後ろにぴったりとつけられ、あっとゆう間に追い越される。追い越し禁止車線も関係なし。一方で、フィアット・パンダのような軽に近い車両は、とろとろと走っていて、これは抜いてくださいとばかり右によっている。
今回はじめて、イタリアの大規模都市の中を運転。ここでは筆舌に尽くしがたい恐怖を味わった。「イタリアは法治国家とは思えず、東南アジアや中南米の都市と変らない」と思う。左右から突然車は出てくるは、バイクは反対車線を走るはで、とても気が許せない。右側車線はいつ2重・3重駐車するかはわからない。まるで無法地帯。とにかく、恐ろしい。心臓をばくばくさせながら運転した。2度とイタリアの都市では運転したくない。
やっと今日の宿泊先であるプレジデント・ホテルに到着。ホテルは港に面した新市街にある。駐車場を探して、周りを4周した。車を用いるのは不便なので車を置いてパレルモの観光にでかける。時間は3時半。あまり時間はない。
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<新市街と考古学博物館>
まずは、ホテルに近い新市街のランドマークを見て周る。ほとんどの施設が午前中しか開いていないので、とりあえず外観の撮影のみ。ポリテアーマ劇場、マッシモ劇場を撮影したあと、シチリア州考古学博物館を探す。なかなか見つからなかった。
【ポリテアーマ劇場】 -
【マッシモ劇場】
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【州立考古学博物館】
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その後、サンティニャツィオ・アッロリヴェッラ教会、サン・ドメニコ教会をみて、パレルモを代表する市場「ヴィッテリア」を訪ねる。ここも午前中がメインで、あまり活気がなかった。
【サンティニャツィオ・アッロリヴェッラ教会】 -
【サン・ドメニコ教会】
14世紀創設のバロック様式。 -
【サン・ドメニコ広場】
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【ヴィッテリア市場】
路地一帯が食料品を中心に扱うメルカート。新鮮な野菜や果物が並ぶ。 -
【ローマ通り】
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昼食を食べ損ねていたので、ヴィッテリアの中にあるレストランで食事。シチリア名物をお願いしたら、前菜にパイナップルとパルマハム。普通はメロンなのだが、とてもおいしかった。
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メインはシーフードのパスタ。
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さらに、ウェイターがイタリア語で何をいっているかわからないうちに、カシータというシチリア名物のデザートが運ばれてきた。おまけかと思ったが、しっかり5ユーロとられていた。トータルで22ユーロ。そんなに高くない。
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【ヴッチリア市場】
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<ノルマン王宮と旧市街>
時はすでに4時15分。だんだん暗くなってきた。パレルモ観光のメインである旧市街を駆け足で回る。クアットロ・カンティ、プレトーリア広場、マルトラーナ教会、サン・カタルド教会、カテドラーレと周って、日が暮れてしまった。冬の欧州観光は、時間との戦い。これが夏ならば夜の10時まで活動できる。5時間の差はとても大きい。 -
【クアットロ・カンティ】
4つ辻の意味。マクエダ通りとヴィットリオ・エマヌエーレ通りが交差する地点に17世紀に造営された小さな広場が起源。
広場に面した4つの建物はその角を均等に弧を描くように丸く切り取られ、各壁面に3段づつの装飾が施されている。 -
【プレトーリア広場】
クアットロ・カンティのすぐそばにある噴水を中心にもつ広場。プレトーリアの噴水はフィレンツェの職人フランチェスコ・カミリアーニの手による。 -
【プレトーリアの噴水】
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【ベッリーニ広場】
プレトーリア広場の南に隣接した小さな広場。注目すべきは、広場の南側の高台に並んで建つノルマン時代の教会。 -
【マルトラーナ教会】
1143年に海軍提督(アンミラリオ)の要請で建設されたが、後にマルトラーナ修道院に接収され、現在の名となった。ファサードは16世紀のバロック様式 -
【サン・カタルド教会】
ベッリーニ広場にあるノルマン時代(1160年ごろ)に建設された赤い丸屋根が特徴の小さな教会。
この赤い半円形ドームはハーレムに仕える「宦官の帽子」を模したものとのこと。 -
【ヴィットリオ・エマヌエーレ大通り】
日が暮れそうな中、カテドラールに急ぐ -
【カテドラーレ】
1184年にシチリア・ノルマン様式で建てられ、以降の外国支配の歴史を通して度重なる階層を重ねることになった教会。歴代のノルマン王の墓がある。 -
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カテドラーレと大司教館をつなぐアーチ
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【ノルマン王宮】
現在はシチリア州議会堂として使われているかつての王宮。11世紀にアラブ人が築いた城壁の上に12世紀にノルマン人が拡張、増改築してアラブ・ノルマン様式の王宮となった。
内部には2階にパラティーナ礼拝堂がある。 -
王宮入口
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【ヌオーヴァ門】
ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りの終点、ノルマン王宮の脇にかけられたルネッサンス・アラブ・ノルマン混合様式の門(1583年造)
オーストリアから招かれたカール5世のパレルモ入場を記念したもの。
明日は2時半の飛行機なので、午前中しか観光の時間がない。開館時間をチェックして計画的に周る必要がある。
一旦、ホテルにもどる。普段はシャワーしか使わないが、今日はかなり疲れていたので、疲れをいやすべく湯船につかった。
<夕食>
しばらく写真を整理したあと、再び外出。軽くピザでも食べようとピッツァリアを探すが、全くみつからない。15分以上歩いてようやくトラッテリーアに入った。ピザを頼もうとしたが、夕食にはメニューにないようだ。仕方なく、前菜とパスタを注文。前菜はシチリアの特産品で、ニシン、オリーブ、トマト、ナス等。メインはまたまたトマトソースのペネ。遅い昼食だったとの、前菜が結構重かったので、完食するのに苦労した。代金は32ユーロ。今回の旅の中で一番高い夕食となった。パスタは大好きだが、さすがに飽きてきた。
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