2026/06/13 - 2026/06/13
5959位(同エリア6053件中)
ともっそさん
2018年、大阪市立美術館で開催された「江戸の戯画」展。
そのとき初めて、歌川国芳の《金魚づくし》に出会いました。
ユーモラスで、どこか現代的。
「浮世絵=風景画や美人画」という先入観をあっさりと崩され、強烈なインパクトとともに、自由で遊び心に満ちた世界に魅せられました。
その後、2021年には東京国立博物館で開催された 「国宝 鳥獣戯画のすべて」を鑑賞。
《金魚づくし》だけではなかった、浮世絵の楽しさと表現の幅広さを、改めて知ることになりました。
そして2026年。
愛知県美術館で開催中の「歌川国芳」展へ。
最終日の6/21(土)を目前に控え、これは行かないはずがない!
とはいえ、本展は2部構成となっていて、前半を見逃してしまったのが悔やまれます。
どうも最近物忘れがね・・・。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
近鉄特急ひのとり(鶴橋 06:06 ー 名古屋 08:06)
新幹線の方が移動時間は短い。それでも、何がなんでも近鉄を利用したい・・・となると、必然的にこの時間になる。 -
赤い車体がホームに入ってきました。
-
私が今回利用したのは、普通席。
それでもバックシェル型シートで、リクライニングを倒しても後方の席に影響なし。
飛行機でも採用されたら嬉しいな、こういう座席。
プレミアム席は、飛行機のファーストクラス並みなのだとか。床がさらに高くなっていて景色が抜群。本革の電動リクライニングシートらしい。 -
06:06発のひのとりは、途中停車駅は大和八木1駅のみ。
途中、「高」のつく駅のあたり(多分、大和高田?)で、廃校が目に入りました。
ツタが建物を覆い、静かに時間が止まっているような光景で、校舎の3割程度がツタに覆われていました。
途中下車したい。 -
近鉄名古屋駅に到着。
ここから地下鉄東山線に乗り換えて栄駅へ。 -
オアシス21なる施設を通り抜け、その先にある愛知芸術文化センターへ。
途中で見つけた、NAGOYA! -
美術館のある10Fからの眺め。
手前にオアシス21の水の宇宙船。楕円形のガラスの屋根の上に水が張られてます。
その向こうに見える塔は、中部電力のMIRAI TOWER。 -
開館は10時。
到着したのは8時半で、さすがに早すぎたらしい。
施設自体は9時開館・・・にもかかわらず、入口にはすでに大勢の人。
「最終日が近いもんね、さすが国芳!」と思っていたのですが、どうも客層が違う気がする。
気になって隣の人に声をかけてみたところ、どうやらK-POPのイベント待ちだったわ。
オアシス21に一度戻り、マクドナルドでコーヒーを買って再び美術館へ。 -
09:45、美術館のシャッターが上がっていきます。
一番乗り!
というか、そんなに前のめりに並ばなくても全然大丈夫だった。
チケットはアソビューで購入していたので、紙のチケットはないものと思っていました。ところが、スマホ画面を提示すると引き換えに、「相馬の古内裏」が描かれた紙チケットを渡され、思いがけず記念の一枚になりました。 -
「坂田怪童丸」
坂田怪童丸とは、金太郎の通称。
江戸時代多くの浮世絵のモチーフとなったそうです。
力強い1枚です。
今回の展示会は、写真撮影可能な作品が数枚あり、とっても嬉しい。では遠慮なく。 -
「源頼光公舘土蜘作妖怪図」
怪しげな屋敷のなかで、武将源頼光と四天王がくつろいでいる。しかし、頼光の背後には土蜘蛛がその恐ろしい姿をあらわし、闇の中には無数の魑魅魍魎が跋扈する・・・・というのは、あくまでも表向きの物語。
実はこれは風刺画であり、酷政を行う為政者たちと、それに対して怨嗟の声を上げる庶民の姿を仮託した、きわどい作品なのだそうです。 -
「忠臣蔵十一段目 夜討之図」
「仮名手本忠臣蔵」十一段目の討ち入りの場面を描いたもの。 -
「相馬の古内裏」
平将門の遺児とされる人物、滝夜叉姫。
蝦蟇(がま)の精霊から妖術を授かり、相馬の古内裏に妖たちを集めて謀反を企てたものの、大宅太郎光國に討たれ、最期は自刃したと伝えられています。 -
「宮本武蔵の鯨退治」
今回楽しみにしていた浮世絵のひとつ。
宮本武蔵を描いた浮世絵で、鯨退治の伝説をもとに描かれています。三枚続きの画面いっぱいに横たわる大鯨。すごい迫力。 -
「流行猫の変化」
猫の顔にいろんな髪型を当てはめて、流行の人物を表現する“着せ替え遊び”。
歌川国芳は大の猫好きで、お客よりも猫を優先していたという逸話もあるそうです。 -
「猫飼好五拾三疋(みゃうかいこうごじゅうさんびき)」
東海道の五十三の宿駅に日本橋と京都を加えた五十五の地口(語呂合わせ)で、様々な猫たちの姿を描いています。
1匹1匹が細部まで丁寧に描かれていて見ごたえたっぷり。
撮影可能な作品は、ここまで。
ふぅ、楽しかった。 -
展示場を出ると、写真スポットが設けられていました。
お、さ、か、なくわえたどぉら猫~♪
と口ずさみたくなるような。 -
「朝比奈小人嶋遊」
人島を訪れた大力の朝比奈。小人たちの大名行列を、巨体を横たえ笑みを浮かべて眺めています。 -
フォトスポット。
《金魚づくし≫の1枚から、「ぼんぼん」をモチーフにしたもの。
”ぼんぼん”とは昔の子どもの遊びで、その様子を金魚で擬人化したもの。
中央の金魚の口が大きく開いているのは、歌っているのだそうです。
大好きな1枚です! -
《金魚づくし》のフォトスポットの裏には、《流行猫の変化》も設けられていました。
-
山本屋本店で昼食。
まず運ばれてきたのは、お漬物。
すりおろした生姜をちょいちょい添えながら、そのままいただきます。
さっぱりとしていて、食事の前のちょうどいい一皿です。 -
味噌煮込みうどんをいただきます。
なかなか、しっかりした噛み応えですな。みっちり詰まった感。
そして、1本1本が長い!
美味しい!すっごくおいしーい!!!! -
マンホール蓋。
描かれていたのは、アメンボ。 -
こちらは、金シャチがモチーフになっています。
-
coffee Kajita。
とても美味しいコーヒーのお店があると知人から聞いていました。
以前から行ってみたいと思っていたので、今回の機会を逃すわけにはいきません。
一社駅から徒歩5分ほどいった、住宅地の中にあります。 -
喫茶スペースは、6名ほどが座れるカウンター席のみ。
目の前でコーヒーを淹れてくれる様子を、耳と目と鼻で楽しみます。 -
私は毎朝、仕事の前に豆を挽いてコーヒーを淹れるのですが、それとはまったく別の飲み物のように感じるほどの味わいでした。
-
ティラミス。
底にはコーヒーゼリー、そしてチーズの層の間には……パッションフルーツのようなソースが。
甘さの中にほんのり酸味が加わって、これまで食べたものとは少し違う、印象に残る味わいでした。
ティラミスの弱点って、上にかかっているココアパウダーで、ケホケホしてしまうことですよね? -
名古屋城駅を上がってすぐの景色。
地下鉄への階段入口が、お城の一部のよう。 -
水の張られていないお濠。
青々として、夏の近さを感じます。 -
お濠に水がないおかげで、普段は見えない石垣の構造や深さをはっきりと見ることができます。
忍者も、さすがに登れまい。 -
名古屋城は、天下普請によって築かれた城。
石垣には、「この石はうちの担当です」と示すために刻まれた家紋や印が残されており、当時の大名たちの関与を今に伝えています。 -
名古屋城。
立派ですね。
現在は耐震の問題により、天守閣には登ることができません。 -
本丸御殿(復元)。
貴重な木材が使用されているとのことで、館内には多くの監視員の方が配置されていました。
丁寧に守られている様子から、その価値の高さがうかがえます。 -
屏風といえば、やはり寅!
-
表書院。たしか。
数多くの猛々しい寅の?風の中にあって、こうした樹木を描いた作品があると、静と動の対比が際立って感じられます。 -
うん、なかなかきらびやかだな。
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帰りは、アーバンライナー。
ひのとり登場まで、大阪~名古屋間の主役として長年君臨してきた伝統の特急です。
ひのとりグッズの自販機を発見。 -
夕食はアーバンライナーの中で、天むすを。
今は名古屋の名物の一つとして知られていますが、天むすはもともと三重発祥なんだそうです。
名古屋とは何の関係もないのですが、帰りの特急の中で読破した『殺し屋の営業術』がとても面白くて。
最後の1時間ほどは、まだ鶴橋に着きませんようにと、半ば祈るような気持ちでページをめくっていました。
ハラハラして、ドキドキして、息もつかせぬ面白さでした。
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