2025/09/12 - 2025/09/12
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frau.himmelさん
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グラーツに1泊したあと、ホテルにスーツケースを預けてスロベニアとクロアチアに向かいます。どちらも私にとっては未踏の地、楽しみの反面心配もありました。
ヨーロッパが大好きな私はコロナ禍前までは毎年、多い時は年に3回もヨーロッパを旅していました。しかし臆病な私は、訪問国はゲルマン系の治安のいい国ばかり、同じところを何度も訪れています。
フォートラベルのトラベラーページで訪れた国数と言うのがありますね。それがなかなか増えません。
さて、グラーツは幸いに国境に近い街です。思い切って国境を越える旅をしてみようかしら。
ただオーストリアより南のスラブ系の国は最近までいろいろ紛争があったという記憶があり、ちょっと二の足を踏んでいました。でも今は平和になったことだし、ほんのちょっとだけ行ってみることにしました。
今回のスロベニア・クロアチアの旅は、フォートラベルの訪問国を増やしたいという、不純な動機から始まった旅です。
まずはスロベニアのマリボル編です。
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- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月12日朝。
グラーツのホテルの朝食。
クロワッサン1個にハム・チーズ・卵。カットフルーツのヨーグルトがけ。ジュース・コーヒー。
写真を見ると量が少なく見えますが、後期高齢者の朝食はこんなものです。
今日はホテルにスーツケースは預けて1泊の荷物だけを持って出かけます。 -
グラーツ駅
10時38分のEC(オイロシティー)でスロベニアのマリボルに行きます。
この国際列車はスロベニアの首都リュブリャナを通ってイタリアのトリエステまで行きます。 -
私たちが乗る列車。
マリボルまで1時間弱の国境越えの旅です。 -
ライプニッツ。
聞いたことのある駅名。一度くらいは通ったことがあるかもしれない。 -
お馴染みオーストリア鉄道の赤と白の列車、Sバーンです。
シュタイヤマルクの名前が入っています。 -
オーストリアとスロベニアの国境の駅に到着したみたいです。
オーストリア側の車掌さんが降りてきました。 -
と言うことはここはもうスロベニア?
心なしかオーストリアの景色とちょっと違って見える。
車窓から眺める景色って旅情を誘われます。 -
堂々と線路を歩いているご立派な体格の男性はスロベニアの鉄道関係者?
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いよいよスロベニアのマリボル到着。初めて訪れる国です。
私たちが乗ってきた列車、EC(オイロシティー)はウィーン中央駅を出発してグラーツで私たちを乗せてマリボルに到着しました。
この列車はこれからスロベニアの首都リュブリャナを経由して、なんとイタリアのトリエステまで向かいます。まさに国際列車です。 -
隣のホームには落書きだらけのなんとも賑やかな列車。
現役で走っているのかしら、それとも飾り?
時計塔が11時45分を指しています。
私たちは14時45分のザグレブ行のバスを予約してありますので、マリボル観光時間は2時間半ほどしかありません。
急ぎましょう。 -
マリボル駅前に飾られている蒸気機関車。
調べてみたらユーゴスラビア鉄道の15型蒸気機関車、1903年に製造された歴史ある車両とのこと。
なぜユーゴの車両がここに?
後ほどわかります。 -
駅前からまずFlixバスが出発するバスターミナルを探して(乗り遅れたら困ります)。
それでは街歩き散策を始めます。
マリボルはスロベニア第二の都市。
駅前は歴史的な建物や新しい建物が混在しています。 -
駅前から大通りを聖フランシスコ会教会の二つの塔がみえる方向に向かって歩きます。
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このアールヌーヴォー様式の建物も素敵!
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バスが何台も行き交い人通りも多い。賑やかな通りです。
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道端でお手玉らしい遊びをしているおじいさんを発見。
つい懐かしくなり声をかける。
あら珍しい。日本でも遊んでいますよ。お手玉って言うんですよ。
とよれよれのドイツ語で話しかけると、どうにか理解してくれたみたい。
写真を撮っていいですか?って言ったら照れながらポーズをとってくれた。 -
フランシスコ会教会(慈悲の聖母大聖堂)。ネオ・ロマネスク様式。
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1900年に建てられた。
ウィーンの建築家リチャード・ジョーダンの設計によるものです。 -
中に入ります。
白い内装に控えめな金箔が美しい内陣。
観光客も少なく落ち着いて見学できます。 -
煌びやかな主祭壇。
中央に天使に囲まれた「慈悲の聖母」、下には4人の聖人・聖女像。 -
主祭壇はもちろん素晴らしかったけど、内陣の周りに配置してある小祭壇の素晴らしいこと。じっくり見てしまいました。
これはイエス・キリストを抱いているパドヴァの聖アントニオの祭壇。下は司教か。 -
アッシジの聖フランシスコの小祭壇。
傍には、左:聖フローリアヌス(火消しの聖人)、右:聖ロクス(ペストの聖人) -
ルルドの聖母
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聖フィロメナの祭壇。
下の文字はラテン語で「我らのために祈りたまえ」 -
中央はイエス・キリスト。左は聖母マリア、右は聖ヨセフ
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磔刑のキリスト
左:聖母マリア、右:聖ヨハネ -
説教壇
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パイプオルガン
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パイプオルガンの下の美しいモザイクの壁と聖人像
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洗礼盤。こんな形状の洗礼盤は初めて見ました。
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懺悔室
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懺悔室の上には十字架を担ぐキリストのレリーフが2枚。
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美しいデザインの床のタイル。
すっかり長居してしまいました。
時間がないから急ぎましょう。 -
教会を出て後ろを振り返ると、こんなに大きな教会だったのですね。
レンガ色がとっても落ち着いた雰囲気です。 -
教会の後ろの広場は自由広場(スヴォボデ広場)。
白い大きな建物はマリボル城。その前に何やら蛸の頭みたいなモニュメント。
これは第二次世界大戦中の国民開放運動を記念して建てられた碑。
(NOB記念碑) -
マルボリ城。
15世紀の後半に神聖ローマ皇帝フリードリヒ3世によって街の要塞として建てられた。
現在はマリボル州立博物館として使われている。 -
広場の中央には聖フロリアヌスの記念柱。
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頂上には聖フロリアヌスの像。
先ほどフランシスコ会教会でも見ましたが、聖フロリアヌスは火消し(つまり消防士)の守護聖人。 -
広場の周りのカフェやレストランのオープンテラスで寛ぐ人々。
もうお昼もとっくに過ぎてお腹も空いているけど、私たちは時間がないのでバスの中で何かいただきましょう。 -
通りに歴史パネルの展示があります。
「パルチザン通りの歴史」とでも訳するのでしょうか。
私たちが通ってきた駅前から続く大通りはパルチザン通りと言うそうです。
この歴史的な美しい通りが何でパルチザン?
私がパルチザンで想像するのはゲリラ部隊とかレジスタンス運動とかちょっと戦いの匂いがするあまりいい意味ではありません(想像力がなくてすみません)。 -
これにはスロベニアの歴史が関係するのです。
スロベニアは1991年までユーゴスラビア共和国の一部でした。
第二次世界大戦中、チトー大統領(懐かしい名前です)率いるパルチザン(人民開放軍)が、ナチスドイツなどの占領と弾圧から祖国解放のために戦った功績をたたえて名付けられたものだそう。マリボル城前の蛸のモニュメントもそうでしたね。
駅前に飾ってあったユーゴスラビアの蒸気機関車にも納得がいきます。 -
私は先ほどからこの大通りを歩いて、他のヨーロッパの優美な通りと変わらないなと思っていました。
まあそれも正解だったようです。スロベニアはユーゴスラビアに組み込まれる前は長い間ハプスブルク家の領土だったのですから。
お断り:写真と説明は関係ありません。 -
石畳の雰囲気のいい通り。観光客が大勢歩いています。
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この通りも何かいいな~。
ドイツで見かける「ミューラ-」や「dm」などのスーパーが見える。
そして奥の方に見える青い塔は聖マルボリ聖堂。
残念ながら今回は聖堂まで行けませんでした。 -
かわいい絵が描かれたお店。
郷土料理のレストランかしらと窓の下のメニュー絵を見ると、ラーメン・餃子・焼きそば・チャーハンなど。なんだぁ~。 -
更に進むと落書き横丁。マリボルよお前もか!
ヨーロッパあるあるですね。 -
広いバス通りに出てきました。
街路樹がうっすらと黄葉しています。秋ですね~。
あの横断歩道の先のお店素敵! -
入り口のギリシャ像のレリーフがいい。
ワイン専門店らしい。
スロベニアはワインの産地です。 -
黄葉の中の案内板。
スロベニア語は読めないけれど、駅まで〇○㎞とかバスターミナルはこっちとか。一番上の案内はシナゴーク。
時間があれば探してみよう。 -
ここはクラヴィニ広場(中央広場)。
塔のあるネオ・ルネサンス様式の建物はマリボル市庁舎。 -
広場の先はドラヴァ川です。
車が走っている橋はドラヴァ川に架かるオールドブリッジ。
私たちは横の階段を降りてドラヴァ川へ。 -
こんな階段を降りてきました。
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知らない街の知らない路地ってワクワクします。
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ドラヴァ川の岸に降りてきました。
上の大きな石の橋はオールドブリッジ。 -
川岸でそよそよと揺れている街路樹は柳の木でしょうね~。
その向こうはオールドブリッジ。手前は歩行者用の橋。 -
あそこでおじいさんが白鳥に餌付けをしている。
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みるみるうちにたくさんの白鳥が寄ってきました。
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そしてドラヴァ川沿いに建つこの歴史的な古い家が「古いぶどうの木の家」です。
この家の周りを這っているのが世界最古のぶどうの木(スタラ・トルタ)です。 -
ギネスにも認定されているぶどうの木は樹齢400年以上(450年とも)、3本の幹から伸びています(矢印)。わかりますか?
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その中でも一番大きいのは真ん中の幹。
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近づいてよく見ると幹が割けているのがわかります。さすがに老木ですね。
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それでもたくさんの瑞々しい葉を茂らせ、ぶどうがたわわに実をつけています。
すごいですね。 -
この横の入り口は博物館になっていてワインの試飲もできるそう。
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このぶどうの木はオスマン帝国の侵略や第二次世界大戦の空襲、はたまた数々の病害をも潜り抜けて生き続けている強運の木なのです。
柵があるので幹には触れませんでしたが、近くに寄って私たちも運を分けてもらいました。 -
それでは時間が気になります。そろそろ引き返すことにします。。
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世界最古のぶどうの木がある地域は歴史ある最古の地区、レント地区と呼ばれています。
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ドラヴァ川の向こう岸は新市街。
岸辺に建つ近代的なガラスの建物はマリボル大学医学部。 -
そしてこちらは「オイロパーク」。
遊園地も備えた大きなショッピングセンターです。
橋を渡って簡単に行き来できます。 -
私たちは歴史的なレント地区をぶらぶらしながらバスターミナルへ。
この堅牢な石造りの施設はシナゴーグ、ユダヤ人居住地区です。
右の塔はユダヤの塔。 -
ユダヤ人地区は堅牢な要塞のようですね。
マリボルのユダヤ人地区にはどんな歴史があったんだろう。中は博物館になっているようですが、見学する時間がありません。 -
ここはウォーター・タワー。
って給水塔のこと?
今まで観てきたヨーロッパの給水塔とはまるっきりイメージが違います。むしろ監視施設のよう。 -
反対側に回ると何やらワイン酒場みたいな入り口。
丸い看板にもスロベニア・ワインの文字が見えます。 -
ワインを楽しみながら寛いでいる人々。
いいなぁ~、私たちも時間があればあの仲間に加わるのに。 -
階段を登る。
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角の宮殿みたいな豪華な建物はマリボルのイベントセンターらしい。
コンサートや展覧会などが開かれる文化イベント会場。 -
スマホの地図を頼りに行きついたところはここ。
っ、これがバスターミナル?
実はここはマリボルのカジノだったのです。
そんなこと気にしないでずんずん進む。 -
ガラス張りの大きな近代的なバスターミナル。
ここから各方面へバスが出ているようで、広すぎて迷ってしまう。
ザグレブ行のFlixバス乗り場はどこだろう。 -
7番乗り場のようです。
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バスの車窓から。
2時間ちょっとのマリボル観光。
もう少し時間がほしかったなぁ。歴史博物館も見学したかった。
とうとう名産のスロベニアワインにもありつけなかった。
バスの中から見残したマリボルの街に心惹かれながら次の街ザグレブに向かいます。
フォートラベルのマイページで、訪問した国を増やしたいという不純な動機で訪れたスロベニアのマリボルでしたが、とっても素敵な街でした。、
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