2025/11/10 - 2025/11/14
128位(同エリア288件中)
みなみんさん
高市総理が就任されてから何だかキナ臭くなってきた日中関係ですが、政治とは関係なくビザも免除になっているし空の便も安いし頻繁にあるしということで歴史大好きおじさんにとってかなり気になっていた南京城壁巡りメインの南京旅行に行ってきました。旅行前は特に危険もなさそうかと思っていましたが、旅行中に駐日大阪総領事の高市総理に向けた過激発言が飛び出しさらに中国政府の日本渡航注意喚起も出てきたりと、かなり微妙な時期の中国訪問となってしまいました。
南京は「南京大虐殺事件」に代表される日本人にとってかなりセンシティブな都市と思われ現地の人の日本人に向けた反応も少々心配ではありましたが、結果的に行ってみて全く問題無かったです。
(現在では状況がさらに変化しているかもしれません。)
そんな中、主に明朝の時代に建造された南京城壁をほぼ一周歩いて見てきました。
現在残っている城壁の総延長は約25Kmとのことで、観光施設としては4つの区域に分けられ、うち3つの区域は有料で観光客向けに公開されております。また残り1区域についても公園として整備されていました。かなーり昔に行った西安の城壁に勝るとも劣らない壮大な建造物で、旅行期間実質4日のうちまる2日を費やしてほぼほぼを見て回れたことになります。
公開されている区域は以下の通りです。
①北線
神策門~玄武門~解放門~太平門登城口
全長6Km 入場料30元
解放門は有名寺院の鶏鳴寺近くにあって観光名所となっている。
玄武湖の西岸に沿って一気通貫で歩ける。神策門は南京駅から
約1Km。
②東線
富貴山登城口~中山門~彪営門~蘭旗街登城口
全長約2Km 入場料5元
明孝陵近くの琵琶湖の近くにある富貴山登城口と中山門の間には
軍事地区があり通行止めとなっている。
観光的にはかなりマイナー。
③南線
東水関~武定門~雨花門~中華門~集慶門~三山門(西水関)
全長6Km 入場料50元
南京城の正門としての中華門がある区域で一気通貫で歩ける。
中華門は観光名所。
④西線
清涼門~石頭城~国防公園(1.1Km)、
定准門~華厳崗門~宣江門~宣豊門(4.2Km) 無料
公園となっている区間で石頭城を除けばかなりマイナー。
調査できていない公開されていない区間もあると思われる。
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南京城壁の全体図です。
①北線
神策門~玄武門~解放門~太平門登城口
全長6Km 入場料30元
②東線
富貴山登城口~中山門~彪営門~蘭旗街登城口
全長約2Km 入場料5元
③南線
東水関~武定門~雨花門~中華門~集慶門~三山門(西水関)
全長6Km 入場料50元
。
④西線
清涼門~石頭城~国防公園(1.1Km)、
定准門~華厳崗門~宣江門~宣豊門(4.2Km) 無料
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①北線の探索
北線は南側から登って北上して神策門まで歩こうという計画で、明故宮見学後地下鉄2号線の明故宮駅から自転車で太平門登城口を目指しているといきなり現れた太平門。門の上は城壁になっているようですが、ここは上に登ることができません。また北線方面は城壁が途切れております。どうもここには登城口はないようで、北に向かって登城口を探します。 -
太平門のある場所は富貴山と九華山の鞍部という要衝の地で、昔から戦の舞台となったところのようです。立派な門ですが3つの口ともに自動車が通れるような大きい通路になっており、自動車全盛の近年になって改造された門かと思われます。
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太平門近辺を自転車でうろうろしましたが登城口が分からないまま、それらしき門と階段を見つけたところが九華山公園でした。この階段を登ってゆくと玄奘寺というお寺でした。
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お寺の上は公園になっており細い尾根上に遊歩道があります。
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尾根筋の道からは玄武湖がよく見え、手前には目指している南京城壁が。登城口を探して城壁に沿って北上してゆきました。城壁の内側に沿ってきれいに整備された公園を進んでゆくといきなり観光客がたくさんいるところに出てきました。
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一大観光地の鶏鳴寺近くに解放門があって、ここの登城口近辺は観光客がたくさんいて城壁上もこの周辺だけ人が多かったです。自分もこの解放門から登って、まずは戻って太平門の方に行きました。北線の南側終点である太平門登城口は住宅街の中にあって、これは分かりにくい、を実感。ここから改めて北上してゆきます。
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南京城壁北線は玄武湖の西岸をぐるっと囲っています。
遠くにはシャングリラホテルの入る超高層ペンシルビルが見えてます。 -
さらに進むと玄武門。ここにも登城口があって、一時的に出してもらって門近辺をうろうろしました。この門あたりは玄武湖公園への入口となっています。
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そしてさらに進むと北線の終着点、神策門です。この門は甕門(門が二重になっていて門の間に大きい空間がある。)になっております。
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神策門の内側の門である和平門。門上には楼があって中はミニ博物館のようになってました。
神策門が南京城壁の北東角になり本来の城壁はここから西に向かうのですが残っている城壁はここまです。城壁西線は保存状態が悪く、一部城壁が残っているところは公園になって保存されています。
(神策門から南京駅へは約1kMくらいかと。門の周辺には自転車が転がっているので青い自転車を借りて南京駅まで10分足らずでした。)
①北線の探索はここまでとなります。 -
②東線の探索
南京城壁の東線の北端は太平門となりますが太平門には登城口はなくて入口は1㎞ほど南東にある富貴山登城口となります。
当日は中山稜・明孝陵を見た後植物園横を琵琶湖まで歩きました。琵琶湖畔に着くと城壁はありました。 -
住宅街にある富貴山登城口(有料で5元)をやっと探し当てて登城、琵琶湖の周りにある城壁を南下します。
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このあたりの城壁上はやや荒れていて草が生えております。遠くにシャングリラのペンシル超高層ビルが見えます。
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1Kmあたり進んだあたりでいきなりの閉鎖。この先は軍事施設があって通行止めになっておりました。諦めて戻ります。有料区間でもこんなことがあるのかと逆に感心しました。
富貴山登城口に戻って門前にあった青い放置自転車を借りて次の登城口である中山門まで進みます。
中山門は明故宮や南京博物院のすぐそばでした。 -
中山門から登り、琵琶湖方面に戻ってゆくと通行止めの関所がありました。鉄製柵の向こうに監視所があって監視員のおっさんが暇そうにスマホ見てましたが自分が近づくと立ち上がり文句言ってきそうなので即退散です。
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中山門以南の東線は月牙湖という川のように細長い湖に沿って建っています。
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だんだんと夕刻になってきました。振り返ると中山稜・明孝陵のある紫金山が遠くに見えます。こんなに歩いてきたのか感に浸りながらも、5時を過ぎると門扉を閉じられて城壁上に閉じ込められる恐怖感にも浸りながら南端の出口に向かいます。
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東線南端の蘭旗街登城口。住宅街のど真ん中にあって小さな門の向こうは月牙湖の公園です。ここにも青い放置自転車はあって(もう、どこにでもあるんです、青い放置自転車。)借りてホテルのある新街口に戻りました。
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③南線の探索
南京城壁南線は城壁の南東から南西まで下半分をぐるっと6Km続いております。始点の東水門は観光地夫子廟から歩いていける距離にあります。東水門は舟で城内に入る関門です。登城口は門の上にあって50元とややお高いです。(シニア割引あり) -
さすがに正門があるメイン部分の城壁だけあって幅も広いです。全く歩いている人はいません。雨花門を過ぎて西に向かい始めると大報恩寺の塔が見えてきます。さらに進むと城壁内側は老門東の観光地となり、黒い屋根瓦の古民家街となります。
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城壁の内側に中心部のビル群が見えてくると南京城壁のメインスポットである中華門です。中華門が近づいてくると歩いている人もポツポツと。
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イチオシ
南京城の正門となる中華門。4重の甕門となっており他の門とは規模が違います。門の外側から見れば通路が一つだけ。
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門の内側にはさらに門が3つあってこの門を通過するだけで150mほど。斜路もあったり、兵を隠しておく空間もあってここはミニ博物館となっていました。
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中華門を過ぎると誰もいなくなって、やがて西にある超高層ツインビルが見えてきます。
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さらに進み西南門あたりまで来ると草が生えてたりとやや荒れてきます。この後北上することになり集慶門が最後の出口となるのですが城壁自体はさらに北上し三山門(西水関)近くまであって途切れます。
この日は集慶門の青い放置自転車を借りて西線を探るべく漢中門まで行きました。 -
④西線の探索
青い自転車に乗って漢中門へと。西線は無料の公園となっている区間で、観光施設でもないことから極端に情報が少なくなってしまっております。現存している城壁も分断されているようで、百度地図を頼りに城壁の表示があるところを探索してきました。 -
漢中門は南京中心街である新街口から地下鉄で2駅、高層ビルが立ち並ぶ繁華街なんですがその街なかに大きい公園として甕門があります。この門は上に登れなかったです。もちろん城壁は繋がっておりません。
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漢中門からは遊歩道となっている秦淮河沿いに清涼門を目指すと南京城壁はありました。このあたりの城壁の内側は住宅地になっているようで城壁上には登れないようになっていました。城壁外側は延々と秦淮河に沿った公園になっておりまして、城壁自体も今までの煉瓦を積んだ城壁から自然の赤っぽい岩盤地形を利用した城壁となっていました。
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ここの城壁には南無阿弥陀仏というプレートが埋め込まれていました。こういう宗教的なモニュメントは今までは無かったです。
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城壁外側の公園から見た石頭城部分の城壁。ここは三国志の呉の孫権が築城した部分で、自然の山の地形を利用しております。中央左の岩の盛り上がりが鬼の顔に見えるとのことで鬼顔城と呼ばれていたそうです。
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清涼門(人が通れるだけの門でした。)を通り城壁の上に出てみます。
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自然の岩盤を崩して城壁にしているのが分かります。城壁はここからちょっと先で途切れていました。この先の北側は相当距離において城壁は破壊されてなくなっているようで、あまり情報もなくてどうしようか感が漂っておりました。
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このあたりは城壁内側も大きい公園になっていまして、その名も国防公園。ミサイルや戦車などなど昔の兵器が無造作に展示されていました。外国人はあまりここでうろうろしているとちょっとマズいかもでした。
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次に向かったのは地下鉄5号線の下関駅。この近くに宣江門がありこの門には登れそうだったので行ってみました。門の内側に登城口の階段がありました。
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城壁上には登れましたが宣江門へは門扉が閉じられており、遺産保護のために門上には行けないようになっているようでした。
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宣江門から城壁の上を北に向かうと中国風の塔が見えてきました。全く予期せぬ風景が広がります。
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城壁上の儀鳳門に到着しました。立派な楼閣がありますが中には入れませんでした。この門の先に鉄門扉があり施錠されておりました。何らかの理由で閉鎖されているのでしょうが理由が分からないので、この門の手前の階段を下りてゆくことにします。
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儀鳳門下の道路では地下鉄工事中でした。中国の地下鉄工事はシールド方式ではなくて開削してゆく方式なのか、工事現場が延々と続いております。
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儀鳳門下の天妃宮から山上の塔を見上げます。この塔ですが閲江楼という立派な建物(コンクリート造の再建建物とのことです。)で観光施設にもなっていました。儀鳳門下から閲江楼に登ってゆく階段があり途中で料金所がありました。聞いてみると40元と言ってました。
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どうも城壁はこの閲江楼の有料ゾーンに続いているようで、儀鳳門で入れなくしてあった訳です。儀鳳門に着いた時点で5時近くになっていたのでこの閲江楼ゾーンの城壁は未踏査となってしまいました。
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儀鳳門近くに地下鉄の駅は無さそうだったので再び宣江門に戻って、今度は宣江門の南側方面を探索してみます。確かに城壁はあるのですが内側は住宅街のようになっていたので城壁には登れないのかも、でした。
然しながら、定准門~華厳崗門~宣江門は城壁の上を歩けるはずなのでこの部分も未踏査に終わってしまいました。
やはり無料区間は公園として整備されているものの観光施設としての情報がないために難易度が高く未踏査になってしまう部分が出てきてしまい、一応今回の南京城壁踏査は終了となりました。
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