Washington DC 2025-12

2025/12/06 - 2025/12/08

２年ぶりのWashington DC　２年前もやっぱり１２月だった。

昔のお友達と会ってお話して、美術館に行って。ついにモネが表現したいものがわかったかもしれない。

エリア ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)

空港から直接ナショナルギャラリーへ行くので、National Archivesで降りて

ワシントンの建物って、パリの建物に似てるな。

右側の像の下には、「過去を学べ」とある

左側の像の下には、「過去は（未来の）プロローグである」と　　いいね！

最近気になっているのは、本当に過去から未来に不可逆的に時間が流れているのであろうか？それは人間の思い込みではないか？

アーカイブの前の屋台でファラフェルサンドイッチを食べて。見かけ普通のファラフェルサンドイッチが１３ドルもして、ニューヨークの屋台よりも高い、と思いきや

ファラフェルが、かりっかりで、ほんとおいしかった。屋台のおやじ、ただものではなかった。

ナショナルギャラリー　西館に来ました。

クリスマスの飾り付けがきれいです。

この像なんですが、どの角度から写真を撮るのがいいのかね？

人間、妖精でもいいが、一人の銅像の場合、例えば、○○将軍の像、って、正面から右に９０度、左に９０度、合計１８０度までしか見るとこないけど、この銅像の作者は、３６０度どこから見ても死角が無いように作ろうとしたんだろう。３６０度は無理があるとして、２７０度くらいは行けてるだろう。で、どこから写真を撮るのが正解か、を考えてみた。 この角度も悪くないんだが

やっぱり正面なんだろうな　ありきたりだけど

そういえば、上下を考えていなかった。今度は、下からのアングルで。

これが一番いいかも。円と円の微妙な関係がいい　

西館の印象画の展示

このモネの睡蓮。水面が反射して、スイレンが浮いているみたい。前回MOMAに行ってから、モネの表現方法が少しわかってきた。

これを見て、さらにわかってきた

この後から塗った風の白いがりがりが無ければ、平凡な絵。情景はやさしい感じなので、これがモネの絵だと知らないおばちゃんたちだったら、あらいいわね、っていって数秒で通り過ぎていくような絵。

でも、この白いざらざらを後から塗ったくって、なんて雑な。

でも、白が光ってるじゃん。

ここで疑問が。モネは後から加えたこの白い雑なざらざらで、何をしたかったのか？（１）光を表現したかったのか？（２）実は試行錯誤していたのか？

ひょっとして、（１）と（２）の両方、すなわち、光を表現するために、試行錯誤していたのではないか、と。上の絵を見て思った。だってあとから塗った食った白が無かったら、退屈過ぎる。

モネは、ざらざらな雑なストロークで、光を表現したかったのではないか、と。でも、迷いが見られる。

自分の抱いている、ベニスの印象、ベニスの美しさ、ってこれだよ。

モネは、雑なストロークで、光の濃淡を表現してるのかも。

白が混じると光る。

光る白を混ぜて水の反射を表現。

なんか、ちょっと解ってきたかも。

３人の喪服（ではないが）の男性

これはキュレーターが意図的に並べたのでしょう。

一番右は、ごめんなさい、評価ができない。

これは、ルノワールが描いたモネ

さすがルノワール、やさしさが溢れてる。モネがすごく優しいいいひとに見える（そうだったんだろうけどね）。でもね、一番好きなのは、

セザンヌなのです。なんだろう、この色の選び方、そして塗り方

上のルノワール作品は、ちょっと写真に近いんだが、これは、絵画。油絵。そして写真をはるか超越したオブジェになっている。

このセザンヌも。男の来ているジャケットの立体感、そして、感触が伝わってくる。

これも

そして、このテーブルクロスの質感

オルセーのリンゴとオレンジの方が果物はいいんだが、テーブルクロスはこっちの方が素晴らしい。

花と花瓶の質感がすごい

ルノワールにもどります

猫が、リアル

ショートヘアの毛の質感が伝わってくる。

これもなんとルノワール　　ふわふわ感がそれほどない比較的初期の作品。

２８歳の時に描いた。自分の息子が２８歳でこんな絵を描いたら、ご両親とも、びっくりしただろうね。この先世界的に有名な歴史に残る画家になるだろう、って思ったかもね。

シースルーのブラウスの透け感、質感　

本当に素晴らしいです。
ふわふわもすきなんだけど、実体があるけど、ほどよくふわふわなこの絵、ルノワールの作品で自分的には、トップかも。忘れられないルノワールの作品です。

印象派を見ていて必ず目に留まるのは、なんだこれは？ってなるのは、

Van Goghなんです。スカートのドット、ブラウスの縦じま、

天才なんだな、ってつくづく思います。

他のVan Goghの作品と違って、切迫感のない、心穏やな作品です。

これも心穏やかに見れます。

本当は、他にも注目したい印象派の画家がいますが、今は、ルノワール、モネ、セザンヌ、Van Goghでいっぱいいっぱいです。

DCにはお城があります。

スミソニアン城

イギリス風の公園

山茶花ですかね

こっちも

イギリスにいるような感じです。

モールの外の建物はパリっぽいんですが。

お友達とお話したあと、ワシントンモニュメントまで歩いて

雲がきれい

リンカーンメモリアル

名前が変わってしまうようですね。

クリスマスツリー　前に見たよりもきれい

２泊３日のDC旅行

また来年か再来年来るつもりです。