2008/08/30 - 2008/08/31
280位(同エリア545件中)
haruさん
2008年に新しく指定されたスイスの世界遺産に「レーティッシュ鉄道アルブラ線/ベルニナ線と周辺の景観」があります。これは、ベルニナ急行が走る路線の多くの部分を占めており、また、氷河急行とベルニナ急行の共同区間にある「ランドヴァッサー橋」もこの区間に入っています。氷河急行は、通常の鉄道では登れない急勾配を「列車の工夫」によって克服していきますが、ベルニナ急行は「線路を作る上での構造上の工夫」によって急勾配を克服しています。その過程における橋やトンネルなどの構造は、生誕100年超えた現在も、列車に乗る人々を感動させます。
また、この路線のクールからサンモリッツ間の西に位置する山々は、2008年に世界遺産に登録された「スイス・テクトニック・アリーナ・サルドーナ」にあたります。
ということで、このベルニナ急行に乗りこんで、その終着地点であるティラーノまでの車窓を楽しみ、帰りの道では、パリュ氷河がみられるアルプグリュムからのハイキング、さらにサンモリッツで一泊した後、スイス国立公園を抜けた先、スイスの最東部にあたるミュスタイアへの1泊2日旅行を敢行しました。
このミュスタイアも世界遺産として知られる「聖ヨハネ・ベネディクト会修道院」があり、今回の1泊2日で、スイスの世界遺産3か所を体験できるツアーになりました。(その途中にあるスイス国立公園のハイキングは、別項に示しています)
ちなみに、今回はサンモリッツに宿泊することになりましたが、現地の人いわく、「ポントレジーナの方がスイスらしくてよい」という話を聞いたので、次行く時はこちらに宿泊するのもいいかな、と思いました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
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ランドバッサー橋です。ベルニナ急行のハイライトです。
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遠くに見えるのが、イタリア領の街、ティラーノです。
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オープンエアのループ橋。綺麗です。
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電車が橋の下をくぐる瞬間!
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ティラーノからの帰りは、ベルニナ急行ではなく、普通列車に乗り込みました。ベルニナ急行の車両は、パノラマ列車で、屋根が一部ガラス張りになっていますが、普通列車の最後尾には、この「屋根がない(!)」列車が連結されます。ちなみに、この展望車は、ポスキアーヴォ駅から連結されました(ティラーノからポスキアーヴォまでは普通の車両に乗るしかありません、残念)。
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ハイキングの開始地点である、アルプグリュムから、パリュ氷河がきれいに見えます。
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途中の一番最高地点、サッサルマッソンまで行く途中の山からは、ベルニナ急行の赤い車両が見えます。
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頂上のサッサルマッソンには、レストランがあります。
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サッサルマッソンからラーゴビアンコを望む風景です。ここからもベルニナ急行がみえました。
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オスピッツォベルニナまでの途中の湖、ラーゴビアンコの風景。
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サンモリッツに一泊した後、朝のサンモリッツをとった風景。
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サンモリッツには、スイスを代表する画家のひとりである、セガンティーニ美術館もあります。
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サンモリッツからシュクオル行きの電車に乗り込み、途中の駅、ツェルネッツで降りました。そこから、スイス国立公園を通り、ミュスタイアに行くバスが出ています。バスに乗って、約1時間で、「聖ベネディクト会修道院」のあるミュスタイアにつきます(降車は、「Muestair, Clostra son jon」、muestair, postの次の駅です)。教会の内部のフレスコ画。かなり古そうなフレスコ画が、天井まで描かれています。
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いかにもスイス的な、「田舎~」な感じのところに、大きな修道院教会があるのは、なかなか面白い感じです。またこのあたりは、イタリア語圏、ロマンシュ語圏、ドイツ語圏が混在する地域なので、その雰囲気もなかなか良いものです(バスの運転手さんは、往復でそれぞれ、イタリア語、ドイツ語を話す人で違ってました)。
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