2025/12/14 - 2025/12/14
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公共交通トラベラーkenさん
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2025年12月14日(日)、冷たい雨が降る東京の街を歩き回ってきました。観光スポットとしては渋谷にある山種美術館と白金台のゆかしの杜(旧公衆衛生院)がメインになります。美術館のタダ券が偶然手に入ったので、久しぶりに美術鑑賞を楽しみました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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渋谷駅からスタートです。生憎の雨模様ですが、渋谷の街は人でいっぱいです。人ごみを避けるように明治通りを少し南下したところ、東交番前交差点に小さな神社がありました。商和稲荷神社というそうですが、鳥居と社の位置関係が面白い。道路拡張工事などの影響があるのかもしれませんが、今でもしっかり手入れされていて強い生命力を感じさせてくれます。
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先月も訪れた國學院大學博物館。前回来た時に予告があった企画展「性別越境の歴史学-男/女でもあり、女/男でもなく-」を見に来ました。ホームページの解説には『人類の最も自然的な側面と考えられがちな「性」は、極めて文化的な性格を有している。むしろ、生物学的な「男/女」に限定されない性のあり方こそ、動物と人間とを截然と分かつものだ。そして人々は、性別の垣根を越境してみせることで、超越した異能を身に付けることさえできると信じられてきたのである。とりわけ、祭祀や芸能に関わる世界では、異性装をはじめとする「性別越境」が重要な意味を持つことがあった。
そこで本展覧会においては、「あいまいな性」を許さなくなった明治以降の感覚を問い直しつつ、歴史的な「性」に対する意識を瞥見した上で、今日まで命脈を保ってきた日本文化における性の多様性について明確にしていきたい。』とあります。なんだか難しそうですが、入場無料なので気軽に入りましょう。國學院大學博物館 美術館・博物館
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女装巫人と考えられる「地しゃ」。「男でもあり、女でもある」という特性が「異能」「神性」の源泉であると考えられていたらしい。
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縄文時代から弥生時時代にかけて盛んに作られた石棒。
上にある小さな石冠は石棒のような突起と底面の女陰状のくぼみが特徴で、両性を一体的に表現した可能性があるそうです。
この先、各時代の書物や絵画資料が展示されていますが、ほぼ撮影禁止でした。 -
「おみゆきさん」
天長2年(825)に大水害を受けた甲斐国で行われる川除祭で神輿の担ぎ手は女装して神幸します。この女装は明治時代以降、異性装が禁じられてから行われるようになったらしい。 -
なかなか派手なお祭りです。
性を超越した存在に異能や神性を認めるという、古代からの日本が持ち続けてきた感覚は、現代社会ではほぼ失われているでしょう。最近よく言われるLGBTQとはその背景がかなり違うものだろうと思うのですが、来年1月31日には大学教授とドラァグクイーンがトークイベントを行うそうです。2月1日早朝から旅行に出かける予定があるので残念ながら参加はできそうもないのですが、かなり気になるイベントです。 -
國學院大學博物館を出て前回も訪れた塙保己一史料館。建物が古くて良い感じなので写真に収めたいと思っているのですが、今回も入り口に車が停まってしまっていて、ダメでした。正面の掲示板もかなり邪魔ですね。
塙保己一史料館 美術館・博物館
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最近はやりのAIの力を借りて、車と看板と電線とイチョウの木を消してみました。
便利な世の中になったものです。 -
レトロなコンクリート建築が見えたので近くまでやって来ました。渋谷区立広尾小学校です。校舎の屋上隅に高い塔が建っています。
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ここは昭和7年建築の旧東京市立広尾尋常小学校の建物として登録有形文化財に指定されているようです。関東大震災後、都内の区立小学校は鉄筋コンクリート造りに建て替えられました。当時の小学校校舎には、装飾性の少ないインターナショナル・スタイル(国際建築様式)と、この広尾小学校のように壁面に装飾性を加味したものと、二つの傾向があったそうです。
屋上の望楼の意匠と玄関廻りの装飾に当時流行していた表現主義のデザインがみられるとのこと。 -
本日のメインスポット一つ目、山種美術館に到着しました。
山種美術館 美術館・博物館
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山種美術館は1966年、証券会社・山種証券(現:SMBC日興証券)と同社創業者の山崎種二が蒐集した数百点に及ぶ美術コレクションを展観する国内初の日本画専門常設展示施設として、東京都中央区日本橋兜町に開館した美術館です。現在の広尾に移転したのは2009年とのこと。
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1枚だけスマホ撮影OKな絵がありました。正直格調高すぎてあまりピンときませんでした。タダチケットをもらえなかったら一生来ることのなかった美術館です。
それでも1,2枚、いいなと思う絵もあったので、なかなか良かったのではないかと思います。 -
渋谷区ふれあい植物センターにやって来ました。温室がショボそうだったので中に入るのはやめときました。
渋谷区ふれあい植物センター 公園・植物園
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渋谷カオマンガイというお店でお昼ご飯にします。
渋谷カオマンガイ グルメ・レストラン
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カオマンガイは大変美味しいです。タイで食べたものより上品で洗練された味でした。
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渋谷駅前に人だかりができています。
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どうやら「ブロスタ」というモバイル向けオンラインアクションゲームのイベントらしい。やはりゲームやアニメの集客力はすごいですね。私はゲームをやりませんが、高尚な芸術よりも、最先端のポップカルチャーの方がはるかに健全で将来性があると思っています。
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とはいえ実際に訪れて見物するなら、やっぱり古くて美しいものがいいですね。
次は白金台に移動します。東京大学医科学研究所附属病院の入り口までやって来ました。 -
今回の目的地はここではありません。
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私たちが入りたかったのはお隣のゆかしの杜(旧公衆衛生院)でした。
港区立郷土歴史館 美術館・博物館
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この建物は、昭和13(1938)年に竣工した旧公衆衛生院跡を耐震補強やバリアフリー化等の改修工事をして2018年に「ゆかしの杜」として開館したものです。建物内には港区立郷土歴史館などが入っています。
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内田祥三という人の設計によるこの建物は「内田ゴシック」と呼ばれている独自の意匠が採用されています。垂直にのびた中央棟と左右に広がる翼状の棟から構成された左右対称の外観がどっしりとした存在感を放っています。
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入り口の5連アーチも見事です。東京の近代建築はずいぶん見て回ったつもりだったのですが、まだこんな大物が残っていたとはびっくりです。
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玄関を入ると吹き抜けのホールがあります。ゴージャスなホテルみたいです。
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「公衆衛生院は我国の公衆衛生の改善を目的としてロックフェラー財団の厚意ある寄附に依て設立された」とあります。
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なんか意味不明の飾りもあります。
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港区立郷土歴史館に入らなくても建物の共用部は自由に見学できます。
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港区立郷土歴史館で「暮らしの中のお菓子展」というのをやっていた関係で、食品サンプルを展示するコーナーがありました。観覧無料でしたが、サンプルのクオリティが非常に高く、とても見ごたえがありました。
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本物はどんな味がするのか、気になるところです。
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講堂にやって来ました。
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ここで学んだ多くの人々が日本の公衆衛生の向上に貢献してきたわけです。
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新海竹蔵作「葦鷺」
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同じく「羊」
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大きなカメラを持ったおじさんたちがしゃがみこんだりしながら夢中で写真を撮っています。気持ちはわかります。
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柱の彫刻なども美しい。
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旧院長室。
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旧次長室。
設計者の内田祥三についての説明があります。東京大学の安田講堂や小石川植物園本館などを設計したのもこの人です。 -
旧図書館長室。内田祥三の机が展示されています。
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机の図面。自宅で使っていた机まで自分で設計していました。
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旧図書館受付窓口(戦後)。当時は閉架式の図書館だったそうです。
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旧食堂の壁。泰山タイルと思われるものが装飾に使用されています。
郷土資料館に入らなくても見どころだらけの近代建築鑑賞を楽しめました。
これで本日の東京散策は終了です。
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