屋台がなくなった呉江路、泰興路はメドハースト･ロード

2007/04/10 - 2007/04/10

福州路散歩のあとは呉江路を散策。
その朝のニュースで、前日、なにやら呉江路で取り締りがあった様子を流してました。
小吃店や大衆食堂が並ぶ呉江路が、どうなってしまったのかを見に行ったということです。
そして昼間っから、一杯やって、たまたま迷い込んだ道・泰興路が、なかなか面白い道でして、その様子もアップします。

エリア 上海(中国)

このバスが２０路バスです。このバスで呉江路まで行きます。
本来は全部トロリーバスだったんですが、今は、普通バスと半々になってるようです。
このバスはココを起点に、九江路を行き、南京西路を行き、中山公園まで行きます。
料金は均一で２元。乗り込むときに料金ボックスに入れればＯＫ。

これが２０路バスの行き先表示板です。
ご覧のように東の終点が「九江路外灘」で、西の終点が「中山公園」です。
呉江路に行くには「上海電視台」で降りるのが一番近いでしょう。
「成都北路」の次のバス停です。成都北路には南北高速の高架が上に走ってますので、それを超えて最初のバス停が「上海電視台」と言うことです。

呉江路に着きました。

やはり呉江路に変化があったようですね。
「呉江路道路整治・道路封鎖」という工事看板が置かれています。

ただ今１０時５５分です。

やはり道路上の屋台がなくなってしまいました。
しかし、相変わらず行列が出来て人気なのは、小楊生煎館です。

更に西へ行きました。
賑わいは相変わらずですが、ここにも屋台はありません。

コレは去年の１０月１５日の呉江路の様子です。
この頃は、道は屋台がズラーッと並んでいました。
昨日までは、こんな状態だったんでしょう。

ただ今１１時１０分です。
串焼きの食欲をそそる香りが鼻をつき、一杯やりたい中枢神経を刺激します。
まだ早いけど、昼前だけど、酔っ払ってしまえ、っていう気分になり、やってしまいました。
まずはコンビニで恐怖の酒・二鍋頭の小瓶を２つ買い込んで店に入りました。
この酒５６度の酒です。１００ｃｃ入ってまして、２本だから２００ｃｃ。１本３･５元でした。
ビールは店に置いてある冷えた哈尓濱ビール･６元。
つまみは串焼きですね。
向こうの２本がイカ足、１本２元です。真ん中の４本が鶏のハツ、１本１元です。手前の４本が羊で、１本１元です。
更に青島ビールを１本追加、白菜の炒め物と、野菜のピリ辛和え物も追加しました。

いい気分になって店を出て、呉江路を西へ行き、茂名北路手前の道、泰興路に迷い込みました。
前に見えてきましたのが海港賓館です。
このホテルは結構穴場かもしれません。
地下鉄２号線の南京西路駅へは歩いて５分ですし、小吃街の呉江路も近いんですから。
http://www.mahooshanghai.com/hotel/hotel/hotel.cgi?cmd=dp&Tfile=&num=81
を見ますとスタンダードツインが朝食点きで３３０元になっています。

コレが海港賓館の１階ロビーです。
まあ、ナカナカ綺麗ですね。

泰興路を更に南へ行きましたら、なかなか趣のある石庫門住宅が見えてきました。
この道、初めて通る道でしたので、へえ、こんなところにも、まだこういうのが残ってたのか、フムフム・・と言う気分になりました。

ココにも石庫門住宅が並びます。

泰興路は昔はＭｅｄｈｕｒｓｔ　Ｒｏａｄと行ったそうです。
メドハーストは当時のアメリカの上海総領事らしいです。

道端のテーブルで麺を食べています。
路地の奥でも食べてる人がいます。

振り返ってみました。
両側に石庫門住宅が並びます。
遠くに、先ほどの海港賓館が見えます。
手前では道端のテーブルで麺を食べてる人。

なかなか雰囲気のある石庫門です。
上部の飾り彫りもなかなかのものです。
その下に書かれてる字は・・・
「盧寄様抱」のように見えますが・・・・

泰興路から東へ延びる路地に入って見ました。
そうしましたらアメリカ人らしきツアーの一行が、ゾロゾロとやってきました。

なんで、こんなところに・・・・
迷い込んだとも思われません、ガイドにココに連れて来られたんでしょう。
コースに入ってるんでしょう。
石庫門住宅として有名だからなのか、あるいは、有名なアメリカ人が住んでいたのか・・・。

皆さん、やはり、私と同じように洗濯物をしきりに写してましたね。

こちらも道端に椅子を出して、井戸端会議です。

この石庫門住宅、ココでちょん切れてますね。
以前は、この先、もっと続いていたんでしょう。
この路地を入って見ましょう。

この路地ですね。
奥のほうの陽だまりに、おばあさんが二人見えます。

日向ぼっこしてる二人のおばあさんです。
右は工事用の事務所らしきものが建っていますが、以前は左と同じ煉瓦造りの建物が並んでたんでしょう。

奥に行きましたら、やはり洗濯物が・・・

こちらは３階建ての集合住宅のようです。
でも、小さいながら、庭も付いいます。
いくらかハイクラスなのかもしれません。

この路地も、面白そうです。
中に入ってみます。

奥に入って振り返りました。
布団が干してあります。
こんな路地でも野菜を売ってる人が居ます。

右の建物の上部の凝った飾り模様も、相当年季が入っています。

路地からゲートをくぐり泰興路に戻ります。
ゲート脇には、合鍵作り屋さんが店を広げてます。
自転車盗難防止用のチェーンなども売ってるようです。

コレで「屋台がなくなった呉江路、泰興路はメドハースト･ロード」は終わりです。

この旅行記へのコメント （5）

• てっちゃんさん 2008/03/29 08:47:04

  石庫門住宅はいいですね！

  井上＠打浦橋＠上海さんこんにちは。
  
  旅行記を拝見しました。
  
  泰興路から趣のある石庫門住宅の風景には感動しました。
  こんな上海もあるんですね。
  
  また、ここを巡る外国人ツアーがあるとは、渋いです。
  
  私達夫婦は、来週末に上海へ３泊４日で行きます。
  ホテルのJCマンダリンからも近いので、泰興路は是非行ってきます。
  
  昨年春は、やはり夫婦で杭州に行きました。
  
  この時期の上海は気候もいいので、楽しんできます。

  井上＠打浦橋＠上海さん からの返信 2008/03/29 16:36:06

  RE: 石庫門住宅はいいですね！

  てっちゃんさん、どうも。
  
  上海は久方ぶりの雨です。
  
  >泰興路から趣のある石庫門住宅の風景には感動しました。
  >こんな上海もあるんですね。
  
  石庫門住宅、なかなか趣きあるでしょう。
  泰興路の位置図、下記にアップしましたので、
  参考にされてください。
  http://4travel.jp/traveler/dapuqiao/pict/13594614/src.html
  
  この辺りの静安別墅も、面白いですよ。
  
  あと有名なのは、建国路と陝西南路の北東角にある歩高里です。
  「ブゥガオリ」と発音するんですが、ブルゴーニュのことらしいです。
  入り口ゲートの上には［１９３０−CITE BOURGOGNE］と
  刻み込まれています。
  歩高里に関しては下記をご覧ください。
  「上海・真夏の午後の散歩・瑞金二路を淮海中路まで（前編）」
  http://4travel.jp/traveler/dapuqiao/album/10027652/
  
  >また、ここを巡る外国人ツアーがあるとは、渋いです。
  
  そうなんですよ。
  たまたま、迷い込んでしまったのか、
  あるいは、欧米人は、こういったところに興味を持ってるのか・・。
  
  >この時期の上海は気候もいいので、楽しんできます。
  
  おいしいものも食べられてください。
  JCマンダリンでしたら、南京西路をチョイ西へ行ったところにある
  避風塘へも行かれてください。
  そして、チョッと離れますが、黄河路に佳家湯包の
  小籠包子も是非、試されてください。
  ココは、売り切れじまいですので、夕方遅くですと、
  もう、閉店になってるかもしれませんが・・・。
  

• 唐辛子婆さん 2007/04/23 01:10:52

  すばらしい上海

  井上＠打浦橋＠上海さん、こんばんは
  
  上海って
  飛ぶ鳥落とす勢いのきんきらきんの新しい高層ビルばっかり
  だと思っていました。
  
  こんなに情緒あふるる素適な散歩道があるなら行ってみたいです。
  水郷もすばらしいですね。
  
  またお邪魔させていただきます。
  
  　　〜唐辛子婆〜

  井上＠打浦橋＠上海さん からの返信 2007/04/23 15:15:56

  がまだすさん、一旦、日本に戻るとか

  唐辛子婆さん、はじめまして。
  
  上海はいろんな顔を持っています。
  コテコテ上海の下町も。面白いし、
  旧フランス租界の街並みもなかなかのものです。
  いつか、いらしてください。
  
  がまだす＠熊本さん、なんですか、急用が出来たということで、
  麗江から急遽上海に戻り、そして福岡に帰るらしいです。
  
  ということで、明日、上海に戻ってきまして、
  ２６日のフライトで福岡に帰ることになっています。
  
  そして、再度挑戦するそうです。
  

  唐辛子婆さん からの返信 2007/04/29 04:00:35

  がましゃんの消息

  井上＠打浦橋＠上海さん
  
  ご返事ありがとうございました。
  おかげでがまだすさんの消息もわかって安心しました。
  
  　　〜唐辛子婆〜