大塚国際美術館を完歩　世界を旅する美術館

2011/04/09 - 2011/04/09

大塚国際美術館を訪れるのは2度目。以前駆け足でめぐったことから、今回はじっくり、そしてできるだけ多くをみたい！と思い訪れました。海外で美術館を訪れるのはなかなかできませんが、ここでは世界中の絵画がゆっくり、じっくり見ることができるため海外の空気、歴史、芸術を近くに感じられることができました。

教科書で見たことある！という絵画は、やっぱり友達と行くと盛り上がります。

エリア 徳島

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

エントランスを入るとすぐに、システィーナ礼拝堂　ミケランジェロの最後の審判が迎えてくれます。圧巻！隅々まで見たらそれぞれにストーリーがあります。念のため原寸大ですよね？と確認したほど。ここまでのものを作り上げるなんて、大塚製薬の人たちは誇りに思うんじゃないでしょうか。すばらしいです。

最後の審判を絵画でもほかの画家が描いているものもあり、それぞれに捉え方、表現方法が違って面白い。このミケランジェロのをしっかり見て、絵画鑑賞に向かうと発見も多かった。

スクロヴェーニ礼拝堂壁画

ここで、ロボットの案内係と出会いました。
館内のポイントで、見るポイントを教えてくれたり解説してくれます。

カッパドキアの聖テオドール聖堂。

見落としそうなところにありました。
外に作ってしまうのがすごい。感動・・・。

聖テオドール聖堂の壁画

見逃せないフェルメール・ルーム。

ラファエロのアテネの学童。
これ、教科書に載ってたような・・・。
プラトンやアリストテレスをはじめとした、古代の哲学者たち。
これを覚えるためにどこかで見た記憶があります。
古代の学問の中心の、勢いが感じ取れるような気持ちになります。

ミケランジェロの聖家族。
この額まで再現したところが見逃せません。

その額の一部。
リアルなレリーフ！

コレッジオ
ジュピターとイオ。
この絵画、好きなんです。
初めて見たときとても印象的で、枠の中からドラマチックさが伝わってくるのです。

魚眼レンズのような表現で描かれていて
手前の手が大きい。

ブリューゲル
バベルの塔

ブリューゲルの陶板もさまざまありましたが、
どれも数多く描かれた人の表情、行動に着目するととても興味深い。
それに残酷なシーンもちりばめられている。

ルーベンス
ここはとても人気の部屋でした。

できればフランダースの犬ごっこして
写真撮影したいです（＾＾；

ヨルダーンス
フランドルの画家、ルーベンスとともにやわらかいタッチが好きです。とくにこのヨルダーンスは、やわらかいタッチでコミカルな絵がおもしろい。その場の雰囲気が伝わってきそう。もうひとつ似た食事を大勢でしている作品が、別フロアにあったのですがそちらも左端の人が酔っ払ってか？吐いてるんですよね・・・。
細かいところを見ると、おもしろさがより増します。

フラゴナール　
ぶらんこ

スカートが風になびいている。
ものがたりが続いていきそうな絵が
どうも好きみたいです。

波がダイナミック。
そして海の色が美しい。

ゴッホの私の中でのイメージは青なんですよね・・・。

秘儀の間。
紀元前70世紀くらいのもの。

今回再訪した大塚国際美術館で、古代史をもっと学ぼうと思いました。
ルネサンス前後の絵画は、好きでいろいろと見たりするのですが、今まで時間の関係でもっと前の時代のものに触れる機会がありませんでした。
でもこの大塚国際美術館での古代の展示に触れて、知っておくとより楽しめそう！と強く感じました。

全部見ると４キロといわれてますが・・・
ムダにはしゃいだため、それ以上歩いたかも？
お疲れ様でした。

おまけ。
結局閉館ぎりぎりまでいました・・・。
夕暮れがきれい。
空気のかおりも春でした。