2026/01/09 - 2026/01/10
3336位(同エリア3843件中)
なかじもさん
世界各地のディープな街並みを歩くのが好きなのですが、そのきっかけになったのが、ここ大阪・西成。
学生の頃に初めて訪れて以来、15年程前には大阪に住んでいた時期もあり、ちょくちょく来ていたので、今の状況がどうなっているか気になり久し振りに訪問しました。
建物が変わり、街を歩く人達は観光客が増えたものの、その空気感は昔も今も変わらず。
地域の課題をマクロな視点で考え、現地を歩いてミクロな視点で見学することで、学びも色々ありました。
国や行政に頼らず(頼っている人も多いですが)、自分のやりたいことをやって生きていく人たち(これってリバタリアン!?)を見ながら、自分の人生も考える機会になりましたとさ。
【注意】
観光地ではないので、道行く人の顔は撮らないようにしましょう!写真を撮っている事自体、絡まれる原因になります。私も極力人は撮らないようにしていますが、訪問を含めて全て自己責任でお願いします。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 1.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅のスタートはここ、大阪の南のターミナル天王寺駅から。あべのハルカスが鎮座する街。
あべのハルカスって案外薄くて、板チョコみたいな印象。強風で倒れないか心配になるのは…私だけ?
高さで一番を取りたかった気持ちはわかるけど、東京の超高層ビルみたいな太さ(厚み)がないのは、地方のビルの宿命(テナントが埋まらん)やなぁ。 -
駅の向かいにある天王寺公園は大幅にリニューアルされて綺麗な公園になっている。
昔は「ザ・大阪」な公園で、小汚い、住居不定の方々がウロウロしてる公園やったのに、今では芝生が整備されて「てんしば」と呼んで若者や子供を集めているらしい。残念ながら芝生は養生中でした。向こうには通天閣が見える。
この辺り、昔は青空カラオケの店がいくつもあり、昼間から気持ちよく歌っている年寄りが沢山いたけど…一掃されてこんな公園になってしまった。
当時はある意味大阪らしくて、味のある公園やったけど、今の時代にはそぐわないのね。 -
天王寺公園に隣接する天守閣。まだあんのかコレ。
なんの建物かはここには書きませんが、子供が遊ぶ公園のすぐ隣にこういうのがあるとこが大阪クオリティ。
小さい子に「アノお城なに~?」と聞かれたどう答えるんやろ。
自分が学生の頃からあるから、かなり年季が入ってる。 -
表面だけを取り繕って清潔に見せる街には興味がないので、新今宮方面へさっさと移動。
まずは腹ごしらえやな。ジャンジャン横丁を抜けた南側にあるホルモン鍋の店、たつや屋へ。ここは昔に何度も来た名店。店構えがこんなんなので、一見さんには厳しいかも。こう見えて行列ができる人気店。
もつ煮込みも逸品です。 -
ホルモン鍋(一人前)。いわゆるホルモンの入ったキムチ鍋。いくら噛んでも旨味が出てくるホルモンが最高に美味い。
-
この日の宿は西成らしく、激狭ドヤ風ホテルの、ホテルサンプラザⅡへ。
この辺りのホテルもかなりリニューアルされて、今は外国人観光客御用達になっている。街を歩く人も外国人が多く、朝も昼も夜もウロウロしている。
このホテルは3畳くらいのスペースにベッド、エアコン、テレビ、冷蔵庫が付いて3千円。トイレやシャワーは共用やけど、泊まるだけなら充分過ぎるクオリティ。
チェックインも朝7時半から出来るのが素晴らしい。 -
ホテルに荷物を置いて、街歩き開始。
早速バリケードで囲われたような、キリスト看板で有名な施設が。あいりん地区では様々な団体が支援の名目で活動していて、それに集まる人達をオルグして囲い込んでいる。
腹が膨れるならなんでもいいという人と、自分の主義思想に反する人の手は借りないという人の両方がいる。
何事も自分で決めることが大事。 -
釜ヶ崎のシンボル、あいりん総合センター跡地。ここには雇用(職安)・福祉(生活相談)・医療(病院)・住宅(公営)といった複合施設があって、住民の生活を支えていた。
ここが現役の頃は労働者と手配師がワイワイやる寄せ場の風景が見られたけど、建物の耐震性を理由に現在解体中。
ここにあった食堂がなかなかカオスな光景で、当時ビクビクしながら訪れた記憶がある。
この地に用の無さそうな若い男が居ると、必ず絡まれる(話しかけられるだけで身の危険はない)場所やった。 -
駅を挟んだ反対側にはホテル星野リゾートが鎮座する。
この陰と陽、ハレとケの対比を直接感じられるのが西成。
泊まったことないけど、このホテルからはあいりん地区がよく見える(はず)。
けど、ここの宿泊客にはあいちん地区は見えんのやろうな。 -
センターの閉鎖後もここで寝泊まりするホームレスが多数いたため、2024年に大阪市が強制執行により立ち退かせて工事を開始した。
結構大きめの住宅らしきものを建てている。誰が住むのか…公営住宅にするのかな。 -
職安は隣の南海電車の高架下に移って営業中。
にしても、ガードマンが5~10メートルおきに立っていて、車が通ると一斉に「ガードマンの棒」を降る。そんなに人数必要か?と思うけど、これがこの地の重要な雇用になっているという現実。 -
センター横には立派な病院と福祉施設が建っている。この辺、以前は小学校があったところかな。
メンタルの強い子供が育つんやろうな…SHINGO★西成とか。 -
解体中のセンターの囲いに貼られたアジビラ。ここの住民は生きて冬を越すことが何よりも重要な目的。毎年凍死者が出る地。
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こういうゲバ文字を多用したアジビラがあちこちに貼り出されている。
臨泊というのは無事に年を越すため、一時的に市が供用する宿泊施設かな。 -
こういう立て看板を現地の人達はどういう目で見ているのか。
市の土地と建物を占有して住処にする人が主張する「生存権」にどこまでの重みがあるのか。難しいけど避けて通れない問題。 -
とにかく味のある文句が多い。上はともかく、下は…推して知るべし。
昔はこの辺のコンビニのトイレに「注射器捨てるな!」という注意書きがあって驚いた。今ではコンビニのトイレはオートロック式で店員に開けてもらわないと使えない仕様に変更されていた。 -
とにかく気合いは入っている。
その一方で、歩いている人達の足取りはひたすら重い。 -
アパートの壁面に描かれたグラフィティ。まるで外国にいるような気分になる。
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名物の格安自販機は今も健在。
この辺りはコンビニ以外、自販機に限らず飲食店や物販の店もキャッシュレス決済は一切使えない。現金払いが鉄則の街。 -
まだ現役のドヤも沢山ある。
窓越しに生活感が伝わってくる。
3畳一間の空間でどんな人生を歩んでいるのか。 -
格安の家賃。築年数はわからんけど、意外と間取りは広い気がする。
この辺りのドヤは月極め(月単位)で入居できて、相場は4万~くらい(テレビとか冷蔵庫とか付き)。 -
酒の自販機も多数設置されているが、半分くらいは壊れている。機能している自販機の前にはオジサンが居座っているので、写真は撮れません。。。
-
あいりん地区の要塞、西成警察署。
高い柵といくつもの監視カメラ、鉄製の出入口で守られている。
この警察署の裏にある公園もすっかり綺麗になっていた。
昔は丼にサイコロ振ってるおじさんが普通にいたけど。警察署の裏で。 -
あいりん地区の象徴、三角公園。ここの街頭テレビもいまだに現役。主にニュースが流れていて、食い入るように見つめる人が必ずいる。
街頭テレビは夜になると箱の扉が閉められます。 -
大阪ローカル&伝説的なスーパー玉出。あいりん地区近辺には4店舗が出店していて玉出密集地帯。
以前は千円以上買うと豆腐や卵ひとパックが1円で買えるセールとかやってたけど、今もやってるのかな。 -
店内にはスーパー玉出グッズが売られていた。
露出も増えて全国的に有名になったけど、需要あるんかコレ? -
とある居酒屋の店先にあったマネキン。
素敵な衣装をお召しで… -
翌日、朝の三角公園。
昔より野宿のホームレスは減ったものの、今もここにテントで生活する人がいる。
静かな朝にスマホカメラのシャッター音が鳴る。緊張の一瞬。
(ホント気を付けましょう) -
朝のあいりん地区。7時頃には既に人通りが多く、日の出とともに動き出す街(たまたま人通りがない場所を撮影)。
明らかにコピー物のDVDを売る露店があって、派手な服を着たいかにもな中年男性が辺りを見回している。
あとは炊き出しを行う店とそこに群がる人達の姿も。
奥に聳え立つのはあべのハルカス。あいりん地区を遥か上から見下ろしている。どんな光景が見えるんやろ。 -
萩ノ茶屋本通商店街。
まだ朝なのでシャッターが降りてるけど、昼間は服屋、惣菜屋、喫茶店、パチンコ、カラオケ居酒屋なんかが何軒も営業して活気がある。 -
昔はノミ屋(飲み屋ではない)らしき店が営業してたけど、今はどうなんでしょ。そういう気配は感じなかった。
-
殺伐とした街並みは相変わらず。
たまに奇声を上げる人、ブツブツと独り言を話し続ける人、うつろな目であてもなく歩く人。朝から営業している居酒屋で飲む人もいれば、コップ酒を片手に歩く人も。
仕事がない日は朝からやりたいことをやって生きる。誰にも縛られない自由。
生活保護を良しとしない人も一定にいると聞くけど、そういう行政に頼らず生きる人はいわゆるリバタリアニズム(完全自由主義)を実践するリバタリアンということか。時代を先取りしてるね。 -
「すべてまやかし」
この街で生きて、何かを悟ったのでしょうか。 -
この街で変わらないもの。
コインランドリーとコインロッカー屋、酒の自販機コーナー。
コインロッカーは色々な用途があるので、なくならないね。 -
この街で変わったもの。
あちこちに増えた介護施設と福祉作業所。観光客向けに改装されたドヤ。そして民泊。この地に建つ新しそうな戸建ての家は大抵が民泊の標識を出している。
そしてそれらの大半に「産業廃棄物保管所」という標識が貼ってある。よその民泊ではこんなの見たことないので、何やろう…よくわからんが裏事情があるのかな。 -
帰り際に見かけた阪堺電車の新今宮駅前駅。
この世ではない魔界に繋がっているのかと見紛う程の有様。 -
これ、手書きの紙&色褪せ方からして何年前から貼ってるんかな。直す気ないやろ、と言いたくなる。色々とツッコミどころの多い街。
この街は高齢者が多いけど、40~50代の人も一定にいるので、今もどこかから流れて来てて、その受け皿になってるんやろうね。
この先の未来はどうなるのか。山谷や寿町みたいにいつかは廃れていくのかな。
それとも、リバタリアンが集う街として生まれ変わるかも!?
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