2026/03/15 - 2026/03/15
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おくぅーんさん
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日本各地をこれまで数多く旅してきましたが、実はただ一つだけ、足を踏み入れたことのない県がありました。それが沖縄です。北海道にも九州にも時間をかけて訪れることができたのに、なぜか沖縄だけは遠い存在に感じられ、まるで海外旅行の一歩手前のような距離感がありました。同じ日本のはずなのに――そう思いながらも、最後の一歩を踏み出せずにいたのです。「行きたいのか、それとも行きたくないのか」
そんな問いを何度も自分に投げかけましたが、迷うくらいなら進むべきだと腹をくくり、ついに沖縄行きを決断しました。自分でも思わず「そこまでの覚悟が必要か」と突っ込みたくなるほどの大げさな決意でした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【第四日目】
そして最終日の朝となりました。今日の朝食も星野リゾートのレベルの高いものでした。 -
旅行最後の朝食を、しみじみと味わいながらいただいたあと、BEB5星野リゾート那覇をチェックアウトする前に、徒歩10分ほどの場所にあるはずの波上宮へ向かいました。
――「はずだった」というのも、実はグーグルマップを見誤り、気づかぬまま逆方向へしばらく歩いてしまっていたからです。貴重な時間を無駄にしてしまったことに、申し訳ない気持ちが胸に広がります。
それでもなんとか軌道修正し、ようやく目的の波上宮へとたどり着きました。 -
神社があるというだけでも少し意外に感じられますが、境内には椰子の木が立ち並び、その光景はどこか不思議な調和を見せています。
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違和感と新鮮さが入り混じる中で手にした御朱印は、確かに見慣れた“神社の証”。
その瞬間、ここが紛れもなく特別な場所であることを、静かに実感しました。 -
波上宮からOMO5星野リゾート那覇へ戻り、いよいよチェックアウトの時を迎えました。
最終日とはいえ、まだ旅は終わりではありません。最後のひとときまで味わい尽くそう――そんな思いから、次に向かったのは沖宮でした。 -
ナビを頼りに進んでいくと、たどり着いたのは運動公園の駐車場らしき場所。ところが折悪くイベントが開催されており、辺りはすでに満車状態でした。
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それでもあきらめきれず、ぐるぐると車を走らせ続け、ようやく見つけたわずかな空きスペースに滑り込むように駐車します。
そこから歩くこと数分――ようやく沖宮へとたどり着きました。入口には白い鳥居が静かに佇み、その先へと続く階段を一段一段踏みしめていくと、やがて本宮が姿を現します。 -
参拝を終え、御朱印をいただこうとすると、現在は書き置きでの対応とのことでした。
かつての状況をきっかけに変わった形ではありますが、その一枚にもまた、この場所を訪れた証がしっかりと刻まれています。 -
そして――旅の最後に訪れた場所は、旧海軍司令部壕でした。
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旧海軍司令部壕は、沖縄戦において日本海軍の司令部が置かれていた、豊見城市にある地下壕です。およそ3,000人もの兵士が手作業で掘り進め、やがて司令官である太田少将をはじめ、多くの命がここで失われた、激戦の記憶が刻まれた場所でもあります。
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実際に足を踏み入れると、手彫りで刻まれた壁の跡が生々しく残り、当時の緊迫した空気がそのまま閉じ込められているかのようでした。司令官たちの部屋も当時のまま残され、壁には自決した時の手りゅう弾の痕跡が今なお深く刻まれています。
その光景を目の前にしたとき、思わず背筋に冷たいものが走りました。 -
こうして歴史の現場が今もなお残されていることには、大きな意味があるのだと感じます。
この場所が、あの悲惨な戦争を決して繰り返してはならないと語り続ける場であり続ける――そんな願いを胸に刻みながら、静かにその場を後にしました。 -
最後の最後まで沖縄の旅を味わい尽くし、名残惜しさを胸に抱えながら、予定を終えて那覇空港へと向かいました。
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ちょうど昼時。空港内の食事処で、旅の締めくくりとなるランチをとることにします。
館内には魅力的な店がいくつも並び、どこに入ろうかとしばし迷う時間さえ、どこか楽しいひとときでした。
そして選んだのは、「志貴」という一軒。 -
そこで沖縄ならではのラフテー丼をいただくことにしました。運ばれてきた一杯には、分厚くカットされたラフテーが堂々と盛られています。皮付きの豚バラ肉を甘辛く煮込んだそれは、とろけるような柔らかさで、ひと口ごとに深い旨みが広がっていきました。
本土ではなかなか出会えない味わいに、自然と頬が緩みます。
旅の終わりにふさわしい、心に残る一皿となりました。 -
ランチを終えたあとは、羽田空港を経由して富山空港へと向かいます。
ただ、乗り継ぎの時間帯がちょうど夕食どきに重なるため、本来であれば羽田空港でどこに入ろうかと悩むところでした。
しかし、あの人の多さを思うと、気になる店ほど長い行列は避けられません。
そこで今回は、少し趣向を変え、那覇空港いるうちにお弁当を調達しておくという作戦に出ることにしました。
事前に「量が多くて満足感がある」と聞いてはいましたが、実際に目の前にすると、そのボリュームに思わず納得してしまいます。
しっかりと詰め込まれた内容に、これなら間違いないという確信が自然と湧いてきました。
――これは、沖縄でお弁当を選ぶのが正解かもしれない。
そんな実感を胸に抱きながら、次の空の旅へと備えるのでした。 -
そしていよいよ、私たちを乗せた飛行機は那覇空港を離陸し、本土へと向かいました。
羽田空港に到着したのち、数時間の乗り継ぎを経て、最終目的地である富山空港へ。こうして、3泊4日の沖縄の旅は無事に幕を下ろしました。
振り返れば、とにかく安全に旅を終えられたことに、まずはほっと胸をなでおろします。
そして何より、富山とは違う温暖な気候の中で過ごした時間は、とても心地よいものでした。相方の体調も、手のしびれがやわらぐなど、穏やかに過ごせたことが何よりの喜びです。
心配していた天候も、思っていたほどではありませんでした。雨が降り続くこともなく、たとえ曇り空であっても、海は変わらずエメラルドグリーンの輝きを見せてくれます。
むしろ、暑すぎない気候だったことが、快適さをより一層引き立ててくれていたのかもしれません。
今回が初めての沖縄ということもあり、いわば“入門編”ともいえる定番の場所を巡る旅でしたが、その魅力は十分すぎるほどに伝わってきました。
だからこそ次は、もう一歩踏み込んだ“応用編”として、離島への旅にも挑戦してみたい――そんな思いが、自然と心に芽生えてきます。
そのためにも、やはり大切なのは健康。
次の旅へとつながるこの想いを胸に、日常へと戻っていきます。
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