2026/08/30 - 2026/08/30
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mashaさん
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9月に入ってから夏から急に秋になった日本列島、岩手の南に位置する平泉を訪れたのは8月30日、傘なしではいられないほど雨が降り続け、草むらに鈴虫の音を一足先に聴いた旅だった。東京駅7:16発の東北新幹線はやぶさに乗り2時間ほどで平泉の南の「一ノ関」で下車、特別に手配されたバスに乗り平泉一帯のmust-see-spotsを五カ所も一日で回りきる贅沢な旅の始まりだ。先ずは平泉文化遺産センターでこの地を勉強する。次に2011年に世界遺産となった仏国土(浄土)と言われた平泉、まばゆい金色で囲まれた中尊寺金堂のレプリカを東博で見て以来、行きたいと思っていた夢の一つの実現、古稀を迎えようとしている人間には有難いことである。時は1124年、平安朝が終わりを迎え武士の時代を作った鎌倉の源頼朝、義経の時代のこと、中尊寺は奥州藤原氏初代清衡が東北の合戦で亡くなった多くの命を平等に供養するため造営されたと聞く、フト鎌倉の円覚寺を思う。現在、武力に訴える時代錯誤の野蛮な人間たちにはひとかけらも理解できない事だろう。堂宇全体を金箔で覆い随所に螺鈿細工、蒔絵などの漆工芸や精緻な彫金を施し「極楽浄土」を表現した中尊寺金堂堂には何人をも圧倒する魅力がある。三基の須弥壇の上には、それぞれ本尊である阿弥陀如来、両脇に観音菩薩・至勢菩薩、さらに六体の地蔵菩薩と持国天・増長天がそれを囲んでいる。ここは霊廟でもあり、中央の壇の内部に初代清衡公、向かって左壇に二代基衡公、右壇に三代秀衡公のご遺体と四代泰衡公の首級(順番は”きもひやす”と覚える)が納められている。松尾芭蕉の「おくの細道」に”五月雨の降残してや光堂”の詩でも知られている。その後、浄土を表している心を清めてくれるような庭園を持つ毛越寺(もうつうじ)、坂上田村麿公創建の達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂、日本百景の猊鼻渓(げいびきょう)は一時間かけての舟くだりを楽しんだ。
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